第4章 低レベル攻略ガイド



4.5 青年時代後半2(初回クリアまで)


ここでまたパーティを編成するのですが、とりあえず女の子、ピエール、主人公の3人で十分です。イブール戦でレベルが上がってしまったイエッタとは別れます。当然ながらここでもサンチョと話してはいけません。また、水のリングを忘れずに持っていきます。

海の神殿に3つのリングをはめて暗黒世界に到着し、マーサから賢者の石を受け取ります。ここからジャハンナまでの道のりも厳しいですが、メガンテの腕輪と世界樹の葉を駆使して突破します。

ジャハンナに到着したら水鏡の盾を買い、女の子に装備させます。Gが不足なら不要品(知力の兜、破滅の盾、悪魔の爪等)を売って調達します。また、再び海の神殿に行ってリングを回収します。命のリングは戦闘中も移動中もHP回復に使えるので女の子に装備させます。これで女の子1人で雑魚に対処できるようになり、メガンテの腕輪の消耗率が一気に低下します。

次にジャハンナを拠点としてエビルマウンテンを目指します。その後、エビルマウンテンを4段階に分けて攻略します。必要に応じて、荷物持ち兼盾としてフローラ、ピピン、クックルをパーティに加えます。途中で死者が出る可能性はかなり高いので、復活の杖を買います。リレミトを使えないのが辛いですが、復活の杖さえあれば全滅しない限りOKです。また、メガンテの腕輪を最低10個は持っていき、先頭の数名に装備させます。




■雑魚敵への対処


馬車の外には女の子だけを出しておきます。命のリングを装備すれば1階床のダメージなど多少の傷なら回復の必要がありませんし、【妖精の剣(→天空の盾)(→回復)→逃げる】で大抵の戦闘には対処できます。また風神の盾がほぼ確実に効く敵(フレアドラゴン、エビルマスター等)には、守備を固めてから使います。女の子は男の子よりもHPや守備力、呪文耐性が低く、バズズやダークシャーマンも危険ですが、1ターンで瞬殺されない限りは安定します。

女の子は星降る腕輪で確実に先攻できますし、プリンセスローブと水鏡の盾を装備することで守備力が198に達し、炎系ダメージカットも計55となる(=激しい炎×3にもほぼ耐える)ので安定感があります。エビルマウンテンではレベル7主人公、レベル5女の子、レベル1キャラ3人で雑魚戦を切り抜けることができます。

ギガンテス、マヌハーン、エビルスピリッツからは第1ターンに逃げます。守備力を上げても皆殺し、爆弾石、バイキルト攻撃にはとても対抗できないため、メガンテの腕輪で対処します。グレイトドラゴンやゴールデンゴーレムにはメガンテの腕輪が効かないこともありますが、全滅さえしなければ復活の杖で回復できます。


▼女の子の装備と持ち物

装備プリンセスローブ 水鏡の盾 黄金のティアラ
星降る腕輪 命のリング メガンテの腕輪
持ち物妖精の剣 風神の盾 天空の盾 賢者の石



【第1段階】

浮島群にたどり着くまでのフロアの宝を取ります。と言っても2階のツボック2匹は無視するので、4階のダークローブを取るだけです。雑魚敵が強いので、ダークローブを取ったらすぐに脱出します。ここまではメガンテの腕輪を1個も消費せずに突破したいところです。5000コイン稼ぐのもなかなか骨が折れる作業なので。


【第2段階】

浮島群に到着。まずはオーガシールドを入手し、ピエールに装備させます。次にダークシャーマン2匹を風神の盾で飛ばし、マーサに会います。さらに進んで聖なる水差しを取り、入手可能な宝箱をすべて回収し、ピエールにメタルキングヘルムを装備させます。また、ここで一旦戻って不要品(ダークシールド、鉄仮面、諸刃の剣、ピピンの初期装備など)を売り払い、吹雪の剣を買ってピエールに装備させます。


【第3段階】

さらに奥に進み、ヘルバトラーを倒します。




<ヘルバトラー×2>

HPMP攻撃守備素早Ex標準ターン数レベルアップ
45065205192124274043015
行動パターン:打撃/飛びかかる/イオナズン/激しい炎(比率は2:1:2:1程度)
特徴    :─

【ステータス】

 LvHPMP攻撃守備素早
ピピン 1 80 0 40 139 35
ニトロ 1 42 5 139 46 30
ちゅん 1 40 6 44 220 20

【装備】

 装備
ピピン刃の鎧 ドラゴンシールド 鉄仮面
ニトロ悪魔の爪 星降る腕輪
ちゅんドラゴンメイル 水鏡の盾 メタルキングヘルム

【持ち物】

 持ち物
ピピン世界樹の葉
ニトロ
ちゅん妖精の剣 天空の盾 祝福の杖 世界樹の葉×6

▼敵から受けるダメージ

攻撃ピピンニトロちゅん
打撃 58〜75 即死 0 〜 1
飛びかかる 72〜93 即死 0 〜 1
イオナズン 72〜88 即死 23〜28
激しい炎 55〜75 即死 7 〜17

※ちゅんの受けるダメージは妖精の剣使用後の値である。


【攻略法】

一説にはラスボスよりも強いとさえ噂されるラスボス親衛隊です。今回は条件上男の子を使用しないので、より苦戦を強いられます。まず主力は例によって炎系、イオ系に対して強力な耐性を誇るちゅんなのですが、彼といえども激しい炎やイオナズンを連打されればあっさり轟沈します。そこで、今回は神秘の鎧ではなくドラゴンメイルを装備させます。自然回復がなくなるのは厳しいのですが、全体攻撃×2でなすすべもなく即死させられれば回復も何もないので、ここでは一発あたりのダメージを減少させ、何とか生き延びることを主眼に置きます。

激しい炎×2なら確実に、激しい炎+イオナズンでも6〜7割は耐えられますが、イオナズン×2にはさすがに耐えられません。そこで第1ターンには妖精の剣でなく天空の盾を使用したいところなのですが、そうすると第2ターンにも打撃で即死する可能性が残ってしまいます。現実問題として盾のピピン、ニトロが機能してくれるのはほとんど第1ターンだけと思っていいので、盾がなくなる第2ターン以降は打撃の危険性が極めて大きくなってしまいます。よって第1ターンの行動は妖精の剣にせざるを得ません。天空の盾を使用するのは第2ターン以降となります。それまではイオナズンの恐怖に晒されながら必死に守備を固めることになります。

具体的な行動ですが、第1ターンはピピンが防御し、ちゅんが妖精の剣を使います。ニトロは防御していてもほぼ確実に瞬殺されるので、開き直ってメガンテを撃ちます。これが決まれば1ターンでケリがつく可能性もあるのですが、そうなることはまずありません。このターンでニトロはほぼ確実に殺されますし、運が悪ければピピンも生きていられません。

第2ターンはもしピピンが生きていたら引き続き防御、ちゅんは第1ターンの攻撃でHPが17以下に減っていたら自分に祝福の杖、それより多ければ天空の盾です。第3ターンは前のターンに祝福の杖を使っているなら天空の盾、既に使用済みならここで祝福の杖です。この祝福の杖と天空の盾の順番は、ヘルバトラーの行動との相談になります。

その後は毎ターン自分に祝福の杖を使い、イオナズンが計8回来るまで待ちます。以後はMP不足のためイオナズンが来なくなり、全体攻撃の比率が一気に低下します(打撃系3:炎1程度)。そこで、最後の詰めに入ります。

まず、ニトロを復活させます。ちゅんはヘルバトラーを確実に後攻するので、ターン終了時にはニトロは確実に生存しています。ここでちゅんのHPが減っていたら、次のターンにはニトロを馬車に戻し、祝福の杖でちゅん自身を回復します。また、ピピンが死んでいたら復活させ【ちゅん、ピピン、ニトロ】の順に並び替えます。

その後はちゅんが世界樹の葉でニトロを蘇生し、ピピンは防御、ニトロはメガンテを撃つことを繰り返します。ここで、行動順序は必ず【ニトロ→ちゅん】でなければならないので、ニトロには星降る腕輪を装備させています。打撃系が来て最後尾のニトロ以外に当たる確率は{(3/4×4/5)2=9/25}です。やや低いようにも思われますが、世界樹の葉の枚数分だけ挑戦できるので、メガンテを撃つチャンスはほぼ確実に来ると考えられます。




