筆者のタイプウェル遍歴:その4(2002.5.14)


●コンテンツ

[タイプウェルオリジナル:総合レベルXSに到達(2001.11.21)]
[タイプウェル:再びAll Machine達成(2002.2.28)]
[タイプウェル国語K:総合レベルXSに到達(2002.3.20)]
[タイプウェル英単語:総合レベルXSに到達(2002.5.7)]
[今後の展望(2002.5.14)]

[タイプウェル英単語:苦手単語リスト]


●タイプウェルオリジナル:総合レベルXSに到達(2001.11.21)

タイプウェルオリジナルに関しては、
2001.8.22のMachine達成後も、すべてのキーを中心にほぼ毎日打ち続けていた。殿堂ポイントや総合ランキングでは依然としてyasmさんとたけひささんに大きく離されており、追いつくためにはオリジナルの差を詰める必要があった。また、TypingAttackではT.A.pointが1800に迫っており、こちらも引き続き全段を中心にランダム種目の底上げを図っていた。

8月下旬から9月上旬にかけて、すべてのキーをじりじりと更新した。やはり毎日打ち続けたのが良かったのだろう。8月23日に44.1秒(XA、ミス14)、25日に43.3秒(XS、ミス9)と更新を連発。9月5日には42.7秒(XX、ミス12)を叩き出し、数字に続くXX到達を果たした。

だが、その直後に約1ヶ月もの長期スランプに突入した。-=には当たらないし、Shift+CapsLockトラップは頻発するし、ieミスとか括弧類のミスも非常に多かった。また、^~Y'”とか^~0”^、p)|とか/:は打てる気がしなかった。目も指もついていけないし、この文字列は頻出する(※)ので痛い。すべてのキー以外の種目はさらに低迷し、1行目で赤ドットに引き離されることがほとんどだった。一方、美佳ランダムは全段以外の種目をじりじりと更新した。8月下旬から9月にかけて、ホ上下427.1、上一段434.8、ホーム下398が出た。全段は370台が精一杯で、更新は難しかった。9月27日には、結局全段を更新することなくT.A.Point1800を突破した。

(※)タイプウェルオリジナルには周期性が存在する(ことがある)。発生条件は詳しく判明していないが、112文字ごとにほぼ同じ文字列が出現することがある。従って、スコア狙いで打っている時は、2行目までに打ちづらい文字列に出くわしたら(後半でもう一度出現する可能性があるので)Escを押した方が得策である。さらに、すべてのキーでは特定の文字列が頻出する。先ほど述べた^~Y'”はその1つだ。一方、gc75_ とか Asd(1のような比較的打ちやすいものも存在する。従って、これらに慣れると攻略が多少は容易になる。

10月に入ると、すべてのキーのスコアが改善された。途中まで青ドットを上回ることが多くなり、それに伴って1日に42.5秒(ミス10)、9日に41.7秒(ミス6)と更新。これが2001年中のベストタイムとなった。また、この時点で総合ポイントは1105856に達した。実はMachine達成の前後約2ヶ月の間、すべてのキーしか更新していない。総合レベルXSを狙うには他の種目も更新する必要があると感じた。

一方、大文字小文字に少しずつ安定感が戻ってきた。更新には至らないが36〜37秒台を1日に1回は出せるようになった。さらに、眠気を覚ますために国語Rを打ってから再挑戦という手段を常用するようになってからは36秒台が安定してきた。そして2001.10.17、実に2ヶ月半ぶりに36.025秒(ミス12)に更新。29日には35.9秒(ミス9)を記録してXBに突入した。最遅ラップが7.4秒台と安定していたのが勝因であり、ミスを減らせばあと1秒は縮まるという感触をつかんだ。数字も美佳で480台が安定するとともに復調した。22日にはタイプウェルで約3ヶ月ぶりの25秒台を記録し、この日を境に少しずつ25秒台が出るようになった。25日には美佳数字で511.6(+17.3、ミス7)を叩き出し、ついにランダム500の世界へ突入した。

11月に入るとタイピングサミット参加、「人生におけるとある重大な決断」、さくら大戦との出会い、とイベントが続き、ランダム練習の時間が大幅に減少した。全種目ともアベレージが約1割落ち、ワンチャンスを生かして更新するしかなくなり、絶望的な挑戦が続いた。それでも10月以前の貯金が物を言い、突発的に好記録が出た。

