・ワードの分類 ・ワード分類別:出現頻度と攻略法 ・ワードの収集方法 ・ワードの校正方法 ・ワードの解析方法 ・解析結果の利用 ・難関ワードの攻略法 |
FODに出現するワードは、次のように分類できる。
分類名称 | 打鍵数 | 打鍵数+スワイプ数 | 備考 |
---|---|---|---|
1文字 | 1 | 1〜2 | 飛び道具、虫、鳥、魚、アイテム等 |
2文字A | 2 | 2〜4 | 1章でのみ出現 |
2文字B | 2〜6(2〜3) | ||
3文字A | 3 | 3〜6 | 1章でのみ出現 |
3文字B | 3〜8(3〜5) | ||
4文字A | 4 | 4〜8 | 1章でのみ出現 |
4文字B | 4〜9(4〜7) | 4〜12(6〜11) | |
5文字 | 5〜11(5〜8) | 6〜15(7〜12) | |
6文字 | 6〜14(6〜10) | ||
7〜8文字 | 7〜15(7〜11) | ||
9〜10文字 | 9〜21(9〜14) | 10〜31(14〜23) | |
11〜13文字 | 11〜21(11〜17) | 15〜32(18〜29) | |
14〜17文字 | 14〜28(15〜22) | 19〜43(24〜37) | |
クイズ | 2〜26(3〜16) | 3〜43(4〜26) | 3章・6章でのみ出現 |
STRENGTH | 7〜31(12〜28) | 14〜51(17〜44) | 4章でのみ出現 |
※打鍵数のかっこ内は、約95%のワードが含まれる範囲。
※2打鍵以上の文字(濁音、半濁音、小文字)も、すべて1文字として扱う。
※1文字、2文字A、3文字A、4文字Aは、濁音、半濁音、小文字、記号を含まない。
重要度S:最重要。全ワードを指に覚えさせる。
重要度A:そこそこ重要。必要に応じて指に覚えさせる。
重要度B:時と場合によっては重要。
重要度C:対策など不要。
分類名称 | 重要度 | 出現箇所と攻略法 |
---|---|---|
1文字 | C | 反射神経ドリルの肝。 |
2文字A | C | 1章でのみ出現。 |
2文字B | B | 入力速度★やズィール★★以下で出現 |
3文字A | C | 1章でのみ出現。 |
3文字B | B | 正確性★の肝。ボスモードJUDGMENTの肝。2章でも多数出現 |
4文字A | C | 1章でのみ出現。 |
4文字B | S | 正確性★★の肝。難易度★★以下のScenario modeスコアアタックの肝。 |
5文字 | S | 入力速度★★、正確性★★の肝。難易度★★★のScenario modeスコアアタックの肝。 |
6文字 | C | ほとんど出現しない |
7〜8文字 | C | 4〜5章の雑魚戦の一部のみ |
9〜10文字 | A | 入力速度★★★の肝。ボスモードHIEROPHANTの肝。4章以降の雑魚戦でも出る。 |
11〜13文字 | S | 入力速度★★★、正確性★★★の肝。マジシャン前半★★でも出る。 4章以降の雑魚戦でも出る。 |
14〜17文字 | A | 正確性★★★の肝。マジシャン前半★★★や6章でも出る。 4章以降の雑魚戦でも出る。 |
クイズ | B | 3章と6章で出現。問題と解答の丸暗記が必要。 |
STRENGTH | B | 4章でのみ出現。 |
このように、「4文字B」「5文字」「11〜13文字」の重要度が高い。また、難易度★★★では「14〜17文字」の攻略も重要である。一方、「2文字A」「3文字A」「4文字A」は1章でのみ出現するため、重要度は低い。「6文字」「7〜8文字」も出現率が低いため、敢えて攻略する必要性は薄い。
最も効率的な収集元を以下に示す。
分類名称 | 収集元 |
---|---|
1文字 | 1章MISSION |
2文字A | 1章ズィール★★ |
2文字B | 5章ズィール★★ |
3文字A | 1章ズィール★★★ |
3文字B | 5章ズィール★★★ |
4文字A | 1章クァール★★★ |
4文字B | 5章マジシャン後半★★ |
5文字 | 5章マジシャン後半★★★ |
6文字 | 2章ハイエロ前半★★★ |
7〜8文字 | 5章クァール★★ |
9〜10文字 | 5章クァール★★★ |
