2003.2.17
『7人平均レベル2.14で撃破』からさらに進化し、ちゅんのレベルを5から1に下げた戦術です。これによりちゅんは瞑想や灼熱炎のターンに外に出せなくなるため、ダメージ効率が低下します。それを補うため、次のターンにちゅんを積極的に攻撃に参加させるのがポイントです。
とはいえ、今回の戦術は常に死と隣り合わせであり、事前のダメージ計算も極めて煩雑になります。そこで、事前にパターンを考えず、ターンごとに最適と思われる戦術を考えるという方針で挑みました。
名前 | Lv | HP | MP | 攻撃 | 守備 | 素早 | 賢さ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ピエール | 1 | 76 | 6 | 167 | 258 | 20 | 20 |
クックル | 1 | 43 | 10 | 124 | 97 | 27 | 21 |
ニトロ | 1 | 42 | 10 | 139 | 46 | 36 | 22 |
アーサー | 5 | 64 | 20 | 155 | 150 | 31 | 20 |
ちゅん | 1 | 40 | 6 | 149 | 45 | 20 | 20 |
ピピン | 1 | 80 | 0 | 170 | 209 | 35 | 20 |
フローラ | 1 | 72 | 35 | 91 | 31 | 28 | 35 |
※ピエールに守りの種をさらに1個使用し、打撃ダメージをわずかに減少させている。
※ちゅんのレベル低下に伴い、アーサーに素早さの種を使う必要がなくなった。
※7人平均レベル1.57、平均HP59.6
名前 | 装備 |
---|---|
ピエール | 吹雪の剣 神秘の鎧 オーガシールド メタルキングヘルム |
クックル | 氷の刃 水の羽衣 |
ニトロ | 悪魔の爪 星降る腕輪 |
アーサー | 吹雪の剣 ドラゴンメイル 水鏡の盾 |
ちゅん | 吹雪の剣 |
ピピン | メタルキングの剣 メタルキング鎧 炎の盾 グレートヘルム |
フローラ | 復活の杖 水のリング |
※ピエールは、変身後になったら吹雪の剣に持ち替える。
名前 | 持ち物 |
---|---|
ピエール | 奇跡の剣 メタルキングの剣 賢者の石 天空の盾 妖精の剣 世界樹の葉×3 |
クックル | 時の砂 祈りの指輪 世界樹の葉×8 |
ニトロ | ファイト一発×10 |
アーサー | 戦いのドラム 祝福の杖 復活の玉 世界樹の葉×6 |
ちゅん | 世界樹の葉×11 |
ピピン | メガンテの腕輪×8 |
フローラ | メガンテの腕輪×8 |
灼熱炎をしのぐため、アーサーにはドラゴンメイルと水鏡の盾を装備させます。ちゅんについては装備を調えても灼熱炎に耐えられないため、あえて防具なしで臨み、その分だけ世界樹の葉を持たせています。これにより約4万Gが浮き、金策が大幅に楽になります。ピエールについては変身前への対策のため、神秘の鎧とオーガシールドを装備させます。フローラにはメラゾーマ対策として、水のリングを装備させます。ピピンには打撃対策として、守備力の高い防具を装備させます。また、主力となるスライムナイト3人には吹雪の剣を装備させてミルドラースの弱点を突き、1.5倍のダメージを与えます。クックルが氷の刃を装備しているのもそのためです。
持ち物に関しては、クックルに天空の剣を持たせる必要がないことに気付き、代わりに時の砂を持たせています。するとピエールには世界樹の葉を3枚持たせることができます。
攻撃 | キャラ | ダメージ | 防御手段 |
---|---|---|---|
打撃 | ピピン | 57〜73 | 防御+ルカナン |
ピピン | 45〜59 | 防御 | |
ピエール | 54〜69 | 妖精の剣+ルカナン | |
ピエール | 25〜32 | 妖精の剣 | |
メラゾーマ | ピエール | 0 | 天空の盾 |
フローラ | 41〜59 | 水のリング+防御 | |
灼熱炎 | ピエール | 65〜75 | 耐性+オーガシールド |
アーサー | 50〜60 | 耐性+水鏡の盾+ドラゴンメイル |
攻撃 | キャラ | ダメージ | バイキルト後 |
---|---|---|---|
打撃 | ピエール | 107〜137 | 218〜279 |
アーサー | 100〜127 | 201〜258 | |
ちゅん | 95〜122 | 194〜250 | |
クックル | 80〜103 | ||
ニトロ | 60〜 77 | ||
ピピン | 74〜 95 | ||
メラゾーマ反射 | ピエール | 92〜128 |
敵の次行動 | ピエール | アーサー | ちゅん | ピピン | フローラ |
---|---|---|---|---|---|
瞑想 | 賢者の石 | 戦いのドラム | 打撃 | 馬車 | 馬車 |
灼熱炎 | 同 | 上 | ※ | ||