達成日種目記録備考
2001.11.7すべてのキー41.9秒2位、ミス6
2001.11.10DC版TODかな:カエル608体
2001.11.10DC版TODかな:斧999個カンスト
2001.11.19数字24.460秒ミス2
2001.11.20大文字小文字35.865秒ミス9

そして2001.11.21、大文字小文字が33.7秒(XS、ミス7)と爆発! 文字運に恵まれて3行目で6.432秒、最終行で6.365秒とラップを連続更新し、かつ最遅ラップが7.046秒という素晴らしい安定感だった。3行目以降はXBの青ドットとの差がじりじりと広がった。4行目のnouや最終行のdeanなど単語に近い並びも多かったので、かなり余裕を持って打つことができた。総合ポイントは1112146に伸び、ついに総合レベルXSに到達!

ここまでの練習回数は会社PCで361回(小文字のみ70、大文字小文字67、すべてのキー145、数字79)。自宅PCの分を入れると419回(小文字のみ80、大文字小文字80、すべてのキー161、数字98)。相変わらずEscの多用により、かなり少ない回数で総合レベルXSに到達できた。だが、今後XXを目指すにはまだまだ不足だ。今後、練習回数を少なくとも1000回には伸ばしてさらなる飛躍を狙う。一方、「タイプウェル殿堂」では、オリジナルの伸びにより殿堂ポイントが442万点台に達し、名実ともに3位に浮上した。だが、2位のMADRIGALさんとは10万点以上の差がある。また、総合ランキングでは4位のyasmさんをとらえつつあるが、依然として5位のままである。こちらは殿堂ポイントよりもオリジナルの比重が大きいので、上位を目指すために引き続きオリジナルを中心に鍛えていこうと思う。


●タイプウェル:再びAll Machine達成(2002.2.28)

2001年末はさくら大戦やDQ4攻略、冬コミ準備で忙しく、ろくに打てなかった。2002年に入ってからは時間はできたもののタイピングのモティベーションが著しく低下し、打つ気力が湧かなかった。だが、2月の「毎日パソコン入力コンクール」に備えてリハビリを行う必要があったため、タイプウェルを再開した。

一方、この頃タイプウェルでは、某ソフトの併用により簡単に不正が行えるという点が問題になっていた。バージョンアップによりこの問題点は解決されたが、それ以前の記録について不正でないと証明するためには新バージョンで新記録を出すしかない。また、1種目だけを更新しても他の3種目が不正である可能性は否定できないため、新バージョンで以前の総合ポイントを上回る方が手っ取り早い。

そこで、全シリーズについて新バージョンで一からやり直すことを決断した。実を言うと、2001年中に出した記録の中には限界に近いものもあった(特にオリジナルや国語R)ため、この決断には多少の勇気が必要だった。だが、All Machineで満足せずさらに先に進むためには、昨年の記録やそれに伴うささやかなプライドなどかなぐり捨てなくてはならないという気持ちの方が強まってきた。そして2002.1.21、まずはAll Machine再達成に向けて攻略を再開した。と言ってもこの時点ではその目処すら立っていなかった。

初日は国語Rが総合ポイント1090202(レベルXB)、国語Kが総合ポイント1087000(レベルXC)だった。23日には国語Kも総合レベルXBに復帰したが、スコア以前に内容がひどすぎた。瞬間的記憶喪失、指硬直&腕痙攣、持久力不足、メンタル面の弱さなど、欠点を挙げればきりがなかった。国語Rでも「読む→ローマ字に変換する→打つ」の作業が指に追いつかず、瞬間的記憶喪失も頻発した。また、「な」を打つ時に右手人差し指がN(ローマ字)とU(かな)の間をさまよった挙句に中間のHを叩くなど、かなとローマ字の混同現象まで発生した。

その後もじりじりと更新を重ねたものの、2001年の自己ベスト達成時の調子はなかなか戻らなかった。国語Kでは無駄な動きが多く、的確にキーをとらえることができなかった(筆者はこの状態を「指が踊る」と表現した)。国語Rでは「お宮」が「お客」、「肺」が「姉」に見えるなど、動体視力も衰えていた。それでも地道にリハビリを続けた結果、28日には国語Kの応用常用語と漢字で34秒台をマークし、総合ポイントは1095052に伸びた。国語Rでも応用常用語で35秒台を出し、総合ポイントは1093029に伸びた。

