ミルドラース（パターン３）、レベル１×６人で撃破

2001.4.24

【攻略のポイント】

●レベル１では奇跡の剣を使えない。

というのは、レベル１かつ奇跡の剣を装備できるキャラがスライムナイトだけだからです。スライムナイトには吹雪・メラ系への耐性がないため、装備を調え命の木の実を集中投与しても第１ターンの輝く息又はメラゾーマを同時に防ぐことができません。従って、『改訂第４版』で攻撃に回復に大活躍した『奇跡の剣バイキルト攻撃』が使えません。そこで、受けるダメージを最小限に抑え、奇跡の剣による回復を必要としない戦術を確立しています。

●レベル１ではスクルトが使えない。

打撃に対する防御手段がありません。妖精の剣では当該キャラ以外を防げないため、間に合わないのです。しかし、ミルドラースの打撃を【防具＋守りの種＋命の木の実】でギリギリ防ぐ一方、悪魔神官やキラーマシンの打撃をメガンテで完全に封じ込めて対処します。

●レベル１では第１ターンの輝く息又はメラゾーマを防ぐのが難しい。

メラゾーマを天空の盾で、輝く息をイエッタの耐性でしのぎます。なお、事前に天空の盾を使用しておくと、第１ターンには輝く息しか来ません。

●レベル１ではMP不足でメガンテを使えない。

ニトロに不思議な木の実を２個与え、最大MPを10まで増やします（１個では不足）。これにより、クックルに与える不思議な木の実が１個になるため最大MPが10となり、ルカナンが２回しか使えなくなりますが、変身後との戦闘が始まってから祈りの指輪で回復すれば問題ありません。

●レベル１では賢さが不足する。

ニトロは賢さ10、イエッタは８、コドランに至っては５しかありません。このうち、イエッタは知力の兜を装備できますし、コドランは賢さが５のままでも打撃もしくは火の息という行動を取るので特に問題ありません。ニトロに関しては賢さが20以上必要なので、賢さの種を４〜５個投与します。

【変身前のポイント】

メガンテについては１月28日にミルドラース戦で試した瞬間に有効な戦術であると確信しました。放置しておくと打撃が意外と怖い悪魔神官やキラーマシンを、出現直後に確実に消し去るのがポイントです。この時点ではレベル５の男の子を主力にして倒すつもりだったのですが、４月18日に東京大学ゲーム研究会の部会に顔を出した時にnmaさんから「レベル１キャラのみで倒せる」というヒントを頂き、その日のうちにイエッタの使用を立案しました。

【変身後・弱のポイント】

これにより、レベル５男の子やレベル８アーサーを使用していた従来の無駄を切り詰め、レベル１キャラのみを用いた美しい攻略が可能となっています。コドランの使用については１月29日、メラゾーマに耐えられるキャラを探していた時に思いつきました。レベル１キャラのみでの攻略については、４月８日の思考実験で概要が固まりました。

＜準備＞

【ステータス】

※６人平均レベル１、平均HP53.8。
※変身前はコドランを除く５名（平均レベル１、平均HP54.2）で攻略。
※変身後は ニトロ を除く５名（平均レベル１、平均HP56.1）で攻略。

【種や木の実の使用】

※力の種は、イエッタに使用すれば変身前が、ピエールに使用すれば変身後が、多少楽になる。
※賢さの種については、最終セーブデータまでは使わず、ミルドラース戦に出発する時に５個まとめて使えば、
　クリア後に持ち越すことができる。ここで賢さが10以上上がる確率は49/81（約60.5％）。
※守りの種と命の木の実も同様。守りの種は常に４上がるので問題ない。命の木の実は、ピエールに１個、
　イエッタに２個使うことで、少なくともピエールのHP44、イエッタのHP56を確保できるため、やはり問題ない。
※不思議な木の実は、クリア後の使用対象が変わらないので現状のままで良い。

【装備】

【装備の解説】

イエッタの鎧はダークローブでも構いませんが、既に売却済みだったので水の羽衣で代用しています。クックルについては装備を調えたり命の木の実を投与したりしても防御していない時にミルドラースの打撃が当たると一撃で死ぬので、あえて装備なしで挑んでいます。ピピンについては、刃の鎧を装備させてはね返しを狙う手もありますが、やはり既に売却済みだったので妥協しました。また、炎の盾を装備させた方が良いが、Ｇ稼ぎが面倒なのでこれまた妥協しました。

【持ち物】

＜ミルドラース（変身前）＞

▼敵から受けるダメージ

※第１ターンは、耐性や防具がなくても防御すれば輝く息70以下、メラゾーマ64以下なので、
　HP71以上のキャラなら確実にしのげる。耐性や防具で軽減できれば、さらにHPの低いキャラでも可。

▼敵に与えるダメージ（打撃）

▼基本戦術１（最初の３ターン）

※第２ターンにクックルに打撃が当たった場合はリセット。
※ファイト一発の使用対象は、常にイエッタ。

▼基本戦術２−Ａ（第２ターンが打撃だった場合）

※第２ターンにピエールが打撃を受けた場合は、第３ターンにピエールが打撃。（神秘の鎧の自然回復だけで回復可能）
※第２ターンにイエッタが打撃を受けた場合は、第３ターンにピエールが賢者の石。
※第２ターンにピエール（素早さ20）をミルドラース（素早さ80）が後攻することが稀にある。
　後攻されてニトロに打撃が当たったらリセット。
※ピエールの世界樹の葉が尽きたらピピンと交代する。

