第7回小松菜マラソン

7月のIntersteno2015オフライン大会@Budapestでフルマラソン完走を思い立ち、週末ランニングを開始。果たして半年に満たないトレーニングで完走できるのか!?


2015.10.31(Sat)

第7回小松菜マラソンの20kmの部に参戦してきた。

●結果

距離ラップ合計時間
5km24:1924:19
10km24:4949:08
15km24:101:13:18
20km24:161:37:34

※最終タイムは上記サイトの公式タイムから抜粋。(11/3追記)
※ラップタイムはスタート/ゴール地点の時計を目視確認したもの。1秒程度のズレがある。
※1周5kmのコースを4周する。
※2.4km地点とスタート手前0.1km地点に折り返し点が存在する。
※完走35名中12位。

●きっかけ

2015.12.6にフルマラソン(シンガポールマラソン)を走るという目標を設定した。準備として、定期的に20km以上走ることとした。今回の第7回小松菜マラソンへの参加は、その一環である。前回と同様、自宅周辺の周回コースで20km走るのでは甘えが発生するため、今回も公的な大会に申し込み、自分を追い込むことにした。

●準備

前回との変更点は、以下の3点である。

(1) ランニングシューズと速乾性短パンの調達
(2) 練習の頻度アップ(週2日→週3日)
(3) 本番前の調整方法の変更

(1)に関しては、10/3に調達し、以後トレーニングで着用して充分に慣らしておいた。シューズに関しては、以前使用していたものと異なり、右足人差し指にマメができそうな感触は全くなくなった。短パンに関しては、10月前半は気候にも合って快適だったものの、後半に入ると走り始めに寒さを感じるようになった。とはいえ、雨天以外で10km以上走る時にはまだ短パンで十分だ。

(2)に関しては、本番が迫り、ようやくモチベーションが上がってきた。具体的には、土曜朝に5.5km、日曜朝に8.25km走るのに加えて、水曜夜に5.5km走ることとした。水・土曜日にはインターバル走の要素を採り入れた。日曜日にはイーブンペースで距離を伸ばすこととした。

(3)に関しては、前回の反省も踏まえ、本番直前に負荷をかけるのはやめておいた。代わりに、4日前の27日(火)と2日前の29日(木)に5.5kmを軽く走るに留めた。また、幸いなことに、風邪に悩まされることもなく本番を迎えた。

●当日

まず最寄駅まで約2.2km歩く。ついでに、スタート地点である荒川河川敷までは東大島駅から約0.7km歩いた。準備運動としては十分だろう。

会場に到着後、速攻で受付を済ませる。今回は河川敷にブルーシートを敷いた荷物置き場が用意されていたため、ランに不要な荷物をザックに詰めてここに置く。ついでに着替えもここで。というよりも、短パンの上に着用していた長ズボンを装備解除するだけだったが。

●スタート後 1周目

5kmの部は10:20に、10kmの部は10:25にスタートする。筆者が参加する20kmの部は、さらに5分遅れて10:30のスタートとなる。20kmの部への参加者は35人だった。走力もさまざまだ。スタートダッシュをぶちかます人もいれば、ジョギングペースで走り出す人もいる。筆者は普段よりも準備運動の負荷が軽めだったこともあり、最初の1kmは準備運動を兼ねて1km6分ペースでジョギングと割り切っていた。これでも、全体では中ほどの位置だった。

最初の1kmのタイムは、腕時計によると約5分だった。とはいえ、呼吸は苦しくないし、体も軽い。タイムを1分見間違えたかと思った。この段階では、適切なペースメーカーを探しながら走っていた。ハロウィンということもあり、ビールとケーキの仮装をしている人がいたため、しばらくの間は引っ付いていった。ところが、彼らのペースが次第に落ちてきたため、1kmを過ぎた辺りで抜かせて頂いた。一方、筆者を抜いていった人も何人かいた。彼らはほぼ例外なくぐんぐん遠ざかっていったため、引っ付いていくとオーバーペースに陥ると判断した。結局、適切なペースメーカーを見出せないまま、1周目の折り返し点に到達した。

2.4km付近に給水ポイントがあり、薄めたスポーツドリンクが用意されている。20kmの部では5kmの周回コースを4周するため、この給水ポイントは4回通過する。走り始めから喉の渇きを自覚していたこともあり、4回とも立ち止まってスポーツドリンクを飲み干しておいた。給水ポイントはスタート地点付近にも用意されていた。だが、ここではゴールするまで一度も給水しなかった。給水は5kmに1回で充分と感じたためだ。天候が曇りで、気温も13度前後と低めだったことが幸いした。

1周目後半は、河川敷の道をひたすら戻る。腕時計を見ながら走っていたら、意外なことにキロ5分のペースを刻んでいる。普段の練習(5.5kmを25分台)よりは抑え気味だが、前回の第18回皇居Funランのタイムよりは明らかに速い。飛ばすつもりは全く無く、楽に感じられるペースで走っていたら自然にこうなった。仮に飛ばし過ぎているなら、そのうちへばって落ちるだろうと思っていた。だが、5km地点で24分19秒というタイムを見て驚く。飛ばしすぎ! もっと抑えろ! 抑えないと後半まで持たない!

