ミルドラース(パターン2)、7人平均レベル2.14で撃破(改良版)

2002.11.2


『7人平均レベル2.14で撃破』に改良を加え、攻略レベルの更新には至らなかったもののダメージ効率では一つの極限に達した戦術です。2002年中はこれで満足し、最終戦術として採用する予定でした。




<準備>


【ステータス】

名前LvHPMP攻撃守備素早賢さ
ピエール 1 76 6 167 254 20 20
クックル 1 43 10 124 97 27 21
ニトロ 1 42 10 139 46 36 22
アーサー 5 64 20 155 150 40 20
ちゅん 5 64 20 155 150 31 20
ピピン 1 80 0 170 209 35 20
フローラ 1 72 35 91 31 28 35

※7人平均レベル2.14、平均HP63.0
アーサーに素早さの種を3個使用


【装備】

名前装備
ピエール吹雪の剣 神秘の鎧 オーガシールド メタルキングヘルム
クックル氷の刃 水の羽衣
ニトロ悪魔の爪 星降る腕輪
アーサー吹雪の剣 ドラゴンメイル 水鏡の盾
ちゅん吹雪の剣 ドラゴンメイル 水鏡の盾
ピピンメタルキングの剣 メタルキング鎧 炎の盾 グレートヘルム
フローラ復活の杖 水のリング

※ピエールは、変身後になったら吹雪の剣に持ち替える


【持ち物】

名前持ち物
ピエール奇跡の剣 メタルキングの剣 賢者の石 天空の盾 妖精の剣 時の砂 世界樹の葉×2
クックル天空の剣 祈りの指輪 世界樹の葉×8
ニトロファイト一発×10
アーサー戦いのドラム 祝福の杖 復活の玉 世界樹の葉×6
ちゅん世界樹の葉×9
ピピンメガンテの腕輪×8
フローラメガンテの腕輪×8

※メガンテの腕輪は、エビルマウンテンの雑魚対策。


【装備と持ち物の解説】

灼熱炎をしのぐため、アーサーとちゅんにはドラゴンメイルと水鏡の盾を装備させます。ピエールについては変身前への対策のため、神秘の鎧とオーガシールドを装備させます。フローラにはメラゾーマ対策として、水のリングを装備させます。ピピンには打撃対策として、守備力の高い防具を装備させます。また、主力となるスライムナイト3人には吹雪の剣を装備させてミルドラースの弱点を突き、1.5倍のダメージを与えます。クックルが氷の刃を装備しているのもそのためです。

また、復活の玉をクックルとアーサーのどちらに持たせるかについては、それぞれ実戦を行った結果、祝福の杖を使うアーサーに持たせた方が良いという結論に達しました。



<ミルドラース(変身後・中)>


▼敵から受けるダメージ

攻撃キャラダメージ防御手段
打撃 ピピン 57〜73 防御+ルカナン
ピピン 45〜59 防御
ピエール 54〜69 妖精の剣+ルカナン
ピエール 54〜69 妖精の剣
メラゾーマ ピエール 天空の盾
フローラ 41〜59 水のリング+防御
灼熱炎 ピエール 65〜75 耐性+オーガシールド
アーサー 50〜60 耐性+水鏡の盾+ドラゴンメイル
ちゅん 50〜60 耐性+水鏡の盾+ドラゴンメイル

▼敵に与えるダメージ

攻撃キャラダメージバイキルト後
打撃 ピエール 107〜137 218〜279
アーサー 100〜127 201〜258
ちゅん 100〜127 201〜258
クックル 80〜103  
ニトロ 60〜 77  
ピピン 74〜 95  
メラゾーマ反射 ピエール 92〜128  

▼基本戦術1(守備力を0にする前)

敵の次行動ピエールアーサーピピンフローラ
瞑想 賢者の石 馬車 馬車 馬車
灼熱炎 賢者の石 馬車 馬車 馬車
波動 馬車 馬車 馬車 防御
メラゾーマ 天空の盾 馬車 馬車 馬車
ルカナン 妖精の剣 祝福の杖 馬車 馬車
打撃 妖精の剣 祝福の杖 防御 馬車

