筆者のタイプウェル遍歴:その5(2003.3.1)


●コンテンツ

[タイプウェルオリジナル:総合レベルXXに到達(2002.5.31)]
[タイプウェル国語K:総合レベルXXに到達(2003.1.23)]
[今後の展望(2003.1.23)]
[タイプウェル国語K:総合レベルZJに到達(2003.3.1)]

[タイプウェル国語K:苦手単語リスト]


●タイプウェルオリジナル:総合レベルXXに到達(2002.5.31)

【総合レベルXS再達成まで】

タイプウェルオリジナルについては、
2001.11.21に大文字小文字が爆発して総合レベルXSに到達して以来、2ヶ月くらい打たなかった。と言うよりも、さくら大戦→PS版DQ4→冬コミとイベントが続き、打つ暇や気力がなかった。2002年2月になってようやく、「新バージョンでAll Machine再達成」を目標に始動し、オリジナルに関しては25日にMachineを再達成した。その後は2001年の自己ベスト(1112146)を上回ることを目標にした。だが、やはり2ヶ月以上ものブランクは大きく、かみ合わない日々が続いた。特にメイン種目である小文字のみが弱く、これが原因で大文字小文字やすべてのキーも壁に当たっていた。

大文字小文字はShiftのタイミングが合わないだけでなく、小文字のみの並び(特にfqsbgzqやkqwxzhといった左手イジメ)にも苦しめられた。すべてのキーは1行目で10秒台を叩いてばかりだった。ホームポジション外の記号やShiftを使う記号に非常に弱い。さらにラスト2行の弱さが際立ち、更新が見えなかった。例えば最終行で^~Y'”が出ると打つ気も萎える。数字はXXこそ出るが、Zレベルは近いようで遠かった。67連打、45連打、スペース連打に歯が立たなかった。また、改行直後が読めていなかったため、ミスのほとんどは各行の最初の方に集中した。

だが、やはりオリジナルは毎日打って慣れるのが肝要だ。すべてのキーと大文字小文字はじりじりと伸び、2002.3.25に至ってすべてのキー42.5秒(XX、ミス12)を記録した。4月に入ると状況はさらに好転した。まずは4日にすべてのキーを41.2秒(ZJ、ミス14)に更新し、ついに昨年の自己ベストを上回った。さらに5日には大文字小文字を更新し、総合レベルXSを再達成した。

なお、この頃は「タイプウェルを再起動しない限り似たような文字列が出現し続ける」(いくつかパターンがあってそれが繰り返される)という疑念を抱いていた。このため、迷信めいたことだが文字運が悪い時は再起動という手段を常用していた。

【ローテーション攻略】

その後2週間ほどスランプに陥った。全種目共通して、ラップが出る時に限って他の行で崩れ、安定している時に限ってそこから抜け出すスピードがなかった。憲法Rで指を活性化してから打つなどの工夫も試みたが、スランプからは容易に抜け出せなかった。唯一数字だけはZJを何度か出すことができたが。

ようやくスランプ脱出の兆しが見えたのは2002.4.20だった。この日は自宅PCですべてのキーを40.970秒(ZI、ミス3)に更新。この種目でミス3は過去最少だ。ミス5以下すら記憶にない。さらに、小文字のみで久々に30秒台を記録した。打ちやすい文字列が続き、最終行を5.693秒(ラップ1位)で打ち抜けた。翌21日にはローテーション攻略を発案した。タイプウェル4種目をすべて起動しておき、ローテーション的に5時間ほど打ちまくった。この方法だと指の負担を分散できるので長時間打つことが可能だ。その結果、自宅PCでは空前の記録ラッシュとなった。オリジナルについても数字を24.416秒(ミス5)に更新し、大文字小文字でも34.2秒(ミス7)が出た。自宅PCでの総合ポイントは1112984となり、ようやく昨年の自己ベストを上回った。

これを境に、小文字のみ31秒台、数字24秒台が少しずつ出始めた。22日には数字を24.1秒(ミス5)に更新。そして27日には自宅で再びローテーション攻略を敢行したところ、小文字のみで30.918秒(ミス8)→30.7秒(ミス5)と30秒台を連発するなどして、自己TOP15のうち10個を塗り替えた。さらに30日、小文字のみを30.1秒(ミス8)に更新! 2行目で5.664秒(ラップ4位)を出して青ドットに追いつき、その後恐ろしいほどの心拍数上昇に耐えてラップ5.9〜6.1秒台をキープした。ラスト20文字で0.3秒単位のロスを連発したのが惜しいが。

続いて2002.5.1には数字を23.5秒(ZI、ミス3)に更新! 1行目で5.4秒と大きく出遅れたが、その後4秒台のラップを刻んで盛り返し、ZJの黄ドットを捕捉した。そして最終行でタイピングの神降臨!

388229 169035 215 944 028 14603360 57935

という凄まじく打ちやすい文字列をノーミスで撃破し、ラップ3.799秒(初の3秒台)を叩き出した! ZIの青ドットを一瞬で抜き去り、差を広げてゴール! 総合ポイントは1117826となり、いよいよ総合レベルXXの夢が現実味を帯びてきた。

【Dvorak修得によりQWERTY壊滅 → 数字を伸ばして総合レベルXX達成】

2002.5.7には複数の環境で出した記録をマージした。これで総合ポイントが1119384に達した。だが、そこから総合レベルXXまでは思いのほか遠かった。特に、Dvorak修得に注力したためにQWERTYがおろそかになったのが痛かった。20日にはDvorakとQWERTYの混同現象まで発生し、以後は数字以外の更新が絶望的となった。

※記録のマージについて
・Time*.logを4つ集めれば総合成績が出る。
・Dtld*.logを4つ集めればリプレイができる。

2002.5.31、その数字でついに結果が出た。この日もDvorakとQWERTYの混同に悩まされ、数字以外は完敗。だが、数字はDvorakとは関係ないはずだ。そして23.100秒(ZI、ミス5)に更新! ZHの青ドットと競り合いつつ、全行4秒台を維持するという素晴らしい安定感だった。これでマージ後の総合ポイントは1120096(レベルXX)に!

ここまでの練習回数は会社PCで635回(小文字のみ142、大文字小文字124、すべてのキー233、数字136)。自宅PCの分を入れると760回(小文字のみ176、大文字小文字154、すべてのキー260、数字170)。Escは多用したが、それなりに練習を積み重ねてきた。今後はZレベルを目指す。それに際しては、少なくとも総練習回数を1000回には伸ばす必要があるだろう。また、Dvorakとの混同という厄介な問題を解決しないことには先に進めないだろう。

一方、「タイプウェル殿堂」では、オリジナルの伸びにより殿堂ポイントが444万点台に達し、名実ともに3位に浮上した。だが、2位のMADRIGALさんとは10万点以上の差がある。また、総合ランキングでは345万点台に達し、3位のたけひささんをとらえつつあるが、依然として4位のままである。こちらは殿堂ポイントよりもオリジナルの比重が大きいので、上位を目指すために引き続きオリジナルを中心に鍛えていこうと思う。


●タイプウェル国語K:総合レベルXXに到達(2003.1.23)

【総合ポイント1115000突破まで……ミス制限を撤廃】

タイプウェル国語Kは、
2002.3.20に総合レベルXSに到達した。2月に最新版でMachineを達成し、その後も爆発を重ねて1ヶ月しないうちに総合レベルXSということで、勢いがあった。そのため、XS達成後もさらなる境地を目指して打ちまくった。

3月下旬はさくら大戦4や引っ越しのため、今一つ集中して打てなかった。それでも、2002.4.1にカタカナ語を36.2秒(ミス13)に更新。基本常用語も31.9秒(XX、ミス7)に更新し、31秒台前半も見えてきた。だが、練習履歴を見たところ3回打ち切るまでのEsc回数が135回に達していた。これはタイピングと言えるのかどうか甚だ疑問だった。そして、その後もEsc回数は減る気配を見せず、スランプにはまった。

