第26回 東京ベイ浦安シティマラソン

二度目のフルマラソン完走の準備として、2016年10月からハーフマラソンを月1回走って準備中。果たして今度はフルマラソンを歩かずに完走できるのか!? 5時間切りに届くのか!?


2017.2.5(Sun)

第26回 東京ベイ浦安シティマラソンのハーフマラソンの部に参戦してきた。

●結果

距離ラップ1kmあたり時間合計時間
0km0:17-0:17
5km23:074:3723:24
10km22:364:3146:00
15km22:474:331:08:47
20km23:074:371:31:54
21.097km4:594:331:36:53

※合計時間は完走証から抜粋したグロスタイム。
※ネットタイムは1時間36分36秒。
※ラップは手元の時計で計測した値。
※コースはこちら
※総合順位は2760名中344位。男子のみでは2173名中328位。40〜49歳男子の部では872名中143位。

●きっかけ

2017年3月までに二度目のフルマラソンを走るという目標を設定し、3/19の板橋Cityマラソンへのエントリーを済ませた。準備として、最低でも月1回はハーフマラソンを走ることとした。今回の「第26回東京ベイ浦安シティマラソン」への参加は、その一環である。従来と同様、自宅周辺の周回コースで21.1km走るのでは甘えが発生するため、今回も公的な大会に申し込み、自分を追い込むことにした。

また、ハーフマラソンへの挑戦は今回が四度目であり、タイムを短縮する楽しみも出てきた。今までの20km以上のレースへの参加状況はこちらの通り。

加えて、浦安市はかつて12年住んだ場所であり、実家もまだある。従って、個人的にも思い入れがあった。ディズニー王国の外周を巡るので景色が良く、かつほぼフラットなコースで記録が出やすいという評判も参考にした。

なお、この大会は従来筆者が参加してきたハーフマラソンよりも格段に人気のある大会らしい。昨年も参戦を検討したものの、エントリーを後回しにしているうちに定員に達してしまった。Webサイトに記載されているエントリー期間など、絶対に信用してはならない。そこで、今年はエントリー開始の0.1秒後に行動を開始し、5分後には支払いまで済ませておいた

●準備

気温が下がりすぎ、外でのランニングが辛い季節になった。確かに暑さで消耗してペースダウンすることは無い。だが、寒すぎても速度は出ない。それに、準備運動不足でいきなり高い負荷をかけると怪我につながるため、最初の1kmは準備運動と割り切ってジョグに留めることが多くなった。さらに、3kmも走ると首から上が寒くなり、なるべく早く切り上げようという意識が優勢を占める。このため、5.5〜5.8kmのコースをキロ4分15〜20秒で走って終わりにすることが多くなった。

これではフルマラソンどころかハーフマラソンの対策にもなっていない。しかし、寒い中で距離を踏む練習はどうしてもやる気にならない。そこで、練習の質を上げることとした。即ち、直前2週間では坂道トレーニング兼インターバル走を実施した。即ち、自宅周辺の橋4つを含む2.65kmのコースを2周する。登り坂で負荷をかけるとともに、下り坂や平地では積極的に速度を上げる。そして、最後にクーリングダウンとして200mのジョグを追加することとした。これは、整理運動時に使用していた空き地に新たに駐車場が造成されたのが直接の理由だ。だが、クーリングダウン自体の有用性に気付いてからは、むしろ積極的に採用するようになった。

寒さ対策としては、当初は長袖アンダーシャツとももひき、手袋を装備していた。だが、ランニングタイツが有用であるとの情報を得たため、ももひきの代わりに着用することとした。練習で試しに着用したところ、特に後半の疲労感が軽減されることが分かった。このため、本番でも着用することとした。

12月の第8回 品川・大井スポーツの森では風邪でパフォーマンスを発揮できなかった。また、1月に予定していた荒川New Year マラソンは、低温と強風のため参加を断念した。このため、今回は健康管理に特に気を配り、多少の悪条件でも参加すべく準備を整えた。