▼基本戦術2(守備力を0にした後)

敵の次行動ピエールアーサーちゅんピピンフローラクックル
瞑想 賢者の石 戦いのドラム 打撃 馬車 馬車 馬車
灼熱炎      
波動 馬車 馬車 馬車 馬車 防御 馬車
メラゾーマ 天空の盾 馬車 馬車 馬車 馬車 馬車
ルカナン 妖精の剣 祝福の杖 馬車 馬車 馬車 打撃
打撃 妖精の剣 祝福の杖 馬車 防御 馬車 馬車

※瞑想のターンが1回行動だった場合に限り、スライムナイト3人でバイキルト攻撃を連打。




【攻略法】

まずルカナンを天空の盾ではね返し、守備力を0にします。ここまでは攻撃しても無駄なので、防御と回復に専念します。【ルカナン(+打撃)】【打撃(+瞑想)】のターンに回復役のアーサーが死ぬ可能性がそれぞれ約1割/約2割ありますが、危険はそれだけです。

守備力を0にしたら、直後のルカナン又は打撃のターンで準備を調え、瞑想の直後から本格的な攻撃を開始します。行動回数は1〜2回でランダムなので、常に最悪の場合を想定して対策を立てます。具体的には上の表のようにします。

攻撃面では、瞑想による回復に対抗するためにバイキルト攻撃を集中的に叩き込む必要があります。特に【灼熱炎(+波動)】のターンがチャンスで、このターンだけで700以上ものダメージを与えられることもあります。戦いのドラムは波動の直後に使うのが理想ですが、メラゾーマをしのぐ必要があるので少なくともその後に使うことになります。ピエールは賢者の石で回復役となるため、戦いのドラムはアーサー又はちゅんに持たせます。ここではアーサーに素早さの種を3個使用し、ちゅんがほぼ確実にバイキルト攻撃を叩き込めるようにしています。

回復面では、賢者の石1回で効率良く回復するために、ダメージ対象を分散させます。灼熱炎はスライムナイト3人、メラゾーマはフローラ、打撃はピピンが盾となってしのぐのです。さらに、ピエールは神秘の鎧の自然回復を有効に利用して灼熱炎のダメージを回復し、場合によっては奇跡の剣で攻撃して打撃のダメージをしのぎます。実際にはそれでもピエールのHPを回復しきれないので、アーサーが祝福の杖を使うことで解決します。但し、アーサーが打撃を受けて死ぬ可能性が残ります。1回死んだだけなら復活の玉で蘇生できますが、2回以上死ぬようだと厳しくなります。そのため、ちゅんに世界樹の葉を持たせておき、アーサーに使います。




■攻略法(行動別)


【瞑想(+灼熱炎)】

スライムナイトは炎に耐性があり、防具も強化しているので、このターンに最大HPまで回復しておけば灼熱炎に耐えられます。そこでピエール・アーサー・ちゅんの3人を外に出して攻撃や回復を行います。

灼熱炎の直前に使う賢者の石が、回復の生命線です。素早さ20のピエールはほぼ確実に先攻できるのですが、万一ミルドラースに先攻されたらスライムナイト3人が一気に死亡します。その場合は運が悪かったと思って諦めるしかありません。また、1つ前のローテーションの灼熱炎のダメージとこのターンの賢者の石の回復量によっては、アーサーやちゅんのHPが60以下になり、灼熱炎で死ぬ可能性が出てきます。具体的には、このターンにHPが10以下だと危険が出てきます。しかし、実際問題としてそのようなことは頻繁に起こるため、いちいち祝福の杖やホイミで回復していたらバイキルト攻撃ができず、瞑想を上回れなくなってしまいます。そこで、このターンにHPが5以下だったら回復、6以上だったら攻撃するようにします。

一方、アーサーは戦いのドラムを使い、バイキルト攻撃を連打する準備を調えます。ちゅんは打撃です。アーサーはちゅんよりもほぼ確実に先に行動するため、約230のダメージを与えます。


