「いぬうち」について


●コンテンツ

[ 「いぬうち」とは ]
[ いぬうちワード ]

[ ごはん ] [ ボールあそび(ラリー) ] [ おていれ(グルーミング) ] [ おさんぽ ]



●「いぬうち」とは

かつてアーケード用に開発された「犬を育てるゲーム」であるdogstationのPC版。ダウンロード等はオフィシャルサイトである
こちらからできる。タイピングを通して犬を育てるというゲーム内容はよく似ているが、このPC版の特色はタイピング系種目の完成度が上がり、タイパーorタイピストの使用に耐える作りになっていることである。

なお、以下の情報はすべて「体験版」に基づくものである。また、「犬を育てるゲーム」という側面は完全に無視して、「タイピングゲーム」として紹介している。「製品版」(1,000円)では育てる犬の選択肢が増えたり、犬と戯れることができたり、交配して新種を作り出せたりするらしいが、タイピングゲームとしてのメリットは全くない。例えば新種目や英語版を打てるようになったり、ネット対戦ができるようになったりというメリットがあれば即買いだが、犬の育成に興味のある人以外は様子見で良いと思う。

なお、初版ではかな入力時に「ィ」が打てないというバグがあったが、既に修正版がリリースされている。一方、まだ残っている短所として、犬選択時や種目選択時にキーボードだけで操作できずマウスを使用しなくてはならないというのがある。修正を期待したい。

また、通常は第30週で育成が自動的に終了してしまうが、エンディング開始前にEscを押せばゲームを続行できる。第68週(1年目第8週)でカンストするが、プレイはそのまま続行可能だ。従って、Escは積極的に叩いても構わない。本来このゲームの趣旨は「30週間でどれだけ育成できたか」を競うことなのだろうし、製品版のメリットは「交配を駆使した強力な犬の育成」ということなのだろうが。

※2006.3.31にリリースされた修正版ではこの不具合が修正されている。第31週以降も育てるにはキーコードの入力が必要になる。

飼い主の名前と犬の名前を最初に決定するあたりはアーケード版dogstationと全く同じだ。筆者はかな入力用に「くみょんさんちのヨンノ」、ローマ字入力用に「ちゃんぐむさんちのチャンイ」を登録した。


●いぬうちワード

犬に関連したワードが大部分を占める。通常ワード816個、ミス誘発ワード229個。犬の品種(レトリーバー、スパニエル、ガードドッグ、シュナウザー、マスチフ等)は概して打ちづらいが、これに慣れれば格段に有利になる。なお、全ワードはインストールフォルダ内に格納されている。

ファイル名ワード内容
[インストールフォルダ]\data\data\words-0.bin通常ワード(散歩、ラリー用)
[インストールフォルダ]\data\data\words-1.binミス誘発ワード(グルーミング用)
[インストールフォルダ]\data\data\words-2.bin食べ物ワード(ゲーム内では未使用)
[インストールフォルダ]\data\data\words-3.bin英単語(ゲーム内では未使用)

words-2は新種目用、words-3は英語版用か。今後製品版に搭載される予定はあるのだろうか。とりあえず通常ワードから長いワードを抜き出してみたところ、次のようになった。いずれも、見たことのないワードだ。散歩にしてもラリーにしても、この長さのワードを出すのは事実上不可能だろう。

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けーじなどをじぶんのばしょとにんしきさせるくれーととれーにんぐ
じんだいなせいしんてきだめーじをうけるぺっとろすしょうこうぐん
ねずみやあなぐまのしゅりょうけんとしてつかわれていたてりあしゅ
ひとのしじでさーきっとにおかれたしょうがいをこえていくきょうぎ

かんきょうのへんかやすとれすによってたいちょうをくずすこともある
しゅじんとながくはなれるとたいちょうをくずしたりするぶんりふあん
そのけんしゅのすたんだーどにそっているかどうかがしんさのきじゅん
にんげんのためにはたらくいぬをそうしょうしわーきんぐどっぐという

かぞくのなかでじぶんがりーだーだとおもってしまいこうげきてきになる
かていけんとしてかわれるいぬをそうしょうしこんぱにおんどっぐという
けをよりかたくてよいじょうたいにするためにひきぬいてちょうせいする
なみだがおおくでることによってめのまわりのけがへんしょくしてしまう
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ついでに、各種目のコメントも同じフォルダ内に格納されている。こちらは自力でプレイして出す楽しみを残しておくため、見ない方が良いだろう(笑


●ごはん

ランダム練習。「全段」以外は40文字で終了し、スコアも伸びないので、ここでは「全段」のみを攻略対象とする。「全段」では1分間に打った文字数と正確性次第でスコアが決まる。また、事前にスペースキーで「ガイドなし」に設定しておくとスコアが伸びるため、ここではその状態でプレイすることを前提とする。

【仕様】

出題範囲がホームポジション内のみである点がやや物足りない。


●ボールあそび(ラリー)

ラリー回数を競う。感覚的にはTODの不純物除去と背水の陣を足して2で割ったような種目。慣れればかな入力が圧倒的に有利

【仕様】

Level回数文字数キリ番
11〜52-
26〜102〜3-
311〜153〜411
416〜204〜5-
521〜405〜621,31
641〜607〜841,51
761〜708〜961
871〜909〜1071,81
991〜10010〜1191
8101〜1109〜10101
10111〜13011〜12111,121
11131〜16012〜13131,141,151
12161〜17013〜14161
13171〜14〜15171

※Levelはゲーム内で明示されるわけではなく、内部設定値。

キリ番(10の倍数+1回目)の時にはワードが短くなることがある。また、101〜110回目にはなぜかレベルが下がる。

この表とは別に、ギリギリのタイミングで打ち切った場合は次の回で「ピンチモード」に突入することがある。余裕を持って打ち切れば元に戻るが、82回目からは強制的にこのモードに移行し、元に戻ることはない。もっとも、BGMが変化し文字が多少見づらくなるだけで、入力可能時間は変わらないので恐れる必要は全くない。

このピンチモードへの移行タイミングには、正確性も関係している。10文字連続で正確に打つと、音符が登場する。この音符はだんだん大きくなっていき、約70文字続けて正確に打つと、今度はハートマークが登場する。この状態でラリーを続けていくとピンチモードへの移行を引き延ばせることがある。筆者は最高で100回目まで引き延ばした。


●おていれ(グルーミング)

正確性種目であり、正確性100%でのクリアが前提となる。この種目も、慣れればかな入力が圧倒的に有利。この種目では専用のワード(ミス誘発ワード)のみで構成されているが、かな入力では1文字1対応なので見やすいし打ちやすい。また、ワード数が限られているので最適化していけばどんどんスコアが伸びていく。攻めまくれば30秒を切ることも可能だ。

【仕様】

ROUND内容妥協タイム目標タイム
ROUND16〜7文字×46.50秒6.00秒
ROUND28〜9文字×415.00秒14.00秒
ROUND313〜14文字×323.00秒22.50秒
ROUND418〜19文字×230.00秒30.00秒


●おさんぽ

長文練習。最高レベルは20らしい。この種目はローマ字入力が有利。かな入力では初速遅れや硬直に対する判定が厳しすぎる。

初速が遅れたり打鍵途中でミスや硬直を連打したりして速度が落ちると、犬が「寄り道」をする。こうなると距離を稼げなくなるため、まずは犬を止めずに90秒間打ち続けることを目指したい。


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