●当日

自宅から最寄り駅まで約700m、舞浜駅から運動公園(スタート/ゴール地点)まで約1.0kmの道のりを計15分かけて歩く。準備運動としては十分だろう。

会場にはスタートの45分前に到着した。今回はゼッケンが事前に送付されてきたため、受付は無い。まずはスタート地点や荷物預かり所、トイレ等の場所を確認しつつ歩き回る。ハーフ、10km、3km合わせて約6,000名が参加する大規模な大会であり、露店も多数出ていたため、なかなか賑やかだ。そして体育館で待機できるのが素晴らしい。寒さをしのぎつつ、着替えや準備運動を済ませることができる。スタート20分前には準備を終え、ランに不要な荷物をザックに詰めて預かってもらう。

スタート15分前にはスタート位置への移動を開始した。今回は参加者が多い(ハーフマラソンへの出走者は男性2173名、女性587名、計2760名もいたらしい!)ため、希望する位置に並べなくなる可能性があると考えたためだ。実際には、スタート時の混乱を避けるため、持ちタイム別に並ぶ場所が設定されていた。筆者は「1時間30分〜45分」のスペースの約5列目の端に並ぶことができた。ダッシュしたい人には先に行ってもらった方が良い。但し、後ろに下がり過ぎると後で前の人たちを抜かねばならず、面倒なので程々に。「1時間15分〜30分」の後方がそこそこ空いており、遅いくせにそこに並ぶアホどもも居たようだ。だが、ここに並ぶと周囲のランナーがキロ4分前後で飛び出すことは容易に想像できる。速くてもキロ4分40秒程度でまったりと出発しようと考えている筆者にとってはオーバーペースになるし(というよりもついていけない)、後ろから抜かれまくると危険でもある。

スタート時の気温は約5度、晴れ。懸念していた海風はほとんど無い。それでも、スタート前に半袖でじっとしていると明らかに寒い。従って、時々その場でジャンプして寒さをしのいだ。スタート時の服装は、上が速乾性Tシャツ2枚。下が速乾性下着+ランニングタイツ+短パン。手袋も装備していたが、スタート直前に外した。走り始めると暑くなるし、走っている途中に外すのはロスになるし。また、晴れてきたためサングラス(眼鏡の上に着脱するタイプ)を装備した。

●スタート後 5kmまで

ハーフマラソンの部は9:00にまとめてスタートする。号砲後、スタート位置に到達するまでのロスは17秒で済んだ。最初の1kmは準備運動のつもりでジョギングと割り切っていた。実際、混雑していて思うように進めないため、流れに任せるしかない。但し、極端に遅い人(キロ5分超)に前を塞がれると無駄だ。そこで、そういう人を可能な限り早い段階で見極めて、大きく進路を変更せずに抜くことに専念する。その結果、スタート位置を踏んでから1km地点までを4分55秒で切り抜けた。但し、これだけ多数のランナーが居るのに、適切なペースメーカーは見出せなかった。仕方なく、ハーフを楽に走りきれそうなペースを保つ。

3kmも走るとようやく集団がバラけてきた。スタート位置が明らかに合っていない人が多いようで、遅い人を抜き去ることも速い人に抜かれることもまだまだ多い。それでも、混雑が緩和されたため、自分のコースを確保するのには苦労しなくなった。この段階では片側2車線の公道をフルに使えたため、なるべく人のいないコースを取ることを心掛けた。ペースメーカーが存在せず、風除けも不要な状況であれば、これが最善の選択だ。

4km手前に長大な橋その1がある。筆者は登りでの減速も下りでの加速も最小限に抑え、消耗を抑えていく。坂道に慣れていない人はここでのペース変動が急だ。結果的に、登りでは筆者が他の人を抜くことが多く、下りでは抜かれることが多かった。

4km過ぎで最初の折り返しを迎えた。浦安市在住の両親が応援に来るかもしれないとのことで、この場所を9時20分〜30分の間に通過すると事前に伝えておいた。10分の幅があるのは、スタート時の混雑を考慮したためだ。ところが、スタート時のロスは高々37秒程度(スタートを踏むまで17秒、その後1kmの減速で20秒)で済んでしまったため、何と9時20分よりも前に折り返してしまった。両親の姿は見出せず、行き違いになってしまった。次回は9時15分〜20分と伝えておいた方が良さそうだ。