【灼熱炎(+波動)】

直前のターンが【打撃+瞑想】だった場合は、回復が終わっていないため、ピエールは賢者の石を使います。アーサーは戦いのドラム、ちゅんは打撃です。アーサーはちゅんよりもほぼ確実に先に行動するため、約230のダメージを与えます。なお、アーサーやちゅんのHPが5以下ならば、祝福の杖やホイミで回復します。長期戦ではどうしてもこのような場合が出てきますが、アーサーやちゅんが死んでは元も子もないので、回復を優先せざるを得ません。

直前のターンが【瞑想】だった場合は、全員が完全に回復を終え、かつ戦いのドラムを使った直後という、理想的な状態になっています。スライムナイト3人でバイキルト攻撃を連打すれば、実に約710ものダメージを与えられます。この機会が多く巡ってくることが、この戦闘で勝利を得るための鍵です。


【波動(+メラゾーマ)】

メラゾーマは灼熱炎よりも怖いです。ニトロやクックルは防御しても耐えられませんし、他のメンバーも防御していなければ一撃で死にます。さらに、ピエール・アーサー・ちゅんの3名は灼熱炎でダメージを受けた直後であるため、そしてピピンは次の打撃に耐えなくてはならないため、この時点で馬車の外に出すわけにはいきません。従って、このターンではフローラだけを出して防御させるしかありません。従って、盾を2人配置し、3番目にちゅんを出してバイキルト攻撃、という作戦も、基本的には通用しません。

但し、戦闘が終盤に入り、与えた実質ダメージが3300を超えている場合は、1回行動であることを期待して特攻します。ちゅん・ピエール・アーサーの順に並べてバイキルト攻撃の連打を叩き込みます。全員が先攻できるので、約710のダメージを叩き込むことができます。さらに、次の瞑想までに少なくとも6回の攻撃チャンスがあるため、波動でバイキルトの効果が消えていますがさらに500以上のダメージを与えられます。

なお、ピエールが事前に天空の盾を使用している場合は、フローラと一緒に外に出します。どのような順番に並べても、メラゾーマはフローラにしか当たりません。フローラは防御させておけば安全ですし、ピエールは自由に行動できることになります。当然ここはバイキルト攻撃を叩き込み、約250のダメージを与えます。

但し、マホカンタ状態のピエールのみを外に出すと、メラゾーマを飛ばして【波動(+ルカナン)】という行動になります。この場合もピエールがバイキルト攻撃を叩き込むことができますが、ミルドラースが2回行動だった場合は1ターンロスしてしまいます。また、マホカンタ状態のピエールと死者を同時に出してはいけません。ピエールが先頭にいる場合は【波動(+メラゾーマ)】、死者が先頭にいる場合は【波動(+打撃)】となり、2回行動だった場合は死亡します。

さらに、事前に天空の盾を使っていない場合にこのターンに使うのは厳禁です。この場合は【波動(+メラゾーマ)】になってしまい、2回行動だった場合は死亡します。


【メラゾーマ(+ルカナン)】

この2つの呪文を両方食らうのはリスクが大きすぎます。一応フローラだけ出せばしのげますが、ここではピエールだけ外に出して天空の盾ではね返すのが安全で、しかも約110のダメージを確実に与えられます。また、このターンが1回行動だった場合、次のターンにピエールがルカナンを食らうリスクを回避できるのもポイントです。

なお、馬車の外のキャラを【ピエール+死者(+死者)】と並べるとピエールの先攻率が変化して非常に危険なので、必ずピエールだけを出すようにします。


【ルカナン(+打撃)】

直前のターンが【波動+メラゾーマ】だった場合、ルカナン後の打撃では一撃で死にます。ピエールとピピン以外は防御していても一撃で死ぬ可能性があります。そのため、ピエールを最前列に出してしのぎます。ここで、ピエールが防御するのではなく、次のターンを見越して妖精の剣を使うのがポイントです。ピエールのHPが70以上であれば【ルカナン+打撃】を食らっても耐えることができ、次に灼熱炎が来る前に神秘の鎧+賢者の石で完全に回復できます。実際にはピエールにルカナンが効かないことも多いので、さらに安定します。

