第3回タイピングサミット:レポート(2005.5.5)


●コンテンツ

[ 結果一覧 ]
[ プロローグ ]

[ 2005.4.29(Fri) ] [ 2005.4.30(Sat) ] [ 2005.5.1(Sun) ]
[ 到着まで ]
[ SPELLA! ]
[ WordBasket! ]
[ Catan! ]


[ Mahjong! ]
[ A.Yuzoさんと計12章対戦 ]
[ 東西対抗戦:作戦会議 ]
[ 東西対抗戦:実戦 ]
[ アクシデント ]
[ 旧ROM狩りのはずが…… ]
[ ヤングVSアダルト団体戦 ]
[ 「THE 記憶」大会 ]
[ 戦慄の瞬間いろいろ ]
[ かな頂上対決 ]
[ サミット閉幕 ]


●結果一覧

【かな】……TOTAL7勝2敗 勝率77.8%

対戦相手結果勝率内容
たにごんさん1勝2敗33.3%3章1000点差で勝利。5・6章も善戦
A.Yuzoさん6勝0敗100.0%ローマ字で惨敗したがかなで全勝

【ローマ字】……TOTAL11勝29敗1分 勝率27.5%

対戦相手結果勝率内容
doraguさん0勝8敗0.0%6章2000点差が大ショック
Pocariさん0勝2敗0.0%ヤングVSアダルト団体戦で1章対決。1000点差。あとは旧ROM対戦。
豆大福さん0勝1敗0.0%敗色濃厚だったがさらにコンティニューに追い込まれ完敗。
たにごんさん0勝1敗0.0%4章1000点差。
Jinpeiさん1勝6敗1分14.3%長文力が逆転していては勝ち目なし。
むなすぃさん2勝5敗28.6%5・6章で敗北するなどコテンパンに。
A.Yuzoさん3勝5敗37.5%かなで全勝した代わりに、強烈なカウンターパンチを。
なっきぃ。さん2勝1敗66.7%1敗は5章で途中から乱入したことによるもの。
まっどさん1勝0敗100.0%2章勝利。
YAMEさん2勝0敗100.0%東西対抗で4章対決。3日目にまったりモードで3章。

【合計】……TOTAL18勝31敗1分 勝率36.7%

※1章につき1戦とカウントする。
※途中でコンティニューした場合は敗北とする。但し両者同時にコンティニューした場合は引き分けとする。
※DC版TODとAC版旧ROMの結果をすべて含めている。
 (AC版旧ROMでの対戦結果は、Pocariさん、A.Yuzoさん、doraguさんに1敗ずつ、TOTAL3敗)。
※TOD2004やPS2版では対戦していない ^^;
※途中で乱入した対戦も含める。


◆プロローグ

第3回タイピングサミットの開催時期はなかなか決まらなかった。父・信仁さんおよびご家族の皆様の尽力によるところが非常に大きいイベントであるから、単に3連休があるから開催できるというものではない。実際、当初予定されていた3月の3連休の頃は、サミットを開催するどころかネットに接続する暇もないほど多忙だったとのこと。そして今回はゲームサミットもほぼ同時に開催されることになったため、負担は一層増す。今回のタイピングサミットが参加者をかなり限定した形で(=基本的に達人とマイミクシィのみ)行われたのはこのためだ。

実は筆者自身もタイピングサミットの参加受付を知ったのは3月末のWeatherTypingオフの時であった。開催時期は父・信仁さんの掲示板(以下GS掲示板)で3月初に告知されたが、その後は一切話題が出なかった。上記の事情を承知していたこともあってGS掲示板での問い合わせは憚られ、そろそろメールを出そうかと思っていた矢先に「mixi内で募集している」との情報を得て、慌てて参加申し込みを行った。mixiは昨年10月頃から使用していたが、特に2005年に入ってからはマイミクシィ人数を積極的に増やさなかったこともあり(登録依頼があった時のみ承認)、父・信仁さんに登録依頼を出したのもこの時だった。

その後はmixi内で秘密裏に話が進んでいたが、相変わらず気になったのはGS掲示板で一切タイピングサミットの話題が出ないことだった。この件に関しては2005.4.9にmixi内で父・信仁さんに確認したところOKをもらったが、既にGS掲示板はゲームサミットの話題に埋め尽くされており、基軸の定まった企画を立案してから書き込もうと思っているうちにあっという間に10日も経過した。

だが一旦企画が定まってしまえば後は何とかなるものだ。今回の企画のコンセプトは「人とハードが集まるサミットでしかできないことをやる」「タイピングにこだわらない」「たまには外に出る」の3点である。19日に概要を出し、その後は1日1回は少しずつ具体化した内容を書き込むようにした。旧ROMツアーのドライバーや「THE 記憶」大会の運営を引き受けてくれたJinpeiさん、カラオケ隊長に就任したまっどさんなど協力者も次々と現れ、ぶち上げた企画は最終的にすべて実現した。皆様本当にありがとうございます。

一方、サミットに備えたリハビリは遅々として進まなかった。一応3週間前にはPS2版を使ってかな入力を中心に打ち始めたが、光速の指や完全人間などやり込み度の低い種目をちょこちょこと更新できただけだった。美佳テキストや毎パソ和文を含めた3正面作戦は無謀だったかもしれない。毎パソ和文は一応ローマ字のリハビリも兼ねていたが、この程度の対策が通用しないのは明らかであった。

サミット直前の1週間。仕事が修羅場モードに突入した。当初は28日までに残業残業残業残業することで余裕を持って3連休を確保するつもりだったが、配下のテストチームの作業が遅々として進まない。リーダーの筆者が戦線離脱するわけにはいかない状況に追い込まれたが、「休日にも毎日状況を把握すること」「GW後半に出勤すること」の2点を条件に辛うじてサミット休暇を確保することができた。


●2005.4.29(Fri)

