ミルドラース（パターン３）、レベル１×５人で撃破

2001.4.28

【変身前のポイント】

ピピンが欠けたため、戦闘開始直後の輝く息又はメラゾーマをしのげるキャラがいません。イエッタを防御させればしのげますが、そうすると第２ターンの打撃に耐えられません。そこで、第１ターンにはちゅんを盾にします。輝く息とメラゾーマのどちらが来ても一撃で死にますが、変身前との戦闘終了直前に蘇生させます。

これで、ちゅん又はニトロが常に死んでいる状態になります。そこで、『死者の盾技』（詳細は『ＤＱ５極限低レベル攻略ガイド』の『3.5　技』を参照）を発動し、第１ターンのメラゾーマを反射してダメージを与えます。

また、変身後との戦闘に備えて、変身前を倒す直前に死者をすべて復活させ、賢者の石でHPを回復する必要があります。自然回復に対抗しつつ回復を行うので忙しいですが、こちらはほとんどダメージを受けないので何とか可能となります。

【変身後（パターン３）のポイント】

『レベル１×６人で撃破』では、従来の記録を大幅に更新したとはいえ、まだまだ無駄がありました。その最たる例はピピンを使用したことです。攻撃面・守備面ともにピピンよりもちゅんの方が明らかに優れているのですが、痛恨の一撃を耐える必要があると考えていたために仕方なくピピンを使っていました。しかし、少し発想を転換して「痛恨の一撃をあえて正面から受け、死者を復活させながら戦う」というアイデアを４月26日に思いつきました。

死者の復活は、第４ターンに行えば安全です。するとこのターンの攻撃回数が１回減りますが、ちゅんはピピンと違って第５ターンに攻撃できるため相殺できます。そして第２ターンに３人出すことで、１人は痛恨で死にますが残り２人が攻撃できるため、全体として攻撃する機会が２回増えることになるのです。

但し、世界樹の葉が尽きる前にミルドラースを倒さなくてはなりません。そのため、攻撃面をさらに効率化します。まずは第３ターンに『死者の盾技』を発動し、メラゾーマをはね返します。ここでコドランが不要になり、人数が１人減るのもポイントです。また、第２ターンにちゅんが死ななかった場合は６ターン中ちゅんが４回行動できるため、波動の直後にファイト一発を使用することでバイキルト攻撃を３回浴びせることが可能です。第２ターンにちゅんが死んだ場合も、６ターン中に２回行動できるため、従来と変わらないダメージを与えられます。

＜準備＞

【ステータス】

※５人平均レベル１、平均HP46.2。変身前・変身後ともこの５名で攻略。
※種や木の実の使用は、『レベル１×６人で撃破』に同じ。

【装備】

【持ち物】

＜ミルドラース（変身前）＞

▼敵から受けるダメージ

▼敵に与えるダメージ

▼基本戦術１（最初の３ターン）

※第２ターンにクックルに打撃が当たった場合はリセット。
※ファイト一発の使用対象は、常にイエッタ。

▼基本戦術２−Ａ（第２ターンが打撃だった場合）

※第１ターンには、死者（ちゅん又はニトロ）を馬車の外に出す。
※第２ターンにピエールが打撃を受けた場合は、第３ターンにピエールが打撃。（神秘の鎧の自然回復だけで回復可能）
※第２ターンにイエッタが打撃を受けた場合は、第３ターンにピエールが賢者の石。

▼基本戦術２−Ｂ（第２ターンが波動だった場合）

【攻略法】

最初の３ターンは、『レベル１×６人で撃破』とほぼ同じです。第１ターンの攻撃に耐えられるキャラがいなくなったので、ちゅんを盾にしてしのぐという点が違うだけです。

第４ターン以降はイエッタの打撃に加えて『死者の盾技』を使用し、一気にダメージを蓄積させます。注意点として、第１ターンにはイエッタの他に死者（ちゅん又はニトロ）を馬車の外に出します。これで輝く息とメラゾーマが半々の確率で来るため、メラゾーマが来たらはね返ってダメージを与えられます。また、第２ターンにはピエールに打撃が当たった方が好都合なので最前列に、当たると即死のニトロは最後尾に配置します。

自然回復分を考慮しつつ累積ダメージを計算しておき、実質1480ダメージを超えたら変身後との戦闘に備えてニトロとちゅんを復活させ、賢者の石で回復を行います。次のようにすれば回復を行いつつほぼ確実に倒せます（自然回復量の変動により、わずかに届かない可能性もあります）。

以上の方法で、第２ターンにクックルやニトロに打撃が当たらなければ勝率は９割以上です。第２ターンがすべて波動だった場合はバイキルト攻撃ができず、ダメージが不足する可能性もありますが、そうなる可能性はごく低いです。