しかし、ピエールはこの時点では灼熱炎で受けたダメージを完全に回復していないため、ルカナン後の打撃を受けると一発で死亡します。そこで、3番目にアーサーを配置して祝福の杖を使います。このターンにミルドラースが2回行動し、打撃が来て最後尾のキャラに当たる確率は約1割。当たれば一撃で死にますが、復活の玉を持たせておいて1回だけはしのげるようにします。

問題は2番目のキャラです。ピピンを出して防御させれば【ルカナン+打撃】にも耐えられますが、受けたダメージは賢者の石1回では回復しきれません。次のローテーションでも【ルカナン(+打撃)】になってしまったら、今度は馬車に入れておくしかありません。打撃が来て2番目のキャラに当たる確率は15%程度ですが、そう何度もしのげるわけではないのです。ここではそのリスクを逆用します。ピピンの代わりにクックルを1回限りの盾と割り切って馬車の外に出すのです。クックルが死んだら、次はニトロです。彼らに打撃が当たると防御していても死ぬので、ここは攻撃する一手です。クックルの場合は約90、ニトロでは約70のダメージを与えます。

また、戦闘が終盤に入り、与えた実質ダメージが3500を超えている場合は、ちゅん・アーサー・ピエールをこの順に並べて、アーサーに戦いのドラムを使わせて特攻します。打撃が来ると1人は確実に死にますが、所詮単体攻撃なので、次の瞑想までに少なくとも4回ものバイキルト攻撃を叩き込むことが可能になるのです。攻撃で死者が出たらその穴はピピン、クックル、ニトロで埋めることで、この特攻で与えるダメージは1000を超えます。

一方、直前のターンが【メラゾーマ】だった場合は、やはりピエールを最前列に出し、妖精の剣を使います。この場合は天空の盾でルカナンを反射できるため、受けるダメージは最大33となります。ピエールは灼熱炎の直後とメラゾーマのターンに神秘の鎧で計60回復しているため、打撃が来ても確実に耐えられます。従ってアーサーを出す必要はありません。ここでアーサーが死ぬリスクがなくなるのは本当に大きいです。2番目にニトロ、3番目にクックルを配置して攻撃させます。計160程度のダメージを与えることができます。


【打撃(+瞑想)】

直前のターンが【メラゾーマ+ルカナン】だった場合は、やはりピピンとピエールを出してしのぎます。メタルキング鎧装備のピピンだと最大59しか受けないため、1ローテーション前でルカナン後の打撃を受けていたとしても(賢者の石の回復分を見込めば)ほぼ確実にしのげます。また、ピエールは最大33しか受けないので、HPが34以上残っていたら妖精の剣を使ってしのげます。この場合アーサーがピエールを回復する必要はなくなるので、馬車に引っ込めておきます。そうすると3番目にクックルやニトロを出して攻撃させたくなります。しかし、前のターンと違ってミルドラースは確実に打撃を放ってくるので、3番目のキャラに当たる確率は約20%に上昇します。ここであえて危険を冒す必要はありません。

ピエールが灼熱炎で最大値付近のダメージを受けた時はこのターンで即死する可能性が残りますが、その場合はアーサーを出して祝福の杖を使うしかありません。

一方、前のターンが【ルカナン】だった場合は、ピエールだけ出して吹雪の剣で攻撃します。ピエールは灼熱炎でダメージを受けた後に神秘の鎧で少なくとも2回回復しているためHPは61以上ありますが、前のターンのルカナンが効いている場合は、妖精の剣を使っても死ぬ可能性が残ります。HPが69以下の場合は奇跡の剣に持ち替えて攻撃します。吹雪の剣では約125、奇跡の剣では約80のダメージを与えることができます。




■与える実質ダメージの期待値合計


▼与えるダメージの期待値

ターンダメージ期待値
第1ターン230
第2ターン710×0.5+230×0.5=470
第3ターン250×2/3=166.7
第4ターン110
第5ターン90×0.5+160×0.5=125
第6ターン125×0.5=62.5