最終決戦に備えて、ファイト一発10個や世界樹の葉を調達します。オリハルコンの牙や力の盾などを売り、G不足を補います。また、種や木の実を使用してパーティを強化します(『3.3 アイテム』を参照)。しかし、賢さの種についてはクリア後に温存する必要があります。ここでは最終セーブデータまで使わず、ミルドラース戦に出発する時にまとめて使うことで、クリア後に持ち越します。他の種や木の実については、クリア後の使用対象が変わらないので、ここで使ってしまって構いません。


【第4段階】

ミルドラースに挑みます。

ラストバトル直前に、女の子は星降る腕輪をニトロに渡して装備させます。また、天空の盾をピエールに渡します。




<ミルドラース(変身前)>

HPMP攻撃守備素早Ex標準ターン数レベルアップ
1600200180800027
行動パターン:輝く息orメラゾーマ→打撃or波動→手下を呼ぶ【ローテーション】
特徴    :毎ターン50程度自然回復する。
       手下として、悪魔神官またはキラーマシンを呼ぶ。
       但し、手下が既に2匹いると手下を呼ばなくなる。
       ミルドラースの打撃が当たる確率は、先頭のキャラから順に5:3:2程度である。

【ステータス】

 LVHPMP攻撃守備素早
ピエール 1 76 6 192 254 20
クックル 1 43 10 124 97 27
ニトロ 1 42 10 139 46 36

【装備】

ピエールメタルキングの剣 神秘の鎧 オーガシールド メタルキングヘルム
クックル氷の刃 水の羽衣
ニトロ悪魔の爪 星降る腕輪

【持ち物】

ピエール奇跡の剣 吹雪の剣 天空の剣 天空の盾 賢者の石 世界樹の葉×3
クックル時の砂 祈りの指輪 世界樹の葉×8
ニトロファイト一発×10

▼敵から受けるダメージ

攻撃ピエールクックルニトロ
打撃 31〜40 33〜42 即死
メラゾーマ 46〜64 即死 即死
輝く息 55〜65 即死 即死

※ピエール、クックルが打撃で受けるダメージ以外は、防御時の値である。


▼敵に与えるダメージ(打撃)

キャラダメージ備考
ピエール 168〜216 メタルキングの剣
141〜181 奇跡の剣
クックル 54 〜 69  
ニトロ 60 〜 77  

※ピエールについてはファイト一発使用後の値である。


▼各ターン毎の行動パターン

ターンミルドラースピエールクックルニトロ
1〜6 輝く息orメラゾーマ防御馬車馬車
打撃or波動防御馬車馬車
手下を呼ぶ世界樹の葉ルカナンメガンテ
7〜24 輝く息orメラゾーマ防御馬車馬車
打撃or波動打撃防御or馬車ファイト一発
手下を呼ぶ打撃世界樹の葉メガンテ
25〜27 輝く息orメラゾーマ防御馬車馬車
打撃or波動打撃防御or馬車ファイト一発
手下を呼ぶ打撃祈りの指輪or打撃(打撃)



【攻略法】

平均レベル1、平均HP53.7の3人パーティで撃破します。ピエールには変身前への対策のため、神秘の鎧とオーガシールドを装備させます。クックルが水の羽衣を装備しているのも、変身前の打撃に耐えるためです。ニトロはどの攻撃を受けても即死するため、防具は不要です。

まず、【輝く息orメラゾーマ】のターンはピエールを防御させてしのぎます。『死者の盾技』でメラゾーマをはね返し、大ダメージを狙いたいところですが、ピエールは吹雪耐性がないので輝く息で即死してしまいます。これでは勝利を望めないので、安定性重視で戦闘を行います。持久戦になる分自然回復されてしまうのが難点ですが、ダメージ期待値は自然回復量を圧倒的に上回っているので問題ありません。

【打撃or波動】のターンは波動が来ることを見越して、先行してファイト一発を使用しておきます。ニトロはほぼ確実にミルドラースよりも遅く、ピエールよりも速く行動するので、安定してピエールがバイキルト攻撃を叩き込むことが可能になります。

そうなると怖いのは打撃なのですが、まず先頭のピエールに当たる分には問題ありません。よって、波動が50%の確率で来ることも考慮すれば(50%+25%=75%)程度の確率でこのターンは安全に推移します。問題は後ろの2人に打撃が当たった場合です。特にニトロはファイト一発を使用する都合上防御できず、打撃が当たれば即死です。ニトロに打撃が当たる確率は約10%ですが、当たった場合は時の砂でやり直します。また、クックルについてはニトロを守るための盾として割り切ります。クックルは打撃一発なら確実に耐えるので、1回限りの使い捨ての盾として使用するのです。もちろん一発当たるだけで瀕死になるので、その後は馬車の中で保護します。この場合、次のターンにピエールが賢者の石を使用すれば再び盾として戦線に復帰できますが、ピエールの攻撃する機会を1回分失うことで生じるロスの方が大きいので、やはりクックルは1回限りの盾として割り切る方が合理的です。

クックルがいなくなったあとはニトロに打撃が当たる確率が約10%から約20%に上昇してしまいますが、戦闘終了までにこの【打撃or波動】のターンはわずか7回しか巡ってこないことを考えればそれほど問題ありません。時の砂の存在を考慮すれば、撃破する前にニトロが殺されてしまう確率はかなり低いです。

最後に【手下を呼ぶ】のターンですが、ニトロはメガンテで手下を排除し、クックルが即座に世界樹の葉でニトロを復活させます。ピエールはもちろん打撃攻撃です。この際【ミルドラース(召喚)→ニトロ(メガンテ)→クックル(世界樹の葉)】という行動順序でなければなりませんが、素早さの関係上ほぼ確実にこの順序になってくれます。事実、今回の攻略ではミルドラースと(実験を含めて)70回ほど戦闘していますが、ここの行動順序が狂って失敗した例は一度もありませんでした。

また【打撃or波動】のターンで打撃がピエールに当たっていた場合のみ、ピエールの累積ダメージが神秘の鎧で3ターンに回復できる値(=90ポイント)を超え、次の1周にダメージを持ち越してしまう恐れがあります。これでは【輝く息+打撃】などで死ぬ可能性が出てきてしまうので、【手下を呼ぶ】のターン開始時にピエールのHPが45以下の場合のみ、装備を奇跡の剣に変更してHPの回復を図ります。与えられるダメージは約30減りますが、ダメージ期待値にはかなり余裕があるので問題ありません。

具体的なダメージ期待値ですが、ピエールの打撃が(192×2=384)、1ターンに50回復されるので3ターンで150マイナス、よってローテーション1周につき約230のダメージが蓄積します。HPは1600なので、ダメージを与え始めてからローテーション7周で確実に撃破できることになります。最後のターンにはニトロとクックルも特攻することを考えると、27ターンで倒せない可能性はまずありません。

以上をまとめると、変身前にはローテーション7周の間にニトロに打撃が2回以上当たらなければ勝利できる、ということになります。実際、戦績は68戦44勝24敗(うち1敗は所持アイテムのミスなので事実上23敗)なのですが、負けたのはいずれもニトロに打撃が集中したのが原因です。逆に言うなら、ニトロに打撃が集中しない限り負ける要因はありません。

なお、最後のターンにはピエールは奇跡の剣で攻撃し、HPが満タンの状態で変身後との戦闘を迎えられるようにします。よって最終ターンにニトロやクックルが殴るかどうかは、この時点で蓄積しているダメージ値との相談になります。余裕があれば、クックルは祈りの指輪でMPを回復しておきます。




<ミルドラース(変身後・弱)>

HPMP攻撃守備素早Ex標準ターン数レベルアップ
450014523012000120
行動パターン:灼熱炎→痛恨の一撃→メラゾーマ→瞑想→イオナズン→波動【ローテーション】
特徴    :変身後のミルドラースはパターン1(強)、パターン2(中)、パターン3(弱)の
       いずれかになることが確認されている。どれになるかは完全にランダム。
       なお、どの形態も吹雪に弱い。
       1回の瞑想でHPを500回復する。また、戦闘開始時はマホカンタ状態である。