波動 | 馬車 | 馬車 | 馬車 | 馬車 | 防御 |
メラゾーマ | 天空の盾 | 馬車 | 打撃 | 馬車 | 防御 |
ルカナン | 妖精の剣 | 祝福の杖 | 打撃 | 馬車 | 馬車 |
打撃 | 妖精の剣 | (祝福の杖) | 打撃 | 防御 | 馬車 |
※瞑想のターンが1回行動だった場合に限り、スライムナイト3人でバイキルト攻撃を連打。
まずルカナンを天空の盾ではね返し、守備力を0にするところまでは従来と同様です。守備力を0にしたら、直後のルカナン又は打撃のターンで準備を調え、瞑想の直後から本格的な攻撃を開始します。行動回数は1〜2回でランダムなので、常に最悪の場合を想定して対策を立てます。具体的には上の表のようにします。
今回は瞑想や灼熱炎のターンにちゅんを出せないため、総合的な攻撃力が低下します。そこで、灼熱炎が来ないターンにアーサーやちゅんを出して攻撃させるという超攻撃重視の戦術を一部で採用しています。メラゾーマも打撃も先頭のキャラに当たることが多いという性質を利用した戦術の原案が、ここにあります。もっとも、アーサーとちゅんのどちらを出すかについては毎ターン迷っていたりします。アーサーの方が攻撃力が高いのですが、戦いのドラムや祝福の杖を使わなくてはならないため、そう簡単に死ぬわけにはいかないというジレンマがあるのです。
ちゅんを馬車に入れておくということ以外は『7人平均レベル2.14で撃破(改良版)』と同様です。
ピエールにマホカンタ効果がかかっている場合は、ピエールを先頭に配置して攻撃です。このターンにメラゾーマが来てもピエールには当たりません。むしろこの時は、メラゾーマが2番目か3番目のキャラに当たるという点が問題です。そこで、2番目にはフローラを配置して防御させます。3番目にはちゅんを出して打撃です。ここでアーサーを出さないのは、メラゾーマが当たって死んだ場合に次のターンに戦いのドラムを使えなくなるからです。また、死者がいればアーサーかちゅんを出して世界樹の葉を使います。メラゾーマが来るとまた死者が出ますが、それを恐れて馬車に引っ込んでいては攻撃のタイミングがなくなってしまいます。ここは、ミルドラースが1回行動であることを期待するのです。
ピエールにマホカンタ効果がかかっていない場合は、ピエールの防御手段がありませんが、やはりミルドラースが1回行動であることを期待します。すなわち、ちゅん・アーサー・ピエールの順に並べて、戦いのドラムを使いつつバイキルト攻撃を叩き込むのです。メラゾーマは単体攻撃なので、死者は1人で済みます。死者がいる場合は、攻撃力の高いキャラが攻撃し、もう1人が世界樹の葉を使います。
ピエールを先頭に配置して天空の盾を使います。メラゾーマは約5割の確率で先頭のキャラに当たるので、反射してダメージを与えることができます。2番目にはフローラを出して防御させます。そして3番目にはちゅんを出して攻撃させます。ちゅんにメラゾーマが当たると即死なのですが、確率は2割程度です。ピエールが天空の盾を使うことで、このターンが1回行動だった場合、次のターンにピエールがルカナンを食らうリスクを回避できるのもポイントです。
直前のターンが【波動+メラゾーマ】だった場合、ピエールを最前列に出して妖精の剣を使います。但し、HPが69以下の時は3番目にアーサーを配置して祝福の杖を使います。このターンにミルドラースが2回行動し、打撃が来て最後尾のキャラに当たる確率は約1割。当たれば一撃で死にますが、復活の玉を持たせておいて1回だけはしのげるようにします。問題は2番目のキャラですが、ちゅんが生きている場合は出して攻撃させます。ここで、後列から攻撃するキャラをクックルではなくて、より攻撃力の高いちゅんにしているのがポイントです。こうすると1/4の確率でアーサー又はちゅんが死ぬことになりますが、今回はそのリスクを承知の上で超攻撃重視で臨むのです。
しかし、前のターンのメラゾーマで死者が出ている可能性はかなり高いです。その場合は、まずピエールを生存させることを最重視します。2番目にピピンを出して防御させつつ、3番目にアーサー又はちゅんを出してピエールを回復します。このターンが1回行動であれば、次のターンに世界樹の葉を使います。2回行動であれば、次の波動又はメラゾーマのターンまで待つしかありませんが、ピエールが死んで灼熱炎に耐えられるキャラがいなくなるよりはまだマシです。
一方、直前のターンが【メラゾーマ】だった場合は、やはりピエールを最前列に出して妖精の剣を使います。この場合は天空の盾でルカナンを反射できるため、受けるダメージは最大32となります。ピエールは灼熱炎の直後とメラゾーマのターンに神秘の鎧で計60回復しているため、打撃が来ても確実に耐えられます。従ってピエールを回復する必要はありません。2番目にちゅん、3番目にアーサーを配置して攻撃させます。戦いのドラムを使っていない場合はここで使います。但し、アーサー又はちゅんが既に死んでいる場合は、世界樹の葉で復活させます。