◆到着まで

25:10就寝、5:15起床。こんなに早く起きたのはコミスペ4の時以来だ。眠い!眠い!眠い眠い眠い眠い眠い眠い!! 朦朧とする意識の中でいろいろ準備しつつ6:30過ぎには東京駅の新幹線改札に到着。行きの新幹線内では座った直後に光速で睡眠モードに突入し、以後名古屋まで熟睡、京都まで睡眠率90%。おかげでSPELLAをやり損ねた(笑

京都駅でA.Yuzoさん、豆大福さんと合流し、食事。この時点でPocariさんがカタンを取り出しており、既にヤる気満々である。京阪電車に乗ろうとするも京都駅を通っていないことに気付き、交通費をケチるため日頃の運動不足解消のために東福寺までてきとーに歩く。ちなみに「京阪七条→京都」の徒歩はやったことがあるが、「京都→東福寺」はこれが初めてだ。裏道に入り込んだり長大な陸橋を渡ったりしつつ、時々後ろの人が追いつくのを待ちながら20分くらいかけて到着。いい運動になった。以後は電車を乗り継いで12:30には最寄駅に到着。

2年前の道順を覚えている人がいるわけもなく、ここで父・信仁さん宅に連絡を入れ、たつろうさんに迎えにきてもらう。久々に会ったがずいぶんと大人びている印象を受けた。そしてあきうめさんと手を合わせてみてびっくり。既に筆者よりも大きい! 筆者が三十路に着々と接近する間にすくすくと成長しているのだなぁと妙なところで感慨にふける。

◆SPELLA!

到着早々、挨拶もそこそこにTOD対戦……じゃなかった、SPELLA対戦開始。目の前にDC版とPS2版のTODがあるのに見向きもせずカードゲームに興じる姿が、今回のカタンサミットタイピングサミットを象徴する幕開けとなった。SPELLAについては、なっきぃ。さんの後ろで見ていたらDIMENSIONという単語がさらっと浮かび(←美佳タイプの「フォートラン練習」の打ちすぎ)、これ面白い! ってことで次のターンから参戦。しかーし実際には長い単語はそうそう作れるものではなく、単に上がるだけなら3〜4文字を4つ作るのが最も速かったりする。そして3〜4文字ワードで圧倒的な強さを誇っていたのがPocariさん。逆に、5文字以上を含めた語彙力ベースの勝負になったらA.Yuzoさんが強い。全員のベース知識となっているのがTW英単語の約6000語で、それに加えて語彙を上乗せしている方法が全員異なっていてなかなか興味深かった。筆者の英語力は受験英語レベル+αで止まっているので、最初は警戒されていたが上がった回数はそんなに多くなかったと思う。

TODもてきとーに流し打つ。何だかだんだん対戦相手が強くなるのは気のせいか(笑)。4章まではしのいだが、5章ではdoraguさんに長文を奪われまくり、マジシャン前半でも喰らいまくって惨敗。6章では豆大福さん相手に劣勢をキープしつつ進んだ挙句、マジシャンでのダメージが響いてタワーでコンティニューに追い込まれるという惨敗。

対戦相手対戦相手dqmaniac
2まっど3781(86%)4578(94%)
3A.Yuzo3458(80%)3840(95%)
4むなすぃ3075(88%)3521(92%)
5doragu4541(92%)4096(93%)
6豆大福----(---)----(---)

※6章はdqmaniacがコンティニューしたため負け。評価と年俸のメモは忘れた。

あとはPS2版の光速の指かなをこれまたてきとーに。この時点ではキーボードにアジャストしきれず、2発喰らって12000点にも達しない惨敗。タイピングはもういいや〜〜という気分だった(笑

◆WordBasket!

これが終わっていよいよ次なるTOD対戦……じゃなかった、今度はワードバスケット対戦。まだまだ昼間だしレディもいるし、ってことで比較的知的なゲームとして楽しめた。これが夜以降、痴的なゲームに大化けすることになる(笑

加えて、筆者自身にもTODに集中できない理由があった。今回はGW中とはいえ仕事が修羅場を迎えており、1日1回、会社と定時連絡を取らねばならなかった。実際には移動中等の理由で連絡のつかない相手もおり、1日1回で済むはずが少しずつ時間を置いて結局5回くらい連絡を取らざるを得なかった。ケータイとPCメールを駆使してリモートで仕事ができる環境があるとはいえ、これではTOD対戦に集中できるはずもない。せっかくのサミットに水を差しやがって、マジでサイアクである。F*CK! SH*T!!

結局21時頃まで時々仕事に妨害されつつワードバスケットを続行した。少しずつやヴぁいワードが出始めるが、まだこの時点では本格的ではない。人間の本性は極限状態に追い込まれた時に発動される。遅めの夕食はお好み焼き。飯よりもとっととカードゲームやりてぇ! ってことで筆者は速攻帰宅組に。

……それにしても、これは本当にタイピングサミットなのか?(笑) 確かにワードバスケットは速攻で勝負がつくし、多人数が一度に参加できるというメリットもある。ぷよぷよとタイピング団体戦の長所をいいとこ取りしたカードゲームであると言えなくもないが。

◆Catan!

夕食後、ようやく落ち着いたので今度こそTOD対戦。doraguさんと全章対戦してコテンパンに全章敗北。マジシャン戦でコンティニューに追い込まれ、6章に至っては2000点差という歴史的惨敗を喫した。無念すぎる。ローマ字は毎パソ課題でそこそこ打っていたが、肝心のTODワードを指が忘れていて、長文の途中でほぼ100%詰まる。初速は元々遅いので、勝てる要素はなかった。

 doragudqmaniac
1章2938(92%)2509(93%)
2章4985(95%)3908(92%)
3章3653(91%)3598(95%)
4章3920(92%)3361(92%)
5章4645(93%)4118(94%)
6章6783(---)4817(---)
評価正特C他A不明

※5章はdqmaniacがコンティニュー。年俸とdqmaniacの評価についてはメモを忘れた。

ボコボコにやられて凹まされたところで、次なるTOD対戦……じゃなかった、カタン対戦開始。これをやるのは5年前の京都&三宮遠征の時以来になるが、面白さは十分に理解していたので、事前にルールをある程度思い出しておく等の対策は怠らなかった。だが、いかんせんプレイ経験が少なく戦略面が甘かった。中盤に「騎士力」と都市建設でリードを奪ったが、ゴールが見えた(次のターンが巡ってくれば勝てる、というリーチ状態に達したのが2回)ところで3:1でひたすら妨害を繰り返され、するする〜っと抜け出したむなすぃさんに逆転を許したのがかえすがえすも無念。

TOD対戦は結局ここまで計11章のみ。3勝8敗と散々だった。


●2005.4.30(Sat)

◆Mahjong!