29日には英単語のリハビリも開始した。初日のスコアは総合ポイント1092098(レベルXB)だった。英単語に関してはタイプウェル憲法Eや毎日パソコン入力コンクールの英文課題をほぼ毎日打っていたためか、回復が早かった。2002.2.4には拡張Q-Zでトップスピード785.3を叩き出し、2001年の記録を初めて破った。14日には基本英単語が37.1秒(ミス11)と爆発し、他のシリーズに先駆けてMachineを再達成した。

5日には唯一残ったオリジナルのリハビリを開始した。国語Rの漢字が打てないのはランダムの力が衰えたのが原因と考えたためである。初日のスコアは案の定ひどいもので、総合ポイント1051708(レベルXF)だった。特にすべてのキーは50秒すら切れず、先が思いやられた。

英単語Machine達成後、他のシリーズのリハビリを引き続き行った。19日にはオリジナルを全種目更新し、総合ポイント1090956(レベルXB)にまで復帰。21日には1095242(レベルXB)まで復帰した。また、毎日パソコン入力コンクールの和文は主にローマ字で打っていたため、予想に反して国語Rのスコアが国語Kよりも早くMachineに近づいていった。

2月最終週、毎日パソコン入力コンクール終了と同時にタイプウェルに割ける時間が一気に増え、連日のように更新を重ねた。まずは25日にオリジナルでMachine再達成。「キーボードをなめるように」小文字のみを打ったところ、一気に30.992秒(ミス5)に更新した。昨年どうしても出なかったレベルXBに、ついに突入である。続いて26日には国語RでMachine再達成。応用常用語を34.3秒(ミス5)に更新してのことだったので、かなり嬉しかった。

最後に残ったのは国語K。26日に換算ポイントのみMachineに復帰したとはいえ、2001年には最も速くMachineを達成した種目であり、最後に残ったのは意外であった。だが28日、カタカナ語を39.1秒(XC、ミス14)に、応用常用語を32.5秒(XS、ミス8)に更新してMachine再達成。国語R換算ポイントは1104012まで伸び、2001年の自分を抜き去った。そして、これで最新版でAll Machineを達成することができた。同時に、国語Kに関しては昨年の自己ベストを打ち破っていけるという確かな手ごたえを感じた。


●タイプウェル国語K:総合レベルXSに到達(2002.3.20)

タイプウェル国語Kに関しては、
2001.5.22のMachine到達時点でかなり無理をしていた。即ち、結果欲しさのあまり「神降臨」に頼りまくっていた。従って、その後記録が伸び悩んだ。美佳かな単語練習も、19日に518.8(ミス5)を記録して以来伸びる気配がなかった。そして、2001.6.8を最後にかな入力の練習を停止した。タイプウェル国語Rのリハビリを開始したためでもあるが、かな入力自体に越え難い限界を感じたためでもあった。

その後、2001.7.7の名古屋オフでかり〜さんに、2001.8.13のJinさん邸オフでMADRIGALさんに完膚なきまで叩きのめされ、モティベーションが少しずつ回復した。だが、ちょうど国語RでMachineを目指して苦闘を重ねていたため、かな入力には時間を割けなかった。仕事は全部かな入力でこなしていたが、タイピングのトレーニングとしてはほとんど意味がなかった。

10月に入り、ようやく国語RでMachineを達成した。そして、父・信仁さん主催の「第1回タイピングサミット」に向けて、DC版TOD中心にかな入力の調整を開始した。4ヶ月ものブランクにもかかわらず、居合斬り24体+4秒、RANK-B縛り94、背水の陣203体など長文系を中心に大幅に更新できた。さらに短文系の種目でも、コインキーパー2分57秒68、樽165個、ミスミス・ショット69体を叩き出した。以前の記録がぬるかったためでもあるが、失われた自信が少しずつ戻ってきた。タイプウェル国語Kでは10月中にはとうとう結果を出せなかったが、最も退化したカタカナ語を中心に、毎日辛抱強くリハビリを続けた。

また、2001.10.30にAC版TODを久々に打ったところ、ローマ字・かな連続全章1コインクリア&全A評価を達成。さらに、31日には4→5→6の短縮プレイながら、かな入力でスコア8177、年俸21億1242万円と自己ベストを大幅に更新した。さらに、ローマ字ではまずクリアできない6章MISSION1も、かな入力ではもう少しスピードが上がればクリアできるかもしれないという感触をつかんだ。これらの成果は、その後のかな入力練習に少なからずモティベーションを与えた。