なお、1km過ぎで抜いた白シャツの人が4.5km過ぎから猛然と追い上げてきて、1周目終了間際に一気に抜き去っていった。この人にはその後も差を広げられ、追いつくことができなかった。

●2周目

苦しさは全く無いので、自然なペースで走り続ける。但し、相変わらずペースメーカーを見出せなかった。結局、ほぼ全区間で一人旅となった。これにより風避けができず、たまに向かい風を受けた時に消耗した。だが、全体として風はさほど強くなかったため幸いだった。

7km過ぎ、ここまで順調に推移してきた足に異変が現れた。両太もも前面の筋肉に張りを感じた。また、左膝が笑う兆しがあった。但し、最も心配だったハムストリングスは痛くない。この段階で、意識してペースを落とした。今日無理をする必要は全く無い。

8km過ぎで、1km過ぎに筆者を抜いていった人のうち、橙シャツの人が白シャツの人に抜かれるのが見えた。距離は推定500m先だ。白シャツの人に追いつくのは難しいが、橙シャツの人には追いつけるかもしれない。そこで、追いつくまでの間は目標とさせて頂く。

9km過ぎ、今度は鼻水が出てきた。気温が低いため、風邪をひいていなくても鼻水が出るのは避けられない。ところが、タオルやポケットティッシュ等を準備していなかったため、排出が難しい。すると鼻呼吸に支障が出てくる。この段階では時々鼻水をすすり上げることで対処していたが、後で次第に厳しくなってくる。

9.9kmの折り返し点で、水色のシャツの人が20mほど後ろについていることを知る。7.4kmの折り返し点でも見かけたような。すぐに抜いてこないため、むしろペースメーカーにされているのだろう。一方、橙シャツの人がものすごく苦しそうな表情で走っていたのがなぜか印象に残った。

2周終了時点(10km)で49分08秒。意識した結果、1周目よりも少しだけタイムが落ちた。それでも、キロ5分弱をキープしている。皇居周回コースと比較するとアップダウンも少ないし、道幅も広く、人を抜く時に待つ必要がない。抜かれる時も、後ろの人に気を使ってコースを変える必要がない。気温も低いため、まあこんなもんかと思い直す。そして、このペースでどこまで行けるかやってみよう! と思考を切り替えた。

●3周目

左膝の違和感は継続していたが、本格的な痛みではない。ストライドを広げすぎないように注意し、ピッチを保って走り続ける。また、5kmの部、10kmの部の参加者がほぼゴールしたため、だいぶ見通しが良くなった。前方を走る人とはだいぶ離れているが、後ろから状況がよく見える。橙シャツの人の背中が次第に接近してきたため、元気が出てきた。

12km過ぎからは鼻水の影響で鼻呼吸が苦しくなってきた。このため、部分的に口呼吸を導入せざるを得なかった。ペースには影響しないのが幸いだ。

12.4kmの折り返し点で三度目の給水を済ませる。速度重視なら一気に行くのかもしれないが、筆者にとっては給水の方が重要だ。この時点で橙シャツの人との差が約100mにまで縮まっていた。一方、水色シャツの人は相変わらず20mほどの差を保ってついてくる。

13km過ぎでようやく橙シャツの人を捉えた。しばらくの間は並んでいた気もするが、その後先行させて頂いた。と言っても、無理にペースを上げたわけではない。まだ7km残っているし、スパートをかけるには早すぎる。今は自分のペースを守ることのみに集中する。

14km過ぎ、ついに鼻呼吸がほぼ不可能になった。この先は全面的に口呼吸で走ることになる。また、この辺から両太ももの筋肉がはっきりと悲鳴を上げ始めた。14.8km地点(スタート/ゴール地点)では、このまま走るのをやめようかという甘美すぎる誘惑を必死に抑えていた。

14.9kmの折り返し点で、水色のシャツの人が相変わらず20mほど後ろについている。橙シャツの人は遥か後方に遠ざかっていた。一方、白シャツの人は遥か前方に居て、最後まで追いつけそうにないと感じた。