▼ピエールが受けるダメージ

 無防備本攻略
灼熱炎 150〜170 65〜75
痛恨の一撃 145固定 72固定
メラゾーマ 92 〜128 0
イオナズン 72 〜 88 0

※呪文はすべて天空の盾の効果ではね返す。


▼敵に与えるダメージ

打撃(ピエール) 107〜137
打撃(クックル) 80 〜103
メラゾーマ反射 92 〜128
イオナズン反射 72 〜 88

▼基本戦術

ターンミルドラースピエールクックルニトロ
1〜6 灼熱炎賢者の石馬車馬車
痛恨の一撃馬車馬車打撃
メラゾーマ防御馬車死亡
瞑想天空の剣祈りの指輪馬車
イオナズン打撃馬車馬車
波動天空の盾ルカナン馬車
7〜12 灼熱炎賢者の石馬車馬車
痛恨の一撃防御馬車馬車
メラゾーマ防御馬車死亡(※死者の盾)
瞑想打撃ルカナン馬車
イオナズン打撃馬車馬車
波動天空の盾打撃馬車
13〜 灼熱炎賢者の石馬車馬車
痛恨の一撃防御馬車馬車
メラゾーマ打撃馬車死亡(※死者の盾)
瞑想打撃打撃馬車
イオナズン打撃馬車馬車
波動天空の盾打撃馬車

※第2ターンにニトロは確実に死亡するが、戦闘終了まで蘇生する必要はない。




【攻略法】

初回クリア時にはパターン3にしか勝てません。この辺はどうしても運に左右されます。パターン3にならなかったらリセットです。

無事パターン3になったら、まずは瞑想や波動のターンを狙ってミルドラースの守備力を0にします。とはいえ相手にはマホカンタがかかっているので、天空の剣で解除してからルカナンをかけなくてはなりません。また、クックルは変身前との戦闘でMPを消耗していることが多いので、その場合はまず祈りの指輪で回復します。変身前撃破直前のターンに祈りの指輪を使った場合は瞑想のターンにすることがなくなるので(=ルカナンが唱えられないので)、馬車に入れておきます。




■攻略法(行動別)


【灼熱炎】

ピエールの最大HPは76なので、MAX75のダメージを受けても確実に生き延びます。但し、戦闘開始直後にピエールのHPが76必要なので、変身前を倒す直前に奇跡の剣で回復を行う必要があります。賢者の石で最低でも50、神秘の鎧で30、計80以上回復することを考えると、この灼熱炎のターンではピエールがミルドラースを先行しない限り崩されることはありません。

また、ここで賢者の石ではなく奇跡の剣で攻撃するという手段も考えられますが、この方法ではHP回復量が被ダメージ値に追いつかず、ダメージが蓄積してしまいます。これでは次のターンに支障を来してしまうので、賢者の石を使用する一手です。


【痛恨の一撃】

防御すれば72ダメージに抑えられるので、ここもピエールでしのぎます。ニトロやクックルを盾にして世界樹の葉で逐一復活させるという戦法もありますが、今回は3人しかいない都合上所持できる世界樹の葉の数がかなり厳しくなり、補給が追いつきません。よってここでは世界樹の葉を使用しなくても確実に耐えられる方法を採用します。


【メラゾーマ】

死んでいるニトロを馬車の外に出し、ピエールの打撃と合わせて『死者の盾技』で大ダメージを狙います。ピエールの打撃で約120、メラゾーマはね返しで約110、合計で230ほどのダメージを与えることが可能となります。

なお、マホカンタがかかっているピエールだけを馬車の外に出すと、ミルドラースはこのターンを飛ばして瞑想をしてしまいます(
『3.5 技』を参照)。また【ニトロ(死亡)→ピエール】という順番に並べた場合は、なぜか打撃(痛恨の一撃ではない)を繰り出してきます。この打撃では0〜1しかダメージを受けませんが、メラゾーマ反射のダメージがなくなるのは痛いので、必ず【ピエール→ニトロ(死亡)】の順に並べるようにします。


【瞑想】

ダメージが来ないため、安全に行動するチャンスです。戦闘開始直後は、守備力を下げる前に攻撃しても瞑想による回復を上回れず無駄なので、このターンに守備力を下げます。守備力を下げた後は、ピエールとクックルの2人で殴る一手です。ピエールが約120、クックルが約90で、合計210ほどのダメージを与えることが可能となります。また、ピエールは神秘の鎧により、受けたダメージがこのターンで完全に回復します。


【イオナズン】

ピエールを馬車の外に出し、イオナズンはね返しとピエールの打撃でダメージを与えます。メラゾーマのターンと違って、マホカンタがかかっているピエール1人だけを馬車の外に出しておいても、ミルドラースは確実にイオナズンを唱えてきます。【ピエール→ニトロ(死亡)】の順に並べた場合も同様です。ピエールの打撃で約120、イオナズン反射で約80、合計で200ほどのダメージを与えることが可能となります。


【波動】

波動で生命線であるマホカンタの効果を消されてしまうので、ここで天空の盾を使用してマホカンタをかけ直します。ここでもミルドラースがピエールを後攻してしまうと一気に崩されますが、そうなる確率は極低いです。またクックルも馬車の外に出し、打撃で90ほどのダメージを与えます。




……こうすれば、ニトロ以外に死者を出さずにMP消費なし、消耗品不要のまま持ちこたえられます。ミルドラースは瞑想1回につき500のHPを回復するのですが、上のようにすれば、瞑想と瞑想の間に平均730程度のダメージを与えるので、ほぼ確実に倒せます。

最初の12ターンは攻撃準備に専念するので、ほとんどダメージを与えることができません。特に第9ターンまでは瞑想による回復量を全く上回れませんが、第10〜12ターンにかけて(120+200+90=410)程度のダメージを与えることができます。その後は6ターン毎に(230+210+200+90−500=230)ほどのダメージを確実に蓄積させることが可能です。ミルドラースのHPは4500であるため、このローテーションを20周弱繰り返せば倒せる計算になります。

この戦術のポイントは、消耗品であるファイト一発なしで安定して瞑想の回復量を上回ることにあります。人数が少ないので所持できる消耗品の数はかなり少なく、しかもそのほとんどを変身前との戦闘で使い切ってしまいます。よって変身後との戦闘では世界樹の葉やファイト一発に頼らずに、確実にダメージを蓄積させていくことが重要になります。

崩される可能性があるとすれば、灼熱炎もしくは波動のターンでミルドラースがピエールを後攻した場合だけです。その場合、痛恨の一撃やメラゾーマに耐えきる手段がなくなるために死者が出てしまいますが、ピエールとクックルが保険として世界樹の葉を持っていることを考えれば、敗北確定になることはまずありません。もし事故が起きても、落ち着いて対処すれば何とかなることが多いです。じっくりダメージを蓄積させていけば、エンディングは間近です。

最後に、参考として、実際の戦闘における行動とダメージ蓄積の推移をこちらに掲載しておきます。




4.6 クリア後の世界


まずは隠しダンジョンに行き、宝を取ります。第1段階として、地下1階の復活の玉を取ったら一旦戻り、預かり所に預けておきます。復活の玉は今後のミルドラース戦やエスターク戦に使うので、雑魚敵との戦闘で失うわけにはいきません。次に、残りの宝をすべて回収します。メガンテの腕輪と復活の杖を最大限に活用すれば、何とか1回で終わるはずです。

さらに、封印の洞窟に行って地下4階に残ったアイテムを回収します。女の子の素早さが星降る腕輪装備時で120あるので、ブルーイーターやレッドイーターに対しても5割以上の確率で先攻できます。しかし王者のマント入手までには混成部隊との戦闘を数十回も繰り返すことになるため、そのうち先攻されて連打を浴び、ほぼ確実に死んでしまいます。そこで、命の木の実と守りの種で強化してあるピエールをパーティに加え、2人で進みます。

女の子は【妖精の剣(→天空の盾)(→回復)→風神の盾or逃げる】が基本です。ピエールは守備力が254あり、神秘の鎧を装備しているおかげで毎ターン30回復するので、後列で防御していればまず死ぬことはありません。むしろ、女の子が先攻されて連打を浴びて死ぬケースが多いです。そのため、メガンテの腕輪と復活の杖を駆使して進みます。