4月10日にはミス上限(20回)を撤廃した。ミスが多すぎて、更新ペースでも最後まで打ち切れないことが増えてきたからだ。筆者は正確さを重視していたが、今後必要なのは殻を破るためのスピードだ。自分のタイピングを完全に叩き壊し、一から再構築しないと今以上のスコアは絶対に出ないだろう。まずは700〜800レベルのトップスピードを目と指に染み込ませなくてはならない。しばらくの間また伸び悩むかもしれないが、長期的視野で耐えるしかない。また、多少不調でも(持久力強化のために)最後まで打つようにした。

その結果、4月12日には基本常用語で二度目のXXを記録した。さらに、26日になってカタカナ語を35.7秒(XA、ミス12)に更新。4行目で3.866秒(ラップ6位)を出して更新を意識し、その後ひたすら心拍数上昇に耐えた。慣用句も36.1秒(ミス6)とわずかに更新した。だが、トップスピードは596.6止まりであり、まだまだ不足だった。

DC版TODでは、4月12日に初めて不純物除去で5文字相当×2を撃破し、ワード運が良ければ突破できるという感触をつかんだ。また、この頃になるとAC版TODの5章ハイエロ後が安定してきた。

5月2日には池袋GIGOにてロケテストが行われていた「ルパン三世 THE TPYING」をかな入力で1コインクリア。ローマ字入力よりもかなり楽に打てるようになった。特に6面の長文攻略が非常に楽しかった。全力で打っても攻略できるかどうかギリギリであり、久々にゾクゾクするような緊張感を体験できた。また、GW中には実質2日でタイプウェル憲法KのMachineを達成するなど、かな入力は全体的に上り調子であるように思われた。

だが、その後はDvorak修得を始めたため、国語Kが次第におろそかになっていった。昼休みに憲法Rとオリジナル、夕食後にタイプウェル国語Kと美佳Dvorakを並行して打ち、帰宅後にDvorakでタイプウェルオリジナル、英単語、国語Rを打った。Dvorakのスコアが伸びるに従って、この練習方法では共倒れになる可能性が出てきた。

5月中は、過去の貯金を食い潰しつつ更新し続けた。9日には基本常用語を31.3秒(ミス9)に更新。7行目の「おずおずと」で0.6秒ロスしたが、そこからのリカバーが素晴らしかった(7行目4.058秒、最終行3.805秒)。また、5月に入ってから重点強化していた慣用句も微更新を連発してXAに突入し、29日には34.2秒(ミス8)と爆発! 前半で早々にロスして余分な力が抜けたのに加え、終盤でワード運に恵まれた。これで総合ポイントは1115367に達し、ようやく総合レベルXXへの折り返し点を超えた。

一方、TODやルパンでは国語Kのように全力で打つ必要がないのでそれほど影響はなかった。TODでは居合斬り25体、不純物除去76体と新境地の記録を出した。ルパンでは難易度HARDの1コインクリアを連発し、29日には難易度HARDで「1面から順番に打ってクリア」を達成した。

【練習時間不足から退化】

6月に入り、美佳Dvorakでウォーミングアップしてからタイプウェル国語Kを打ち、さらに憲法Rを打つようにした。だが、憲法Rをメインにしていたことと、各種目を並行して練習する時間が取れなくなったことで、英単語とオリジナルが相次いで崩壊した。かな入力の退化も進行し、4日に漢字を微更新したのを最後に更新が止まった。自己ベスト15にはきれいにXSが15個並んでいるが、そこから抜け出すスピードがない。また、崩された時に瞬時に次のキーに指を運ぶ技術が甚だしく不足していた。

6日にはAC版TODの6章MISSION1を事前1ダメージでクリア。当時はローマ字入力によるスコアアタックで事前2ダメージ突破が流行していたが、それを上回る事前1ダメージ突破を成し遂げたことは少なからず自信になった。だが、その後なかなか再現できず、5章ハイエロ後の雑魚×2の突破率も低下した。17日に毎パソ予選の準備としてQWERTY英文のリハビリを開始すると、国語Kの実力はさらに落ち、総合レベルXCも危うい程度になった。

以後、タイプウェル国語Kは退化防止練習だけを細々と続けた。毎回赤ゲージの連発であり、モティベーションが甚だしく低下した。7月に入り、憲法RのMachineという一大目標を達成した後は、毎パソ課題・憲法K・国語K・国語R・オリジナル数字・美佳Dvorakを交互に打った。だが、憲法Kがじりじり伸びた以外は目に見える成果が現れなかった。要するに、筆者が恐れていた「全種目共倒れ」の様相を呈してきた。そこで、毎パソの準備が本格化した8月下旬には、憲法Kと美佳Dvorakを一旦中止した。

ようやくモティベーションが上がったのは、2002.8.302002.9.14のオフでMADRIGALさんとjxnzさんに屈辱的な惨敗を喫してからである。特にjxnzさんとの対戦では3章で正確さ100%を出された上にマジシャン戦で自滅という醜態であった。悶絶するほどの悔しさを覚え、0から出直すことを誓った。

【憲法Kを打ちまくる】

9月22日に毎パソが終わり、26日にはオリジナル数字がレベルZHに達した。これを機に毎パソ課題・オリジナル・国語K・国語Rの練習を中止し、練習の中心を憲法Kに移した。タイプウェル全シリーズの中で唯一総合レベルの上昇が見込める種目であったためだ。また、長文を安定して打ち切る訓練は将来を見据えた布石でもあった。

10月中は打てば打つほど面白いようにスコアが伸び、非常に楽しかった。4日に当初の目標であった総合レベルXSに到達した後も伸び続け、29日には総合レベルXXに到達した。その後もじりじりと伸び続け、11月26日には総合ポイント1122134に達した。

2002.10.20にはタイプウェルの第二期殿堂のポイントを概算した。当時の実力ではτ(タウ)グループ(上から6番目)であった。オリジナルに2%引きの補正がかかるため、筆者の場合は実質XB相当になる。そして、今後殿堂ポイントを効率良く伸ばすにはオリジナルよりも国語Kや英単語を伸ばすべきだということに気付いた。

2002.11.4の2001年懐古オフ(別名:達人入れ替えオフ)では、9月に屈辱的惨敗を喫したjxnzさんへのリベンジを果たした。憲法KでXXを達成し、長文の実力が逆転していたのが大きかった。さらに、前回失敗した「2人揃って1コイン」も達成。その後yasmさんとも「2人揃って1コイン」を果たした。

【TOD2003大会に備えてリハビリ】

8月以降はTOD2003の制作に協力していた。だが、TODそのものは検証作業時以外はほとんど打たなかった。その結果、11月22日のTPM(たにごん・Pocari・MADRIGAL)揃い踏みオフでは、たにごんさんとMADRIGALさんのZレベルのスピードをこれでもかと見せつけられ、次元の違いを思い知らされた。24日には東京大学駒場祭でDenさんと対戦。辛うじて勝利したものの、「正確さ89%」という結果には愕然とした。ちょうど2002.12.7の秋葉原TOD2003大会が迫っていたこともあり、慌ててDC版でリハビリを開始した。

大会の種目は「全力疾走」「光速の指」「ミスミス・ショット」「百人斬り」である。光速の指を除く3種目を中心に、ボスモードのストレングス戦やドリルモードでリハビリを重ねた。正確さ不足のため伸び悩んだが、RANK-B縛りをじりじり更新するなど、長文の実力が上がっているのが実感できた。また、WeatherTypingで溜め打ちを駆使して3ファイルともレベル8に到達したのもこの頃である。

日付百人斬りRANK-B縛りその他
2002.11.263分42秒86コインキーパー3分05秒38
2002.11.273分47秒2196
2002.11.283分44秒1393
2002.11.303分46秒86103ストレングス44秒81(3位)
2002.12.13分41秒2593居合斬り25体+4秒
2002.12.23分40秒25108フルチャージ39秒25→39秒18
2002.12.43分40秒9698全力疾走40秒33