▼実戦データ

＜ミルドラース（変身後・弱）＞

▼敵から受けるダメージ

▼敵に与えるダメージ

▼基本戦術１（最初の６ターン）

▼基本戦術２（次の６ターン）

※ファイト一発の使用対象は常にちゅん。

▼基本戦術３（その後）

【攻略法】

まず、瞑想や波動のターンを狙ってミルドラースの守備力を０にします。とはいえ相手にはマホカンタがかかっているので、天空の剣で解除してからルカナンをかけなくてはなりません。また、クックルは変身前との戦闘でMPを消耗しているので、まず祈りの指輪で回復します。

準備期間中は、痛恨の一撃をニトロのみ外に出すことでしのぎます。当然ニトロは行動する前に確実に死亡します。ここでちゅんやクックルを出さないのは、死ぬと準備に支障を来たすからです。ニトロの復活はイオナズンのターンにちゅんの世界樹の葉で行いますが、ここでミルドラースに後攻されると当然ニトロは即死します。その場合は波動のターンに再度復活させますが、するとルカナンが遅れるので、次の６ターンに組み込みます。また、波動のターンで万一ミルドラースに後攻され、天空の盾の効果を打ち消された場合は、イエッタの防御手段がなくなってしまいます。従って、メラゾーマのターンには防御し、イオナズンのターンには馬車に入れておくしかありません。

守備力を下げた後は『基本戦術３』のようにします。痛恨の一撃のターンには、【クックル・ニトロ・ちゅん】の順に配置して全員で特攻します。痛恨の一撃で必ず死者が１名出ますが、直後のメラゾーマのターンに復活させます。上の表ではクックルが死ぬことを想定していますが、ニトロやちゅんが死んだ場合も同様にこのターンに復活させます。なお、痛恨の一撃が当たる確率は先頭のキャラから順に5:3:2と仮定しているため、このターンにちゅんが生き残る確率は0.8となります。これが、以後バイキルト状態で攻撃できるかどうかに関係してきます。また、メラゾーマとイオナズンは両方とも天空の盾ではね返し、ダメージを稼ぎます。与えるダメージは次のようになります。

▼与えるダメージの期待値

戦闘が長引くと、イエッタの世界樹の葉が尽きてしまいます。その後は、メラゾーマのターンにイエッタが打撃を叩き込み、死者の復活は瞑想のターンに行います。この時、攻撃力が高いキャラが攻撃し、世界樹の葉を残しているキャラが回復を担当することで、ダメージ効率を高めます。なお、ニトロやクックルの世界樹の葉も尽きてしまったらちゅんが回復を担当せざるを得なくなりますが、大抵はその前に倒せます。

▼与えるダメージの期待値

さらに戦闘が長引くと、今度はちゅんのファイト一発も尽きてしまいます。その後は波動のターンにちゅんが打撃を叩き込みます。バイキルト攻撃ができない分だけダメージ効率が落ちますが、それでも瞑想による回復は十分に上回ります。

▼与えるダメージの期待値

以上のようにすれば死者を復活させつつ、MPを消費せずに持ちこたえられます。ミルドラースは瞑想１回につきHPを500回復するのですが、以上のようにすれば瞑想と瞑想の間に平均1100以上のダメージを与えられるので、世界樹の葉が尽きる前に倒せます。

全員が大ダメージを受ける灼熱炎やイオナズンは、耐性のあるピエール・ちゅんやマホカンタ効果が既にかかっているイエッタだけを馬車の外に出せば大幅に軽減できます。メラゾーマは『死者の盾技』ではね返せます。痛恨の一撃では必ず１人死者が出ますが、残り２人が攻撃できるので安定してダメージを稼げます。そして、ミルドラースが瞑想や波動を使う時に回復と攻撃準備を行い、効率良く戦闘を進めます。また、ちゅんにファイト一発を使い、吹雪の剣バイキルト攻撃を６ターンに３発（第２ターンに死んだ場合は通常攻撃２発）叩き込んで大ダメージを狙います。こうして、ケアレスミスが重ならない限りは全くの楽勝が約束されるのです。

■攻略法（行動別）

【灼熱炎】

ピエール又はちゅんを防御させてしのぐことになりますが、ピエールは神秘の鎧で回復できるので、ピエールを防御させたほうが良いです。但し、戦闘開始直後は、変身前との戦いでピエールのHPが35以下になっている場合があるため、ちゅんを防御させます。ダメージは後でピエールが賢者の石で回復します。