11月3〜4日にはタイピングサミットに参加し、DC版TODの対戦を思う存分楽しんだ。かり〜さんとは計14章対戦して全敗だったが、長文を中心に7月の初対戦時よりは善戦した。ノーミスでよどみなく打てた時は予想以上にワードを奪うことができた。たにごんさんには3勝4敗。全体的に、初速で上回って長文でやられた。かな入力の両雄との対戦は、今後さらに実力を伸ばすためのモティベーションを得られたという点で実りあるものだった。

11月に入るとAC版TODのNormal台1コインクリア、DC版TODの難易度Very Hardノーコンティニュークリアが安定した。かつては夢だったレベルについに到達したが、まだ満足するわけにはいかなかった。新たな目標として見えてきたのは、Normal台8000オーバー安定である。そのためにも、スピード向上により5章ハイエロ後と6章MISSION1を安定させ、正確さ向上によりマジシャン後半や6章の雑魚を安定してノーミスで突破できるようにする必要があった。

そしてタイプウェル国語Kにも好影響が現れ始めた。2001.11.1には慣用句を少しだけ更新し、約半年ぶりに総合ポイントが上昇した。その後も、2日に慣用句37.8秒(XB、ミス13)、13日に基本常用語33.4秒(ミス6)、14日に漢字33.7秒(XS、ミス7)、20日に慣用句36.4秒(ミス9)、と更新を重ねてスコアを伸ばし、総合ポイントは1103544まで伸びた。そしてこれが2001年内のベストスコアとなった。だが、カタカナ語だけは結局更新できなかった。リハビリはほぼ毎日続けたが、二度と40秒を切れる気がしなかった。

年末にはPS版DQ4や冬コミ準備で、タイピングに割ける時間が一気に減少した。タイプウェル国語KやTODをやる暇はなくなり、代わりにタイプウェル憲法Kを試し打ち程度に打っていた。この時点では通し練習のみで稼いで、13日にはレベルXCに達した。だが、12月後半に入るといよいよ暇がなくなり、タイピング自体をやらなくなった。

2002年に入ってからはこのブランクを取り戻しつつ、「毎日パソコン入力コンクール」の準備を始めた。課題文は明らかにローマ字有利な文章だったが、かな入力でもリハビリを兼ねて練習を重ねた。一方で、先述したようにタイプウェル国語Kを最新版で一からやり直し、2月末には再びMachineに到達した。特に、最も苦手なカタカナ語を39.1秒(XC、ミス14)に更新できたのは大きかった。

3月には5〜6日に1回の割合で爆発が続いた。まずは2002.3.1に漢字を33.5秒(XS、ミス8)に更新して昨年の総合ポイントを超えた。そして7日には慣用句36.2秒(XB、ミス9)、8日にカタカナ語38.2秒(ミス9)、12日にはカタカナ語36.4秒(XB、ミス7)、と更新を重ね、この時点で総合ポイントは1108767まで伸びた。

その後はカタカナ語と漢字を毎日打ちまくった。カタカナ語は「退化を防ぐため」という消極的な理由だった。これではモティベーションを持続できないので、毎日1回はXBを出すことを目標とした。一方、漢字は爆発を狙ってトップスピードで打ちまくった。その結果、19日には最終行で5.3秒爆死しつつも32.7秒(ミス10)に更新。翌20日にはさらに32.1秒(ミス9)に更新! 総合ポイントは1110107に達し、ついに総合レベルXSに到達!

ここまでの練習回数は会社PCで409回(基本65、カタカナ139、漢字92、慣用句113)。自宅PCの分を入れると635回(基本135、カタカナ192、漢字144、慣用句164)。カタカナ語を中心に全種目とも回数を積み重ねてきた。しかし今後XXを目指すにはまだまだ不足だ。今後、練習回数を少なくとも1000回には伸ばしてさらなる飛躍を狙う。なお、この時点でタイプウェル総合ポイントは344万点を突破した(5位)。殿堂ポイントは443万点を突破している(3位)。相変わらず殿堂ポイントは2位のMADRIGALさんに10万点以上離されているし、総合ポイントに至ってはたけひささんとyasmさんにまだ追いつけない。だが、今後総合ポイントを上げるためにもかな入力は有力な武器となる。今後も上位を目指すために引き続きかな入力を鍛えていこうと思う。