このリハビリの成果もあり、秋葉原TOD2003大会ではかな部門で準優勝した。当日は氷雨が降り底冷えする状況であり、TOD2003の新ワードにも今一つ慣れていなかった。そんな中で、準決勝の「光速の指」と決勝の「百人斬り」で両方とも2位となり、達人の面目を保った。だが、特に決勝ではかり〜さんと20秒以上の大差がついたこともあり、かな入力の実力向上へのモティベーションが一気に高まった。

【国語K、本格的に再開】

TOD2003発売後、会社でタイプウェル国語K、自宅でTOD2003を打つようにした。また、昼休みに国語Kを打つ前に憲法Eで指慣らしを行った。TOD2003ではグッジョブバージョン・居合斬り・RANK-B縛りのワードが共通しているため、指がワードを覚えてきてスコアが伸びていった。「こりゃしょうゆあじじゃなくてしょうゆのあじだよ」が出たらほぼアウトだが。

国語Kは2002.12.6に再開し、9日にいきなり壁を破った。漢字31.640秒(XX、ミス6)、そして基本常用語30.894秒(XX、ミス11)。前者は後半に3秒台ラップを4連発し、後者はワーストスピード430.5(+1.1)が効いた。

その後はさらに壁を破るため、意図的に正確さを無視してスピードを上げた。右端のキーピッチの狭い会社PCでは、正確に打つにも限界がある。また、更新ペースで来ると後半まで体力と精神力が持たないことが多い。このような時は、かえって乱打した方が抜けられる(憲法Kの条項別でも実証済み)。そしてじりじりとスコアが伸び始めた。12日には漢字31.187秒(ミス8)。ワーストスピード415.0(1位タイ)という安定感のたまものである。13日には慣用句の換算タイムをXXに更新し、一足先に国語R換算ポイントが総合XXに到達した。

その後も乱打を続けたが、そこそこかみ合うことが増えてきた。そして16日、基本常用語で詰まりまくっているのにXXを連発し、30.527秒(ミス9)に更新。7行目の「ずいぶん」「ばたばた とりわ(改行)け」でロスしたが、それ以外はラップ3秒台を刻んだ。最速ラップは5行目、2番目ラップが最終行。これだ。この安定感が更新につながるのだ。26日には基本常用語を微更新し、同時にトップ15からXSを追い出した。総合ポイントは1117854となり、これが2002年のベスト記録となった。

安定感と乱打は本来対極にある。これらを両立させて更新するには、もはやワード運を待つしかない(と当時は思っていた)。超絶難易度の箇所ではトップスピードで打つとミスして即死する可能性が高いが、減速していては更新できない。だが、運の到来を待つだけでは更新など夢のまた夢なので、さらなるスピードを追求した。多少のミスなど力ずくで打破するスピードがあれば、基本常用語ZJ、そして総合XXも夢ではない。

2002.12.27には東プレの方からRealforce106の試し打ちを依頼された。それまで筆者は主にノートPCとDCキーボードで打っていて、デスクトップPC用の良質なキーボードには富士通製品以外には巡り会ったことがなかった。東プレRealforce106をしばらく打ってみた感想は、「高速キーボードで、長時間作業にも適するが、高速かつ正確に打つにはかなりの修練が必要」というものだった。TOD2003ではスピード系の種目で更新を連発し、アーケードモードでも簡単には食らわなくなった。だが、特に小指の守備範囲のキーは少し触れただけで認識されるため、正確さが一気に落ちる。これでは、タイプウェル国語Kには通用しない。良いキーボードは使い手を選ぶのだろう。だが、修練を重ねてこのキーボードでミス1桁で打てるようになれば、他のキーボードではほぼノーミスになるかもしれない。

2002.12.30にはタイプウェル憲法K全文を34分36秒で打ち切った。特に3〜6章では長文を打つ楽しさを堪能した。総合ポイントは1093759(レベルXB)。ここ1年でかな長文に、そして憲法に慣れたことを実感できた。もっとも、東プレRealforce106の効果も忘れてはならない。Shift文字の打ちやすさに助けられた場面がかなり多かったし、実力以上の打鍵速度も得られた。但し、ミスは多すぎる。2・3・6・9〜11章でミス率10%を超えたし、最もミスの少なかった前文でも5.6%。今まで使用していたキーボードの2〜3倍である。

【一気に総合レベルXX到達】

2003年元旦、タイプウェル国語Kの抱負として、「総合XX」「基本常用語ZJ」「殿堂group υ(ユプシロン)」という目標を掲げた。そして1月中は、昼休みに憲法Eで指慣らしをした後、ひたすら国語Kを打った。自宅ではTOD2003を中心に、美佳かなや補完計画を打った。また、1月7日以降は次の攻略法を用いるようにした。

1. 憲法Eで指慣らし
2. 「カタカナ語→慣用句→基本常用語→漢字」の順に2回ずつ打つ
3. 更新を狙えそうな種目を集中打

これは筆者にとってなかなか合っていたので、その後ずっと採用している。大抵一巡目は指慣らしなので爆死することも多いが、力を抜いた状態で打つので更新することもある。そして二巡目と集中打で本格的な更新を狙う。この攻略法を用いてからスコアが伸び始めた。10日には年明けのスランプから脱し、カタカナ語を35.078秒(ミス4)に、慣用句を34.169秒(ミス4)に更新。両方とも後半の粘りによるものであった。

1月11〜14日には美佳かなを集中的に攻略した。タイプウェルの成長から判断して美佳かなにも大いに更新の余地があると思われたためだ。全段は「ぬ」「ゆ」「ほ」「へ」「む」「ろ」の出現率が異常に高いということに気付いたが、慣れと文字運到来により更新した。単語はミス一桁まで抑えられれば540は打てそうな気がしていた。14日の大爆発には我ながら驚いた。

日付単語練習全段伸びT.A.PointかなT.A.かな総合順位
2001年5月518.8348866.86位
2002.12.22523.7(ミス16)321(ミス39)+4.9871.76位
2002.12.25500.4(ミス27)871.76位
2002.12.27512.8(ミス33)871.76位
2003.1.11533.4(ミス14)349(ミス20)+10.7882.46位
2003.1.12359(ミス18)+10.0892.45位
2003.1.14559.5(ミス8)+26.1918.53位

そしてタイプウェル国語Kに戻る。15日には基本常用語を正確さ無視で乱打しまくり、30.118秒(ミス11)に更新。打ちづらいワードも神降臨で次々と撃破し、一気にZJに迫った。ワード運の悪さは国語R換算タイムに現れていて、29.673秒でZJに突入! 一方、漢字は最終行で6.1秒を叩き、大幅更新と総合XXを逃した。この悔しさが新たな練習のエネルギーとなった。

16日には基本常用語のスピードを漢字で生かし、31.177秒(ミス3)と微更新。ワード運にも恵まれ、安定して最後まで打ち切った。だが、硬直が多かったのでトップスピードは出せなかった。一方、慣用句もトップ15からXBを消去するなど煮詰まっており、更新できる予感があった。そして17日に狙い通り33.955秒(XS、ミス7)に更新。これで総合ポイントは1119554となり、総合レベルXXまであとワンチャンスになった。今までの例ではここから先が長いのだが……。

その後は総合レベルXXの壁をぶち破るため、自宅でもTOD2003や補完計画を駆使してかな入力の鍛錬を続けた。18日にはTOD2003の百人斬りで3分58秒30を記録。2002年12月の秋葉原ASOBIT大会で出した自己ベスト(4分5秒台)をようやく破り、おまけに4分も切った。しかし、正確さが92%と低く、いつか必ず壁に当たるという懸念が生まれた。そこで、正確さ鍛錬の一環として久々に補完計画をプレイ。デスクトップPCと東プレRealforce106の効果もあり、あっさりと4500万点を突破した。ネットランキングではついにトップを獲得した。さらに、VS Expertモードで自分自身と2章で戦い、1000点差で勝利。かなのラスボス、かり〜さんにも3章で14点差にまで迫った。昨年10月の自分よりも確実に強くなったという手応えを感じた。

国語Kは、21日にまたまたスランプに陥った。ラスト2行の「遅い」「ミスだらけ」「精神力がない」の三拍子揃った醜悪極まるタイピングには心底嫌気が差した。22日にはタイピングの悪魔降臨。更新ペースだったのに最終行で爆死するパターンが繰り返された。なお、この時点ではもはや総合XXなど通過点としか思わなかった。今後は総合ZJを目指すのに、何でこんなところで何日も詰まっているのか。不甲斐ない自分自身に激しい憤りを感じていた。

ところが23日、漢字を30.531秒(ミス12)に更新! 初速0.493(会社PCでは2位)の飛び出し。2行目3.282秒(ラップ1位)の加速。このおかげで前半青ゲージで折り返す。6行目で「うきよえ みやぎ とうし えいり ちぶさ」という超絶難所が襲ってきた時には後半で崩れ去った幾多のトライアルが浮かび、嫌な予感がした。だが、その後ワード運の好転を機に一気にスパートして押し切った!