やはりピピンとピエールを出してしのぎます。ピエールは吹雪の剣で攻撃します。ピエールは灼熱炎でダメージを受けた後に神秘の鎧で少なくとも2回回復しているためHPは61以上ありますが、前のターンのルカナンが効いている場合は、妖精の剣を使っても死ぬ可能性が残ります。HPが69以下の場合は奇跡の剣に持ち替えて攻撃します。吹雪の剣では約120、奇跡の剣では約80のダメージを与えます。3番目にはちゅんを出して攻撃させます。前のターンと違ってミルドラースは確実に打撃を放ってくるので、3番目のキャラに当たる確率は約20%に上昇しますが、今回は攻撃重視で挑みます。最悪の場合、この時点でもまだ死者が残っていることも考えられます。遅くともこのターンには復活させる必要があるため、ピエールが世界樹の葉を使います。
ターン | ミルドラース | ピエール | アーサー | ちゅん | クックル | フ/ピ | 呪文反射 | 累計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 瞑想 | 賢者の石 | 0 | |||||
2 | 灼熱炎+波動 | 賢者の石 | ||||||
3 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 96 | 96 | ||||
4 | 打撃+瞑想 | 妖精の剣 | 祝福の杖 | 防御 | 0 | |||
5 | 灼熱炎+波動 | 賢者の石 | 0 | |||||
6 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 107 | 107 | ||||
7 | 打撃+瞑想 | 妖精の剣 | 祝福の杖 | 防御 | 0 | |||
8 | 灼熱炎+波動 | 賢者の石 | 0 | |||||
9 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 124 | 124 | ||||
10 | 打撃+瞑想 | 妖精の剣 | 祝福の杖 | 防御 | 0 | |||
11 | 灼熱炎 | 賢者の石 | ドラム | 0 | ||||
12 | 波動 | 230 | 115 | 防御 | 345 | |||
13 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 112 | 99 | 556 | |||
14 | 打撃 | 妖精の剣 | 115死 | 防御 | 671 | |||
15 | 瞑想 | 賢者の石 | ドラム | 171 | ||||
16 | 灼熱炎 | 266 | 204 | 641 | ||||
17 | 波動+メラゾーマ | 275 | 世界樹玉 | 復活 | 916 | |||
18 | ルカナン+打撃 | 妖精の剣 | 106死 | 防御 | 1022 | |||
19 | 瞑想+灼熱炎 | 249 | ドラム | 771 | ||||
20 | 波動 | 世界樹 | 復活 | 防御 | 771 | |||
21 | メラゾーマ | 天空の盾 | 112 | 防御 | 123 | 1006 | ||
22 | ルカナン+打撃 | 妖精の剣 | 103 | 防御 | 1109 | |||
23 | 瞑想+灼熱炎 | 賢者の石 | ドラム | 609 | ||||
24 | 波動 | 267 | 206 | 1082 | ||||
25 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 121 | 防御 | 101 | 1304 | ||
26 | 打撃 | 妖精の剣 | 122 | 防御 | 1426 | |||
27 | 瞑想 | 賢者の石 | ドラム | 926 | ||||
28 | 灼熱炎 | 246 | 祝福の杖 | 1172 | ||||
29 | 波動 | 234 | 95 | 防御 | 1501 | |||
30 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 106 | 防御 | 110 | 1717 | ||
31 | 打撃+瞑想 | 妖精の剣 | 112 | 防御 | 1329 | |||
32 | 灼熱炎 | 賢者の石 | 121 | 1450 | ||||
33 | 波動 | 128 | 121 | 防御 | 1699 | |||
34 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 118 | 防御 | 110 | 1927 | ||
35 | 打撃 | 妖精の剣 | 97 | 防御 | 2024 |
準備段階では非常に運が良く、わずか10ターンで守備力を0に落としています。
