大倉〜蛭ヶ岳〜焼山登山口縦走



●概要

・登り:大倉→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳
・下り:蛭ヶ岳→姫次→東海自然歩道→焼山登山口
・黍殻山と焼山の山頂はカット
・単独
・丹沢塔ノ岳(1491m)、丹沢山(1567m)、蛭ヶ岳(1673m)に登頂
・以上を日帰りで敢行

●動機、準備、感想

丹沢主脈縦走の動機
丹沢主脈縦走の準備
大倉〜蛭ヶ岳〜焼山登山口
丹沢主脈縦走の感想


丹沢主脈縦走の動機

2015年に入り、シーズン初の登山として、昨年11月の
塔ノ岳+鍋割山登山以来なまりまくった肉体を覚醒させようと考えた。当初は4月初に敢行しようと検討していた。だが、仕事や育児との調整に時間を要したため、約1カ月遅れでの決行となった。前日に定時ダッシュして十分な睡眠を取るというプランが崩れたため、延期せざるを得なかったこともあった。睡眠不足の登山は事故や遭難の原因となるため、回避すべきである。

丹沢塔ノ岳には過去に9回登った。このうち大倉尾根の登山は8回、下山は8回経験している。蛭ヶ岳への日帰り登山も2回実施した。従って、既にルートをある程度知っているという安心感は確かにあった。一方で、6カ月も登山をサボった状況だったため、無理をするつもりは全く無かった。塔ノ岳と丹沢山で天候や体調を勘案し、蛭ヶ岳に挑むか否か判断するつもりだった。

また、ゴールデンウィークはなるべく避けたかった。特に塔ノ岳までは混雑が予想されたためだ。だが、他に決行可能な日がなかなか到来せず、これ以上遅らせるとさらに筋力等の退化が進行するとの焦りもあり、止むを得ず連休直前の金曜日を選択した。天候は晴れ、下界の気温は26度まで上昇するとの予報も、決行に向けた後押しとなった。


丹沢主脈縦走の準備

基本的には、
2014.5.3の挑戦をベースとした計画を立案した。今回は、6カ月もサボったことによる筋力低下が原因で速度が低下すると予測したため、前回の実績よりもゆとりを持ったスケジュールとした。但し、前々回と前回の実績を勘案し、前回予定よりも少し詰めた。

また、始発に乗車することで、ゆっくり歩いた場合でも日没までに余裕を持って下山できるようにした。さらに、塔ノ岳や丹沢山に予定通りに到着できなかった場合や、天候が急変した場合、そして膝に痛みを感じた場合には、蛭ヶ岳を諦めて下山する予定とした。

今回は真夏の暑さの中を登るわけではないため、水や電解質は前回並みにした。即ち、水2.5リットル、ウィダー類3個である。これに限らず、荷物を最小限とすることにも気を配った。下山時の膝へのダメージを可能な限り軽減するためだ。そこで、膝対策としては右膝サポーターのみを持参し、着用した。ストックは不要と判断し、持参しなかった。


2015.5.1(Fri)

大倉〜蛭ヶ岳〜焼山登山口

●登山口到着まで

自宅最寄駅から始発に乗り、電車とバスを乗り継いで7:32には大倉バス停に到達した。この時間帯では、行程のほぼすべての区間で悠々座ることができた。例外は、小田急だけだった。電車内の時間は基本的に睡眠に充て、無駄な消耗を防いだ。なお、今回使用したのとは別の始発駅を使用すれば、何と渋沢6:48の始発バスに間に合うことが後日判明した。ここの28分差は非常に大きいため、次回からは変更しようと思う。

●登り:予定と実績

予定前々回実績高度場所備考
7:407:357:36300m大倉バス停発 
7:557:537:54 観音茶屋通過
8:108:068:07 見晴茶屋通過
8:308:318:29 駒止茶屋通過
8:508:478:44 堀山の家休憩3分
9:209:169:181300m花立山荘休憩5分
9:409:309:30 金冷シ通過
9:559:459:441491m塔ノ岳休憩5分
10:5010:3510:371567m丹沢山休憩5分
11:3011:0611:08 不動の峰休憩所休憩5分
12:0511:3111:36 鬼が岩通過
12:3511:5411:571673m蛭ヶ岳休憩21分。昼食、写真撮影など