この日はカタカナ語も34.432秒(ミス13)に更新し、総合ポイントは1120846となった。総合レベルXS達成から10ヶ月。ようやく総合レベルXX達成!


【到達点ごとの指標】

種目XA到達時XS到達時XX到達時
達成日 2001.5.22 2002.3.20 2003.1.23
基本33.942秒32.580秒30.118秒
カタカナ39.417秒36.409秒34.432秒
漢字34.554秒32.120秒30.531秒
慣用句38.134秒36.204秒33.955秒
総合ポイント110001111101071120846
国語R換算110049411092001123974
旧総合333768434400703462887
殿堂1431069244312894454822
殿堂278968014327331773917

【練習回数の比較】

種目XA到達時XS到達時XX到達時
基本118135301
カタカナ138192399
漢字100144262
慣用句97164330
合計4536351292

XS到達時と比較しても、全種目を打ち込んできた。しかし今後ZJを目指すにはまだまだ不足だ。今後、練習回数を少なくとも2000回には伸ばしてさらなる飛躍を狙う。なお、この時点でタイプウェル第2期殿堂ポイントは177万点を突破した(9位)。第2期殿堂では第1期と比較してスペシャリストが優遇されている。また、将来ゼネラリストを目指すにしてもまずは核となるスペシャリティを確保したい。今後殿堂で上位を目指すためにも、引き続きかな入力を鍛えていこうと思う。

【TOP SPEED更新履歴】

日付種目SPEED備考
2002.4.1基本734.3 
2002.4.4基本750.0 
2002.4.9基本761.6 
2002.4.22カタカナ語744.7最終行の「ビッグバン インチ ビビンバ」で猛スパート
2002.5.9慣用句675.2最終行で出た。36.7秒(自己4位、ミス8)。
2002.5.28慣用句684.0 
2002.9.24漢字780.7「ぶぶん えんざん けいたい」
2002.12.9基本819.5「かんぜん ぞくぞく なみ」
2002.12.13慣用句732.3「(きをゆる)める はやいものがち なら(くのそこ)」
2002.12.13慣用句784.3東プレRealforce106使用

トップスピードを更新する時は、更新が絶望になった後にヤケクソスパートというパターンが多い。また、こういう時はEscを叩くことも多いため、打ち切っていればさらなるトップスピードが出ていたかもしれない。ラップについても同様だ。

【WORST SPEED更新履歴】

日付種目SPEED備考
2002.4.24基本426.032.1秒(3位、ミス8)
2002.4.30カタカナ語369.737.5秒(ミス10)。
2002.5.13慣用句379.136.058秒(ミス7)に更新
2002.5.22カタカナ語387.537.2秒(ミス10)。
2002.5.31以前漢字407.8 
2002.7.16漢字415.032.9秒(4位、ミス7)。
2002.8.19基本429.431.5秒(2位、ミス3)。
2002.12.9基本430.530.894秒(ミス11)に更新
2002.12.12漢字415.031.187秒(ミス8)に更新
2002.12.13慣用句400.634.9秒(2位、ミス10)。換算で総合XXに到達
2003.1.16漢字435.731.177秒(ミス3)に更新

ワーストスピードの更新は、種目の更新に直結している。少なくとも毎回400に乗せたいと思っているが、そううまくはいかない。大きく崩されると200を割ることもある。今後総合ZJを目指すにあたり、ワーストスピードを底上げして安定感を増すことが必須となるだろう。

【タイプウェル国語K 参考記録】 ☆:BestLap ●:WorstLap

会社PC:2003.1.23現在

種目1位99位 12345678安定度通算回数
基本常用語30.118秒34.166秒 7☆2346●583.967%164
カタカナ語34.432秒39.151秒 5☆23647●82.431%219
漢字30.531秒35.208秒 5☆2346●782.537%121
慣用句・ことわざ33.955秒38.225秒 6☆24375●83.548%166

安定度が悪いのは、7行目までいいペースで来ていたのに最終行で失速、という例が非常に多いため。ラップ順位にもそれは影響している。初速が鈍いので1行目で出遅れ、2〜4行目で持ち直してトップスピードに乗せ、後半でへばって時に大叩きをやらかす。ただ、基本常用語だけは最終行が比較的速い。これは、6〜7行目で崩れて更新が絶望的になり、最終行でヤケクソ気味にスパートするためだろう。


●今後の展望(2003.1.23)

2002年11月以来、仕事が忙しくなり、会社での練習時間が半減した。それまでは昼休みと夕食後の休憩時間に欠かさず打っていたが、最近は夕食後に打つ暇があったら残業をとっとと片付けて帰宅した方がマシだと思うようになった。その結果、以前のように複数の種目を同時に鍛錬することは事実上不可能になった。また、自宅での練習時間をその分増やす気にもなれない。

そこで、今後しばらくの間はかな入力のスペシャリストを目指そうと思う。理由は、ローマ字や英単語等と比較して打鍵数的にまだ伸びる余地があること、他の種目との複合鍛錬の必要がないこと(強いて言えばすべてのキーくらいか)、そして今最もモティベーションがあること(重要!)である。具体的には、国語Kでは基本常用語と漢字のZJ、カタカナ語のXS、慣用句のXX突入を目指したい。また、憲法Kでは総合ZJを目指したい。その過程で、TOD2003やDC版TODの記録更新、美佳かな600文字/分、補完計画4600万点を目指しつつさらなる鍛錬を積むつもりだ。

一方、2002年5月時点で目指していたことのうち、オリジナルと国語Kの総合XX、憲法RのMachineは達成済みである。第2回毎パソでも、英文部門でPocariさんに迫るスコアを叩き出して第2位に入賞した。また、Dvorak修得も第一段階として英単語と国語RでXレベルに到達した。

かな入力で詰まった時に伸ばすべき種目は何か。まずはオリジナルであろう。打鍵数的にはまだまだ余裕があるし、かな入力以外のほぼすべての種目の基礎となる(国語Rの漢字をローマ字読みをする場合は特に)。従って、数年後を見据えてオリジナルを鍛えておいても損はないだろう。メイン種目である「小文字のみ」の爆発を期待しつつ、他の種目も少しずつ伸ばしたい。

ローマ字入力、特に国語Rには正直言って限界を感じている。短距離種目をこれ以上伸ばすためのモティベーションが得られないのが致命的だ。国語Rで重要なのは反射神経と動体視力、それにトップスピードだが、これらは筆者の目指すタイピング(長文や超長文を安定して打ち切ること)とは方向性が違う。よって、今後よほどの心境の変化がない限り、国語Rの更新を目指すことはないと思う。

英単語も、QWERTY配列で伸びることはもうないだろう。よってDvorakを伸ばすつもりだった。だが、練習時間もモティベーションも確保できないので保留している。ただ、Dvorakにはまだまだ伸びる余地があるので、かな入力が行き詰まったら練習を再開するかもしれない。その際には美佳テキストやTOD:USエディションを交えた複合鍛錬も適宜行い、夢の総合レベルXXを目指したい。


