ミルドラース（パターン１）、６人平均レベル2.33で撃破（改良版）

2002.11.5

『６人平均レベル2.33で撃破』に改良を加え、攻略レベルの更新には至らなかったもののダメージ効率では一つの極限に達した戦術です。2002年中はこれで満足し、最終戦術として採用する予定でした。

＜準備＞

【ステータス】

※６人平均レベル2.33、平均HP60.2
※ピエールに守りの種をさらに１個使用。
※アーサーに素早さの種を３個使用。

【装備】

※ピエールは、変身後になったら吹雪の剣に持ち替える

【装備の解説】

灼熱炎をしのぐため、アーサーとちゅんにはドラゴンメイルと水鏡の盾を装備させます。ピエールについては変身前への対策のため、神秘の鎧とオーガシールドを装備させます。フローラには打撃対策として、守備力の高い防具を装備させます。また、主力となるスライムナイト３人には吹雪の剣を装備させてミルドラースの弱点を突き、1.5倍のダメージを与えます。

【持ち物】

※『６人平均レベル2.33で撃破』の反省を踏まえ、ちゅんに復活の玉を持たせている。

＜ミルドラース（変身後・強）＞

▼敵から受けるダメージ

▼敵に与えるダメージ

※ニトロやクックルの打撃は、全く通用しない。

▼基本戦術１（第１ローテーション）

▼基本戦術２（第２ローテーション以降）

▼各キャラの役割

【攻略法】

まず、戦闘開始直後の【打撃（＋灼熱炎）】を防がなくてはなりません。この時点では妖精の剣がかかっていませんし、ミルドラースには確実に先攻されるため、２回行動されるといきなり死者が出ます。ここはフローラに盾になってもらい、次のターンにアーサーの世界樹の葉で復活させます。１回行動であれば何とか耐えられるので、次のターンに賢者の石を使えばＯＫです。その後最初の瞑想までは攻撃しても無駄なので、準備に専念します。そして第２ローテーションから早速、本格的な攻撃を開始します。具体的には次のようにします。

今回は守備力を下げる必要がないのですぐに攻撃に移ることができますが、バイキルト攻撃以外はほとんど通用しません。戦いのドラムを有効に使い、吹雪の剣バイキルト攻撃をできるだけ多く叩き込まなくてはなりません。バイキルト攻撃のできない時には、回復や防御を行いつつ攻撃の準備を調えることに専念します。もちろん、隙があれば積極的に攻撃します。例えばイオナズンのターンには、天空の盾ではね返すのではなく打撃を叩き込み、灼熱炎のターンには馬車に引っ込むのではなく攻撃や回復を行うのです。

また、攻撃や防御の際にも常に回復を心がけるようにします。ローテーション読みとダメージ計算を行いつつ賢者の石を駆使して回復を行えばほぼ持ちこたえられるのですが、実際にはミルドラースが素早いので危険も伴います。場合によっては奇跡の剣で攻撃したり、世界樹の葉を駆使してしのぎましょう。

■攻略法（行動別）

瞑想のターン以外については、『６人平均レベル2.33で撃破』と同様です。今回は瞑想のターンの戦術を大幅に変更しています。

【瞑想（＋打撃）】

回復が完全に終わっていて、妖精の剣と戦いのドラムも既に使ってあるという、攻守ともに理想的な状態にあります。しかし、アーサーやちゅんは打撃を受けると即死するので、ここは馬車に入れておくしかありません。このターンに打撃が来て２番目のキャラに当たる確率は約15％、３番目のキャラに当たる確率は約10％ですが、攻守ともに要であるアーサーやちゅんが死ぬと瞑想による回復を上回るのが困難になるため、ここは馬車に入れておくのが最も安全です。ちゅんの復活の玉を使ってしまった後は必ず馬車に入れておきます。

一方、復活の玉が残っている間はちゅんを外に出して攻撃させるという大胆な策も可能です。具体的には、先頭にフローラを配置して防御させます。フローラは防御すれば打撃に耐えられますし、その後２回行動が続いた場合でも次の打撃までに賢者の石×２で全快できるため、安全です。２番目にはピエールを配置して打撃を叩き込み、約160のダメージを与えます。ピエールは打撃で最大32、次の灼熱炎で最大75のダメージを受けるため、神秘の鎧の回復だけでは危険も伴いますが、死ぬ可能性は次のようにごくわずかです。