※前々回とは、2013.8.2の蛭ヶ岳挑戦時のデータを指す。

●登り

腕や顔、首、耳の後ろ等に日焼け止めを塗り、軽く準備運動をして、さくさくっと出発。天候は快晴であるため、上は速乾性Tシャツ2枚のみである。下は一応長ズボンを装備した。

前回と同様、登り始めは速度を抑える。前に人がいると抜きたくなるが、決してペースを速めない。むしろ減速し、自然に追いつき追い越す。指標にしたのは、自らの感覚だ。心拍数が上がりすぎている、あるいはペースが速くて苦しいと感じる前に、減速を心掛けた。登山は久々だったこともあり、観音茶屋までの19分の間で幾度かこういう感覚があった。しかし、この区間を抜けると徐々に体が慣れてきたようで、苦しさは無くなった。なお、今回は見晴茶屋も駒止茶屋も通過した。将来のヨーロッパアルプス挑戦を意識し、最初の1時間は休憩しないペースを試してみたかったためだ。

見晴茶屋〜駒止茶屋の区間で、ガレ場や階段を含む本格的な登りが始まる。ここでも、基本方針は減速としたため、余裕があった。何しろ今回も、塔ノ岳登頂がゴールではない。その後丹沢山経由で蛭ヶ岳までの登りと、その先の下山が控えているのだ。

大倉バス停では雲一つない晴天駒止茶屋の少し先。冠雪した富士山が!

堀山の家で、最初の休憩を入れた。だが、この休憩は十分でなかったようだ。花立山荘までの区間で、足が上がらなくなって立ち止まったことが3回もあった。

花立山荘手前。天まで続く階段塔ノ岳が見え、テンションが上がる!

花立山荘では毎回休憩を入れていたが、今回は通過した。ここまでで消耗した状況で、塔ノ岳までどういうペース配分を保てるのか、試してみたかったためだ。その結果、1回立ち止まっただけで、26分で到達した。

塔ノ岳まで2時間08分。ここまでは順調

塔ノ岳までの登りで抜いた人数は、49人。抜かれたことは無かった。ゴールデンウィークの谷間の平日ということで、比較的混雑を回避できた。無理な抜き方(瞬間的な加速等)は一切しなかったが、これだけの人数を抜くとそれなりに消耗する。大抵の場合、最適なルートを通行できず、迂回したり急斜面を直登したりするからだ。前回よりもタイムが良かったのは、抜いた人数が1/3に減少し、消耗が少なかったことも要因だと思う。次回は渋沢駅から始発バスを利用し、さらに空いている状況でどうなるか試したい。

塔ノ岳には9:44とそこそこ早めの登頂だった。大倉からは2時間08分であり、2014.11.22に次ぐ自己2位の記録である。当時は鍋割山が目当てであり、塔ノ岳までに全力を投入する前提だった。従って、蛭ヶ岳を目的とした登山での塔ノ岳までのタイムとしては、今回が事実上の自己ベストだ。

要因として、膝の痛みがほとんど出なかった(右膝にやや違和感はあった)ことと、直射日光や高温による消耗が無かったことが挙げられる。また、通勤中に計45分の早歩きを毎日継続していることも、持久力の強化につながっていると思う。なお、ここまでに水0.25リットル、ウィダー類1個を消費した。

塔ノ岳にはスケジュールより約11分も早く到着しており、天候も体調も良い。迷うことなく、次の目標である丹沢山に向かう。5分と長めの休憩を取り、ウィダーと水で補給することで、体力もある程度回復した。塔ノ岳山頂には既に10人ほどの登山者がいたが、丹沢山に向かう道に入ると人の気配が一気に減った。