カタンの途中、日付が変わった頃にJinpeiさん&YAMEさん到着。カタンが終了した頃に再びSPELLA対戦が勃発した。対戦というよりは2チームに分かれてその中で連合を組んでいた。それだけ眠くなってきたということらしい。

そろそろ寝ようかと思い始めたところでサミット初の4人対戦(←この表現、父・信仁さんのパクリです)が勃発した。4人対戦というとタイパーorタイピストならWeatherTypingやQuizQuizを連想するところだが、ここでの4人対戦はまたしてもタイピングではなく、中国語のお勉強。ここではyasmさんとJinpeiさんが圧倒的な強さを見せ、Pocariさんと筆者が一方的に搾取され続けるという展開に。一応ドラ2七対子のリーチが1回だけかかったが、それ以外はなすすべなし。最後はJinpeiさんがPocariさんに引導を渡して決着。Jinpeiさんのプレイ経験は少なくとも筆者の100倍以上に達していることが容易に想像できた(笑

この時点で28時頃。眠気MAX状態で、このサミットでようやく二度目となるTOD全章対戦をJinpeiさんと。Jinpeiさんも初速が遅くなっていたが筆者はもっとヘロヘロ状態であり、4章まで僅差まで粘りつつも全敗。だが5章に入ると今度はJinpeiさんがヘロヘロモードに突入し、長文を取れるようになったところで勝利。それにしても、ローマ字でマジシャンが打てなくなっている。ライフ5から4発喰らうとか、マジでありえねー。さらに6章。連勝を狙うが、順調にライフが減っていってタワー戦で同時にコンティニュー。せっかくの勝利チャンスが……。

 Jinpeidqmaniac
1章2972(92%)2825(95%)
2章4303(91%)4220(94%)
3章4057(97%)3600(97%)
4章3708(92%)3679(93%)
5章4021(92%)5057(96%)
6章4797(---)5977(---)
評価正特C他A正特C他A
年俸3億2310万円3億6117万円

※6章は両者同時コンティニューのため引き分け。

この対戦が終了したところで28:45。筆者はサミットと言えども比較的健康的な時間に寝ていたが、今回はタイピング以外も大いに楽しむ方針で臨んだのでほぼ徹夜となった。この辺で寝ておかないと翌日以降に差し支えるので、ここで就寝。既に寝部屋はほとんど埋まっていたため空き部屋を探し、ちょうど読書部屋が空いていたので布団を持ち込んでゴージャスに(違)睡眠。

◆A.Yuzoさんと計12章対戦

目覚めると9:50。へじさんやまっどさんが携帯ゲームに興じていた。しばらくそれをボーッと眺めていたり、YAMEさんと「THE 記憶」を対戦してわずか3ワード目で撃破されたり(←数字への脳内置換作業をやっていて相手の打鍵を見逃すというよくあるパターン)と、また〜りしていたところでA.YuzoさんからSPELLA対戦TOD対戦の挑戦状が!

まずはかなで全章対戦。そういえばせっかくかな入力中心に3週間くらいリハビリしたのに、昨日はほとんど打っていなかった! 早速、水を得た魚のごとく打ちまくる。A.Yuzoさんの弱点は正確性にあるはずなので、正確性を重視する……予定が、猛烈な初速と打鍵速度(トップスピードは筆者の約1.5倍!)につられてこちらも乱打モードに。隙あらば1P側のワードを奪いに行くが、基本的には2P側のワードを死守するのに必死である。前半の章では正確性が平均90%を割り込んだ。後半は一転して正確性重視。5章ではマジシャン前半で駆け引きを駆使してA.Yuzoさんをコンティニューに追い込み、1500点差で圧勝。一方6章では短文も多いのでそこまでの差はつかなかった。

 A.Yuzodqmaniac
1章2584(73%)2930(89%)
2章4083(84%)4293(91%)
3章3090(90%)3715(87%)
4章3402(91%)3525(91%)
5章3450(84%)4967(94%)
6章4999(---)5891(---)
評価正D特C他A正特C他A
年俸2億5113万円3億5548万円

※5章でA.Yuzoさんがコンティニュー。

 A.Yuzodqmaniac
1章2780(83%)2492(90%)
2章4566(96%)4082(95%)
3章3914(95%)3551(91%)
4章3314(90%)3469(93%)
5章4081(95%)5118(97%)
6章5642(---)5139(---)
評価正特C他A正C特B他A
年俸3億5528万円4億9910万円

続いてローマ字。こちらもトップスピードで当社比1.5倍の破壊力はあまりにも強烈で、全盛期の自分ならともかく退化しまくった状態では勝ち目がない。案の定、3章まではなすすべなく全敗。だが4章では土星語を奪いまくって息を吹き返し、5章では正確性を97%まで引き上げて1000点差で勝利。この調子で6章も勝つつもりで挑んだが、MISSION2やエンペラーで精彩を欠き、500点差つけられて敗北した。

◆東西対抗戦:作戦会議

その後はカタン対戦。初期配置のおかげで前半は街道や家をなかなか建設できず苦労したが、その代わりにうまい具合に発展カードの材料が入ってきたので、中盤以降は騎士カードを次々と発動しつつポイントを溜め込んでいく。計4ポイント溜まったところで一気に勝負に出て、苦労しつつも都市を作り上げたところでめでたく勝利。盤面上の建設物が一番少なく、昨夜の第1戦と違って誰からも妨害されなかったのが幸いした。