●タイプウェル英単語:総合レベルXSに到達(2002.5.7)

タイプウェル英単語に関しては、国語Kと同様、
2001.7.3のMachine到達時点でかなり無理をしていた。その反動で、以後3ヶ月くらい伸び悩んだ。タイプウェル単語にはまだまだ慣れていなかったので(特に拡張では慣れが重要)、長期的視野で練習を重ねた。モティベーション維持の一環として、当時トータル400回程度だった練習回数を1000回に増やすという数値目標も掲げた。

7月中は主に基本英単語を打った。だが、かみ合った時にやっと38秒台が出る程度で、XSの壁は越え難かった。拡張A-FはなかなかXBが出なかった。そこで、この時期は美佳の英単語系練習も同時並行で進め、11日にC言語692.9(+23.6、ミス14)、19日にアセンブラ602.6(+12.0、ミス4)と少しずつ更新した。そして23日、タイプウェルでもようやく結果が出た。拡張A-F41.7秒(XB、ミス7)、拡張G-P39.9秒(XA、ミス5)とレベルアップ更新を連発。ミス1桁という安定感によるものであった。だが、その後はまた伸び悩んだ。

2001.7.29、約2ヶ月ぶりに美佳テキストを再開した。タイプウェルオリジナルをXCまで上げた成果を試しつつ、英単語の不調を打開するためだ。苦手種目の「若草物語」を524.2(+23.7、ミス52)に更新するなど、英文タイプの力が一段上がったという感触を得た。さらに8月下旬、美佳英単語系でいくつか新記録が出た。MSDOSコマンド780.6(+32.5、ミス2)、パスカル743.2(+20.4、ミス5)、BASIC685.3(+9.9、ミス6)、英単語665.4(+1.0、ミス10)、フォートラン742.7(+31.3、ミス5)等である。また、8月下旬から9月にかけて、美佳テキストでも全種目を更新した。

だが、タイプウェル英単語だけはほとんど進歩が見られなかった。8月中は、21日に基本英単語を38.3秒(ミス3)に更新するにとどまった。XSは近いようで遠く、総合ポイントも1101274とほとんど伸びなかった。9月に入ってからも、更新には届かなかった。たまにラップやワーストスピードを更新したり、最終行まで更新ペースをキープしたりということはあったが。正確さにこだわるあまりトップスピードが落ちているのが伸び悩みの原因かと考え、スピード重視で打ってみたりもした。

9月下旬はNeccaのTOD大会で獲得したTOD:USエディションを打ちまくった。スコア狙いのプレッシャーから解放され、久々に英文タイピングを心底楽しんだ。タイプウェルや美佳にも好影響が出た。28日にはタイプウェル基本英単語で38.374秒(4位、ミス12、1位と0.076秒差)を出し、30日には美佳英単語を668.9(+3.5、ミス4)に更新した。

そして2001.10.1、ついにタイプウェル基本英単語を37.8秒(ミス11)に更新し、レベルXSに突入! 翌日からはXXの目標設定に全くついていけず、XAの赤ドットと競う日々が続いた。それでも10月中に38秒台を何度か出し、TOP15から39秒台を駆逐した。19日には再び37.8秒(2位、ミス7)とXSを叩き出した。22日には美佳英単語で単語運に恵まれ、673.5(+4.6、ミス9)に更新。だが、700は見えなかった。

拡張3種目も辛抱強く打ち続けた。その結果、31日には拡張A-Fを40.8秒(ミス5)に更新。さらに拡張Q-Zの更新を狙い、2001.11.140.047秒(ミス7)、6日に39.8秒(ミス9)と更新してXAの壁を破った。両種目ともワーストスピードを更新し、最後まで安定して打ち切った。この時点で総合ポイントは1104011に伸びた。

11月3〜4日に行われたタイピングサミットではたにごんさんの打鍵を拝見した。端から見た限りではそんなに速そうには見えなかった。それだけに、ほとんど余分な力を入れず、無駄なく必要最小限の打鍵をしていることがうかがえた。さらに、ローマ字入力時や英文入力時には複数の文字がほぼ同時のタイミングで画面から消え去っていた。以後の筆者のタイプウェル英単語攻略においては、これがヒントになった。と言っても、同時にキーを叩くと下手すれば順序が逆になるし、狙ってできることではない。これが無意識のうちに成功するようになれば一段上を目指せるのだが。