11〜13文字 | 5章マジシャン前半★★、Boss modeマジシャン前半★★ |
14〜17文字 | 5章マジシャン前半★★★ |
クイズ | Boss modeタワー |
STRENGTH | Boss modeストレングス |
Scenario modeの5章マジシャン前半★★★で収集するのが最も効率的だ。具体的には、Optionsでシナリオモード難易度を★★★、コンティニュー制限をなしに設定して5章をプレイする。マジシャン前半に到達したら、1ワード目をメモした後に故意にミスする。するとダメージを受けた直後に次のワードが表示される。以後も同様の手順を繰り返す。ライフが尽きるとCONTINUEするか否かを選択できるため、常にYESを選択する。5章の雑魚戦は約7分で突破できる。マジシャン前半では、概ね10分につき90ワードをメモできる。このため、30分のプレイで約200ワードを収集できる。
他には6章エンペラー戦で剣モードを待つ方法や、Boss modeのマジシャン★★★を使う方法もある。しかし、剣モードが来る確率は1/3であるのに加えて、次のワードが表示されるまで約9秒かかる。また、Boss modeのマジシャン前半★★★では、1プレイで高々6ワードしか収集できない(1ワード目を撃破し、以後喰らい続けた場合)ため、効率が悪い。また、Drill modeの正確性★★★はさらに効率が悪い。1プレイにつき実質的に1ワードしか収集できないためだ。メモしている間に喰らって終了するし、2ワード以上記憶するのも非現実的だ。
なお、「メモする」とは「横で立ち上げているPCで適当なエディタを起動しておき、ワードの下段を全角ひらがなで入力する」ことと同義である。他に気付いた点があれば、適宜追記する。例えば未知の表現(方言等)が含まれていた場合や、上段と一致しない場合、明らかなワードミスと思われる場合がこれに該当する。
Scenario modeの5章マジシャン前半★★が良い。★と比較して入力制限時間が少ないため、スピーディーに収集できる。具体的には、概ね10分で100ワードである。なお、目安として約20分以内に収集作業を終える場合は、Boss modeのマジシャン★★(10分で約70ワード)の方が速い。雑魚戦を切り抜ける時間が不要となるためだ。逆に、収集作業を20分以上続ける場合は、雑魚戦の時間を考慮してもScenario modeの方が効率的だ。Boss modeではCONTINUEができず、ライフも5個しかない。従って、6ワード収集するたびにマジシャンを選択し直す必要があるし、オープニングの数秒も積もり積もれば大きなタイムロスとなる。
4文字Bと5文字に関しては、Scenario modeの5章マジシャン後半★★と★★★が良い。Boss modeでは、前半を突破する時間が大きなロスになる。5文字ワードは、10分で約180ワード収集できる。
ワードを収集するだけでは意味が無い。解析し、攻略に役立てる必要がある。だがその前に、校正を実施すべきだ。誤ったワードを解析しても意味が無いためだ。以下、14〜17文字のワードを例に、具体的な方法を解説する。
まず、全ワードをExcelで整理する。テキストファイルに全角ひらがなで入力後、コピー&ペーストしても良い。次に、重複が無いことを確認する。例えば、全ワードを昇順ソート後、隣り合うワードどうしをEXACT関数で比較する。結果がTRUEとなった場合は、当該ワードが1つになるまで削除する。さらに、全ワードが14〜17文字であることを確認する。具体的には、LEN関数とCOUNTIF関数を使用し、14文字、15文字、16文字、17文字のワードの数を計測する。念のため、13文字以下と18文字以上のワードが存在しないことを確認しても良い。そして、合計値が全ワードの数と一致することを確認する。
また、画面上のワードを見て隣のPCで打ち込む以上、見誤りやタイプミスは完全には防げない。その結果、微妙な違いのあるワードが入力されてしまうこともある。筆者の例では、「いえにかえってからあけましょう」と「いえにかえってからあげましょう」や、「はいてくそざいのうぇっとすーつ」と「はいてくそざいのうえっとすーつ」が存在した。結果的に、それぞれ前者が正解だった。対策としては、再び当該ワードが出現するまで待って再確認するしかない。特に、マジシャン戦では実際に入力すれば正しい文字が明確に分かる。ミスするとその瞬間にダメージを喰らうためだ。