さらにもう一戦。今度はサイコロ運が悪くて初期配置を生かせず、いろいろ考えていた戦術のほとんどを発動できずに終わった。豆大福さんが順調に帝国を拡大しつつ圧勝した気がする。

この時点で13時頃だったか、そろそろ団体戦という声が上がり始める。マジっすか? これだけTODそっちのけでカードゲーム&ボードゲームばっかりやりまくっておきながら今更TODですか? 東西対抗はやっぱりカタンでやるべきじゃないっすか?(爆)

とはいえこの場は一応タイピングサミットなので、カタンに未練を残しつつ団体戦の作戦会議を開始。西軍の方はJinpeiさんが仕切りつつ速攻で終わったらしいが、東軍はかなりの時間を費やした。「あきうめ、たにごん、へじ」の超強力トリオのうちたにごんさんが不参加になったのは大きいが、それでも残る2人は脅威である。西軍のどの章を誰が担当するか、それに対してこちらは誰を当てるべきか、どの章を耐えてどの章で盛り返すか、延々と検討が続く。だが結果的に、最適解を見出した。

東軍の予想としては、2強であるあきうめさんとへじさんが最も差がつきやすい2章と6章、短文命のJinpeiさんが1章、長文派のYAMEさんとdoraguさんが4章と5章、最もTOD経験が少ないさくらさんは差がつきにくい3章というもの。これに対して東軍は、2強のPocariさんとむなすぃさんが西軍の2強と闘い、初速を生かせるA.Yuzoさんが1章、クイズに強く状況判断のいいyasmさんが3章。昨日筆者を6章でコンティニューに追い込んだ豆大福さんが5章。そしてローマ字をろくに打っていない筆者は4章。昔から団体戦では5章を打つことが多かったが、今日の調子ではマジシャン戦で大爆死が予想される。4章ならば土星語、ストレングスという稼ぎどころがあるので5章よりは闘いやすいはずだ。

◆東西対抗戦:実戦

1章。西軍のトップバッターは予想通りJinpeiさん。対してこちらはA.Yuzoさんで迎え撃つ。正確性を無視してひたすらワードを奪い合う死闘が続いたが、A.Yuzoさんがボス直前のライフを奪い、じりじりと差を広げて逃げきった。2章もほぼ互角の好勝負が続く。記録係として間近で見ていた筆者にも、むなすぃさんに相当プレッシャーがかかっている様子がひしひしと伝わってくる。この間合い、張り詰めた雰囲気。これこそが、タイピングサミットの神髄だ。結果は400点差でむなすぃさんの勝利。続いて3章。ここでyasmさんに1500点差くらいつけて欲しいところだが……何と、yasmさんが鬼と化し、期待を上回る活躍を見せてくれた。タワー戦の駆け引きでさくらさんをコンティニューに追い込み、スコアも2000点差とまさに圧勝。これで流れが東軍に傾いた。

となると4章を担う筆者も責任重大である。前半は正確性を重視。狙っていた土星語が出なかったこともあり、コンボを稼ぎつつ取れるワードを確実に奪い取る。MISSION直後の人は助けるつもりだったが助け損ない、期せずしてカエルルートへ。そして! 狙い通り黄金のカエルを奪い取った! これで勝利を確信しつつ、第2の稼ぎどころであるストレングスでもしっかり稼いで勝利。なお、戦闘直前にYAMEさんと握手合戦(違)をやったが、どうやらこの握手は萌え上がる効果ではなく燃え上がる効果を生んだようだ(笑

この時点で計4000点差がついた。だが、勝負はまだまだ分からない。何しろこの後は西軍の2強が控えているのだ。こちらも精鋭で迎え撃つとはいえ、大逆転ということも考えられる。だが! ここで豆大福さんがへじさん相手に必死に喰らいつき、マジシャンも耐えて700点差で抜けた! こうなると6章のPocariさんにも余裕が生まれる。どんなに崩れても3300点差の負けはあり得ない。打てるワードを確実に奪い取り、1400点差に抑えて終了。

【東西対抗戦:結果】

 西軍東軍
1章Jinpei2586(89%)2888(80%)A.Yuzo
2章doragu3821(90%)4222(92%)むなすぃ
3章さくら2534(88%)4506(94%)yasm
4章YAME2941(90%)4265(95%)dqmaniac
5章へじ4751(95%)4097(91%)豆大福
6章あきうめ5987(---)4597(---)Pocari
合計2262024575
評価正特C他A正特C他A
年俸3億5271万円2億8376万円

※コンティニュー回数:西軍1回(3章)、東軍1回(6章)

◆アクシデント

引き続き、ヤングVSアダルト団体戦の作戦会議に入る。今度は相手チームの担当する章を指定するという方式。この時点では「あきうめ、Pocari、へじ」の超強力トリオがヤングチームに含まれている上、東西対抗でもいいパフォーマンスを見せたA.Yuzoさんと豆大福さんまでいるということで、アダルトチームとしてはかなりの危機感を抱く。何しろ、当初アダルトチームの大将格となるはずであったたにごんさんが不参加となり、年齢不詳のPocariさんがなぜかヤングチームに引き抜かれ、事実上の最強メンバーがむなすぃさんという状況。向こうはZタイパーが4人もいるのにこちらは皆無!