第17ターンは、アーサーがちゅんに世界樹の葉を使用。直後にメラゾーマがアーサーに当たりましたが、復活の玉で復活しています。これにより、第19ターンにはピエールが賢者の石を使う必要がなくなったため、バイキルト攻撃を叩き込んでいます。
第32ターンにアーサーがドラムを使わずに攻撃しているのは、ミルドラースが2回行動だった時に行動が無駄になるからです。
ターン | ミルドラース | ピエール | アーサー | ちゅん | クックル | フ/ピ | 呪文反射 | 累計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
36 | 瞑想 | 賢者の石 | ドラム | 1524 | ||||
37 | 灼熱炎 | 264 | 201 | 1989 | ||||
38 | 波動 | 252 | 116 | 防御 | 2357 | |||
39 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 115 | 防御 | 2472 | |||
40 | 打撃 | 妖精の剣 | 101 | 防御 | 2573 | |||
41 | 瞑想 | 賢者の石 | ドラム | 2073 | ||||
42 | 灼熱炎+波動 | 270 | 236 | 2579 | ||||
43 | メラゾーマ | 天空の盾 | 115 | 防御 | 97 | 2791 | ||
44 | ルカナン+打撃 | 妖精の剣 | 104 | 97 | 2992 | |||
45 | 瞑想+灼熱炎 | 賢者の石 | ドラム | 2492 | ||||
46 | 波動 | 221 | 121 | 防御 | 2834 | |||
47 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 109 | 防御 | 2943 | |||
48 | 打撃+瞑想 | 妖精の剣 | 97 | 防御 | 2540 | |||
49 | 灼熱炎 | 賢者の石 | 116 | 2656 | ||||
50 | 波動 | 109 | 116 | 防御 | 2881 | |||
51 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 98 | 防御 | 96 | 3075 | ||
52 | 打撃+瞑想 | 妖精の剣 | 112 | 防御 | 2687 | |||
53 | 灼熱炎 | 賢者の石 | 101 | 2788 | ||||
54 | 波動 | 134 | 113 | 防御 | 3035 | |||
55 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 113 | 防御 | 116 | 3264 | ||
56 | 打撃 | 妖精の剣 | 107 | 防御 | 3371 | |||
57 | 瞑想 | 賢者の石 | ドラム | 2871 | ||||
58 | 灼熱炎+波動 | 233 | 248 | 3352 | ||||
59 | メラゾーマ | 天空の盾 | 122死 | 防御 | 3474 | |||
60 | ルカナン | 妖精の剣 | 世界樹 | 復活 | 3474 | |||
61 | 打撃 | 125 | 107 | 防御 | 3706 | |||
62 | 瞑想+灼熱炎 | 賢者の石 | ドラム死 | 3206 | ||||
63 | 波動 | 254 | 復活 | 世界樹 | 3460 | |||
64 | メラゾーマ+ルカナン | 天空の盾 | 115死 | 防御 | 3575 | |||
65 | 打撃 | 妖精の剣 | 世界樹 | 復活 | 3575 | |||
66 | 瞑想 | 225 | ドラム | 3300 | ||||
67 | 灼熱炎 | 272 | 257 | 3829 | ||||
68 | 波動 | 267 | 245 | 132会 | 4473 | |||
69 | ─ | ─ | 109 | ─ | 4582 |
何度か死者が出ましたが、アーサーとちゅんの世界樹の葉を交互に使い、しのいでいます。また、第66ターンには、ピエールが賢者の石を使う必要がなくなったため、打撃を叩き込んでいます。最後は第68ターンから特攻を開始して撃破。
この実験により、第3〜6ターンにちゅんが打撃を叩き込むという積極策の目処がついたことは大きかったです。ただ、この戦闘が運に恵まれていたことも確かです。ダメージを与え始めてからは59ターン中36ターンが1回行動であり、2ターン連続で死者が出ることもなく、3番目のキャラにメラゾーマや打撃が当たったのが25回中4回のみ。従って、さらにダメージ効率を追求し、多少運が悪くても勝てるような戦術を再考する必要に迫られました。もっとも、それ以前にアーサーのレベルを5から1に下げたかったので、まずは戦いのドラムを使うタイミングの変更を考えることになります。