折り返しがランニングに与える心理的影響も見逃せない。トップの人が折り返してくるのを見ると、速いなーと素直に感心する一方で、そろそろ折り返しということが分かって元気が出る。自分が折り返した後は、その後多数の(自分よりも遅い)人とすれ違うため、これまた元気が出る。疲労した状況だとまた違うのかもしれないが。

5km地点には「5km」という表示があるだけだった。ラップ計測のための装置や時計は一切見当たらなかった。そこで、アナログ腕時計を目視確認し、分と秒の数字を左の掌にボールペンで殴り書きしておいた。給水までしばらく距離があったため、この作業を余裕を持って終えることができた。但し分針は見誤ることがあるため、ゴール後に必要に応じて修正する(終盤明らかにペースダウンしたのにキロ4分20秒台はおかしい、等)。

5km時点で23分24秒だった。スタートロスを除けば何とキロ4分37秒であり、想定よりも速い。最初の1kmを4分55秒で入ったため、残り4kmはキロ4分33秒で刻んだことになる。それでも、飛ばしすぎという感覚は無い。むしろ、坂道があるため抑え気味にしている。呼吸も苦しくないし、脚の動きも快調だ。従って、当面はそのままのペースを保つことにした。

●10kmまで

5km過ぎで最初の給水を済ませた。手前に水、少し進んだところにアクエリアスがあったため、後者を補給しておいた。立ち止まることもなく、若干減速しつつ一口飲んで先に進む……つもりが、一口目はむせて吐き出してしまった。二口目を無理矢理飲み込む。止まらずにこれ以上飲むのは無理と悟り、残りは申し訳ないが捨てさせて頂いた。このタイミングで数人に抜かれた。やはり給水時のタイムロスはまだまだ課題だ。なお、ここで抜かれた人もペースメーカーにはならなかった。速い人も遅い人も居たが、いずれも筆者のペースとは明確に異なったためだ。例えば坂道のペースが筆者と似通っていた女性を一時的にペースメーカー候補としたものの、平地でのペースが明確に異なったため見失った。

8km前後で長大な橋その2を迎えた。基本的な攻略方針は変わらない。消耗を抑え、淡々とクリアしていく。長大な橋は2箇所にあり、2往復で計4回渡った。3回目、4回目の渡橋では、登りで抜いた人に下りで抜き返されることが極端に減った。

この辺ではまだよく晴れていた。サングラスを装備しているため、直射日光による消耗も無い。むしろ、適度に体が温まって心地良い。渡橋4回目を終えてからは、当面アップダウンが無いため、フラットなコースを気持ち良く走り続けた。

10km時点で46分00秒。何と、この5kmはキロ4分31秒でクリアした。アップダウンがあった割には健闘している。相変わらず、呼吸も苦しくないし脚の動きも変わらない。いい感じだ。

●15kmまで

10km過ぎで二度目の給水を済ませた。前回よりもペースを落とし、小走り状態で二口ほど飲んでおく。ここでも数人に抜かれていった。

だが、ここで抜かれた人の大半を12km地点までで抜き返した。それだけではない。前半でオーバーペースに陥った人が次々と落ちてきたため、イーブンペースを刻みつつ気持ち良く抜きまくった。この状況は15km地点まで続いた。相変わらず、適切なペースメーカーを見出すことはできなかった。だが、参加者が多いため、一人旅になることはほとんど無かった。従来参加していた周回型レースとも異なり、周回遅れの人を抜き去る(あるいはトップグループの人に周回遅れにされる)ことも無い。

コースは新浦安エリアを終え、スタート地点に戻ってきた。また、この辺で雲が出てきて、太陽が見えなくなった。但し、懸念していた海風はほとんど無い。

13km辺りからは、いよいよディズニー王国の外周の始まりだ。タワーオブテラー、火山、蒸気船等、お馴染みのアトラクションもバッチリ見える。裏側から見る機会はなかなか無いため(バスの車窓から一度だけ見たことがある)、堪能しつつ進んでいった。

さらに進むと、ディズニー王国裏手のホテル群が見えてくる。最後の折り返し点が意外と遠く、なかなか辿り着かない。

15km時点で1時間08分47秒だった。何と、この5kmもキロ4分33秒でクリアした。そんなに飛ばしている感触は無いのだが。そして、従来のハーフマラソンで感じていた膝の違和感やふくらはぎの筋肉痛が全く無い。太ももがやや張っている程度だ。まだまだ行けるぜ!