パターン2の行動回数は1〜2回でランダムなので、平均すると2ターンに3回行動することになります。従って、各行動が回ってくる期待値は2/3。よって1ローテーションで与えるダメージの期待値は{(230+470+166.7+110+125+62.5)×2/3=776}となります。瞑想による回復を考慮すると、1回のローテーションで実質276。13ローテーション後には3588ダメージに達するので、その後は特攻を仕掛けて一気に葬り去ります。準備に3ローテーション、ダメージ蓄積に13ローテーション、そしてラスト1ローテーション必要なので、合計すると68ターンほどかかることになります。クックルが死んだら1ローテーション当たり13、ニトロも死んだら54低下しますが、大抵の場合はそれよりも早く倒せます。


<最小値(2回行動を連発した場合)>

【瞑想+灼熱炎→凍てつく波動+メラゾーマ→ルカナン+打撃】の場合は、この3ターンの間に、230+166.7+90=486.7ダメージ。瞑想を考慮すると実質−13.3になります。これなら何とか持ち直せる範囲内でしょう。

【灼熱炎+凍てつく波動→メラゾーマ+ルカナン→打撃+瞑想】の場合は、この3ターンの間に、230+110+0=340ダメージ。瞑想を考慮すると実質−160になります。このパターンが続くと厳しくなります。


<最大値(1回行動を連発した場合)>

1ローテーションの間に、230+710+166.7+110+160+125=1501.7ダメージ。瞑想を考慮すると実質1001.7になります。




▼実戦データ

ターンミルドラースピエールアーサーちゅんクックルフ/ピ呪文反射累計
瞑想+灼熱炎 賢者の石           0
波動+メラゾーマ         防御   0
ルカナン+打撃 妖精の剣 祝福の杖         0
瞑想+灼熱炎 賢者の石           0
波動+メラゾーマ         防御   0
ルカナン 妖精の剣 祝福の杖         0
打撃+瞑想 賢者の石           0
灼熱炎 賢者の石           0
波動         防御   0
10 メラゾーマ 天空の盾         113 113
11 ルカナン+打撃 妖精の剣           113
12 瞑想 賢者の石           0
13 灼熱炎+波動 賢者の石           0
14 メラゾーマ 防御           0
15 ルカナン+打撃 妖精の剣           0
16 瞑想 賢者の石           0
17 灼熱炎+波動 賢者の石           0
18 メラゾーマ 天空の盾         100 100
19 ルカナン+打撃 妖精の剣           100
20 瞑想 賢者の石           0
21 灼熱炎 賢者の石           0
22 波動         防御   0
23 メラゾーマ+ルカナン 天空の盾         124 124
24 打撃+瞑想 妖精の剣           0
25 灼熱炎+波動 賢者の石           0
26 メラゾーマ 天空の盾         93 93
27 ルカナン+打撃 妖精の剣           93
28 瞑想 賢者の石           0
29 灼熱炎+波動 賢者の石           0
30 メラゾーマ 天空の盾         105 105
31 ルカナン+打撃 妖精の剣           105
32 瞑想 賢者の石           0
33 灼熱炎+波動 賢者の石           0
34 メラゾーマ+ルカナン 天空の盾         125 125
35 打撃+瞑想 妖精の剣           0
36 灼熱炎 248死 ドラム 218       466
37 波動+メラゾーマ 復活   世界樹   防御   466
38 ルカナン 妖精の剣     88     554
39 打撃 133     97 防御   784
40 瞑想 賢者の石 ドラム 216       500
41 灼熱炎+波動 270 213 231       1214
42 メラゾーマ+ルカナン 天空の盾         93 1307
43 打撃 妖精の剣 祝福の杖   86     1393

準備段階では運が悪い上にケアレスミスまで出るという最悪の展開。ピエールが天空の盾を使うべきところで防御しています(第14ターン)。そして天空の盾で反射したルカナンが効いたのは第23ターンと第34ターンのみであり、ダメージ蓄積開始が大幅に遅れています。ようやくダメージ蓄積を開始したと思ったのも束の間、奇跡の剣への装備変更を怠ってHP73から灼熱炎で即死(第36ターン)。ここは世界樹の葉で切り抜けています。