▼基本戦術２−Ｂ（第２ターンが波動だった場合）

【攻略法】

最初の３ターンは、相手の守備力を下げる前に攻撃しても自然回復を上回れず無駄なので、回復と攻撃準備に専念します。第１ターンには、ピピンだけを外に出して防御させてしのぎます。第２ターンにはクックルのルカナンで守備力を下げるのですが、打撃がクックルに当たると即死してしまうのが問題です。クックルを最後尾に下げれば、打撃がクックルに当たる確率は約１割になりますが、もし当たったらリセットするしかありません。また、第２ターンにピエール又はイエッタに打撃が当たった場合の対策として、賢者の石を使っておきます。さらに、第３ターンにクックルがルカナンを唱えるためファイト一発を使用できないことを考えて、イエッタ自身がファイト一発を使っておきます。第３ターンには、イエッタがメラゾーマ対策として天空の盾を使用し、クックルが２回目のルカナンを発動して守備力を０まで下げます。ミルドラースが召喚する雑魚に関しては、出現直後にニトロのメガンテで葬り去ります。

第４ターン以降、こちらが受けるダメージは第２ターンの打撃のみになります。そこで、いよいよ攻撃に転じます。基本的にイエッタは毎ターン攻撃し、他のキャラはサポートに徹します。もちろん、回復の必要がなければ（回復の必要があるのは第２ターンに打撃が来てイエッタに当たった場合のみ）ピエールも打撃を行います。注意点として、第２ターンにはピエールに打撃が当たった方が好都合なので最前列に、当たると即死してしまうニトロは最後尾に配置します。

自然回復分を考慮しつつ累積ダメージを計算しておき、もう少しで倒せるという段階になったら変身後との戦闘に備えてピエールとピピンのHPを回復します。ピエールは36以上、ピピンは73以上必要です。こちらにダメージが来ない第３ターンに行うと良いです。

以上の方法で、第２ターンにクックルやニトロに打撃が当たらなければ勝率は９割以上です。第２ターンがすべて波動だった場合はバイキルト攻撃ができず、ダメージが不足する可能性もありますが、そうなる可能性はごく低いです。

▼実戦データ

※累計値は、自然回復50を考慮した値。
※第11ターンは、イエッタがミルドラースを先攻したため、バイキルト状態で攻撃ができている。
（通常はミルドラースの方が素早いため、第８ターンのようにバイキルトを解除されてしまう）

＜ミルドラース（変身後・弱）＞

▼敵から受けるダメージ

▼敵に与えるダメージ

▼基本戦術１（最初の６ターン）

※コドランは賢さが５のため、打撃と火の息を半々の確率で使用する。
※ピピンが刃の鎧を装備していれば、はね返し（確率1/2）により、６ターンにつき72×1/4×1/2＝９ダメージの増加となる。

▼基本戦術２（次の６ターン）

※波動のターンで万一ミルドラースに後攻され、天空の盾の効果を打ち消された場合は、
　メラゾーマとイオナズンのターンにイエッタを馬車に入れる。

▼基本戦術３（その後）

※祝福の杖の使用対象はピピン。

【攻略法】

まず、瞑想や波動のターンを狙ってミルドラースの守備力を０にします。とはいえ相手にはマホカンタがかかっているので、天空の剣で解除してからルカナンをかけなくてはなりません。また、クックルは変身前との戦闘でMPを消耗しているので、まず祈りの指輪で回復します。

守備力を下げた後は『基本戦術３』のようにします。こうすれば１人も死ぬことなく、MPを消費せずに持ちこたえられます。ミルドラースは瞑想１回につきHPを500回復するのですが、以上のようにすれば次のように１ローテーションにつき平均720弱（刃の鎧装備時は＋９）のダメージを与えられるので、必ず倒せます。

▼与えるダメージの期待値

全員が大ダメージを受ける灼熱炎やイオナズンに対しては、耐性のあるピエールやマホカンタ効果が既にかかっているイエッタだけを馬車の外に出せば大幅に軽減できます。痛恨の一撃も防御すればダメージ72で済むので、ピピンだけを外に出して防御させればしのげます。メラゾーマは耐性のあるコドランと、マホカンタ効果がかかっているイエッタを外に出してしのぎます。

そして、ミルドラースが瞑想や波動を使う（つまりこちらにダメージが来ない）時に回復しながら総攻撃をかけます。こうして、ケアレスミスが重ならない限りは全くの楽勝が約束されるのです。

▼実戦データ

※灼熱炎と痛恨のターンには全くダメージを与えていないので、ここでは省略しています。

【感想】

ミルドラース戦は久々だったこともあり、冒頭で何度かケアレスミスをしてしまいました。
　・ルカナンが１回しかかかっていない状態で攻撃を開始
　・第21ターンに何を血迷ったかピピンを防御させてしまった（→即死）

このため、瞑想を上回り始めるのが遅れていますが、その後はローテーションに合わせた攻撃を繰り返すことにより、全く消耗することなく安定してダメージを蓄積させています。

しかし、コドランが火の息を吐いたり、瞑想のターンにピピンだけしか攻撃できなかったりとまだまだ無駄があります。そのため、戦闘が終了した瞬間から改善案が次々と浮かんできました。

トップページに戻る
ＤＱページに戻る
極限攻略著作集に戻る
目次に戻る