11月中は主に拡張G-Pを打った。この種目は左手集中攻撃がほとんどないので打ちやすい。それでも簡単には更新できなかった。右手集中攻撃、大量のスペースミス、改行の際の誤推測、凶悪ワード、連打用神経死亡などが頻発したためである。あまりにも打てないので久しぶりに苦手単語練習を実行した。その結果、13日に39.7秒(ミス7)と微更新した後、16日に38.030秒(ミス5)と爆発! ……最初の2行は5秒台と出遅れたが、そこからノーミス高速モードに突入! 動体視力不足で単語を読み取れないことが何度かあったが、そのたびごとに奇跡的に指が動いて的中し、XSの青ドットとXAの黄ドットの間を保つ。そして7行目でラップ4.105秒、最終行でも4.597秒を叩き出し、XSの青ドットをギリギリまで追い込んだ。トップスピード783.3、ワーストスピード493.4(+9.5)と、3行目以降はすべてがかみ合った。

その後は基本英単語に照準を絞り、20日に37.805秒(2位、ミス4)、21日に37.779秒(2位、ミス8)→37.765秒(ミス9)とXSを連発した。だが、感触では36秒台も見えているだけに、非常に歯がゆい。1回目は3行目でラップ4.049秒を叩き出すなど絶好調だったが、最終行のthat'sやAugに少しずつ削られた。2回目はトップスピードがなかったが、最終行4.418秒という執念の追い上げでわずかに更新した。総合ポイントは1105888に伸び、これが2001年中のベストスコアとなった。

美佳英単語に関しては700狙いに限界を感じたので、アプローチを変えてノーミス練習を始めた。結果は、19日に出した604.9が精一杯だった。普段いかにミスだらけのいい加減な打ち方をしているかを再認識できた。

2001年12月にはタイプウェル憲法Eの攻略を開始した。2002年1月から2002年2月にかけては「毎日パソコン入力コンクール」に向けた練習を行うとともに、タイプウェル英単語の最新版でのMachine再達成を目指した。「毎日パソコン入力コンクール」の英文部門は、次のような結果になった。

トライアル実施日打鍵数ミス数得点順位
予選2002.1.132204621982位
地区選2002.2.102136025641位
決勝2002.2.242281027382位

※予選と決勝の1位はPocariさん

練習ではノーミスで2459(毎パソ得点ではノーミスボーナスで2951となる)、ミスありでは2520まで出ていた。だが、本番では緊張感があるしキーボードも違うし、何よりも一発勝負なのでこんなものだろう。Pocariさんに敗れたのはその時点の実力ではやむを得ないということで納得できた。

2002.3.5に憲法EでMachineを達成し、その後ようやくタイプウェル英単語を再開した。5日に拡張A-Fを40.5秒(ミス4)、6日に拡張Q-Zを39.5秒(XA、ミス2)と相次いで更新し、総合ポイントを1107099に伸ばして昨年の自己ベストを撃破した。この頃から、本格的に総合レベルXSを目指し始めた。

そのためにはまず基本英単語でXXかそれに近い記録を出さなくてはならない。当時は5行目前後までXXの青ドットを上回ることもあったが、後半で崩れて37〜38秒台ということが多かった。打鍵ミスも多いが、それ以前に推測ミスが多かった。特に行をまたがる単語には非常に弱く、動体視力の不足を痛感した。14日には36.969秒(ミス11)に更新し、36秒台に突入したが、短所ばかりが目立ったのであまり嬉しくはなかった。6行目のbuildingで0.8秒ロスしたのが痛いし、ミスが多すぎて安定感がない。18日には37.028秒(ミス17)、36.997秒(ミス6)と2位を連発。更新できないのはやはり正確さ不足が原因だった。

同時に拡張G-PのXS突入を目指して重点的に打ったが、やはり後半まで体力と精神力が続かず崩れることが多かった。ミスさえなければXSを出せそうなのに、そのミスが多く、苦手単語で詰まってはEscを叩く日が続いた。15日に38.5秒(ミス7)、19日に38.4秒(ミス6)と少しずつ更新。トップスピード839.2が出たが、ワーストスピードが遅く、安定感がなかった。