ターンミルドラースピエールアーサーちゅんクックルフ/ピ呪文反射累計
44 瞑想+灼熱炎 賢者の石 ドラム玉 231       1124
45 波動+メラゾーマ 254       防御   1378
46 ルカナン+打撃 妖精の剣 祝福死     防御   1378
47 瞑想 賢者の石 復活 世界樹       878
48 灼熱炎 242 ドラム 206       1326
49 波動         防御   1326
50 メラゾーマ 天空の盾         101 1427
51 ルカナン+打撃 妖精の剣 祝福の杖   92     1519
52 瞑想 賢者の石 ドラム ホイミ       1019
53 灼熱炎 251 254 207       1731
54 波動+メラゾーマ         防御   1731
55 ルカナン 妖精の剣 祝福の杖   101     1832
56 打撃 127     100 防御   2059
57 瞑想 賢者の石 祝福の杖 ホイミ       1559
58 灼熱炎 272 ドラム 252       2083
59 波動+メラゾーマ         防御   2083
60 ルカナン+打撃 妖精の剣 祝福の杖   98     2181
61 瞑想+灼熱炎 賢者の石 ドラム 258       1939
62 波動+メラゾーマ         防御   1939
63 ルカナン+打撃 妖精の剣 祝福死     防御   1939
64 瞑想 賢者の石 復活 世界樹       1439
65 灼熱炎 270 ドラム 212       1921
66 波動         防御   1921
67 メラゾーマ 天空の盾         97 2018
68 ルカナン 妖精の剣 祝福の杖   103     2121
69 打撃+瞑想 130     101 防御   1852
70 灼熱炎 賢者の石 ドラム 221       2073
71 波動 263       防御   2336
72 メラゾーマ+ルカナン 天空の盾         118 2454
73 打撃+瞑想 妖精の剣 祝福の杖   98     2052
74 灼熱炎 賢者の石 ドラム 240       2292
75 波動+メラゾーマ 236       防御   2528
76 ルカナン+打撃 妖精の剣 祝福の杖   100     2628
77 瞑想 賢者の石 ドラム 240       2368
78 灼熱炎+波動 278 248 212       3106
79 メラゾーマ+ルカナン 天空の盾         121 3227
80 打撃 妖精の剣 祝福の杖   80     3307
81 瞑想 賢者の石 ドラム 240       3047
82 灼熱炎+波動 237 249 255死       3788
83 メラゾーマ+ルカナン   世界樹 復活   防御   3788
84 打撃+瞑想 妖精の剣 祝福の杖     防御   3288
85 灼熱炎 賢者の石 ドラム 245       3533
86 波動 276 276会 233       4318
87   103 112       4533

ダメージ蓄積を始めてからは比較的安定して勝利。何度か死者は出ましたが、フローラとピピンを盾にして復活させ、しのいでいます。第86ターンから特攻を開始し、最後はちゅんの打撃で撃破。本当はアーサーがドラムを使うべきでしたが。


【感想】

【波動+メラゾーマ】のターンにピエールにマホカンタ効果がかかっている場合に攻撃できるというのは非常に大きく、第45、71、75ターンに計753ものダメージを与えています。また、アーサーがピエールとちゅんを完全に先攻するようになり、確実に吹雪の剣バイキルト攻撃を叩き込んでいます。一方、第52、57ターンにはちゅんがホイミで回復しているのもポイントです。

この攻略法は、パターン2の攻略として一つの最終到達点と思われました。実際、リスクを可能な限り回避して長期戦を耐え抜くという基本戦略のもとではこれがベストと言えるのではないでしょうか。しかし、2003年に入ってからパターン1のレベル1×6人撃破を成し遂げるにおよび、パターン2でもさらにレベルを下げられないか? という疑問が芽生えてきました。これが、さらなる飛躍へとつながることになります。




<検討した戦術案>


パターン2を7人平均レベル2.14で撃破する戦術を完成させるまでに、様々なアイデアを検討しました。一部は採用されましたが、採用されなかったものも数多くあります。ここではそんなアイデアの一部を紹介します。


1.刃の鎧によるはね返しのダメージを利用できないか?