だが、メンバーがほぼ決まりかけてJinpeiさんと練習試合をやっている最中にアクシデント発生。なっきぃ。さんが腹痛を訴えておりかなり具合が悪そうだ。試合を中断し、場合によっては救急車を呼ぶことにする。結局は父・信仁さんが車で最寄の病院に連れていくこととなった。この件に関しては幸いなことに大事には至らず、本当に良かった。

この日は夜に旧ROMツアーとカラオケツアーが同時開催ということで、夕食を兼ねて出かける予定だったが、なっきぃ。さんの様子が判明するまでは父・信仁さん宅で待機することとする。そしてまずはJinpeiさんと先ほどの練習試合の続き。5章はマジシャン戦でライフ4個?からコンティニューをやらかすという信じがたい失態を晒し、おまけにこのコンティニューが祟ってスコアでも僅差の敗北。あまりにも悔しすぎた。続いて1章もボコられ、何一ついいところなく終了。

 Jinpeidqmaniac
5章4271(92%)4226(93%)
1章3126(??%)2418(??%)

※5章でdqmaniacがコンティニュー。1章の正確性はメモを忘れた。

そして会社との定時連絡に時々割り込まれつつカタンやワードバスケットに興じる。カタンは初心者であるさくらさんにルールを説明しつつ連合を組んで臨んだが、昨日は初心者であったはずのあきうめさんがいつのまにか完璧に戦略・戦術を把握しており、圧倒的な強さで勝利。ワードバスケットは次第にエロワードが混ざってきて面白さ3倍増。普段はとても言えないような赤裸々な表現を繰り出す様は人間の本質を表している。

◆旧ROM狩りのはずが……

21時過ぎだったか、なっきぃ。さんが無事帰還。入れ違いに旧ROM隊とカラオケ隊が出発した。旧ROM隊はJinpeiさんの運転で、A.Yuzoさん、Pocariさん、doraguさん、筆者で計5名。なぜか痩せ型の筆者が助手席に座り、交差点名が表示されていないPCマップに悪戦苦闘しつつナビゲーターを務めることに。案の定途中で迷わせてしまい、四条大橋の大渋滞に巻き込まれてしまったりしつつ必死に京都の地理を思い出し、北バチに到着した。京都旅行はこれで6回目(修学旅行×2、第一次北バチ遠征、サミット×3)ということもあり、部分的に景色を覚えていたりする。

5年ぶりの北バチはほとんど変わっていなかった。郷愁を漂わせるTOD旧ROM台もそのままだった。違ったのはキーボード。1P側はYのキーが効かず、2P側は7890のキートップが外れている。右側は正確性次第で耐えられるが、左側は致命的であり、対戦が成り立たない。これはかなり興醒めであった。一応「しゃ」をSHA、「ちゃ」をCHA等で抜けるという対抗手段はあるが、これでも「や行」が打てないのでかなりの痛手となる。Pocariさんやdoraguさんはうまくアジャストしていたが、筆者は対応できなかった。

なお、旧ROM対戦ではスコア表示コマンドが面白い。「左→左→右→右→右→左→右→左→右→Enter」(左=左キーボードのスペース、右=右キーボードのスペース)とすれば、1人プレイでも2人プレイでもスコアが表示されるようになる。

 1P側2P側1P側2P側
1章Pocaridqmaniac3129(99%)2894(96%)
2章dqmaniacA.Yuzo3547(92%)5085(90%)
6章doragudqmaniac----(---)----(---)

※6章でdqmaniacがコンティニュー。

この時点で空腹&眠さMAXであったこともあり、食事。王将と天下一品の二択から王将を選んだが、偶然カラオケ組も王将だったらしい。王将と言えば学生時代には下北沢によく行っていたが、タイピング系のオフではこれが初めてかもしれない。

TOD対戦はここまで計35章、13勝21敗1引き分けに。A.Yuzoさんをかなで完封したのが大きいが、それを除けば惨憺たる結果だ。


●2005.5.1(Sun)

その後、あきうめさんの怒涛のスコアアタックで消されてしまったネームエントリーを再び刻むべく2P側で打つ。かな入力で1→5→6。第1関門であるハイエロ直後の雑魚×2はかな入力のスピードに物を言わせてさくっと突破し、第2関門のマジシャンも精神を集中してノーダメージノーミスで撃破。これで6章にライフを5個残したものの、イカサマで2発、MISSIONで1発、タワーで1発と喰らいまくってあっという間にライフ1個に。エンペラー第1形態でようやくゲージ回復を決めたが、その後ストレングスモードか何かで2発喰らって万事休す。その間に若者3人は優雅にビリヤードに興じていた。Jinpeiさんはダーツに興じていたらしい。

もう少し遊んでいても良かったが、肝心の旧ROM対戦が興醒めということで、ここで帰途につく。帰り道は行きと同じ場所では迷わなかったが、今度は道なりに進んでいたらいつのまにか滋賀方面行きの山間道を爆進しており、慌てて復帰ルートを探す。ついでにその復帰ルートでも想定ルートから外れて観月橋を渡りそうになったが、ここは前回のサミットで「桃山→観月橋」の徒歩を行っていたこともあって景色で思い出し、再復帰に成功。散々迷わせてしまってごめんなさい>Jinpeiさん

帰還したら既に26:20頃。シャワー後に父・信仁さん、doraguさんといろいろお話を。たにごんさんとのチャットの話とか、某女性の話とか。今後のタイピングサミットの方向性やPS2版TODのランキングについても話しておきたかったが、眠気MAXだったので27:55頃には就寝。

ちなみに、まっど隊長率いるカラオケ隊は28時過ぎに帰還したらしい。今回は旧ROMツアーと同時開催のため、参加できなかったのが残念。

◆ヤングVSアダルト団体戦

8:50頃に起床。あきうめさんのバイオハザード(の殺戮テクニック)をまったりと拝見しているとJinpeiさんが登場。いろいろあって、ついにここで真白ちゃん鑑賞会をやることに! DVD自体は「………」な出来だったが、YAMEさんとまっどさんの解説で救われた ^^; さらに! ここで「THE 記憶」大会のとんでもない賞品の概要が明らかに!