●20kmまで

16km手前で三度目の、そして最後の給水を済ませた。ここではついに立ち止まり、歩いてしまった。とはいえ、疲労して走る気力が無くなったのではなく、確実に補給するためだ。また、前回は12km過ぎの給水で既に歩いていたことを考慮すると、少しは進歩しているのだろう。

最後の折り返しの直後に、後方の集団が一斉にスパートを開始したらしく、一気に抜かれていった。この集団には追いつくことができず、逆にどんどん離されていった。レースも終盤であり、筆者の速度も16kmを過ぎてからは少しずつ確実に落ち始めた。15kmまでのように、簡単に抜けることが無くなった。何人かターゲットを見つけてじりじりと迫り、抜いてみたが、ほぼ例外なく抜き返された。但し、再逆転に成功した場合は以後の再々逆転は無かった。結果的に、キロ4分40秒を切るペースを保った。

17km以降で抜きつ抜かれつしていたのは「品川ランナー魂」のTシャツの方だ。一度抜いたが抜き返され、その後再び迫っては突き放された。ランナーとしての実力は筆者よりも少し上とお見受けした。それでも、一種のペースメーカーだと思い定め、最後の余力を少しずつ投入して喰らいついていく。

本来、18km以降はハーフで最もキツい区間である。だが、このように競走に熱中していたため、少なくとも精神的にはキツさを感じなかった。但し、肉体的なキツさは少しずつ確実に蓄積していった。例えば、18kmの表示を見た時には、あと3km持つのだろうかと考えて不安になったこともあった。また、ディズニー王国の外周を戻っていくため蒸気船、火山、タワーオブテラーが順に見えてくるのだが、往路と違って鑑賞している余裕は無かった。

20km時点で1時間31分54秒。この5kmはキロ4分37秒まで落ちた。だが、ここまで来れば、余程のアクシデントが無い限り自己ベストの更新は確実だ。

●ゴールまで

残り1.1km弱で最後の力を振り絞り、前方に見える数名のランナーに迫っていった。運動公園のゲートをくぐった時点で残り700mあるという情報は事前に得ていた。このため、必要以上に落胆することもなく、淡々と進み続ける。ラスト300m、競技場に入ったところで「そろそろ1時間36分」というアナウンスが聞こえた。以後はむしろ加速した。周囲のランナーたちも抜かれまいと加速している。筆者はラスト100mで火事場の馬鹿力を発揮し、1つだけ順位を上げてゴール。目論見通り、雨が降り始める前に悠々完走した。

グロスタイムは1時間36分53秒だった。1時間38分どころか37分も切った! 超絶気持ちいい! ラスト1.1km弱はキロ4分33秒でしのいだ。ラストスパートで加速した分が反映されているためだろう。ゴール時点では余力がほとんど残っていなかった。フルマラソンに向けて、一抹の不安を感じた。一方で、現在の走力を効率良く使い切ったという充実感、満足感は今までのハーフマラソン歴で最大だった。

●ゴール後

まずは完走証を受け取る。オフィシャルタイム(グロスタイム)、プライベートタイム(ネットタイム)、順位が記載されていた。但し、5km毎のラップに関する情報は無し。自力で計測しておいて良かった。筆者は出走2760中344位。上位10%以内は逃したものの、15%以内は確保した。前回までよりもガチな人が集まっている印象だ。コースや気象条件に恵まれ、参加者の記録が上がっているのか。

「品川ランナー魂」の人とも少し会話した。最後の追い上げも及ばず7秒差。ハーフの持ちタイムは今日の記録よりも3分速く、フルでもサブ4達成済みとのこと。後半のスタミナが筆者などとは違うのはむしろ当然だろう。3月の板橋Cityマラソンにも参戦されるそうで、当日見かけたら目標にさせていただきます!