3周終了時点(15km)で1時間13分18秒。橙シャツの人が格好の目標となり、むしろ2周目よりもタイムが上がった。そして、この段階でもまだキロ5分弱をキープしている。今日はここまでできれば上出来だ。とはいえ、ここまで来たのだからこのペースで行けるところまで行ってやろう、と考えた。

●4周目

残り5kmとなったものの、前回のようにペースアップする気にはなれなかった。前回は余裕がありすぎたのだと思う。だが、今回は鼻呼吸ができず、足も痛い。それにしても、フルマラソンだったら残り27kmもあるのに、この位置で足が痛くなるようで完走できるのか。

17.4km手前で最後の給水を済ませる。水色シャツの人は相変わらずの位置にいる。この先へばったら一気に抜かれる気がした。

18km過ぎ、ついに水色シャツの人に抜かれた。と言っても、筆者がへばったわけではない。相手のスパートが凄まじすぎた。結局、そこから先も一人旅が続いた。終盤になって、周回遅れの人を数名抜いたくらいだ。手元の時計を見る限り、キロ5分弱のペースはまだキープできている。

そしてついに迎えたゴール! タイムは1時間37分34秒だった。第18回皇居Funランの記録を約15分更新した。4周目ではもっとペースが落ちると予測していたが、意外なことにほとんど落ちなかった。1km5分弱のペースを最後まで維持した点は評価できる。なお、ゴール時点では余力がほとんど残っていなかった。フルマラソンに向けて、一抹の不安を感じた

●ゴール後

まずは給水を済ませる。この時点で給水の不足は感じなかったが、喉の渇きを自覚してからでは遅い。本番のシンガポールではもっと暑いのだから、より積極的に給水する必要があるだろう。また、今回はやらなかったが、太もも等の筋肉がヒートアップしたら水をぶっかける必要も出てくるだろう。また、参加賞として小松菜を成分としたせんべいが配布された。そういえば開会式では、「各部門で3位以内に入賞すれば小松菜をもらえる」との説明があった。入賞ラインには遠く届かなかったが。

整理運動を兼ねてしばらく歩き回り、ストレッチを少しだけやってから帰宅の途についた。意外だったのは、会場から東大島駅までの約0.7kmと、自宅最寄駅から自宅までの約2.2kmの徒歩が前回ほどキツくなかったことだ。左膝が笑う感触は継続していたが、本格的な痛みではない。なお、シャワーは省略して帰宅した。速乾性の登山用シャツと登山用下着、短パンを装備していたため、不快感は全く無し。

左膝の違和感は、翌日に痛みに変わった。早朝に2.75km走ったところ、はっきりと痛みを感じ、速度も低下した。翌々日にようやく痛みが消えた。太ももの筋肉痛も前回ほど重症化せず、翌々日には消えていた。一方、3日後にはハムストリングスに痛みが出てきて、5日後まで継続した。

●今後に向けた改善点

キロ5分弱のペースを20kmにわたり維持したことは少しだけ自信になった。だが、これは通過点に過ぎない。フルマラソン完走に向けて、30km、40kmとステップアップしていく必要がある。そのためには、練習にも工夫が必要だ。特に、より長い距離を走る必要がある。確かに、いきなり負荷や距離を増すのは故障の原因となるので避けるべきだ。だが、今後筋力が備わってくるに従って徐々に練習をレベルアップさせる必要があるだろう。

次に装備について。ランニングシューズと速乾性短パンは素晴らしい効能を発揮した。前回トラブルが発生した右足人差し指に関しては、完全に無傷だった。また、ふくらはぎの筋肉痛が発生しなかったのは、シューズによるものだろう。太ももの筋肉痛も、前回よりかなり抑えられた。但し、走る前は短パンだと寒く感じた。今回は長ズボンを装備しておいてスタート直前に装備解除することで対応した。今後の寒い季節では、保温を考慮した装備が新たに必要になるだろうか。

一方、雪山用サングラスは準備したものの、今にも雨が降り出しそうな曇天だったため、使う機会が無かった。こちらは次回試してみたい。

最後に、今後のレース挑戦について。12/6の本番に向けた調整として、11/15に30km走に挑戦する。20km以下の経験だけでフルマラソンに挑むのは無謀であることがよく分かったため、本番前に30km走る機会を設定した。但し、11月後半は無理に距離を伸ばさず、本番に向けて疲労を取り除くことも視野に入れたい。

キロ5分ペースをキープすれば、フルマラソンでも4時間切りが見えてくる。但し、現在の実力ではこのペースを30km以上持続できないということも、はっきりと分かった。次は11/15の30km走で適切なペースを見極めたい。


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