その後、全ワードを半角カタカナで再入力する。これは、実質的な打鍵数を把握するためである。この過程で、最初の入力結果(全角ひらがな)にミスを発見したら修正する。また、当然ながら、以下の作業の前にExcelシートのバックアップを取得しておく。
次に、全ワードを半角カタカナで再々入力し、先程の入力結果とEXACT関数で比較する。EXACT関数の結果がFALSEとなったワードでは、いずれかの入力結果にミスがあるため、確認して修正する。そして、全ワードの再入力が終了した後、フィルタ機能でFALSEが存在しないことを確認する。この再々入力は、ある程度時間を置いてから実施した方が良い。思い込みや誤読、誤入力の癖により、同じミスを二度続けて犯す事態を減らすためである。筆者の場合、約0.3%のワードにミスが見つかる。仮に、初回の入力結果のミス率が(2回入力しても気付かないミスを含め)1%の場合は、2回入力することでミス率を0.01%まで減らすことができる。理論上は、ワードの総数が2万なら、二度の確認入力でミスを2ワードにまで削減できる。
上記の作業の過程で、ワードの意味が分からない場合や、疑問点が発生した場合は、都度解決する。具体的には、Google検索等で調査して解決し、Excelシートに書き込んでおく。この作業を地道に積み重ねることで知識を増やし、読めずに(あるいは理解できずに)喰らう事故を少しずつ減らす。
文字数は、正確性の計算の基本となる。また、各モードの仕様(どこで何文字のワードが出現するか)を把握するためにも必要である。LEN(全角ひらがなでの入力結果)として算出する。例えば、14〜17文字のワード群に含まれるワードは、必ず14〜17文字になる。
打鍵数は、打鍵速度の計算の基本となる。また、各モードを解析し、想定タイムを把握する際にも必要となる。LEN(半角カタカナでの入力結果)に「半濁点/ヴ/づ/小文字の数」を加えて算出する。「半濁音/ヴ/づ/小文字」は、半角カタカナで入力した結果よりもフリックした結果の方が1打鍵多いからだ。このため、各ワードを入力する際に、半濁点、ヴ/づ、小文字の数を目視確認し、一覧に追記しておく。
次に、半濁音、ヴ/づ、小文字の数を機械的に算出し、目視による結果と比較する。具体的には、半角カタカナの「゜/ァ/ィ/ゥ/ェ/ォ/ッ/ャ/ュ/ョ」をそれぞれ空白と置換する。また、半角カタカナの「ヴ/ヅ」を「ウ/ツ」と置換する。すると、これらを含むワードのLEN値がその分下がるため、目視による結果との比較が可能となる。大抵の場合は機械的に算出した結果が正しい。だが、思い込みによるミスを減らすためにも、目視による結果と突き合わせて確認すべきだ。
なお、Excelには文末の半角半濁点の一部を検索/置換できないというバグがあるため、要注意だ。例えば、「〜たいぷ」「〜てーぷ」「〜きーぷ」「〜きっぷ」というワードが該当する。対策としては、他のエディタの置換機能も併用すると良い。また、目視による結果と比較(LEN関数の計算結果の差分を取る)した際にMAX関数やMIN関数で見出す方法もある。本来、LEN関数の計算結果の差分は0になるので、全ワードに対してMAX関数やMIN関数を適用しても0となる。ところが、上記のExcelのバグが発生した場合や、目視による確認にミスがあった場合には、1や-1、場合によっては他の値を取ることもある。
文字数と打鍵数だけでは説明できない「打ちやすさ」「打ちにくさ」を測定するため、「より実質的な打鍵数」の把握方法を検討する。具体的には、ワンタッチで入力できる「あかさたな等」を1打鍵、ワンタッチ+ワンスワイプで入力できる「いうえお」等を2打鍵とカウントする方法である。だが、単純に「あかさたな等」をExcel上で空白で置換して数えれば良いというものではない。FODには次の文字が存在するためだ。
文字種類 | 文字数 | 半角カナ数 | 打鍵数 | 打鍵数+スワイプ数 |
---|---|---|---|---|
あかさたなはまやらわ、 | 1 | 1 | 1 | 1 |
他の五十音/。ー!? | 1 | 1 | 1 | 2 |
ぁゃ | 1 | 1 | 2 | 2 |