その後、まったりモードでTOD対戦。無事に復帰したなっきぃ。さんと2章、YAMEさんと3章を。それにしてもなっきぃ。さんのパワーアップには驚かされた。半年前のぁゅ姫さんと似たタイプで、初速とトップスピードは既に筆者を上回っているため正確性と状況判断で対抗するしかない。ベースポイントを稼ぎつつ正確性を98%まで引き上げて1000点差がついたが、ワード数ではほぼ並んでいた。YAMEさんとの3章では100%を狙うつもりが序盤であっさりミスってしまい、以後正確性は落ちる一方。ライフを取ったがその後もあちこちで詰まりまくった。負けはしなかったがかなり迫られた印象。

 対戦相手対戦相手dqmaniac
2章なっきぃ。4123(93%)5195(98%)
3章YAME3550(94%)3906(94%)

この辺で、昨日できなかったヤングVSアダルト団体戦をやろう! ということになり、再び作戦会議。対戦表を作ってみたところバランスが悪すぎたので、ヤングチームのあきうめさんを外して、なっきぃ。さんを入れることにする。一方、ヤングチームの方ではdoraguさんを外す予定だったらしいが、むなすぃさんを外す方針に転換したとのこと。

アダルトチーム側ではまずヤングチームの指定を考えてみたが、スコアで勝つのは厳しいという結論に達した。となるとこちらが狙うのはスコアではなくコンティニュー回数だ。そこで、TOD経験が最も少ないであろうさくらさんには申し訳ないがマジシャンと闘っていただくことにした。アダルトチームには極端にマジシャンが苦手な人がいないのが強みと言えば強みだ。だが、マジシャン前半に関しては「ミスするくらいなら打つな!」という有力な対抗手段があるため、素直にコンティニューしてくれるとは思っていなかった。

その後はほとんど唯一の選択で、残りの章の担当者が決まっていった。差がつきやすい2章になっきぃ。さん。初速タイプのA.Yuzoさんは6章に。6章も差がつきやすいので、A.YuzoさんのTOD対戦経験を考えると危険な香りもするが、他3名は全員Zタイパーであり、もはや選択の余地は無い。そして長文タイプのPocariさんが1章。残ったへじさんと豆大福さんはどちらも強力だが、前回サミットであきうめさんと互角に闘ったへじさんの方がより強力であろうということで、差のつきにくい3章に。豆大福さんは自動的に4章。

1章。ヤングチームが指定してきたのは予想通り筆者であり、いきなりPocariさんとの対決に。3倍近いワードを取られて1800点差で敗北したこともある相手だが、ここでそれを再現させるわけにはいかない。まずは対戦前に握手合戦をやろうとするが何と拒否される(笑)。必死に相手の動向を読み、2体出てくるところで1体取るように心掛けて差が拡大しないようにする。MISSIONも五分五分。だがPocariさんが強いのはここからで、ライフとボス戦で完敗。1000点差に抑えたのはむしろ健闘した方か。そして2章。ここにyasmさんが指定されたのも予想通りだったが、パワーアップしたなっきぃ。さんがここでも大健闘。一時はyasmさんを倒すのではないかという勢いでワードを奪いまくっていた。だが後半に入るとyasmさんがじりじりと差を拡大し、最終的には1100点差で勝利。1・2章とも事前の予想よりは差がつかなかったが、ここまでトータルでほぼ互角とまずまずの滑り出しだ。

3章。ここで指定されたのはdoraguさん。ここに指定されたということは、短文・長文ともに最強であることの証明だと思う。相手はやはりヤングチーム最強のへじさんだったが、doraguさんも噂に違わぬ実力で喰らいついていって550点差で終了。そして4章。短文派のJinpeiさんが後半の章に指定されたのは予定通りだが、それにしても相手はコインキーパーで4分に迫る記録を叩き出していた豆大福さん。事前の予想ではJinpeiさんが不利だと思われたが……いざ闘いが始まってみるとJinpeiさんが冷静な試合運びで確実にワードを奪い取っていく。一方、豆大福さんは相当焦っていたようで、打鍵が止まりまくっている。一旦はまると容易には抜け出せない悪循環。そしてストレングス前で推定300点差がついた。団体戦的にはこれだけでも大成功であり、ストレングスで4体くらい奪ってくれれば御の字というところだった。だが! ここでJinpeiさんの鬼気迫る集中力が炸裂! 長文力で数段上のはずの豆大福さんとほぼ互角の好勝負を演じて終了。4章終了時点で総得点がほぼ互角となった。これで流れがアダルトチームに傾いた。

そして5章に指定されたのは、なぜか長文派のYAMEさん。これは一気に勝負をつけるチャンスだ。そしてYAMEさんが鬼になった! 抜群の正確性と安定感でワードを奪う、奪う、奪う! マジシャン戦に至ってはエレガントながらも冷酷無比な打鍵でさくらさんを完全に萎縮させ、一気に3コンティニューさせるという極悪非道ぶり。結局スコアも3000点差と、アダルトチームにとっては願ったりかなったりの結果であった。これで6章に指定されたまっどさんにも余裕が生まれたようで、強敵であるA.Yuzoさんに対してものびのびと打っていく。タワーまではややリードしていた。ここでPocariさんの絶妙なヤジ攻撃が炸裂し、惜しくも6章勝利は逃したが、団体戦的には十分すぎる成果であった。

【ヤングVSアダルト団体戦:結果】

 アダルトヤング
1章dqmaniac2200(91%)3262(93%)Pocari
2章yasm4715(91%)3637(92%)なっきぃ。
3章doragu3351(90%)3904(93%)へじ
4章Jinpei3668(90%)3372(90%)豆大福
5章YAME5692(98%)2671(82%)さくら
6章まっど5105(---)5261(---)A.Yuzo
合計2473122107
評価正特C他A正D特C他A
年俸3億8237万円2億1326万円

※コンティニュー回数:アダルト0回、ヤング3回(5章)

◆「THE 記憶」大会

この後、むなすぃさんと全章対戦。見せ場は4章ストレングスのみ。敗色濃厚だったがここで11対1と爆発して大逆転に成功した。だが他の章は不発。前半は初速不足、5章はマジシャン前半で萎縮、6章は長文途中で止まりまくりといいところがなかった。ちなみに6章では冒頭の長文で対戦技を駆使して1発喰らわせた。これではみ出し回復を阻止できたが結局は焼け石に水だった。当然ながら、同じ技を繰り返し決める隙などあろうはずがない。