●タイプウェル国語K:総合レベルZJに到達(2003.3.1)

【一気に折り返し点に到達】

2003.1.23に総合レベルXXを達成した後も、引き続きタイプウェル国語Kを重点強化する日々が続いた。何よりも、モティベーションが持続していたのが大きかった。練習方法も相変わらず、「指慣らし→二巡→集中打」だった。指慣らしにはタイプウェル憲法Eを採用した。たとえ国語Kが更新できなくても、憲法Eの条項別練習は確実に更新できる。練習の成果が数字として残るのが精神衛生上良かった。

総合XXに到達したくらいで守りに入るつもりは毛頭なかった。幸いなことに、2002年12月以来スピード重視の訓練を積んできたので、スピード的にはまだ余裕があった。例えばミス2回程度なら持ち直せるほどに。特にトップスピードに関しては、国語Rや英単語で壁となっている900を超えるつもりで打ち込んだ。

その甲斐あってか1月24日には基本常用語で29.710秒を叩き出し、ついにレベルZJに到達した。また、1月下旬には連日のように更新を重ね、31日には総合ポイント1125536に達した。つまり、XX達成からわずか8日で折り返し点に到達した。だが、次第に各種目が煮詰まっていくのがはっきり分かった。このため、不調なカタカナ語をあえて集中打するなど、将来を見越した鍛錬も行った。

【伝家の宝刀:東プレRealforce106への移行】

1月末からは東プレRealforce106でタイプウェルを打つ機会を増やした。最初のうちは、「タイプウェル国語Kにデスクトップキーボードは不向き」と考えていた。会社のノートPCに慣れきっていたため、ノートPCを打つ時のなめるような動きがなかなか再現できない。特に以下の3点に関してはかつてないほどに苦戦した。

・右手小指の範囲が非常に難しい。(例:レポート)
・キーを一番下まで打ち抜くと、かなりの確率で指が引っかかる。
・キーの深さに指が疲れきってしまい、ラスト2行でミスや硬直の確率が飛躍的に増す。

だが、本格的に国語Kの更新を狙うにあたり、時間が限られる会社ではなく、休日に思う存分打ちまくれる自宅をメインの練習舞台としたかった。そのためにも、今後数年は使い続けるであろう東プレRealforce106で国語Kを思い通りに打てるようにすることは必要不可欠であった。なお、東プレRealforce106に関しては、2002.12.27に試し打ちの依頼を受けた時にキーボードを2個渡されていた。1月中は「All30gタイプ」のみを打ったが、2月からは「45g/30gタイプ」を試した。当時はどちらがどちらだか知らされていなかったが、明らかにキーが重くなったことだけは分かった。

東プレRealforce106でタイプウェルを打つようになって直面した問題は、「ミスが増えすぎる」ということだ。普通に打ち切るとミス40程度、乱打すると上限の99を超えることもある。だが、ミスを減らすように意識して打つと(20を下回ることは滅多にないが)更新に近いスコアを出せるようになってきた。一方、東プレRealforce106に慣れることで、会社のノートPCで打てなくなるという副作用も生じた。デスクトップキーボードとの違いを指が吸収しきれないためだ。キーの幅や深さの違う2つのキーボードを使う上で避けては通れないと割り切っていたが。

休日には国語Kだけでなく、TOD2003も打ち込んだ。「光速の指」は11000点に迫った。グッジョブバージョンはマシンスペックのハンディをはね返して1分そこそこのスコアを出し続けた。WeatherTypingを活用するなどしてワードを指に染み込ませたのが効いた。このトレーニングはRANK-B縛りにも有効で、2003.2.16には420体を打ち切った。

【王子旧ROMオフ】

2月に入ってからは伸び悩んだが、総合ポイントを更新できなくても国語R換算ポイントはじりじりと伸びていた。実は、国語R換算はこの頃正式版から姿を消している。だが、筆者の場合は更新できなくても換算ポイントが伸びるのを励みにしていたし、国語Kと国語R換算の両方を伸ばす楽しみがあった。代わりにミス関連の機能が追加されたが、筆者は意図的に旧バージョンを使い続けた。国語Kではまだ当分の間はスピード強化にこだわるつもりであり、ノーミスやミス1%以内はまずあり得ないからだ。だが、今後総合レベルZJ、あるいはそれ以上の境地を目指すにあたり、どこかで必ず正確さ不足の壁にぶち当たると確信していた。その時に新バージョンを有効に活用しようと考えていた。

2003.2.6にはカタカナ語がXSに到達し、国語Kのカタカナ語が国語Rの応用常用語を抜くという象徴的な結果になった。やはり国語Rは応用常用語を中心に全体的に打ちづらい。タイプウェルに限ってはかな入力の方が圧倒的に打ちやすいことが証明された。だが、国語K全体では伸びが鈍っていた。スランプは、絶頂期と思った時には既に始まっている。XXを目指す時も、1115000点を超えてから半年ほど伸び悩んだことを思い出した。しかし、11日に行われた王子旧ROMオフが、失いかけた自信を取り戻してくれた。

このオフ会は旧ROMに加えて難易度Very Hardで行われたため、それまでのかな入力鍛錬の成果が試される場と言えた。ところが、1コインクリアに挑むとあっさり3連敗。いずれも6章MISSION1前後で力尽きた。5〜6章では至る所でダメージ確定であり、斧雑魚や研究室では下手すると2発喰らうので、困難を極める。しかし四度目の挑戦で、マジシャン前半をノーダメージで撃破するなどして6章研究室の途中まで74コンボつなぎ、エンペラー前に「ライフ3個+鎮静剤」という状態にして1コインクリア達成。TOD初プレイから実に38ヶ月にして、ついに最高到達点とも言える勲章を手に入れた。

【新たなる練習法……集中打の工夫】

2月中旬から、上記の練習方法が本格的に行き詰まってきた。しかし、調子が悪くても最低限明日につなげる練習、すなわち基本常用語の集中打は欠かさなかった。ここで、さらにスピードの限界を破るため、国語Rと国語Kの基本常用語を交互に集中打することを発案した。国語Kについては、東プレRealforce106でカタカナ語や慣用句を打つのは無謀と考え、基本常用語に絞った。国語Rは指を活性化するために打っていた。スランプ脱出のために考え出した苦肉の策だったが、実際にはなかなか効果的だった。この時期に、東プレRealforce106に少しずつ慣れることができた。そして国語Rのスコアがじりじり伸び始めるという相乗効果も生まれた。

精神面の変化も重要である。2003年初はちょうどNHK大河ドラマ「武蔵」が放送されていた。タイピング道は、己の力のみで道を切り拓いていくという点で、宮本武蔵に重なるところがある。「武蔵の如くタイピングを極めてやるっ!」という気分になっていたため、バリバリ打ちまくって更新を重ねた。

16日には基本常用語を28.366秒(ミス20)に更新。ワーストスピード466.4(+29.4)、最遅ラップ3.7秒台という安定感を東プレRealforce106で得た。他の種目でも更新を連発し、ようやく東プレRealforce106を使いこなす域に近づいた気がした。

その後、会社PCでは思うように打てない日が続いたものの、自宅PCでは休日に集中して打ちまくり、結果を出していった。特に2月後半は国語Rと国語Kの両方が伸び、22日には換算ポイントが一足先に総合ZJに到達した。23日には基本常用語28.977秒(ミス6)を記録。東プレRealforce初のミス一桁である。さらに、25日には会社PCで初のラップ2秒台を叩き出した。

そして2003.3.1。この日からまたキーボードを替えた。と言っても1月に使っていた東プレRealforce106(All30g)である。1月中はこのキーボードを使いこなせなかった。ノートPCや富士通キーボードに慣れきっていたため、キーの深さや独特の軽いタッチ、そして下段の傾斜に対応するのが難しかった。そこで、2月中は東プレRealforce106(45g/30g)を使用し、徐々に指を慣らした。その間にタイプウェル国語K・国語Rを打ち込み、少しずつスコアを伸ばした。そろそろ伝家の宝刀、東プレRealforce106(All30g)を使いこなせるかもしれない。

効果は早速現れた。まずはタイプウェル国語R漢字で33.239秒(ミス10)を叩き出してXSに突入。そして国語Kも基本常用語27.885秒(ミス25)を叩き出してついにZIに突入し、同時に総合ZJに到達!