そして再び長いスランプに陥り、運で更新するしかなくなった。29日に基本英単語を36.3秒(ミス5)に、拡張G-Pを37.960秒(XS、ミス5)に更新して総合ポイントを1109565とした。だが、その後はほとんど伸びなくなった。「基本のXX突入」「拡張A-FのXA突入」「拡張Q-Zの38秒台突入」のどれか1つでも実現できれば総合レベルXSに到達できるのに、いずれも難関だった。特に苦手単語には散々泣かされた。31日には美佳英単語を679.9(+6.4、ミス11)に更新したが、これもこの辺が限界と思われた。

2002.4.10にはあまりのミスの多さに業を煮やしてミス上限を99に設定。結果欲しさのあまりスピードを重視しすぎたため、ミス上限20回でも打ち切れないことが多くなっていた。また、21日には少しやり方を変え、自宅PCでタイプウェルのローテーション攻略を試みた。オリジナル・英単語・国語R・国語Kをすべて起動しておき、詰まったら次に移るというものである。この方法だと指の負担を分散できるので長時間打つことが可能だ。そして5時間ほど打ちまくった結果、拡張A-F39.9秒(XA、ミス12)、拡張Q-Z37.4秒(XS、ミス4)が出た。前者は最終行で4.226秒、後者は7行目で3.953秒(初の3秒台)を叩き出しての更新である。ミス上限を撤廃してまでスピード重視の練習を重ねてきたのが功を奏した。そして、実はこの時点で、2環境の記録をマージすると総合レベルXSに達していた。

その後、単一の環境で到達したかったので数日間打ち続けたが、成果は得られなかった。正確さが落ち、「打ったつもりで打てていないミス」が増えたのが原因であろう。2002.5.7、DVORAK配列を修得する決意を固めたのを機に、それまでのQWERTY配列鍛錬の総決算としてタイプウェル英単語攻略の成果をマージすることにした。自宅PCの拡張A-Fと拡張G-P、会社PCの基本1500と拡張Q-Zをまとめた結果、タイプウェル英単語の総合ポイントが1110791に伸び、総合レベルXS達成!

ここまでの練習回数は会社PCで477回(基本230、拡張A-F104、拡張G-P71、拡張Q-Z72)。自宅PCの分を入れると593回(基本273、拡張A-F121、拡張G-P99、拡張Q-Z100)。相変わらずEscの多用により、かなり少ない回数で総合レベルXSに到達できた。だが、今後XXを目指すにはまだまだ不足だ。今後、練習回数を少なくとも1000回には伸ばしてさらなる飛躍を狙う。一方、「タイプウェル殿堂」では3位をキープしているが、2位のMADRIGALさんとは10万点以上の差がある。また、総合ランキングでは3位のたけひささんをとらえつつあるが、依然として4位のままである。この状況を打開するためにも、将来はDVORAK配列を修得し、タイプウェル英単語を総合レベルXXに近づけたい。


●今後の展望(2002.5.14)

2002年5月現在、タイプウェルオリジナル、DVORAK修得、タイプウェル国語K、タイプウェル憲法Rを練習の中心に据えている。オリジナルは基礎練習(そしてXX狙い)、DVORAKは将来への布石、国語KはXX狙い、憲法RはMachine狙いという目論見だ。また、第2回「毎日パソコン入力コンクール」に向けた調整もそろそろ開始する。

オリジナルは引き続き強化したい。殿堂ポイントや総合ポイントではこの種目の伸びが将来の順位を決定すると言っても過言ではない。また、憲法シリーズも含めて全種目中で最も総合レベルXXに近い種目でもある。さらに、かな入力以外のほぼすべての種目の基礎となる(国語Rの漢字をローマ字読みをする場合は特に)。このため、数年後を見据えてオリジナルを鍛えておいても損はないだろう。メイン種目である「小文字のみ」の爆発を期待しつつ、他の種目も少しずつ伸ばしたい。

英単語は、総合レベルXS達成までにかなり苦労した。そして残念ながらQWERTY配列の伸びが止まったため、満を持してDVORAK配列修得を開始した。今後はDVORAKを重点的に伸ばし、美佳テキストやTOD:USエディションを交えた複合鍛錬も適宜行いつつ、夢の総合レベルXXを目指したい。また、DVORAKを鍛えれば相乗効果でQWERTYも伸びるのではないかと期待している。

