第18回皇居Funランの20kmの部に参戦してきた。
2015.9.26(Sat)●結果
距離 | ラップ | 合計時間 |
---|---|---|
5km | 27:55 | 27:55 |
10km | 28:29 | 56:24 |
15km | 28:25 | 1:24:49 |
20km | 27:32 | 1:52:21 |
※上記サイトの公式タイムから抜粋。(9/30追記)
また、マラソン大会自体への参戦が約20年ぶりであり、いわゆる市民マラソンの大会に参加するのは今回が初である。よって、例えば給水はどうやるのかとか、コースの誘導はどうなされているのかとか、走る前の準備や走った後のシャワーはどうするのかとか、もろもろの不安要素を解消しておきたかった。初フルマラソンが海外という時点でいろいろと不安要素があるため、基本的なことは国内で事前に解消しておくべきと考えた。
今回は本番3日前の23日が祝日(秋分の日・水曜日)だったため、5.5km走っておいた。しかもインターバル走も少し含めて、やや負荷をかけた。だが、これにより、右足ハムストリングスに痛みが発生した。翌24日には安静にしていても違和感があり、歩行速度が低下するほどの症状だった。激しい運動を避け、安静に努めて回復させた。また、19日から継続していた喉の痛みと、それに付随する風邪の症状(具体的には鼻水)にも悩まされていた。前日にそこそこ睡眠時間を確保したものの、万全とは程遠い体調で当日を迎えた。
会場に到着後速攻で受付を済ませる。時間があったため、参加者向けに開催されていたランニング教室に参加してみる。腕の振り方、背筋の伸ばし方、股関節のウォーミングアップ方法など、実践的な知識を実際に運動しながら学ぶというものだ。キャッチコピーである「楽に走る」を20kmという距離で実践できたのは、まさにこの教室のおかげだった。
2km手前、竹橋駅付近に給水ポイントがあり、水とスポーツドリンクが用意されている。20kmの部では5kmの周回コースを4周するため、この給水ポイントは4回通過する。走り始めから喉の渇きを自覚していたこともあり、4回とも立ち止まってスポーツドリンクを飲み干しておいた。天候が曇りで、気温も20度前後と低めだったことが幸いした。もっと暑ければ、スタート前に給水しておく必要があるだろう。
皇居周回コースで爽快なのは、後半(桜田門から反時計回りで3km過ぎ)の下りだ。ここでは、飛ばしたい気持ちと身体を必死に抑え、ペースメーカーと定めた人にひっついていく。今回は20km走るのだから、5kmも走らないうちに飛ばすと絶対に後でへばるという確信があったためだ。
1周終了時点(5km)で約28分。普段のトレーニング(5.5kmを26分台)と比較するとかなり遅い。だが、まだ15kmも残っているのだから、これで良い。実際、呼吸も楽だし、足の調子も良い。不安だった右足ハムストリングスも痛くない。このペースなら余裕を持って完走できそうな気がした。
2周終了時点(10km)で約56分。ペースメーカーを変えた割に、上がっていない。少しは疲労も出てきたのだろう。また、基本的に無理に飛ばすということをしていないためでもあるだろう。一方、10km走ったのは約20年ぶりなのに、さほど苦しさを感じない。良い傾向だ。
13km過ぎ、右足人差し指に違和感が発生した。これは普段のトレーニングでも8.25km走った時に感じていることで、そのまま走り続けるとマメの発生につながると予測された。そこで、今回は絆創膏を持参し、痛み始めたら応急処置をする予定だった。結局、痛みを感じる前に完走できたので今回は出番無しだった。だが、距離が伸びていくとこの絆創膏が役立つ時も出てくるだろう。
3周終了時点(15km)で約1時間25分。ペースメーカーを変えた割に、なぜか下がっている。計測ミスも考えられるが、基本的には疲労によるペースダウンと考えて良いだろう。
17km手前で最後の給水を済ませる。ここからしばらくの間は登りが続き、苦しい場面だ。給水直後に何人か抜いたところ、すぐに息が上がる。よってペースを抑えて、終盤の下り坂に備える。また、この辺から両太ももやふくらはぎの筋肉がはっきりと悲鳴を上げ始めた。これが、レース終盤になって足が上がらなくなってくるという現象か。ま、残り3kmなので、何とかなるだろう。
18km通過。いよいよダウンヒルランの始まりだ。呼吸の苦しさは無くなったため、ややペースを上げ、前方にいる人たちを快調に抜き去っていく。足は上がらなくなってきているが、無理せず自然にできる範囲でペースアップする。そして終盤のごぼう抜きの楽しさを存分に味わいながらゴール地点の桜田門へ。
スタッフの方々の「ナイスラン!」という掛け声に気分を高揚させつつ、柄にもなく両手を上げてゴール。タイムは手元の時計で1時間52分だった。完走という目的を果たし、タイムも何とか2時間を切った。やはり4周目でややペースを上げたことが分かる。1km5分ペースにすら届かないため、大したことはないが。なお、ゴール時点では少しだけ余力を残していた。20km走が目的なら、もう少し手前からペースを上げるべきだったかもしれないし、終盤のペースをさらに上げる手もあった。だが、目的はあくまでもフルマラソン完走なのだから、20kmを余裕を持って走りきる必要がある。
整理運動を兼ねてしばらく歩き回り、ストレッチを少しだけやってから帰宅の途についた。会場から有楽町駅までの約1.1kmと、自宅最寄駅から自宅までの約2.2kmが無茶苦茶キツかった。太ももとふくらはぎの筋肉痛が半端無い。
そういえば、ラフィネ日比谷店でシャワーの予定だったが、ちょうど昼間の混雑時間帯にぶつかったためか行列ができていた。見た瞬間に嫌気が差したため、シャワーは省略して帰宅した。速乾性の登山用シャツと登山用下着を装備していたため、不快感は全く無し。やはり暑い季節のランニングには速乾性のウェアが欠かせない。
次に装備について。ランニングシューズと速乾性短パンは最低限試すべきだと思った。今回は20年以上前に購入した運動靴(用途不明。ランニング用ではないらしい)と、速乾性でない短パンを装備して完走した。これらの装備を変更することで、快適さが違ってくるはずだ。なお、速乾性の登山用Tシャツと下着は期待通りの効果を発揮したため、今後も継続して使おうと思う。また、眼鏡ストッパーも期待通りの効果を発揮した。一方で、サングラスの必要性を少し感じた。曇天でも空がまぶしく感じたのだから、晴天の場合はなおさらだろう。これについては雪山用の「眼鏡の上に装着するサングラス」を試してみたい。もちろん、落下防止対策が必要だ。
最後に、今後のレース挑戦について。できれば1カ月以内に、30km走ってみたい。あるいは、20kmを複数走ってみたい。10km未満の練習だけでフルマラソンに挑むのは無謀であることがよく分かったため、本番前に20km以上走る機会を可能な限り多く設定し、自分を追い込んでいきたい。