注意点として、サウルスロードやレッドイーターの体当たりを食らった後に風神の盾で他の敵を飛ばすと、経験値が入ってしまいます。敵の数にもよりますが、この場合は【妖精の剣→逃げる】とします。特にレッドイーターはマヒ攻撃も意外と怖いので要注意です。ムーンフェイスもパルプンテが怖いので、一発で逃げます。




その後再びミルドラースに挑みます。まずはパターン2に挑みます。パターン2の場合は初回クリア時のパーティで勝つことができ、新規に購入する装備がないため金策も必要ありません。世界樹の葉が不足ならコインを稼ぐくらいです。

エビルマウンテンの雑魚戦は女の子を盾にして切り抜けます。メガンテの腕輪と復活の杖を駆使しつつ進みます。念のため、主人公にもメガンテの腕輪を装備させます。注意点として、雑魚戦では復活の玉を持っているキャラを死なせないように、最後尾に配置しておきます。




<ミルドラース(変身前)>


【準備】

戦いのドラムがあるのでニトロに持たせます。するとニトロは大量のファイト一発を持つ必要がなくなるため、その分だけ世界樹の葉を持たせます。

なお、初回クリア時と違ってピエールに天空の剣を持たせる必要はありませんが、代わりに妖精の剣と時の砂が必要です。従って、持てる世界樹の葉の枚数は3枚から2枚に減ります。変身前との戦闘で2枚使うため、変身後には持ち越せません。


【攻略法】

【手下を呼ぶ】のターンにはニトロにもバイキルト効果がかかっていますし、前のターンにクックルが馬車の外にいた場合にはクックルにもかかっています。従って、最終ターンの特攻をより早く開始することができ、その分だけ勝率も上がります。遅くとも24ターン、ダメージ蓄積が効率良く進めば21ターンで倒せます。また、1ローテーション分だけ早く勝利することで、クックルの世界樹の葉を1枚多く変身後に持ち越すことが重要です。




<ミルドラース(変身後・中)>

HPMP攻撃守備素早Ex標準ターン数レベルアップ
4500315230150050
行動パターン:瞑想→灼熱炎→波動→メラゾーマ→ルカナン→打撃【ローテーション】
       (2ターンに1回の割合で2回行動)
特徴    :素早さが低いので、パーティ全員が確実に先攻できる。
       この形態のみルカナンが効かないことがある。
       1回の瞑想でHPを500回復する。また、戦闘開始時はマホカンタ状態である。

【ステータス】

 LVHPMP攻撃守備素早
ピエール 1 76 6 167 258 20
クックル 1 43 10 124 97 27
ニトロ 1 42 10 139 46 36

【装備】

ピエール吹雪の剣 神秘の鎧 オーガシールド メタルキングヘルム
クックル氷の刃 水の羽衣
ニトロ悪魔の爪 星降る腕輪

【持ち物】

ピエールメタルキングの剣 奇跡の剣 妖精の剣 天空の盾 賢者の石 時の砂 世界樹の葉×2
クックル復活の玉 世界樹の葉×9
ニトロ戦いのドラム 祝福の杖 世界樹の葉×8

ステータスについては初回クリアまでとほとんど変わりませんが、ピエールには守りの種を1つ多く使っています。また、今回はマホカンタを解除する必要がないため、天空の剣は持たせていません。そのかわり、絶大な攻撃力に対抗するため妖精の剣を持たせてあります。


▼ピエールが受けるダメージ

攻撃ダメージ備考
打撃 54 〜 69 妖精の剣+ルカナン
25 〜 32 妖精の剣
メラゾーマ 0 反射(天空の盾)
灼熱炎 65 〜 75  

▼敵に与えるダメージ

攻撃キャラダメージ
打撃 ピエール 107 〜 137
クックル 80 〜 103
ニトロ 60 〜 77
打撃
(バイキルト後)
ピエール 218 〜 279
クックル 161 〜 207
ニトロ 122 〜 153
メラゾーマ反射 ピエール 92 〜 128

▼基本戦術1(守備力を0にする前)

ミルドラースの行動ピエールクックルニトロ
瞑想賢者の石馬車馬車
灼熱炎賢者の石/防御馬車馬車
波動防御馬車馬車
メラゾーマ天空の盾馬車馬車
ルカナン妖精の剣馬車祝福の杖/馬車
打撃妖精の剣馬車祝福の杖/馬車

※灼熱炎のターンにピエールのHPが72以上の場合は防御する。
 防御時に受けるダメージは、灼熱炎では最大37、続くメラゾーマでは最大64なので、
 神秘の鎧の回復効果を考えれば確実に耐えられる。


▼基本戦術2(守備力を0にした後)

ミルドラースの行動ピエールクックルニトロ
瞑想賢者の石馬車馬車
灼熱炎賢者の石馬車馬車
波動打撃打撃戦いのドラム
メラゾーマ天空の盾打撃戦いのドラム
ルカナン妖精の剣打撃祝福の杖/打撃
打撃妖精の剣打撃打撃

▼各キャラの役割

名前役割
ピエール 灼熱炎を耐えつつ、天空の盾と妖精の剣を駆使して防御の要となる。
そして、1回行動が続いた時などに隙を見て攻撃。
クックル 死を恐れず、氷の刃バイキルト攻撃を叩き込む。
ニトロ 戦いのドラムを使用してパーティ全体の攻撃力を底上げしつつ、
死を恐れずにバイキルト攻撃を叩き込む。
但し、ピエールがピンチの時は祝福の杖で回復を行う。

※死者がいる時はクックル、ニトロの世界樹の葉で持ち直す。




【攻略法】

まずルカナンを天空の盾ではね返し、守備力を0にします。ここまでは効果的なダメージを与えられないため、準備に専念しておきます。今回はメラゾーマに耐えられるキャラがピエールだけなので、波動のターンにはピエールだけを出して防御させるしかありません。メラゾーマのダメージを回復しきれないままルカナン後の打撃を受けると死亡するため、ルカナンのターンにはニトロを出さざるを得ません。そしてルカナンや打撃のターンに、回復役のニトロが死ぬ可能性がそれぞれ約2割/約4割あります。ここは1回行動であるか、打撃がピエールに集中することを祈るのみです。

守備力を0にしたら、次の瞑想の直後から本格的な攻撃を開始します。基本的に超攻撃重視で挑みます。瞑想による回復に対抗するため、バイキルト攻撃を集中的に叩き込む必要があるからです。特に波動やルカナンのターンがチャンスで、1ターンに500以上のダメージを稼げることもあります。戦いのドラムは、メラゾーマやルカナンのターンに隙を見て使っていきます。メラゾーマや打撃で死ぬことを恐れていたら戦いのドラムを使う暇がなくなってしまいます。

防御面ではピエールが要となります。行動回数は1〜2回でランダムなので、常に最悪の場合を想定して対策を立てます。灼熱炎を耐性で、メラゾーマを天空の盾で、打撃を妖精の剣でしのぎます。しかし防戦するだけでは勝てないので、メラゾーマや打撃が約5割の確率で先頭のキャラに当たることを最大限に活用します。すなわち、メラゾーマや打撃が来る可能性のあるターンであっても、ピエールを盾にしつつクックルやニトロを出して行動させるのです。

また、ピエールは賢者の石、天空の盾、妖精の剣を駆使するため、戦いのドラムはニトロに持たせます。攻撃力の面から考えても【ピエール>クックル>ニトロ】なので、戦いのドラムはニトロに持たせるのが合理的です。加えてニトロは素早いため、ニトロが戦いのドラムを使えばピエールやクックルはほぼ確実にバイキルト攻撃を叩き込むことができます。

回復面では、ピエールに関しては神秘の鎧による自然回復を有効に活用して灼熱炎のダメージを回復し、場合によっては奇跡の剣で攻撃して打撃のダメージをしのぎます。それでも不足な時に限り、賢者の石を使います。ルカナン後の打撃では死ぬ可能性が残りますが、ニトロが祝福の杖を使うことで解決します。また、クックルとニトロはどの攻撃が当たっても即死なので、回復はすべて復活の玉(1回のみ)と世界樹の葉で行います。メラゾーマや打撃は単体攻撃なので、1ターンに1人が死ぬだけで済みます。変身後にはクックル4枚以上、ニトロ8枚、計12枚以上の世界樹の葉を持ち越せるため、これが尽きる前に倒せば良いのです。