【総合ZJへの軌跡】

日付総合PR換算 基本カタカナ漢字慣用句備考
2003.1.2311208461123974 30.118秒34.432秒30.531秒33.955秒総合XX達成
2003.1.2411216621124196 29.710秒   基本ZJに
2003.1.2711218001124196    33.817秒 
2003.1.2811231871124689    32.430秒慣用句32秒台に
2003.1.2911241481124689   29.570秒 漢字ZJに
2003.1.3011241481125383     換算1125000突破
2003.1.3111255361125383 29.016秒   基本29秒台前半に
2003.2.311255441125383 29.012秒   初の全行3秒台
2003.2.411255441125781      
2003.2.611263831125781  33.593秒  カタカナ語XSに
2003.2.1211274131126325    31.400秒慣用句XXに
2003.2.1611287781127617 28.366秒33.520秒  基本28秒台に/東プレRealforce106で初の更新
2003.2.2111287781128230      
2003.2.2211298961130013  32.879秒29.093秒 カタカナ語32秒台に/換算ZJ達成
2003.3.111308581131647 27.885秒   基本ZIに/総合ZJ達成

【TOP SPEED更新履歴】

日付種目SPEED備考
2003.1.24基本884.25行目まで青ゲージだったが、その後崩れてZJならず。
30.109秒(ミス6)に、0.009秒だけ更新。
2003.2.6カタカナ746.0記録は散々。
2003.2.6漢字818.7最終行5.3秒爆死で更新を逃した。
2003.2.12漢字848.56行目5.0秒爆死で30.9秒止まり。

トップスピードを更新する時は、更新が絶望になった後にヤケクソスパートというパターンが多い。また、こういう時はEscを叩くことも多いため、打ち切っていればさらなるトップスピードが出ていたかもしれない。ラップについても同様だ。

【WORST SPEED更新履歴】

日付種目SPEED備考
2003.1.29漢字455.0全行3秒台(最遅ラップ3.876秒)で打ち抜けて29.570秒(ミス12)に更新
2003.2.4基本437.030.7秒(ミス12)。TOP15圏外。
2003.2.16基本466.4最遅ラップ3.7秒台という安定感で、初の28秒台を記録。
2003.2.21慣用句401.733.0秒(ミス34)。自宅PCではベスト。
2003.2.22慣用句419.632.982秒(ミス26)。自宅PC初の32秒台。
2003.2.22漢字484.129.093秒に更新し、換算ZJ到達

ワーストスピードの更新は、種目の更新に直結している。少なくとも毎回400に乗せたいと思っているが、そううまくはいかない。大きく崩されると200を割ることもある。今後総合ZIを目指すにあたり、ワーストスピードを底上げして安定感を増すことが必須となるだろう。


【到達点ごとの指標】

種目 XA到達時XS到達時XX到達時ZJ到達時
達成日 2001.5.22 2002.3.20 2003.1.23 2003.3.1
基本 33.942秒32.580秒30.118秒27.885秒
カタカナ 39.417秒36.409秒34.432秒32.879秒
漢字 34.554秒32.120秒30.531秒29.093秒
慣用句 38.134秒36.204秒33.955秒31.400秒
総合ポイント 1100011111010711208461130858
国語R換算 1100494110920011239741131647
旧総合 3337684344007034628873473216
殿堂1 4310692443128944548224467999
殿堂2 789680143273317739172087256

【練習回数の比較】

種目XA到達時XS到達時XX到達時ZJ到達時
基本118135301454
カタカナ138192399479
漢字100144262345
慣用句97164330413
合計45363512921691

ZJ到達時のポイントは、何と言っても集中打である。XX到達時からわずか37日で到達できたのは、その間に399回打ち切るという密度の濃い練習を重ねたからに他ならない。

XX到達時と比較しても、全種目を打ち込んできた。しかし今後ZIを目指すにはまだまだ不足だ。今後、練習回数を少なくとも2000〜3000回には伸ばしてさらなる飛躍を狙う。なお、この時点でタイプウェル第2期殿堂ポイントは208万点を突破した(7位)。第2期殿堂では第1期と比較してスペシャリストが優遇されている。また、将来ゼネラリストを目指すにしてもまずは核となるスペシャリティを確保したい。今後殿堂で上位を目指すためにも、引き続きかな入力を鍛えていこうと思う。


●タイプウェル国語K:苦手単語リスト

※総合レベルXS到達時〜総合レベルZJ到達時の日記より、苦手単語をピックアップして系統分類を試みた。

【基本常用語】

■凶悪度TOP10

No.超絶難語得票コメント
1しあさって145左手イジメの極致。見るのも嫌だ。
2スパゲッティ105右手小指と左手小指の両方が揺さぶられる。
3パスポート65右手小指の強靭さが試される難語。
4よぼよぼ60ホームポジションでは即死。1つ右にずらすしかない?
5おもむろに55右手人差し指→小指と連続して崩される。
6マヨネーズ54右手上下揺さぶりに加え、「ー」と濁点の組み合わせも凶悪。
7めげる52右手小指集中攻撃の極致。
8ほのめかす50「ほ」の空振りが多い。当たっても「め」でもう1回崩される。
9ファッション45Shift文字3個+最上段。無理。
10おろおろ44ホームポジションでは即死。「お」は左手で打つべきか。
次点おめおめと43同上。「おろおろ」より少しだけ楽だが。
次点くゆらせる40慣れれば打てそうだが、「ゆらせ」で硬直して即死することが多い。

※得票=日記登場回数×10+α(独断と偏見:0〜5)

■カタカナ語、特に「ー」

……「ー」に当たらない。また、濁点や半濁点、ラ行、ワと重ねられると厳しい。


「アルファベット」「グループ」

「ケチャップ」「フィルム」「パワー」「ミネラル」「メロディー」「ソーセージ」
「エスカレーター」「ワールドカップ」

「マフラー」「ヨーグルト」「オークション」
「パソコン」「アクセサリー」「マナー」「ボールペン」「カード」
「ユーモア」「クリーニング」「ルール」「アンケート」
「プリンター」「スプーン」「ストーブ」「スピード」「ハンバーガー」
「ステーキ」「ハイヒール」「マネージャー」「キーボード」「ケーキ」
■改行

……改行時の動体視力の低下が厳しい。また、濁音や半濁音が改行時に切れるとまず推測不可能。

「アクセ(改行)サリー」……「アクセント」と誤推測
「だいとう(改行)りょう」……「だいどうしょうい」と誤推測
「おろ(改行)そか」……「おろおろ」と誤推測
「ビー(改行)フ」……「ビール」と誤推測
「レ(改行)ポート ふてくされ」
「デ(改行)ジタル」
「(改行)たいけい」
「きんへ(改行)゛ん」「うす(改行)゛うず」「ませ(改行)゛る」
「したか(改行)゛う」
「あいさ(改行)つ」「コンタ(改行)クト」
「ほ(改行)し」……「はし」にしか見えない
■繰り返し単語

……最適化できると良いが(「すかすか」=中→人、「へらへら」=薬→人)、その次に同じ手を使う単語が来ると確実に死ぬ(「すかすか さぬき」「へらへら おみや」等)。かな入力はローマ字と違って運指範囲が広いため、最適化も10文字くらい先まで見通さないと成功しない。