その後荷物を受け取った後、上下にジャージを装備し、ゴール後に頂いたアクエリアスで給水しておく。温かい飲み物は無かったが、寒さをしのげる体育館なら問題無い。走っている間は充分に給水できず、明らかに水分は不足していたと思う。ハーフだから最後まで持ったのであって、フルではもっと余裕を持った給水が必要となるだろう。

整理運動を済ませ、実家に向かう。電車代やバス代をケチりつつ、約3kmを25分かけて歩ききった。途中信号ダッシュも実施したため、ある意味ハーフマラソンよりもキツかったような。無事完走したことおよび近況等を報告しつつ、餅入り鍋焼きうどんを美味しく頂いた。

その後、シャワーは省略して帰宅した。速乾性の登山用シャツと登山用下着、ランニング用短パン、速乾性ジャージを装備していたため、不快感は全く無し。

寝ている間の左膝の痛みは全く出なかった。むしろ、股関節の左側の痛みが気になった。翌朝になっても状況は変わらなかった。但し今回は仕事のため朝ランを控えており、実際に走った時にどのくらい痛んだか、あるいはどのくらいのペースで走ることができたかは不明だ。この痛みは翌日には消えた。太ももの筋肉痛は翌日〜翌々日がピークだったが、前回ほどではなかった。ふくらはぎの筋肉痛はほとんど気にならなかった。昨年よく痛めていたハムストリングスも全く問題無し。

●今回の収穫

今回は収穫の多いレースだった。1km4分35秒弱のペースを15kmにわたり維持し、その後も耐えて、結果としてハーフマラソンで自己ベストを2分以上縮めた。成功要因は六つある。

(1) 体調が万全だった。というよりも前回がカスすぎた(風邪気味で走るのはNG!)。

(2) ランニングタイツの効果が出た。無理な力が入るのを防いでくれるのが実に大きい。後半の消耗具合が違う。さらに、走り終えた後の膝の痛みも全く出なかった。フルマラソン完走に向けて、大きな収穫だ。上半身用のランニングタイツを導入してみても良いかもしれない。

(3) 競走の効果も出た。3000人規模の大会なので、基本的に一人旅が無い。特に15km以降は抜いたり抜かれたり。前回の課題として挙げた終盤の粘りに関しても、十二分に発揮することができた。

(4) 序盤を抑えて、後半に体力を温存できた。3000人規模の大会なので、序盤は混雑してどうしても抑え気味になる。お陰でオーバーペースに陥らずに済んだ。前回の反省も活かした。5km毎のラップは、手元の時計で23分04秒、22分36秒、22分47秒、23分07秒。最後の1.1km弱は4分59秒。最初の1kmを除けばほぼイーブンペースを保っており、レース運びとしては理想的だ。

(5) 気象条件に恵まれた。雨も降らず、覚悟していた海風もほとんど吹かず。前回は各周回の後半で北風をまともに受けて消耗した。今回はそれが無かったのが実に大きい。

(6) 坂道トレーニングの効果が出た。前半の長大な橋4つ+小規模な橋幾つかをしのいで後半に体力を温存できた。

●今後に向けた改善点

仮にフルマラソンで今回のペースを保てばサブ3.25達成となる。だが、現在の実力では到底無理であることもはっきりと分かった。ここから先は距離を踏む練習をしないとどうにもならない。そこまでの時間とモチベーションを確保できない以上、たまにハーフを走る程度が身の丈に合った楽しみ方だろう。

とはいえ、3月19日に二度目のフルマラソン完走という目標を設定した以上、30km、40kmとステップアップしていく必要がある。それに、ハーフマラソンでも次の目標として1時間35分を切りたい。そのためには、キロ4分30秒を維持する必要があり、練習にも工夫が必要だ。確かに、いきなり負荷や距離を増すのは故障の原因となるので避けるべきだ。だが、今後筋力が備わってくるに従って徐々に練習をレベルアップさせる必要があるだろう。

今後の練習方針。3月のフルに向けて、もう1回はハーフを走っておきたい。但しあまり直前になると消耗するため、無理の無い範囲で。また、普段の練習で距離を伸ばす気にはなかなかなれないため、練習の質を高めるべく坂道トレーニングやインターバル練習を効果的に使いたい。


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