レベル1のピピンに【刃の鎧+炎の盾+グレートヘルム】を装備させた場合、ミルドラースの打撃で受けるダメージは次の通りです。


▼守備力169のピピンが受けるダメージ

状況守備力ダメージ範囲
防御+ルカナン 85 59〜 76
防御 169 50〜 64
妖精の剣+ルカナン 254 82〜105
妖精の剣 338 63〜 82

妖精の剣を使うと防御ができないのでかえって危険ですが、単に防御すれば最大HP80のピピンは何とか耐えられます。刃の鎧では受けたダメージの1/4がはね返るので、ルカナンがかかっていた場合は14〜19、かかっていなかった場合は12〜16のダメージを与えることが可能です。実際にははね返る確率が約1/2なので、期待値はその半分程度になります。

しかし、長期的視野で考えると、打撃で受けるダメージを賢者の石1回では回復しきれません。2ターン連続でルカナン後の打撃を受けると死ぬ可能性が高いので、この案は廃案となりました。


2.女の子を使え!


女の子を使えばエビルマウンテンの雑魚にも対処できることが多いので、ミルドラースのところまでたどり着く手間が大幅に省けます。加えて、メラ系耐性のある水鏡の盾を装備できるため、ミルドラース戦では【波動+メラゾーマ】に対する盾として使えます。

しかし、ここでは平均レベルを下げるためにフローラを使うことにしました。エビルマウンテンの雑魚に関してはメガンテの腕輪と復活の杖を駆使して進めば何とか突破できますし、ミルドラース戦で果たす役割も同じです。メラゾーマには防御することで耐えられますが、打撃や灼熱炎に耐えられないという点ではフローラも女の子も大差ないのです。


3.賢者の石はちゅん、天空の盾はアーサーが持った方が良い?


ピエールには力の種を集中投与しているため、なるべく攻撃機会を増やしたいものです。また、ピエールよりもちゅんの方が素早く、確実にミルドラースに先攻できるので安全です。そのため、賢者の石はピエールではなくちゅんに持たせた方が良いと思われます。実際、変身前との戦闘では賢者の石を使いませんし、変身後がパターン2になりさえすれば問題ありません。しかし、後述するように結局ちゅんはレベル5から1に下がり、瞑想や灼熱炎のターンには馬車の外に出せなくなってしまいました。

天空の盾についても素早さの高いアーサーに持たせた方が安定するのですが、素早さ20のピエールでもミルドラースに常に先攻できますし、波動のターンにバイキルト攻撃を叩き込む時のダメージはアーサーが一番大きいので、結局ピエールに持たせることにしました。


4.クックルとフローラの装備について


当初は、クックルに風の帽子、フローラに水の羽衣を装備させる予定でした。しかしGが万単位で不足するため、風の帽子を売り、水の羽衣の購入を取りやめました。

クックルに風の帽子を装備させていたのはミルドラース(変身前)の打撃を1回だけ耐えるためです。しかし、風の帽子を装備しなくても守備力は97に達するため、打撃のダメージは防御時で33〜42に抑えられ、ギリギリで耐えることができます。

フローラに水の羽衣を装備させようとしていたのは、メラゾーマのダメージを軽減するためです。しかし、水のリングを装備して防御するとダメージは41〜59。フローラのHPは72あるので、余裕を持って耐えられます。回復も賢者の石で50〜60ですから、期待値的には問題ありません。また、『レベル1×7人で撃破』以降では命のリングを装備させ、次のメラゾーマまでに確実に最大HPに戻るようにしています。


5.フローラとピピンの役割を逆にできないか?