【痛恨の一撃】

HP73以上のキャラがいないため、必ず死者が１人出ます。戦闘開始直後第９ターンまで（２回目の瞑想の前まで）は攻撃しても無駄なので、ニトロだけを出して盾にします。それ以降は、３人出して全員で特攻です。１人死んでも残り２人が攻撃できるのがポイントです。注意点として、賢者の石を使うピエールとマホカンタ効果がかかっているイエッタを死なせると以後のターンに無駄が生じるため、残りの３人を馬車の外に出します。また、バイキルト効果がかかっているちゅんは死なせたくないので最後尾に配置します。さらに、クックルよりもニトロの方が世界樹の葉の枚数に余裕があるため、クックルを最前列に、ニトロを２番目に配置します。

このターンには是非ミルドラースに後攻して欲しいところです。３人全員を後攻する必要はなく、誰か１人だけでも攻撃が終わった後にそのキャラに痛恨の一撃が当たれば３人が攻撃できます。しかし、そうなる可能性は低いです。

【メラゾーマ】

事前に天空の盾を使ったイエッタと第２ターンで死んだキャラを馬車の外に出し、『死者の盾技』ではね返します。また、イエッタの世界樹の葉が残っている間は、このターンに死者を復活させると効率的です。戦闘開始直後はイエッタにマホカンタ効果がかかっていないため、防御してしのぎ、後でピエールの賢者の石で回復します。

このターンにミルドラースに後攻されると、生き返ったキャラがメラゾーマを受けて再び死ぬ可能性があります。その場合は第４ターンに再び復活させなくてはなりません。

【瞑想】

ダメージを受けないため、回復と攻撃準備を安全に行うチャンスです。戦闘開始直後は、『天空の剣でマホカンタ効果を解除する』『祈りの指輪でクックルのMPを回復する』『ルカナン×２で守備力を０にする』というタスクを実行します。また、守備力を０にする前に攻撃しても瞑想による回復を上回れず無駄なので、ピエールは賢者の石を使います。

守備力を０にした後は、攻撃力の高いキャラ（ちゅん＞ピエール＞クックル＞イエッタ＞ニトロ）を３人出して攻撃し、大ダメージを与えます。但し、イエッタの世界樹の葉が尽きた後はこのターンに死者を復活させます。この時、【１人が世界樹の葉、１人が復活、１人が打撃】という行動になるため、攻撃力の高いキャラが攻撃し、世界樹の葉を多く残しているキャラ（大抵ニトロ）が復活を担当します。

【イオナズン】

耐性があり神秘の鎧で完全に回復できるピエールと、マホカンタ効果が既にかかっているイエッタ、ダメージは残るものの耐性でしのげるちゅんの３人を外に出します。戦闘開始直後はイエッタにマホカンタ効果がかかっていないため、馬車に入れておきます。また、死者が残っているならこのターンにちゅんが世界樹の葉を使って復活させます。

但し、ミルドラースがちゅんを後攻することが稀にあり、この場合は復活直後にイオナズンを受けてまた死ぬため、第６ターンにもう一度復活させなくてはなりません。

【波動】

回復と攻撃準備に専念します。戦闘開始直後はこのターンにルカナンを使い、死者がいる場合は復活させます。また、イエッタは天空の盾を使い、以後メラゾーマとイオナズンをはね返すための準備をします。守備力を０にした後で、かつ死者がいない場合、ちゅんは自分にファイト一発を使い、以後バイキルト攻撃を叩き込む準備をします。ファイト一発が尽きた後はこのターンにもちゅんが攻撃します。

このターンにミルドラースに後攻された場合は面倒です。イエッタが後攻されると天空の盾の効果が打ち消されるため、メラゾーマのターンにはイエッタが防御し、イオナズンのターンには馬車に入れておかなくてはなりません。イエッタ自身が与えるダメージやメラゾーマ反射の分のダメージが減るだけでなく、メラゾーマのターンに世界樹の葉を使えないので瞑想のターンの期待ダメージも大幅に減ります。ちゅんが後攻されるとバイキルト攻撃ができなくなるため、やはり期待ダメージが大幅に減ります。しかし、瞑想による回復を下回ることはないため、毎回後攻されるようなことでもない限り、負けることはありません。

▼実戦データ

※全くダメージを与えていないターン（主に灼熱炎と波動のターン）は、省略しています。

【感想】

素早さ120のミルドラースが、なぜか素早さ20のちゅんやピエール、素早さ23のイエッタを後攻することが多かったです。特に第５ターンに復活させたニトロが直後にイオナズンを受けて即死したのは痛く、第12ターンまではほとんどダメージを与えていません。その後も、イエッタが攻撃すべき時に雄叫びをぶちかますというケアレスミスもありました（第33ターン）が、６ターンに期待ダメージ1200以上という圧倒的な戦術のおかげで楽勝でした。この「楽勝」というのがポイントで、さらなる更新案を模索していくきっかけになったのです。

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