国語Kは、総合レベルXSに到達してから伸び悩んだが、最近また少しずつ伸び始めた。打鍵数から判断するに国語Rや英単語よりは伸びる余地があり、オリジナルと並んで総合レベルXX到達が期待される。今後、まずは慣用句と漢字のレベルアップ更新を目指したい。そして基本常用語も30秒台、そして29秒台と更新できれば、総合レベルXXも少しずつ見えてくるだろう。

国語Rでは競争が激化し、Machineでもトップ20すらキープできなくなった(筆者は現在17位)。将来は、総合レベルXS達成・トップ10復帰を目指したい……と言いたいところだが、トップスピード不足・打鍵力不足のために壁に当たっている。さらにメイン種目である応用基本常用語を中心に、全種目が苦手ときている。だが、ALL-XS Machine(全4種目総合レベルXS以上の意)達成に向けて国語Rを避けては通れない。比較的更新の余地があるカタカナ語や慣用句を攻め、ローマ字読みを極めて漢字を伸ばし、そして応用常用語を克服することで、じりじりと伸ばしていこうと思う。

とはいえ、憲法RでMachineを達成するまでは憲法Rに注力することになりそうだが ^^;


●タイプウェル英単語:苦手単語リスト

【全体を通して】

・左手を駆使する単語が苦手。
 拡張A-F、拡張Q-Zで顕著だが、基本もかなり厳しい。
 where, ahead, serve friendship等。

・動体視力がないため、誤読・誤推測する。特に行をまたがると厳しい。
 disgustin-g を distinguish   jet plunge を jet plane
 ei-ghth を sigh         constitut-e を constitut-ion
 bench を beach         thron-g を throne
 flew を frew          greet を great
 heed を head          game を same

・最終行に弱い。
 余力があればラストスパートできるが、大抵は体力を使い果たしている。

・指の疲労……普段は打てる並びでも、疲れると打てなくなる
 wretched, revolutionary, kettle等
 soundをsouncと打ったり、schoolboyで両手とも指の動きが崩壊したり。

【基本1500】

・「基本」と名前がついているが、意外と打ちづらい。
 打ちづらい単語が多く、大文字やスペースも多い。

・Esc確定
 Santa Claus

・右手イジメ
 appoint

・左手イジメ
 circle rabbit, December

・eiミス
 divide

【拡張A-F】

・基本的に、この種目の難しさはcにある。
 筆者は左手中指のホームポジションをeに置くので、cを打つ時はキー2個分
 下に移動する。指が疲れるとそれができなくなってミスor硬直する。
 だが、単にホームポジションをdやcに置けば改善できるわけではない。
 今度はdやeで始まる単語が打てなくなる。

・Esc確定
 Anglo-Saxon, A.M.

・eiミス
 diligent

・左手イジメ……特に中指・薬指・小指は瞬間移動の負荷に耐えられない。
 de, ce, ac, ec, exという並び(間に1〜2個別の文字が入る場合も含む)
 essay, effect, anecdote, antecedent, dwelt, criticize, academy, dwarf
 etiquette academic, essence, dazzle, displease cherry, evidence, decree
 exaggerate, decided, desperate, access decay, displease easily, disturb
 architect, ascend dew, correspondence

・読めても打てない(黙字など。下手に発音が分かっていると罠になる)
 bureau, champagne, campaign, doubtful

・数少ない右手イジメ
 apology, explode

【拡張G-P】

・スピード源となる単語が多く、スペースも少ないため、慣れれば基本よりも
 打ちやすいかもしれない(だが慣れていない)。

・Esc確定
 New Zealand, P.M.
 pharmacy(ph→m→yの右手の動き、acの左手の動きが至難)

・右手集中攻撃
 oppo-, gymnastics, metropolis, plow, hollywood, hippopotamus, pillow, lull, 
 loop, mellow, monopoly, Hollywood, needn't, pool, gloom, nymph, luxury, loyal
 maximum, psychology, geography, pharmacy, pin-eapple, plump

・読めても打てない
 nephew, petroleum, gauge

・数少ない左手イジメ
 geese, pedestal, obstacle, massacre, orchestra, Mediterranean, pedestrian

【拡張Q-Z】

・Esc確定
 San Francisco, U.S.A.

・左手イジメ
 zigzag, seesaw, scarecrow, unexpected, rascal, squeeze, yacht, sew

・黙字
 undoubtedly


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