塔ノ岳から先は、しばらくの間は下りが続く。膝に負担がかからないようにクッションを使って下っていく。帰り道にここを登り返すのは本当にキツいので、途中で引き返すことなく縦走を完成させたい。この時点でも視界は大変良く、丹沢山までの道のりや山容、山小屋らしい建物、まだまだ雪を冠している富士山まではっきりと見えた。要所で写真を撮影しつつ、淡々と進み続けた。

塔ノ岳からの下りで丹沢山を望む山桜っぽい花を楽しみつつ、まったり進む

最後の0.9kmは、塔ノ岳までの道のりに比べれば楽勝だった。傾斜が緩いためでもあるだろう。それでも、丹沢山までの区間で足が上がらず立ち止まったことが4回もあった。そして10:37、予定より13分早く丹沢山に登頂した。

丹沢山に登頂!

丹沢山山頂にも既に数名の登山者が居た。大倉から登ってきた人の他に、蛭ヶ岳宿泊からの下山中と思しき人も見受けられた。ウィダーを摂取しつつ、水分を補給しておく。ここまで水0.4リットル、ウィダー類1.5個を消費した。

この時点でそれなりにバテていた。というよりも、花立山荘到着時点でバテていた。従って、前回のように「まだまだ行ける!」という感触ではなかった。だが、古傷の膝に違和感はまだ無い。よって、条件付きで蛭ヶ岳に向かう。即ち、前回までと同様、正午までに到達できなければ戻ることとした。何しろ、完全にへばってしまうと下山が地獄と化すことが、容易に予測できたためだ。

富士山が綺麗に見える丹沢山からの下りで不動の峰方面を望む

不動の峰休憩所までの登りが厳しいことは、前回までの経験と、今回導入した地図読みにより分かっていた。そこでペースを抑えて登ったが、それでも登りの途中で立ち止まって呼吸を整えたことが5回もあった。止むを得ず、不動の峰休憩所で5分間の休憩を入れた。ここまでで水0.5リットル、ウィダー類2個を消費した。

一方、不動の峰までの登りを終えた後は傾斜が緩くなる。加えて、目標の蛭ヶ岳が見え始めたこともあり、モチベーションも上がった。鬼が岩では休憩を入れずに通過した。鬼が岩から先では、鎖場が登場した。とはいえ、鎖を持たないと通過できない場所は無かった。バランスを崩さないように注意しながら、慎重に下っていった。

鬼が岩手前。蛭ヶ岳が見えた!気持ち良い稜線歩き。ガンガン進む!

最後は蛭ヶ岳まで一貫した登りとなる。この区間でも5回ほど立ち止まって呼吸を整えつつ、一歩一歩着実に登っていった。なお、この最後の登りで、左足の付け根がつったような感触があった。半年も登山をサボるとここまで退化してしまうのか。

鬼が岩と蛭ヶ岳鬼が岩からの下り。それなりの高度感!

そして11:57、正午前ギリギリに蛭ヶ岳(1673m)に到着した。山頂にはやはり数名の登山者がいた。塔ノ岳を境に人が激減したのは確かで、塔ノ岳以降で抜いたのは6人、抜かれたことは無かった。もちろん、全員が大倉からの日帰りということはないだろう。塩水橋等の他の登山口から登ってきた人や、山小屋を利用して1泊2日かそれ以上をかけて到達した人もいるはずだ。

蛭ヶ岳への最後の登りこの階段が毎回キツい

大倉から蛭ヶ岳まで、計4時間21分を要した。前回よりは1分だけ速かったが、真夏に登った前々回よりは2分遅い。原因は体がナマりにナマっていたことであり、予想外に苦しい道のりとなった。やはり、登山は最低でも月1ペースで継続しないと、どんどん筋肉が衰えていく。

蛭ヶ岳に登頂!お待ちかね、カップラーメン♪

山頂の蛭ヶ岳山荘で、待望のカップラーメン! いつものように、スープを含め完食した。なお、ここまでで水0.75リットル、ウィダー類2個を消費した。残りは水1.75リットル、ウィダー1個。地図を見る限りガチな登りはもう無いので、何とかなるだろうと考えていた。