 むなすぃdqmaniac
1章3423(96%)2352(93%)
2章4768(93%)3995(89%)
3章4153(96%)3989(98%)
4章3150(90%)3636(93%)
5章4661(96%)4227(93%)
6章5899(---)5327(---)
評価正特C他A正特C他A
年俸3億8126万円3億1382万円

 dqmaniacなっきぃ。
5章2755(97%)4935(95%)
6章7329(---)3741(---)
評価正特C状B他A正特C状D他A
年俸4億2508万円1億1083万円

続いてなっきぃ。さんの1人プレイに5章ハイエロ後から乱入。今回はなっきぃ。さんのパワーアップに伴い接待モードから対戦モードにチェンジしたが、ここからの逆転は不可能である。マジシャン前半等でそこそこワードを奪い取ったものの2200点差の敗北。その代わり、6章では情け容赦なく叩きのめす。短文も長文も根こそぎ奪い取り、研究室のライフも奪い、残りライフ2個まで追い詰めたと思う。これでエンペラーを使って2発喰らわせれば完勝となるが、なぜかその点に思い至らずエンペラーを1ダメージで突破してしまった! ま、5章の負けを取り返すだけの点差はついたので良しとしよう。

「THE 記憶」大会は、多くの参加者がワードバスケットに興じる中でひっそりと(笑)開催された。1回戦で筆者を含め達人メンバーのほとんどが姿を消し、罰ゲームを賭けた逆トーナメントに回るという面白い展開に。全般的に若者が強かったが、そんな中で(賞品への)異様な執念を見せたのがまっどさん。並み居る強敵を次々と粉砕して勝ち上がり、なっきぃ。さんとの決勝戦をも制して見事に賞品獲得!

逆トーナメントの決勝はむなすぃさんとPocariさんで争われ、見事むなすぃさんが逆優勝を成し遂げた。罰ゲームは結局何だったのでしょうか(笑)。むしろ、賞品を手にしてニヤついているところを撮られてしまったまっどさんの方が罰ゲームに近かったかも(爆

筆者は1回戦でdoraguさんに敗北。「文理法法文理工医」、ここまではついていったが脳内で数字変換しようとして失敗し、9体目の「法学」を「工学」と打ち間違えて(←逆だったかも)死亡。実際、これは数字変換が難しい。五十音順やアルファベット順ではどうもしっくりこないし、東京大学の例に当てはめると「文=文3、理・工=理1、法=文1、医=理3」なのでかえって混乱する。今思いついたのだが進学振り分けの序列順、つまり「医法理工文」にすれば良かった(笑

逆トーナメントではJinpeiさんと当たり、かつ「中国語、ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語」という数字変換しやすいワードだった(アルファベット順で問題なし)ため、ひたすら記録を伸ばしまくる。数字に直すと「112233445512345543212433512」てな感じ。長いように見えて、実は20体目まで規則性ありまくりだし、21体目以降も相手のワードを6から引くという別のパターンを適用しているだけなので、覚えるのは「2352」の4つだけで良い。2人で協力すれば26ワード粘るくらい何でもないのだ。だが! 28ターン目でアクシデント発生。「中国語、中国語」と入力したらなぜか2体目が何も入力していないことになっていて、時間切れと同じ扱いで試合終了。何ですかこのバグは????? それにしても対戦結果が「26対1」になり、無茶苦茶カッコ悪い。せめて「26対26」ならまだ良かったのだが。

敗北したので逆トーナメントの2回戦に回る。ここはPocariさんと当たったが、相手が長考→喰らって終了だったため、試合自体をよく覚えていない。そしてこの辺でたにごんさんが登場したが、ワードバスケットばっかりやっていた気がする。

「THE 記憶」大会の賞品は某タイピングソフト。早速Jinpeiさんが試し打ちと称してノートPCにインストールしていたが、ここでは長文を正確に打ち切るミニゲームでたにごんさんが強さを発揮し、見事にA評価を獲得していた。こう書くと普通のタイピングソフトに見えるが、打ち抜いたワードはとても書けるようなものではありませ〜ん(笑

◆戦慄の瞬間いろいろ

この辺でA.YuzoさんのTOL極限攻略を拝見。筆者が30回に1回くらいしか勝てない凶悪なLV5シエルが! A.Yuzoさんの魔手にかかれば借りてきた猫のようにおとなしくなり、SP技を封印した攻撃力最弱のレンが相手なのにもかかわらず、何もさせてもらえずに沈んでいった!! あまりにも衝撃的で、あり得ないシーンだった。見てはいけないものを見てしまったような……。

この辺でワードバスケットにも「エロワードでないと上がれない」という新ルールが追加され、さらに盛り上がっていた。放送禁止用語はもちろん、解釈によってはエロいワードとか、いろいろ組み合わせたエロワードなど、ここには書けないようなろくでもないワードが次々と繰り出され、参加者の本性がむき出しになって非常に面白い。なお、上がる時以外は普通のワードでも可なので、懐に温めておいた必殺技「真宮寺さくら萌え萌え萌え〜〜〜っ!」をようやく発動して自己満足に浸ってみたり。

途中少しだけ抜け出してPS2版の光速の指かな。いくらなんでも12000点に届かないスコアしか残せないようでは話にならん。指先に魂を込め、100Pを逃さず取るようにしていい感じで打ち抜けていく。最後で長文に喰らって15400点台にとどまったのは残念だが、メモカに残されていたあきうめさんの15200点台は上回ったので良しとしよう ^^; この15400点台はさくっと抜いてやって下さい>あきうめさん

豆大福さんがコインキーパーを打ちまくっていたのもこの頃。3分30秒を過ぎ、40秒を過ぎてもまだまだコインが落ちてこないので、思わずワードバスケットを中断して見入ってしまった。結局このプレイでは3分53秒台という凄まじいスコアが出ていた。これでは6章で勝てないわけだ ^^;