本当はピエールが奇跡の剣で攻撃すれば死ぬ可能性が０になるのですが、与えるダメージと上記の確率を考えると、吹雪の剣で攻めた方が合理的です。

そして３番目にはちゅんを配置して打撃です。復活の玉がなくなるまではちゅんを出し、ダメージを稼ぎましょう。このターンにちゅんに打撃が当たる確率は約１割なので、相当長い間ちゅんを出しておけるはずです。この打撃では約140のダメージを与えます。

ちゅんの復活の玉がなくなったら、ニトロを配置してドラゴンの杖を使います（打撃ではほとんどダメージを与えられません）。ニトロに打撃が当たると即死ですが、アーサーやちゅんと違ってバイキルト攻撃や回復をするわけではないので、殺されてもさほど痛くはありません。このドラゴンの杖では約75のダメージを与えます。また、ニトロが死んだ後はクックルを出して氷の刃を使い、約40のダメージを与えます。

以上により、復活の玉がなくなるまでは90％の確率で300の、10％の確率で160のダメージを与えます。復活の玉がなくなった後は90％の確率で235の、10％の確率で160のダメージを与えます。

■与える実質ダメージの期待値合計

▼与えるダメージの期待値

パターン１の行動回数は１〜２回でランダムなので、平均すると２ターンに３回行動することになります。従って、各行動が回ってくる期待値は2/3。よって１ローテーションで与えるダメージの期待値は｛（０＋85＋140＋110＋330＋286）×2/3＝634｝となります。瞑想による回復を考慮すると、１回のローテーションで実質134。34ローテーション後には4556ダメージに達するので、何とか倒せます。準備に１ローテーション、ダメージ蓄積に34ローテーション必要なので、合計すると140ターンほどかかることになります。ただ、実際には会心の一撃が出るので、その分だけ速く倒せます。しかし復活の玉がなくなったら39、ニトロが死んだら60低下するため、運も必要です。

＜最小値（２回行動を連発した場合）＞

上の場合は、３ターンの間に０＋140＋140＝280ダメージ。瞑想を考慮すると実質−220になります。下の場合は、３ターンの間に30＋0＋286＝316ダメージ。瞑想を考慮すると実質−184になります。これがパターン１の脅威です。

＜最大値（１回行動を連発した場合）＞

１ローテーションの間に、0＋140＋140＋300＋440＋300＝1320ダメージ。瞑想を考慮すると実質820になります。

▼実戦データ

第36ターン、アーサーがミルドラースを先攻したため、戦いのドラムの効果を消されて約250ダメージ分のロスになっています。しかし、他にはミスらしいミスもなく、ちゅんが３回も会心を叩き出したこともあって順調にダメージを蓄積させています。

第63ターン、ついにちゅんに打撃がヒット。その後は第６ターンにニトロを出しています。第61〜66ターンには６ターン連続２回行動をされたために大幅に回復されてしまいましたが、第78ターン以降は１回行動が増えたため、一気にダメージを蓄積させています。

第100ターンに特攻のチャンスを迎えましたが、計算ミスがあると敗北確定なので、あえて特攻はしませんでした。その後じりじりと回復されていますが、第120ターン以降は灼熱炎やマホカンタのターンが１回行動だったのが大きく、再びダメージを蓄積させて撃破。なお、第110ターンにはアーサーがミルドラースを先攻しましたが、実害はありませんでした。

今回は２回行動のターンが59回、１回行動のターンが67回でした。また、ピエールが１回、ちゅんが４回も会心を出したり、ミルドラースの打撃が９回中７回も先頭のキャラに当たったりとそれなりに運が良かったのも確かです。このため、さらなる効率化が必要と判断しました。特に灼熱炎のターンのアーサーやちゅんの行動に無駄があることに気付き、さらなる攻略レベルの低下を模索した結果が、最終戦術です。

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