●下り:予定と実績

予定実績高度場所備考
13:2012:181673m蛭ヶ岳発 
14:0012:57 地蔵平通過
14:4013:16 姫次休憩5分
15:1013:34 八丁坂ノ頭通過
15:2513:46 青根分岐休憩4分
15:3514:27 焼山手前の分岐休憩5分
16:1015:091300m西野々まであと1.7km休憩4分
17:3015:42 焼山登山口バス停休憩2分

※日没は18:30頃

●下り

下山は未知のルートだ。しかも、焼山登山口バス停に、17:53までに到着しなくてはならない。さもないと、三ヶ木までアスファルト約7kmの徒歩が追加される。あわよくば、その前の16:23発のバスに間に合わせたい。ということは、途中で迷うことはあってはならないし、へばっても危険だ。従って、事前に地図を印刷し、読み込んでおいた。

未知のルート、姫次方面へ進む当面は一貫した下り。登りだときついだろうなー

しばらくの間は下りが続く。蛭ヶ岳山頂から350mほど高度を下げる。その後、微妙に登りながら、姫次と思われる分岐点に至る。ここまでは地図の通りだ。なお、この地図には「地蔵平」「姫次」という地名が記載されていなかった。このため、実際に地蔵平に到達するまで39分を要した時にはかなり不安になった。地蔵平は休憩するような場所でもなかったため通過した。そして19分後に姫次に到着して初めて、このルートに確信を持てた。ここまでで水0.9リットル、ウィダー類2.5個を消費した。

富士山は常に綺麗に見えていた地蔵平の手前。なかなか辿り着かない

古傷の右膝の違和感は蛭ヶ岳からの下山開始時点で存在した。だが、これが本格的な痛みに変わることは最後まで無かった。但し、足全体の疲労は姫次を通過したあたりからずっと存在し、減速の主因となった。姫次までに3人抜いたが、1人に抜かれた。

姫次に到着東海自然歩道最高点(標高1433m)

姫次から先は、焼山を示す道標を目印として下山を続ける。地図上では分岐が2箇所あるが、迷うことは無い。但し、途中で1箇所だけ登山道を外したことがあった。前に人が歩いているのにつられてしまったためだ。幸いなことに、その人に引っ付いていったら正規のルートらしき場所に復帰できた。ルートは基本的に緩やかな下りであり、お陰で右膝の消耗は最小限に抑制できた。但し、それでも脚の筋肉が次第に崩壊していくのは止められない。足の疲労はどんどん強まっていった。

市街地が見え始めた青根分岐に到着。まだまだ先は長い

青根分岐には13:46に到着した。黍殻山の山頂はカットし、巻き道を進むこととする。この時点でもまだ、焼山登山口16:23発のバスに間に合うという確信を持てなかったためだ。黍殻避難小屋は少し下った場所に見えたが、ここにも立ち寄らなかった。登り返す気力が無かったためだ。

ピークをカットすれば、緩やかな下りのみどこかの湖が見えた

引き続き、焼山を目指す。この区間も基本的に緩やかな下りであり、膝へのダメージを抑制できた。但し、行動開始から6時間を経過したこともあり、ペースが鈍ることは避けられない。加えて、この区間はトレイルランナーの練習に適しているようで、実際3人ほどに抜かれた。

謎の通行止め看板西野々という地名が最後まで謎だった

焼山手前の分岐には14:27に到着した。焼山の山頂もカットし、そのまま下ることにする。この時点でもまだ、焼山登山口16:23発のバスに間に合うという確信を持てなかったためだ。というのは、地図上ではこの先のルートがはっきりしないためだ。人里には次第に接近しており、標識の通りに下山を続行すれば良いと思われた。だが、途中で難所があるかもしれないし、地図で確認できない以上は道に迷う可能性も残っている。