注意点としては、常に死者を1人以内に保っておくことです。実際には、次の手順に基づいて戦いを進めれば、よほどのことがない限り2人が同時に死ぬことはありません。2人が同時に死ぬとすれば、ミルドラースがこちらのキャラを先攻するか、ローテーションを読み間違えるなどして回復を忘れた場合くらいです。このようなシチュエーションを作らないように戦闘を進めるのが勝利の鍵です。また、不運にも2人が同時に死んでしまったら、1回行動であることを期待して世界樹の葉を使い、1人ずつ復活させて持ち直します。




■攻略法(行動別)


【瞑想(+灼熱炎)】【灼熱炎(+波動)】

ピエールは炎に耐性があり、オーガシールドを装備しているので、このターンに最大HPまで回復しておけば灼熱炎に耐えられます。一方、他2人は灼熱炎で即死するため、馬車に入れておきます。また、このターンに死者を復活させてはいけません。灼熱炎が来ると確実に死にます。但し、ピエールが死んでいる時に限り、背に腹は代えられないのでニトロを出して世界樹の葉で復活させます。この場合はニトロが死ぬ可能性が残りますが、ピエールは確実に生き残るため、死者を増やさずに済みます。

ピエールのHPが減っている場合は、奇跡の剣で攻撃します。但し、ピエールにバイキルトがかかっていない場合はHP58以下で賢者の石、バイキルトがかかっている場合もHP40以下で賢者の石を使います。素早さ20のピエールはほぼ確実に先攻できますが、万一ミルドラースに先攻されて灼熱炎を食らったら即死です。その場合は運を天に任せて次のターンに復活させるしかありません。一方、ピエールのHPが満タンであれば、吹雪の剣で攻撃して構いません。

なお、世界樹の葉に余裕がある場合は、瞑想のターンに全員でバイキルト攻撃を連打するという大胆な策も考えられます。しかし灼熱炎が来るとクックルとニトロが同時に死ぬため、持ち直すのが大変です。


【波動(+メラゾーマ)】

メラゾーマは灼熱炎よりも怖いです。このターンに2回行動されると確実に死者が出ます。クックルとニトロは防御しても耐えられませんし、ピエールも灼熱炎でダメージを受けた直後であるため、やはり耐えられません。ここでは、メラゾーマを耐えるという発想を捨て去る必要があります。死者が出ると言っても1人だけなので、次のターンに復活させれば持ちこたえられます。むしろ、ミルドラースが1回行動だった場合は貴重な攻撃のチャンスになります。

まずピエールにマホカンタ効果がかかっている場合ですが、【ピエール、クックル、ニトロ】の順に並べて打撃を叩き込みます。このターンにメラゾーマが来てもピエールには当たりません。むしろこの時は、クックルかニトロにメラゾーマが必ず当たるという点が問題です。ここでニトロが死ぬと次のターンに戦いのドラムを使えなくなるので、クックルに当たるか、1回行動であることを期待します。また、死者がいれば復活させます。メラゾーマが来るとまた死者が出ますが、それを恐れて馬車に引っ込んでいては攻撃のタイミングがなくなってしまいます。

なお、マホカンタ状態のピエールのみを外に出すと、メラゾーマを飛ばして【波動(+ルカナン)】という行動になります。この場合もピエールは安全ですが、ミルドラースが2回行動だった場合は1ターンロスしてしまいます。また、マホカンタ状態のピエールと死者を同時に出してはいけません。ピエールが先頭にいる場合は【波動(+メラゾーマ)】、死者が先頭にいる場合は【波動(+打撃)】となり、2回行動だった場合は死亡します。

一方、ピエールにマホカンタ効果がかかっていない場合は、ピエールの防御手段がありませんが、やはりミルドラースが1回行動であることを期待します。すなわち【クックル、ニトロ、ピエール】の順に並べて、戦いのドラムを使いつつバイキルト攻撃を叩き込むのです。但し、既にドラムが2人以上にかかっている場合は、全員で攻撃した方が効率的です。死者がいる場合は、攻撃力の高いキャラ(ピエール>クックル)が攻撃し、もう1人が世界樹の葉を使います。

なお、このターンに天空の盾を使っても、ミルドラースが2回行動だった場合はピエールにメラゾーマが当たる可能性があるので、安全ではありません。


【メラゾーマ(+ルカナン)】

ピエールを先頭に配置して、天空の盾を使います。メラゾーマは約5割の確率で先頭のキャラに当たるので、反射して約110のダメージを与えることができます。ピエールが天空の盾を使うことで、ルカナンを食らうリスクを回避できるのもポイントです。2番目にはクックルを出して攻撃させます。そして3番目にはニトロを出して戦いのドラムを使います。メラゾーマで死者が出る確率は約5割ですが、その場合は次のターンに復活させます。

死者がいる場合は世界樹の葉で復活させます。全員が確実に先攻できるため、このターンに死者が増えることはありません。


【ルカナン(+打撃)】

直前のターンが【波動+メラゾーマ】だった場合は、ルカナン後の打撃が脅威となります。ピエール以外は防御していても即死するため、ピエールを最前列に出してしのぐしかありません。またピエールを出しても直撃にはとても耐えられないため、何らかの防御手段が必要になります。ここで、ピエールが防御するのではなく、次のターンを見越して妖精の剣を使うのがポイントです。ピエールのHPが70以上であれば【ルカナン+打撃】を食らっても耐えることができますし、次の灼熱炎の前に神秘の鎧+賢者の石で完全に回復できます。実際にはピエールにルカナンが効かないことも多い(執筆陣の実測では39回中11回しか効いていない)ので、さらに安定します。

しかし、ピエールはこの時点では灼熱炎で受けたダメージを完全に回復していないため、ルカナン後の打撃を受けると即死する可能性があります。そこで、HPが69以下の時はニトロが祝福の杖を使います。一方、ピエールのHPが70以上ある場合は、ニトロは戦いのドラムを使うか攻撃です。クックルはいずれの場合も攻撃です。こうすると約1/4の確率でクックル又はニトロが死ぬことになりますが、その場合は次の灼熱炎をやり過ごしてから復活させます。また、ピエールがHP69以下で、かつクックルかニトロが死んでいる時は、死者の復活を優先させます。ピエールにルカナンが効かないことを祈るのです。

戦闘が終盤に入り、与えた実質ダメージが3800を超えている場合は【ニトロ、クックル、ピエール】の順に並べて、ニトロに戦いのドラムを使わせて特攻します。打撃が来ると1人は確実に死にますが、所詮単体攻撃なので、次の瞑想までに少なくとも4回ものバイキルト攻撃を叩き込むことが可能になるのです。この特攻で与えるダメージは700を超えます。

一方、直前のターンが【メラゾーマ】だった場合も、やはりピエールを最前列に出して妖精の剣を使います。この場合は天空の盾でルカナンを反射できるため、受けるダメージは最大32となります。ピエールは灼熱炎の直後とメラゾーマのターンに神秘の鎧で計60回復しているため、打撃が来ても確実に耐えられます。従ってピエールを回復する必要はありません。2番目にクックル、3番目にニトロを配置して攻撃させます。戦いのドラムを使っていない場合はここで使います。但し、クックル又はニトロが死んでいる場合は、世界樹の葉で復活させます。


【打撃(+瞑想)】

直前のターンが【メラゾーマ+ルカナン】だった場合は、やはりピエールを先頭に配置してしのぎます。ピエールは灼熱炎でダメージを受けた後に神秘の鎧で少なくとも2回回復しているため、HPは61以上あります。従って妖精の剣を使えば確実に打撃をしのげます。2番目にはクックル、3番目にはニトロを出して攻撃させます。戦いのドラムを使っていない場合はここで使います。死者が出る確率は約5割となりますが、その場合は次の灼熱炎をやり過ごしてから復活させます。死者がいる場合の対応は、前のターンと基本的に同じです。ピエールが妖精の剣を使い、もう1人が世界樹の葉を使います。