ぃぅぇぉっゅょ | 1 | 1 | 2 | 3 |
ぱ | 1 | 2 | 3 | 3 |
ぴぷぺぽヴづ | 1 | 2 | 3 | 4 |
がざだば | 1 | 2 | 2 | 2 |
他の濁音 | 1 | 2 | 2 | 3 |
Excelシートの入力結果から、「文字数(全角ひらがな数)」と「半角カナ数」の区別はできる。これに加えて「打鍵数」を把握するには、「半濁音」「ヴ/づ」「小文字」を区別すれば良い。さらに「打鍵数+スワイプ数」を把握するには、上記8種類の区別が必要となる。
各ワードのスワイプ数は、半角カナの文字数から「スワイプが不要な文字」を減算すれば求められる。例えば「れっどかーどでいっぱつたいじょう」(半角カナ21文字)の場合、濁点、半濁点、「か」「は」「た」を減算して13スワイプとなる。具体的には、「れっとーとていっついしょう」でスワイプが必要だ。Excel上では、半角カナの入力結果に対して「アカサタナハマヤラワ、ァャ゛゜」を順次空白で置換するのが最速と考えられる。作業量を軽減するため、「スワイプが必要な文字」を数えるのではなく、「スワイプが不要な文字」を全体から減算すべきだ。なお、この作業も、後日再び実行すると信頼性が高まる。作業時に途中結果やログを残しておき、差異が生じた時に原因を解明するのも良いだろう。
まず、各ワード群の文字数や打鍵数、スワイプ数の平均値や分布を把握すれば、各モードの解析が可能となる。例えば、打鍵速度と、入力速度★★★のタイム、正確性★★★の撃破数との対応を計算した結果はこちらに示した通り。また、Scenario modeの各章で正確性99%を確保するにはミスがどこまで許されるのかを計算することもできる。難易度★★★での計算結果は、1章が0、2章が3、3章が2、4章が3、5章が6(但しマジシャン前半のミスは除く)、6章が5である。
次に、難関ワードを抽出し、ワード毎の攻略法を確立させるための資料とする。打鍵数+スワイプ数が多いワードは、現時点では次の通り。
ワード | 打鍵数+ スワイプ数 |
---|---|
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ | 43 |
いりゅーじょんすぺーすわーぷぼーる うにもぺっとしょっぷでうっている ぷろじぇくとじゅんびしつってなに? ぶんごひょうげんとこうごひょうげん | 41 |
きんじょのひょうばんはじょうじょう にゅーおりんずじゃずふぇすてぃばる びっぐせっとをどろっぷしてみせる ぶぶづけでもいっぱいどうどすか? れっつぽじてぃぶしんきんぐこんぐ | 40 |
正確さと安定感を上げること。これに尽きる。だが、ゆっくり正確に打っているだけでは詰まった時が危険だ。理想は、ワードの前半を速度に任せて一気に突破し、後半は正確さと安定感を重視して打ち切ることだ。但し実際には、途中で詰まったらそうも言っていられなくなるので、ワードのどこからでも加速できるように準備しておくのが望ましい。
さらに、難関ワードは個別に攻略法を考える。
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ……最難関ワードその1。「ぴょ」×4がいかんともしがたい。アプリの動作が軽快であることを祈るのみだ。「み」の不認識というリスクもある。冒頭の「かえる」で確実に加速を決めたい。
いりゅーじょんすぺーすわーぷぼーる……冒頭「い」の不認識に警戒要。その後は「じょ」「ぷぼ」で詰まりやすい。ここだけは、1文字ずつ確実に消す方針で臨む。一方、その他の部分では加速を決めたい。TODと違って、「ー」は加速可能な文字である。
うにもぺっとしょっぷでうっている……中盤の「ぺっ」「ょっぷで」が鬼門だ。また、この難関を突破しても、まだ安心できない。終盤の「い」の不認識にハマらないよう、警戒が必要だ。冒頭「うにもへ」で確実に加速を決めたい。
ぷろじぇくとじゅんびしつってなに?……冒頭から難関が続く。「ぷ」「じぇ」「じゅ」のいずれかで詰まるとダメージ当確だ。だが、ここまで突破すれば、終盤の加速で一気に追い込める。
ぶんごひょうげんとこうごひょうげん……難所が分散しているため、スワイプ数こそ多いがそんなに怖くない。「ひょうげん」を練習すれば、むしろ得意ワードとなるだろう。