傾斜は相変わらず緩やか巨大キノコが生えていたり

ここから先は傾斜がやや急になるところもあった。ここまでノーダメージだった足の爪に関しては、今回も右足の親指と人差し指のみ痛めてしまった。とはいえ、大倉尾根と比較すれば圧倒的に楽な下山だった。標識の通りに下山を続行し、15:42には焼山登山口バス停に辿り着いた。下り全体では3時間24分を要した。結果的に41分もの待ち時間が発生したため、黍殻山や焼山の山頂をカットする必要は無かった。将来この縦走を逆ルートで実行する際には、これらの山頂もクリアしていきたい。

やっと見えた! バス停を示す標識!焼山登山口バス停。乗り損なうと悲劇です

●帰宅まで

約半日ぶりのトイレを済ませ、腕と顔を洗い(靴は大して汚れていなかったため省略)、ある程度サッパリしてからバスに乗車した。夕食は橋本駅付近で和風おろしオムライスを食した。

和風おろしオムライス! うますぎた!

帰りは最寄駅の二駅手前で下車して徒歩。交通費を微妙にケチりつつ、新たな始発駅へのルートを開拓してみたかったためだ。登山後の疲労した状況で、しかも数カ所で地図を確認しつつ、あるいは信号を求めて迂回しつつ、28分を要した。普段鞄に入れて持ち歩いている東京MAPを(重量軽減のため)持っていかなかった。そしてスマホを取り出して確認する気にもなれなかった。このため、街にある地図を探して確認した。道路や川など幾つかの目印を参考にしつつだ。今後最短ルートを開発し、最適化すれば20分で行けるか。


丹沢主脈縦走の感想

最後に今回の収穫と反省をまとめて記しておく。

●今回の収穫

当初予定を大きく上回るペースで、蛭ヶ岳まで登り、そして下ってきた。今年初の登山であり、体がナマっていた割には、健闘したと言えるだろう。古傷の右膝の痛みも再発しなかった。特に下山の負荷を抑えたためだろう。また、毎日実行している膝トレーニングの効果であろう。但し、次回に向けて一層の膝トレーニングを積むとともに、登山・下山自体のトレーニングを継続する必要がある。

水分と電解質の補給に関しては、ほぼ目論見通りだった。登りでは水0.75リットル、ウィダー類2個を消費した。蛭ヶ岳山荘で注文したカップヌードルも、当然のようにスープ含め完食だった。下りでは水0.6リットル、ウィダー類1個を消費した。結果的に、水1.15リットルを残しての下山だった。もっとも、これに関しては天候も味方した。快晴ではあったが、気温はさほど高くなく、快適な山行ができた。

丹沢は財布に優しいという点も良い。交通費は2464円(電車、バス含む)、昼食はカップヌードル500円、行動食はウィダー類3個で計500円弱。ペットボトル入りの水は、以前から家に保管していた0.5リットル×1本と、2リットル69円の「熊野古道の水」を利用した。後者はザックの中に入れておき、前者を飲み切ったら随時移し替えていた。費用は合計約3500円に抑え込んだ。

●今回の反省

筋肉痛はふくらはぎ・すね・太ももに来た。特にふくらはぎが重症で、2日後がピークで、5日後まで続いた。丸々半年もの長期にわたり登山をサボった報いだろう。

次に、登り(花立山荘手前、塔ノ岳手前、不動の峰休憩所手前)でへばったこと。一定のペースを刻んで無理なく蛭ヶ岳に到達するはずだったのに、ヘロヘロのバテバテで辿り着くという失態だった。

日焼け対策は、富士山やキリマンジャロで使った残りを使用した。「SPF 50+ PA+++」と書いてあるものだ。その結果、塗った場所ではほぼノーダメージだった。だが、塗り漏れた場所(首の裏側の一部)は凄まじく焼けた。5月とはいえ、快晴時の太陽をナメてはいけない。この教訓は、次回に活かすこととする。

●総括と今後

次は5月下旬から6月上旬にかけて、関東圏内の百名山を一つ潰しておきたい。なるべく平日に休暇を取得する方向で。

また、丹沢は東京からアクセスしやすいため、今後もたびたび登ることだろう。主脈縦走に関しても、逆ルートで挑戦したり、今回カットした黍殻山や焼山の山頂を踏んだりと変化をつければ再び楽しめると思う。


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