一方、直前のターンが【ルカナン】だった場合は、ピエールが既に妖精の剣を使っているため、ここでは吹雪の剣で攻撃します。しかし、前のターンのルカナンが効いている場合は、妖精の剣を使っても死ぬ可能性が残ります。HPが69以下の場合は奇跡の剣に持ち替えて攻撃します。クックルとニトロの行動については上記と同様です。




■与える実質ダメージの期待値合計


戦闘を通じて死者が出る可能性が極めて高く、どのターンに復活させるかはケースバイケースなので、ダメージの期待値の計算は極めて煩雑になります。従ってここで計算による予測は示さず、各行動時に与えるダメージの平均値を実際の戦闘データ3回分(サンプル1サンプル2サンプル3)から割り出して示します。なお、ダメージを与え始める前の準備段階と、最後の特攻の分の数値は除きます。

基本的に、ミルドラースに1回行動が多い場合は死者が出ても瞑想による回復を大きく上回ります。2回行動が続いても、死者が出なければ大丈夫です。危険なのは、2回行動が続き、死者が連続して出た場合です。しかし確率的にそのようなことは少ないので、世界樹の葉が尽きる前には撃破できることが多いです。

ちなみに撃破するまでのターン数ですが、ルカナンを2回反射して攻撃準備を調えるまでに平均20ターン、準備を終えてダメージを蓄積させるのに平均28ターン、最後の特攻に1ターン、平均で49ターンかかっています。


▼ミルドラースの行動とダメージ期待値

ミルドラースの行動サンプル1サンプル2サンプル3平均
瞑想180215169190
灼熱炎219232211221
波動458461504480
メラゾーマ274228249246
ルカナン169260153197
打撃441305244309
合計1161113510211096

※各サンプルの攻略ターン数は異なるので、平均は単純平均と一致しない。
※合計値は、単純合計に2/3を乗じたものである。ミルドラースは平均して4ターンに6回行動するため。




次にパターン1に挑みますが、パターン2を倒した時点のパーティでは勝てません。瞑想を上回るための攻撃力が不足しますし、守備面でもイオナズンや打撃に耐えられる仲間が少ないことがネックになるのです。そこで、イオナズンに耐えて行動するためにアーサーとちゅんを、打撃に耐えるためにフローラを仲間に加えます。そして素早さに差をつけるため、アーサーに素早さの種を2個投与します。また、新規に吹雪の剣×2を購入しなければならないため、ほぼ確実にGが不足します。そこで、破壊の鉄球やグリンガムの鞭を必要に応じて売却し、Gを調達します。

パターン1との戦闘では、マホカンタを解除するために天空の剣を使った時にルカナンの効果も同時に消えてしまう点が問題です。つまり、守備力230を気にせずに戦うか、マホカンタ抜きのローテーションを気にせずに戦うかのどちらかを選択する必要があるのです。

しかし、ミルドラースが素早いためルカナンを使うタイミングが難しく、1回のローテーションの間に2回かけるのは至難の業です。クックルはどの攻撃を受けても即死なのでマホカンタや瞑想のターンを狙うことになりますが、ミルドラースは2回行動をすることも多いためなかなか安定しません。新たにピーコを仲間にして突破する方法もありますが、やはりルカナンを使うタイミングは難しいですし、人数が増えるので攻略の難易度やインパクトが下がってしまいます。

そこで、今回はルカナンを使わない方針で挑みます。この場合、バイキルトのかかった状態で攻撃しなくてはほとんど意味がありません。相手の素早さと攻撃の激しさに対抗して、無駄なくバイキルト攻撃を叩き込む必要があります。




<ミルドラース(変身前)>


今回も戦いのドラムをニトロに持たせたいところですが、変身後がパターン1の場合はニトロが行動できるターンはほとんどないため、アーサーに持たせておきます。代わりにニトロには初回クリア時と同様、ファイト一発を大量に持たせます。

なお、パターン2の時と違ってピエールに賢者の石、天空の盾、時の砂を持たせる必要はありません。代わりに天空の剣が必要ですが、持てる世界樹の葉の枚数が2枚から4枚に増えます。変身前との戦闘で2枚ほど使いますが、変身後に残りを持ち越すことができます。




<ミルドラース(変身後・強)>

HPMP攻撃守備素早Ex標準ターン数レベルアップ
45003152307500250
行動パターン:打撃→灼熱炎→波動→イオナズン→マホカンタ→瞑想【ローテーション】
       (2ターンに1回の割合で2回行動)
特徴    :素早さが高いので、パーティ全員が確実に先攻される。
       1回の瞑想でHPを500回復する。また、戦闘開始時はマホカンタ状態である。
       マホカンタの重ねがけはしない。

【ステータス】

 LVHPMP攻撃守備素早
ピエール 1 76 6 167 258 20
クックル 1 43 10 124 97 27
ニトロ 1 42 10 139 46 36
アーサー 1 40 6 149 45 26
ちゅん 1 40 6 149 45 20
フローラ 1 72 35 91 163 28

【装備】

ピエール吹雪の剣 神秘の鎧 オーガシールド メタルキングヘルム
クックル氷の刃 水の羽衣
ニトロ悪魔の爪 星降る腕輪
アーサー吹雪の剣
ちゅん吹雪の剣
フローラ復活の杖 プリンセスローブ うろこの盾 黄金のティアラ 命のリング

※ピエールは変身前のみメタルキングの剣を装備する。


【持ち物】

ピエール奇跡の剣 メタルキングの剣 妖精の剣 天空の剣 世界樹の葉×4
クックル時の砂 祈りの指輪 世界樹の葉×8
ニトロドラゴンの杖 ファイト一発×9
アーサー戦いのドラム 祝福の杖 世界樹の葉×9
ちゅん賢者の石 復活の玉 世界樹の葉×9
フローラ

【準備】

フローラは打撃に耐えるために守備力を重視するほか、命のリングを装備させます。アーサーやちゅんは灼熱炎や打撃を受けると即死するため、防具は不要です。そしてその分だけ世界樹の葉を持たせます。また、主力となるスライムナイト3人には吹雪の剣を装備させてミルドラースの弱点を突き、1.5倍のダメージを与えます。


▼敵から受けるダメージ

攻撃キャラダメージ備考
打撃 ピエール 25 〜 32妖精の剣使用後の値
12 〜 16妖精の剣使用かつ防御時の値
フローラ 50 〜 65防御時の値
イオナズン ピエール 23 〜 28 
アーサー 23 〜 28 
ちゅん 23 〜 28 
灼熱炎 ピエール 65 〜 75 
32 〜 37防御時の値

▼敵に与えるダメージ

攻撃キャラダメージ
打撃 ピエール 32 〜 43
アーサー 20 〜 28
ちゅん 20 〜 28
打撃
(バイキルト後)
ピエール 142 〜 182
アーサー 118 〜 151
ちゅん 118 〜 151
ドラゴンの杖 ニトロ 65 〜 85
氷の刃 クックル 25 〜 55

▼基本戦術1(第1ローテーション)

ミルドラースの行動ピエールアーサーちゅんフローラ
打撃馬車馬車馬車防御
灼熱炎天空の剣馬車馬車馬車
波動天空の剣世界樹の葉馬車復活
イオナズン妖精の剣世界樹の葉賢者の石復活
マホカンタ妖精の剣戦いのドラム賢者の石馬車
瞑想打撃馬車打撃防御

▼基本戦術2(第2ローテーション以降)

ミルドラースの行動ピエールアーサーちゅんフローラ
打撃防御馬車馬車馬車
灼熱炎天空の剣馬車馬車馬車
波動天空の剣戦いのドラム打撃馬車
イオナズン妖精の剣戦いのドラム賢者の石馬車
マホカンタ妖精の剣打撃賢者の石馬車
瞑想打撃馬車打撃防御

▼各キャラの役割

キャラ役割
ピエール 【打撃+灼熱炎】を妖精の剣と防御で耐え、天空の剣でマホカンタを逐一解除する。
アーサー 戦いのドラムで攻撃力を倍増させる一方、隙を見てバイキルト攻撃を叩き込む。
ちゅん 賢者の石で回復しつつ、隙を見てバイキルト攻撃を叩き込む。
フローラ 打撃を防御して耐える。
ニトロ ちゅんの復活の玉がなくなった後、ドラゴンの杖で援護する。
クックル ニトロが倒れた後に交代し、氷の刃を使ってダメージを補う。