現状では、フローラはメラゾーマを、ピピンはルカナン後の打撃を耐えるセッティングにしてあります。これを逆にできれば、金策がかなり楽になります。というのは、フローラはプリンセスローブ、黄金のティアラという売却不可能な装備を有効に活用できる一方で、ピピンはメタルキング鎧と炎の盾を売却でき、しかもグレートヘルムを買わずに済むからです。

ピピンは魔法の鎧を装備して防御すればメラゾーマのダメージを41〜59に軽減できます。賢者の石の回復の方が期待値が上なので、HPが80あることを考えれば長期戦でもまず死ぬことはありません。

しかし、フローラはルカナン後の打撃に耐えることができません。プリンセスローブ・うろこの盾・黄金のティアラを装備し、この時点で余っている守りの種2個を使っても守備力は171。ルカナン時の打撃では防御しても59〜76のダメージを受けるため、HP72のフローラは一撃で死ぬ可能性があります。


6.防御と妖精の剣はどちらが安全か?


ミルドラースの打撃で受けるダメージは次の通りです。

▼守備力209のピピンが受けるダメージ

状況守備力ダメージ範囲
防御+ルカナン 105 57〜73
防御 209 45〜59
妖精の剣+ルカナン 314 69〜88
妖精の剣 418 46〜59

▼守備力254のピエールが受けるダメージ

状況守備力ダメージ範囲
防御+ルカナン 127 54〜70
防御 254 41〜52
妖精の剣+ルカナン 381 54〜69
妖精の剣 508 26〜33

ピピンは守備力が低いため、妖精の剣を使うと(防御できなくなるので)かえって危険です。特にルカナン後の打撃では一撃で死ぬ可能性があります。一方、ピエールは守備力が高いため、妖精の剣を使った方が安定します。ピエールはピピンと違ってルカナンが効かないことも多く、事前に妖精の剣を使っていれば行動できるのも大きいです。

なお、ピエールに守りの種をさらに1個/2個投与すると、ダメージ範囲は次のようになります。DQ5では守備力の上限が511に設定されているため、守りの種を2個以上使っても目に見える効果はありません(実際の攻略では妖精の剣を使うため)。ただ、守備力254の時と比べて「妖精の剣使用・ルカナン無効時」のダメージ最大値が1だけ低下することが決定的に重要な意味を持ちます。そこで、『7人平均レベル1.57で撃破』以降では守りの種を1個投与し、守備力を258にセットします。


▼守備力258のピエールが受けるダメージ

状況守備力ダメージ範囲
防御+ルカナン 129 54〜70
防御 258 40〜52
妖精の剣+ルカナン 387 54〜69
妖精の剣 511 25〜32

▼守備力262のピエールが受けるダメージ

状況守備力ダメージ範囲
防御+ルカナン 131 54〜69
防御 262 40〜51
妖精の剣+ルカナン 393 54〜69
妖精の剣 511 25〜32

7.波動のターンにバイキルト攻撃を連打する


戦闘終盤に入ってからの特攻として非常に有力な戦術ですが、これを序盤から積極的に実行しようというものです。メリットは何と言っても与えるダメージ。スライムナイト3人でバイキルト攻撃を連打すれば約710に達します。ミルドラースが1回行動を連発した場合は、前のターンと合わせて約1420ダメージ。なかなか魅力的な数値です。

このターンにミルドラースが2回行動だった場合はメラゾーマで確実に死者が出ますが、アーサーとちゅんは世界樹の葉を大量に持っているので、復活させながら機会をうかがいます。波動でバイキルトの効果が消されている間は回復と攻撃準備に専念し、灼熱炎〜波動のターンに一気に攻撃を仕掛けるのです。攻守のメリハリが利いた、ダイナミックな戦術であると言えます。

しかし、実際にはミルドラースが2回行動を連発することも多く、その場合は復活だけで手一杯になってしまいます。また、灼熱炎のターンの周辺で2回行動になってしまうと、3人でバイキルト攻撃を連打することさえもできません。短期決戦ならともかく、約80ターンもの長期戦ではこのようなリスクを冒すわけにはいかないのです。

……この時点では廃案としていたのですが、戦術を極限まで詰めていく過程で超攻撃重視のこの方法の効果に改めて気付き、再び採用することになります。




トップページに戻る
DQページに戻る
極限攻略著作集に戻る
目次に戻る