エロスワードバスケットが一段落ついた頃、たにごんさんが本来の目的であるタイピングを開始した。タイピングはほとんどやっていないと言いつつもチャットの合間に国語K慣用句を1秒更新するなど、そのポテンシャルは健在である。PS2版TODのワードシューティングでPocariさんをボコボコにしていたし、DC版TODのローマ字対戦でも初速・打鍵速度・正確性すべてが極めてハイレベルだ。筆者は4章で対戦したが、MISSIONで間合いに入れず、ストレングスではボッコボコにされ、1000点差つけられての完敗。

 dqmaniacたにごん
4章3037(92%)4068(92%)

◆かな頂上対決

続いてかな対戦が勃発した。2章まではA.Yuzoさんに闘ってもらう。団体戦のあきうめ VS Pocari戦がローマ字の頂上対決だとすれば、この試合がかなの頂上対決だ。初速で上回るA.Yuzoさんに対してたにごんさんは最適化と正確性で対抗する。1章、2章とも雑魚戦ではA.Yuzoさんがリード。しかーしボス戦の長文はほとんどたにごんさんが奪い取り、大逆転。

事前の目論見では3章までA.Yuzoさんに担当してもらうつもりだったが、ここで筆者が引っ張り出される。コンボは冒頭で途切れたので、初速の利を生かしてワードをむしり取る方針に変更。たにごんさんは落穂拾い戦術をやらず基本的にすべてのワードを奪いに来るので、これを逆用して2ワード出てきたら2つとも奪い取ったことが何回かあった。ライフも奪い取り、タワー戦でも押し気味に試合を進めて完勝! 1000点差というのは予想外だったが、正直嬉しかった。

4章はA.Yuzoさんにチェンジ。たにごんさんはワードが長くなればなるほど、そして沢山出れば出るほど強さを発揮するため、A.Yuzoさんにとってはやや苦しい章だと思われた。だが! MISSION直後の人を助け損なってカエルルートに突入! そしてA.Yuzoさんの反射神経が炸裂し、カエルとライフを両方ゲット! この時点でライフ5個だったので計550点が入ることになり、一気に挽回する。ストレングスでもいい感じに喰らいつき、あと一歩というところまで追い詰めていた。

5章以降は再び筆者にチェンジ。お互い長文の途中で詰まることが多く、一気に打ち抜いた方がワードを取る。だが2人とも打ち抜いた場合は最高に面白い。長文後半で、たにごんさんは最適化、筆者は先読みを駆使して再加速を行うが、その際の組み立てが速かった方がワードを奪う。そして勝負はマジシャン戦にもつれ込んだ。ここで悔やまれるのは、たにごんさんが前半で早々に2ミスしたのを見て、守りに入ったこと。マジシャン中盤で盛り返してきたたにごんさんにワードを取られ、逆に加速したところでミスを犯し、何と3発も喰らった。こうなるとワードを取りに行くどころではなく、大幅減速を余儀なくされる。後半戦の追い上げも及ばず、400点差の敗北。

6章も短文・長文ともほぼ互角の好勝負が続く。前半やや劣勢だったがタワーで盛り返し、その後MISSION2まではほぼ互角。エンペラー突入時点でライフが2個ずつだったので少しヤバイ気がしたが、第1形態の高速4連でワードを取り合って1発喰らっただけで撃破。ストレングスモード、タワーモードでのたにごんさんの安定感はさすがである。そしてここの差が、筆者がたにごんさんに及ばない所以なのだろう。勝敗については、終了直後の感想に現れていた。たにごんさんは「負けた気はしない」、筆者は「勝った気はしない」。200〜300点差でたにごんさんの勝ちだと思っていたが、実際その通りだった。

 dqmaniacたにごん
3章4033(93%)3003(85%)
5章4181(90%)4587(92%)
6章5326(---)5578(---)
評価正E特C他A正D特C他A
年俸2億0806万円2億6659万円

※正確性がE評価なのは……1・2・4章を担当したA.Yuzoさんが60%台を2回も出してくれたため ^^;

◆サミット閉幕

その後はTOL。A.YuzoさんはCPUなど弱すぎて話にならんといった風情で今度はたにごんさんに襲い掛かり、TODでの鬱憤を晴らすべく徹底的に痛めつけていた ^^;

さらに、たにごんさんの英文打鍵を見ている間にそろそろ終電がヤバイという声が聞こえ始める。前回は20時に出発して悠々間に合ったが、今回は単独行ではないので少し早めに行動。時間優先でルートを選択し、京都駅では超速攻で土産や夕飯を購入しつつ20:46発ののぞみを捕まえる。飯を貪り喰った後にSPELLAを少しだけやったが、名古屋を過ぎた頃からは熟睡モードに突入。隣に座ったyasmさんはずっと起きていらしたようで……

……

総じてローマ字ではぼこられまくり、かなではいい思いをしたサミットだった。特にかなでは、A.Yuzoさん、たにごんさんというTWで2レベル上の相手に対して7勝2敗という戦績は大満足。ローマ字? 退化しまくってリハビリしなければこんなもんでしょう(爆

今回は「タイピングサミット」から「ゲームサミット」への大変貌を遂げるサミットだったことは否定できない。筆者自身、TOD対戦はわずか50章にとどまった。第2回タイピングサミットの102章からは半減したし、第1回タイピングサミットの69章にも遠く及ばない。

代わりに、カタンやSPELLAをはじめとするボードゲームやカードゲーム、旧ROMやカラオケというオプショナルツアー、某賞品やワードバスケットに代表されるエロス、といった新趣向がどんどん出てきたのが特徴だ。50章ということは、1章を6分としてわずか5時間しかTODを打っていない。そしてカタンやワードバスケットは5時間以上やっていると思う。

最後に、父・信仁さんおよびご家族の皆様、2泊3日にわたり大変お世話になりました。お蔭様でいろいろとぶち上げた企画も完遂でき、大変充実した3日間を過ごすことができました。将来第4回タイピングサミット第2回カタンサミット開催のあかつきには、またよろしくお願いいたします。


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