【攻略法】

ミルドラースには確実に先攻されるので、素早さを考慮に入れて行動する必要があります。また、マホカンタは天空の剣で解除しない限り再び使うことはありません。一方、パターン2と比べると一撃必殺のメラゾーマがなく、ルカナン対策の必要もないという点では楽になっています。

まず、戦闘開始直後の【打撃(+灼熱炎)】を防がなくてはなりません。この時点では妖精の剣がかかっていない上、ミルドラースには確実に先攻されるため、2回行動されるといきなり死者が出ます。ここはフローラに盾になってもらい、第5ターンまでにアーサーの世界樹の葉で復活させます。1回行動であれば何とか耐えられるので、第5ターンまでに賢者の石を使えば立て直せます。その後最初の瞑想までは攻撃しても無駄なので、準備に専念します。そして瞑想の直後から早速、本格的な攻撃を開始します。

今回は守備力を下げる必要がないのですぐに攻撃に移ることができますが、バイキルトがかかっていないとほとんど通用しません。戦いのドラムを有効に使い、吹雪の剣バイキルト攻撃をできるだけ多く叩き込まなくてはなりません。バイキルト攻撃のできない時には、回復や防御を行いつつ攻撃の準備を調えることに専念します。もちろん、隙があれば積極的に攻撃します。例えばイオナズンのターンには天空の盾ではね返すのではなく打撃を叩き込み、瞑想のターンにもリスクを恐れず攻撃するのです。

また、攻撃や防御の際にも常に回復を心がけるようにします。今回は基本的に、1ローテーションの間に1回だけ賢者の石を使えば持ちこたえられます。万一不運やミスにより死者が出た場合は、世界樹の葉を駆使してしのぎます。




■攻略法(行動別)


【打撃(+灼熱炎)】

パターン1最大の脅威です。事前に妖精の剣を使ったピエールだけを外に出して防御させる以外に、このターンを乗り切る方法はありません。


【灼熱炎(+波動)】

灼熱炎に耐えられるピエールだけを外に出します。この時点ではほぼ完全に回復が終わっています。2回行動が続いていた場合でも、神秘の鎧の自然回復に加えて奇跡の剣や賢者の石、そして妖精の剣を駆使すれば耐えられます。

本当はミルドラースが1回行動であることを期待してバイキルト攻撃を叩き込みたいところですが、ミルドラースに2回行動されて波動を撃たれた場合はほとんどダメージを期待できません。そこで、この時点で天空の剣を使います。天空の剣を使うのを忘れるとミルドラースはマホカンタのターンを飛ばしてしまうため、少なくとも次のターンまでには必ず使うようにします。


【波動(+イオナズン)】

ピエールは灼熱炎を受けた直後ですが、神秘の鎧で少なくとも30回復しているので、イオナズンに耐えられます。アーサーとちゅんは灼熱炎のダメージを受けていないため、この時点では無傷です。そこで、スライムナイト3人を馬車の外に出します。

直前のターンが【打撃+灼熱炎】だった場合、ピエールは天空の剣、アーサーは戦いのドラムを使います。ちゅんは打撃です。行動順序はほぼ確実に【アーサー→ちゅん】となりますから、バイキルト状態になって約135のダメージを与えられます。なお、ここで賢者の石を使うとミルドラースが1回行動だった場合は無駄になってしまいます。瞑想のターンまでに受けるダメージはイオナズン1回分だけですから、遅くともマホカンタのターンまでに回復すれば良いです。

直前のターンが【灼熱炎】だった場合、ピエールは既に天空の剣を使っているため、今度は妖精の剣を使います。アーサーとちゅんの行動は上記と同様です。


【イオナズン(+マホカンタ)】

直前のターンが【灼熱炎+波動】だった場合、スライムナイト3人はイオナズンに耐えられます。アーサーは戦いのドラム、ちゅんは賢者の石を使います。ピエールは次の打撃に備えて妖精の剣を使います。

直前2ターンが【打撃+灼熱炎→波動】と推移していた場合、ピエールは妖精の剣をまだ使っていないのでここで使います。【灼熱炎→波動】と推移していた場合は、既に妖精の剣を使っているので、打撃に回って構いません。ちゅんはイオナズンのダメージを回復するため、賢者の石を使います。アーサーは打撃を叩き込む一手です。この打撃で約135のダメージを与えることができます。ピエールも攻撃できた場合、2人で計295のダメージを与えられます。


【マホカンタ(+瞑想)】

直前2ターンが【打撃+灼熱炎→波動+イオナズン】と推移していた場合、ピエールは妖精の剣をまだ使っていないのでここで使います。【灼熱炎→波動+イオナズン】と推移していた場合は、既に妖精の剣を使っているので、打撃に回って構いません。ちゅんはイオナズンのダメージを回復するため、賢者の石を使います。アーサーは打撃を叩き込む一手です。この打撃で約135のダメージを与えることができます。ピエールも攻撃できた場合、2人で計295のダメージを与えられます。

一方、直前のターンが【イオナズン】だった場合は、この時点で回復が完全に終わっていて、妖精の剣と戦いのドラムも既に使ってあるという、攻守ともに理想的な状態にあります。ダメージは一切来ないので、心置きなく全員でバイキルト攻撃を叩き込みます。3人で計430程度のダメージを与えることができます。


【瞑想(+打撃)】

回復が完全に終わっていて、妖精の剣と戦いのドラムも既に使ってあるという、攻守ともに理想的な状態にあります。しかし、アーサーやちゅんは打撃を受けると即死します。このターンに打撃が来て2番目のキャラに当たる確率は約15%、3番目のキャラに当たる確率は約10%ですが、攻守ともに要であるアーサーやちゅんが死ぬと瞑想による回復を上回るのが困難になるため、ここは馬車に入れておくしかありません。

一方、復活の玉が残っている間はちゅんを外に出して攻撃させるという大胆な策も可能です。具体的には、先頭にフローラを配置して防御させます。フローラは防御すれば打撃に耐えられますし、その後2回行動が続いた場合でも次の打撃までに賢者の石と命のリングでほぼ全快できます。

2番目にはピエールを配置して打撃を叩き込み、約160のダメージを与えます。ピエールは打撃で最大32、続く灼熱炎で最大75のダメージを受けるため、神秘の鎧の回復だけでは危険も伴いますが、瞑想による回復を上回るためには積極的に攻撃しなければなりません。ここで死ぬ可能性としては、瞑想のターンにミルドラースが2回行動し(約5割)、その打撃が2番目のピエールに当たり(約3割)、なおかつ打撃と次の灼熱炎で合計106以上のダメージを受けた場合(3/88)のみであり、約0.5%という低い確率になります。ここでは打撃のダメージ分布を一様分布と仮定しましたが、実際には正規分布に近いことから、死ぬ可能性はまずないと考えられます。なお、本当はピエールが奇跡の剣で攻撃すれば死ぬ可能性が0になるのですが、上記の確率を考えれば吹雪の剣で攻めた方が合理的です。

そして3番目にはちゅんを配置して打撃です。復活の玉がなくなるまではちゅんを出し、ダメージを稼ぎます。このターンにちゅんに打撃が当たる確率は約1割なので、相当長い間出しておけるはずです。この打撃では約135のダメージを与えます。

ちゅんの復活の玉がなくなったら、ニトロを配置してドラゴンの杖を使います(打撃では ほとんどダメージを与えられません)。ニトロに打撃が当たると即死ですが、アーサーやちゅんと違ってバイキルト攻撃や回復をするわけではないので、殺されてもさほど痛くはありません。このドラゴンの杖では約75のダメージを与えます。また、ニトロが死んだ後はクックルを出して氷の刃を使い、約40のダメージを与えます。以上により、復活の玉がなくなるまでは90%の確率で295の、10%の確率で160のダメージを与えます。復活の玉がなくなった後は90%の確率で235の、10%の確率で160のダメージを与えます。




■与える実質ダメージの期待値合計


▼与えるダメージの期待値

ミルドラースの行動期待値
打撃0
灼熱炎0
波動135
イオナズン135×0.25+295×0.25=107.5
マホカンタ430×0.5+295×0.25+135×0.25=322.5
瞑想295×0.9+160×0.1=281.5