「よれよれ」「おのおの」

「ウハウハ」「うすうす」「うじうじ」「われわれ」「どうどうと」
「そこそこ」「ちかちか」「うずうず」「のろのろ」「へらへら」「すかすか」
■最上段

……改行直後に来たり、下段を絡めた揺さぶりがあるとさらに厳しくなる。


「いやおうなしに」

「ゆみや」「ぼや」

「おぎ(改行)なう オーディオ」
「そら(改行) ねえさん」「ひとりでに ほね え(改行)き」
「ごく ふぬけ」「いわう」「おわり」「ありとあらゆる」「おとうと」「ぬるい」
「さんそ うやむや」「かえる」「あぶる」「あおい あたかも」
「いう じりじり」「ヌード」「おおよそ」「やくわり」「ぬめり おる」
「あな」「たうえ」「あっぷあっぷ」「たぬき」「うける」「あらわす ぬくぬく」
「ふぬけ」「あいじょう」「ふくさよう」「ふやける」「マニキュア」
「ありがたい」「しなやか」「あるいは」
■Shiftミス


「さっそう」「しょうじょう」「ぎゅうにゅう」

「びょうそく」「ひじょう」「りょうしん」「いじょう」「すえっこ」
「うっとうしい」「ひったくり」「ほっぺた」「そそっかしい」「きっかけ」
「くっつく」「ちゃらちゃら」「だいとうりょう」「さっそう そそっかしい」
「チェック ファイト」「ウェスト」「ディスク」「ホッチキス」「ファイト」
「ディスカウント」「サンドイッチ」「ティッシュ」「ベッド」「ロケット」
■右手小指酷使系

……スピード源であるはずの濁点も、右手小指の範囲が重なると一転して地獄と化す。


「むげに」「たんぽぽ」

「おぼれる」「あばれる」「むせる」

「けじめ」「むやみに」「むずむず しぼむ」「にらむ」「けがわ」「しびれる」
「しびれる」「ちぎれる」「むれ」「がむしゃら」「せんでん」
「かぶせる」「むさぼる」「のろけ」「うやむや」「おむつ」「くらべる」
「メロン」「ポイント」「ロボット」「パズル」「ガラス」
■上下or左右の揺さぶり


「へる」

「ムンムン ぶつぞう」「ふぬけ きあつ」「ぶつかる」
「あさって」「こうつう」「そうこ」「こうこう」「がっこう」「かわる」
「あさり しつけ えいえん」「なふだ さすらう」「ゆうひ あそぶ」
「ねえさん」「よる」「ふさわしい」「こうくう」「そうそうたる」「あそこ」
「もらう むやみに」「こうごう ウハウハ そうさ」「こらえる」「ぶしつけ」
「ヘルメット」「ピアノ」「ぬめり チェック」
■その他左手イジメ


「たち と ちたい」「ついたち」「えてして」

「てちょう ダイエット」「いっそ ちたい」「ふえる 『た』いせい」
「すかさず」「さがす」「おいしい」「ひたひた」「いささか」「かさぶた」
「いいえ」「うずうず」「ちる どっち」
■コンボ

……一つ一つはさほど難しい単語ではなくても、重なると難易度が飛躍的に上昇する。

「ぼやく あらわれる」「くべつ マスク さもないと」
「ふくさよう こたつ」「にきび もだえる なまえ」
「クリーム どっち さわやか」「うみべ もちろん」
「くぼみ はさみ くるしい よそよそしい」
「とりわけ めくる おぼれる」「ブラシ ばあさん」
「マーガリン わざわざ」「ほとぼり はるか うつる」
「サウンド ヌード すっぽん」「あおむけ はこぶ」「つばめ みだりに」
「ファイト もうろく そろばん こびりつく」「はなむけ へとへと」
「ほおばる ひらめく」「おふくろ おみくじ」
「くらます まごつく まち スプーン もうける」
「ひねる あらゆる モデル はこ きしむ」「やぶれる ろうそく」
「おさらい テーブル」「ほれる あらわれる ぼうえき のけぞる」
「あからさま つかむ とおか さようなら」「ひいき こざっぱり」
「おちば たじたじ」「おおむね リサイクル のぼせる」「とぼける おさらい」
「がたつく たつ ちいさい」「かえる うろこ」
「なまこ かつ」「ぴりぴりする やせる」「ちゃくりく つぶす」
「ボールペン よどむ」「とめどなく むさぼる」
「きざし いきさつ」「こびりつく なるべく」「マニキュア みず」
「へこむ けんり」「はくしき ぎこちない」
■癖

……「いし」ミス、「てと」ミス、「なま」ミス等。ホーム+上一段の混同が多い。


「ずばぬける」を「ばずぬける」
「こうくう」を「くうこう」

「マスコミ」で「なま」ミス→「はす」ミス→「きこ」ミス→「くみ」ミスと連打
「とてつもない」を「てとつもない」
「とんでもない」を「てんどもない」
「けり」を「げり」
「ちびちび」を「つばつば」
「いびき」は「いごは」
「フルーツ」を「フレーツ」
「リズム」を「ラバム」
「せきはん」を「せはきん」
「いきなり」を「いきまり」
「まち」を「もち」
「たくあん」を「たくいん」
「すてき」を「すきて」
「つもる」を「つまる」
「ざる」を「どる」
「ふやける」を「あふける」
「ぴりぴりする」を「ぱりぱり」
「なだめる」を「ま」
「やけど」を「やどけ」「やげと」
「とんでもない」を「てんど」
■事故

……一番凶悪なのはラストのスペースだ。他にもWindowsキーやNumLkキーに触れると即死する。これらのキーは事前に取り外しておくことを強くお勧めする。

「いじめる」でWindowsトラップ
「つ」を打つ時にWindowsトラップ
「ほ」「へ」を打つ時にNumLkトラップ
「こうごう」が「そうごう」に見える
「リスク」が「リクエスト」に見える
「サンドイッチ こころざす」を「サンドイッコ」
「バスト ていきょう」を「バステ」
「と」「は」のような1文字
「しかく しかく」(視覚 資格)。同じ言葉の繰り返しに弱い。
■凡ミス

……最終行で頻発する。また、前半を青ゲージで突破した時に5行目で発生することも多い。普段は問題なく打てるワードでも、心拍数が上昇しまくっていると簡単に崩される。意外と侮れないのが、普段はスピード源であるはずの濁点だ。

「こん『な』」「りょう『し』」「てっ『ぺ』ん」「『す』えっこ」
「しぶしぶ」で右手がミス(左手がミスするなら分かるがなぜ右手?)

「きずく」「さりげない」「はかどる」「ぞくぞく」「にちようび」「ひとりでに」
「やせる」「うつらうつら」「はめる」「きつい」「かける」「はしご」
「まごつく」「けんり」「つよい」「これほど」「はちみつ」「ぎんなん」
「ぜんあく」「それきり」「さりげない」「へんてこ」「ひねくれる」「めでたい」

【カタカナ語】

たとえ青ゲージであっても、凶悪ワード1個でEscを余儀なくされる。自分の右手小指が信用できない。「ー」や濁点、半濁点など、打てていても打ち直す。

■凶悪度TOP10

No.超絶難語得票コメント
1シェアウェア65「ウェア」系の代表格。最上段×5、Shift×2。
トップスピードで打ち抜けられるのは神のみ。
2パキスタン45左手人差し指集中。「ハスキー」との混同に要注意。
3シェイプアップ35最上段連打・Shift・右手小指・上下の揺さぶりの4拍子揃った難語。
4ターミナルアダプタ34両手が同時に崩される。前半を抜けても後半で詰まる。
5ジョイスティック33これでもかとShift連打。右Shift使わないと無理?
6アウェー30Shiftを打つタイミングが至難。左Shiftオンリーだと左手に無理な力がかかる。
7ラピスラズリ25超絶難語の1つ。右手小指と薬指を連続して崩される。
7サファイア25打てない。見た瞬間にEsc確定。
7アウトフィット25「フィッ」が超絶難易度。
7ソフトウェア25「ウェア」系の一角。上下の揺さぶりも厳しい。
次点クロロホルム24右手小指の空中戦に耐えられるか?
次点ルクセンブルク24右手が回転し、無理な力がかかる。