パターン1の行動回数は1〜2回でランダムなので、平均すると2ターンに3回行動することになります。従って、各行動が回ってくる期待値は2/3。よって1ローテーションで与えるダメージの期待値は{(135+107.5+322.5+281.5)×2/3=564}となります。瞑想による回復を考慮すると、1回のローテーションで実質64。65ローテーション後には4160ダメージに達するので、直後に特攻をかけて撃破します。準備に1ローテーション、ダメージ蓄積に65ローテーション、そしてラスト1ローテーション必要なので、合計すると268ターンほどかかることになります。ただ、実際には会心の一撃が出るので、その分だけ速く倒せます。

これだけの長期戦になると、瞑想のターンに打撃が当たるなどしてちゅんの復活の玉がなくなることは必定です。以後、ニトロやクックルを出しても瞑想による回復を上回ることはほとんど不可能です。この意味で、復活の玉がなくなる前に可能な限りのダメージを蓄積させ、その後はバイキルト会心やミルドラースの1回行動に期待するしかありません。相手が常に1回行動であった場合は1ローテーションの間に1200ポイント(瞑想を差し引けば実質700)近いダメージを与えることも可能ですが、逆に2回行動を連発されれば1ローテーションで与えられるダメージが300ポイントを下回り、瞑想による回復量を上回れなくなってしまいます。復活の玉がなくなった後もちゅんを出して攻撃させる手もありますが、ちゅんが死ぬとその分だけダメージの蓄積が遅れますし、復活のタイミングも意外と難しいのです。打撃を1回休んで復活させられればベストなのですが、賢者の石を使う第5ターンまでに復活させようとすると、妖精の剣や戦いのドラムを使えなくなる可能性が出てきます。

従ってこの戦術ではトータルの勝率はかなり低くなります(推定2割程度)。瞑想のターンに3番目のキャラに打撃が当たらないこと、ミルドラースに1回行動が多いこと、バイキルト会心が出ることなど、多くの要素がかみ合って初めて勝つことができます。今回は2回目の挑戦で勝てましたが、これはかなり運が良かったと言えます。

最後に、参考として、実際の戦闘における行動とダメージ蓄積の推移を
こちらに掲載しておきます。




さて、やり残したことはエスタークを倒すことのみですが、主人公がレベル7では勝てません。低レベルで倒すにはジュエルとリッチーを仲間にする必要があり、この場合主人公をレベル16まで上げなくてはなりません。

なお、レベル7のジュエルだけでは勝てません。妖精の剣、祝福の杖、天空の盾を持たせておいても、打撃をしのぐのが難しいのです。こちらの攻撃手段は呪文のはね返しとバギクロス連打(山彦の帽子装備でダメージ計80程度)くらいしかない上、打撃や波動に対処していると攻撃する暇がありません。その結果9000のHPを削り取るには数百ターンもかかることになり、その間どうしても打撃の連打を受けて全滅してしまいます。

それから、踊る宝石は仲間にした時点で賢さが5しかないため、全く命令を聞きません。レベル7まで上げても賢さに変化がない上、ビアンカのリボンや知力の兜を装備できないので、賢さの種で上げるしかありません。賢さの種は冒険を通して5個しか入手できないため、一見ジュエルの分しかないように思われます。

しかし、賢さの種を使った後にレベルアップすると賢さが1ずつ上がることがあります。この現象を最大限に利用し、ジュエルの賢さを20以上、リッチーの賢さを10以上にします。

さて、まずは主人公のレベルを上げます。この時、踊る宝石を倒した時点でレベル16になるように調整します。ジュエルが仲間になったら温存しておいた賢さの種を4個使って賢さを17まで上げ、その後主人公を殺してジュエルをレベル7まで上げます。レベル5になるまではレベルアップの直前にセーブし、レベルアップの際に賢さを1ずつ伸ばしていきます。この間は2回に1回程度しか命令を聞かないので、防具を調えて弱い敵(神の塔周辺など)を倒してレベルを上げていきます。レベル5になるとようやく賢さが20に達し、自由に動かせるようになります。そこで、今まで残しておいたカンダタ子分やミミック等をすべて倒すなどしてレベル7まで上げます。また、この過程でリッチーを仲間にします。その後、リッチーに最後の賢さの種1個を使い、賢さの上昇に気を配りながらレベル7まで上げます。こうすると主人公16、ジュエル・リッチー7、ピエール・クックル・ニトロ・フローラ・ピピン1、平均レベル4.38という状態でエスターク戦を迎えることになります。また、賢さはジュエル22、リッチー13まで上がっているはずです。




<エスターク>

HPMP攻撃守備素早Ex標準ターン数レベルアップ
9000420150855000510200
行動パターン:打撃/メラゾーマ/イオナズン/灼熱炎/輝く息/波動
       (比率はほぼ同じで、常に2回行動)
       打撃以外の行動を1ターンに2回連続してとることはない。
特徴    :最初からマホカンタがかかっている上、ルカナンは無効。
       呪文を封じた後は呪文攻撃を行わない(魔封じの杖が有効)。

【ステータス】

 LVHPMP攻撃守備素早
ジュエル 7 191 180 90 268 214
リッチー 7 191 180 90 263 107


【装備】

ジュエル亀の甲羅 山彦の帽子 星降る腕輪
リッチー亀の甲羅 シルクハット


【持ち物】

ジュエル妖精の剣 天空の盾 賢者の石 復活の玉 世界樹の葉×5
リッチー天空の剣 祝福の杖 ドラゴンの杖 世界樹の雫 世界樹の葉×6


▼敵から受けるダメージ

攻撃ジュエルリッチー
打撃通常 125〜160 126〜162
妖精の剣使用時 71 〜 92 71 〜 92
メラゾーマ 30 〜 42 30 〜 42
イオナズン 0 0
灼熱炎 0 〜 1 0 〜 1
輝く息 0 〜 1 0 〜 1


▼敵に与えるダメージ

バギクロス 26〜60
炎(ドラゴンの杖使用) 65〜85
イオナズン反射 72〜88


【攻略法】

踊る宝石は呪文やブレスへの耐性が素晴らしいのですが、攻撃手段が限られるためどうしても長期戦になります。その間に打撃が連続で当たることも何度かあり、死ぬこともしばしばです。世界樹の葉を大量に持たせてしのぎます。

戦闘開始直後、要となるジュエルについてはまず妖精の剣で守備を固め、賢者の石で回復を行います。回復の必要がなければ次に天空の盾を使ってイオナズンのはね返しを狙い、さらに余裕があればバギクロスでダメージを与えます。山彦の帽子装備で連打すればイオナズンのはね返しとほぼ同程度のダメージを与えるため、有力な攻撃手段です。

リッチーは賢さが13しかないため、2回に1回程度しか命令を聞きません。打撃を行うのはまだ良い方で、ザキを唱えたり不思議な踊りを踊ったりすることも多いです(もちろん無意味)。従って、波動で解除されるたびに妖精の剣を使っていては攻撃に回る暇がなくなってしまいます。そこで、まず天空の剣でマホカンタの効果を解除した後はドラゴンの杖を使い続けます。ドラゴンの杖を一度使うと波動で元の姿に戻るか打撃などで死なない限り炎を吐き続けるので、バイキルト攻撃やバギクロスに比べてかなり効率的です。

回復は主にジュエルの賢者の石で行い、危険な場合にはリッチーの祝福の杖を併用します。リッチーには妖精の剣がかかっていないため、2ターン連続で打撃を受けるなどして死ぬことが多いです。ジュエルの世界樹の葉5枚と復活の玉を使い果たす前に倒さなくてはなりません。また、リッチーだけが残った場合には持ち直すことが難しいため、ジュエルを死なせないように優先的に回復を行うのがポイントです。

8950程度ダメージを与えた後、もし馬車の中に生存者がいれば昇天させます。続いて、ジュエルの妖精の剣の効果が切れないように注意しながらリッチーを昇天させます。そしてバギクロス連打でトドメを刺します。危険も伴いますが、こうすれば獲得経験値を最小限に抑えつつ、レベルアップなしで戦闘を終了させられます。

……なお、
『ジュエル6、リッチー6』+αでの攻略も試みましたが失敗に終わっています。




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