※得票=日記登場回数×10+α(独断と偏見:0〜5)

■「ー」

……調子が悪いと当たる気配すらない。特に濁点、半濁点、ラ行、ワと重なると簡単に超絶難語のできあがり。中でも凶悪なのが「ホーム」「ゲーム」系。

・「ホーム」「ゲーム」系
「ホームページ」
「ホームシック」「ホームゲーム」「ホームドクター」「ホームルーム」
「ゲームオーバー」「ワンサイドゲーム」「サバイバルゲーム」

・その他
「ヘリポート」「グレープ」
「レストルーム」「ブイヤベース」「チームプレー」
「ルーレット」「オルゴール」「パルメザンチーズ」「メチルアルコール」
「カチューシャ」「ローラー」「メーラー」「プルオーバー」「クルーネック」
「ロードレース」「パープル」「メトロノーム」「ハネムーン」「ニュースグループ」
「ブルーベリー」「パネラー」「アンチテーゼ」「ベーカリー」「カメルーン」
「メリーゴーランド」「メトロノーム」「プルオーバー」「パワーユーザー」
「コミュニケーション」「ドキュメンタリー」「ハンガリー」「ローブロー」
「ダルエスサラーム」「ブルース」「ムードメーカー」「サフラワー」
「イエローページ ペースメーカー」「ポールポジション」「ムードメーカー」
「プールバー スノーモービル ロングセラー」「ブローチ」
「スケートボード」「リピーター」「ロープ」「イルミネーション」
「ポップアップメニュー」「ユースホステル」「プレーンヨーグルト」「ペルー」
「ゴールキーパー」「ビロード」「レーザーディスク」「スローモーション」
「ビーフジャーキー」「シ(改行)ェーバー」「メリーゴーランド」「キーワード」
「ロッカー プロフィール サーフィン」「パラセール」「ロケーション」
「スラローム」「バーミセリ」「アメリカンドリーム」
「ロールプレイング」「ロングセラー」「プロローグ」
「ブル(改行)ーマウンテン」「ウエスト(改行)ポーチ」
「リクライニングシート」「インスタントラーメン」
「モータースポーツ オーバーホール」「ブラックユーモア ニューハーフ」
「ボイスレコーダー インベーダー カブール マーマレード」
「セルフサービス」「コミュニケーション」「ジプシー」
「ファイアウォール ポーカー」「スローモーション エコノミークラス」
「パッケージツアー ホームワーク」「ミートソース ビューアー」
「リズムアンドブルース ケーブルカー」「ビアホール ワークシート」
「エピローグ ビーフシチュー」(最上段+右手小指)
■その他右手小指酷使系

……デスクトップPCのキーボードに慣れると、右端のキーの幅が狭いノートPCでは打てなくなる。右手小指の運指全体に影響するのが厳しい。「濁点+ロ」「半濁点+ロ」も厳しい。

「ストックホルム」
「レベルアップ」「スロベニア」「マロングラッセ」「ロマンポルノ」
「ルワンダ」「パセリ」「プルトニウム」「モロヘイヤ」「サンホセ」
「セミプロ」「ヘアケア」「ナポリタン」「ヘモグロビン」
■Shift

……「ウェア」系や「ィ」を中心に、凶悪な単語が多い。

・「ウェア」系
「ファームウェア」
「ハードウェア」

・その他
「ソフィア」
「スウェーデン」「マラウィ」
「フィニッシュ」「サファリパーク」「フィクション」
「インディオ」「ファクシミリ エアチェック」
「コケティッシュ」「マフィア」「ストップウォッチ」
「サッシ」「フィット」「フィッシング」「シンフォニー」
「リロングウェ」「フォッサマグナ」「フィギュアスケート」
「ティラミス」「ダイバ(改行)ーズウォッチ イディオム」
「フィットネスクラブ」「ノンフィクション」「オフィシャル」「フィジー」
「トロフィー」「フォッサマグナ」「ブルキナファソ」
「アイデンティティー フィナーレ」「リナックス」
■改行

「ミク(改行)ロネシア」「タフ(改行)゛レット」
行頭に「ポンプ」
■最上段

「アフターファイブ」「エトピリカ」
「バヌアツ」「アフターサービス」「オリエンテーション」
「サンホセ」「アントレ」「アダプタ」「イオン ウクライナ」
「ビーフシチュー」「ビーフストロガノフ」
「バヌアツ」「セントルシア」「サフラワー」「エ(改行)クアドル」
「ヌクアロファ」「シエラレオネ」「イスラエル」「アイヌ」
「ブエノスアイレス」
■下段

……トップスピードでは先読みができていても打てない。最上段と重ねられるとなおさらだ。

「ロマネスク」(右手イジメ)
「サイドボード」「サイドビジネス」「ブザー」「トルクメニスタン」
「パンサー」
■上下or左右の揺さぶり

「アイソトニック」「ハウスマヌカン」「タラップ」
■コンボ

「ロックンロール ワッペン」
「エジフ(改行)゜ト プラモデル」「エルサルバドル ショルダーバッグ」
「フルート ラフレシア アロワナ」
「ルサカ リース シェルパ ビルトイン」
「バレエ ヒットパレード メタセコイア グレースケール レベル」
「ポメラニアン ポリエチレン」
「アスファルト アイボリー」
「サービスエース ルーペ」
「マスメディア ケースバイケース」
「バーレーン パセリ リベラル」
「エメラルド ブーメラン」
「プレゼンテーション プラズマ」
「プレーンヨーグルト プレミアム」
「ダルエスサラーム ボックス エクスタシー」
「ブラウス レセプション」
「ガボローネ コミュニケ」
「メリヤス モナリザ」
「モノレール ユネスコ」
「スクラム スムーズ」
「ファックス ヘルニア フィンランド カーネル パルプ」
「デリカテッセン エストニア」
「メタセコイア アナウンス ゲートボール」
■癖

「オンライン」を「オンラアン」
「リナックス」を「ラマックス」
「コックピット」を「コッピ」
「カルシウム」を「カルシエロ」
「エルサルバドル」を「エルサルバザル」
「バクテリア」を「バクテリイ」
「クリップ」を「クラ」
「ケースバイケース」を「ケーハズイ」
「シフト」を「サフト」「ソフト」
「カトマンズ」の「ス」で「カ」「ハ」「キ」を乱打
「ルーズソックス」の「ソ」で「ネ」を連打
■事故

……「ホ」「ヘ」を打った時に右手小指が「NumLk」キーに触れて終了する事故が多い。

「ハラレ」はランダムと同じ
「キャンベラ」の「ヘ」でNumLkトラップ
「ホ(改行)゜リシー」でNumLkトラップ
「アタック」が「スタック」に見える
「ラジア(改行)ルタイヤ」が「アジア」に見える
「ニコ(改行)チン」が「エコチン」に見える
「シルク」が「ミルク」に見える
■凡ミス

「ベネズエラ」「カルシウム」
ラストの「ホイッスル」で1秒ロス
「オンラインシステム」(スピード源)で引っ掛かって死
「ドイツ」だけで2秒近くロス。
「クオリティ(改行)ー」に崩されて死。
「ヒッチハイク」の後半で詰まって死
「ライフスタイル」の「ル」

「アノニマス」「ウズベキスタン」「ブルキナファソ」「プレミアム」
「エスキモー」「サブリミナル」「アドレナリン」「アルミニウム」
「ハングル」「ミクロン」

【漢字】

■凶悪度TOP10

No.超絶難語得票コメント
1ふっさ45上下揺さぶり+Shift。しかもすべて左手薬指と小指に集中。
2さっそく42下段連打+Shift。
3ふえきりゅうこう34最上段・Shift・上下揺さぶりの三重苦。
4とさしみず33左手集中攻撃。
5はくねつせん32「はちみつ」と混同し、「はくねち」「はくのつ」となる。
6さっし31単独ではさほど難しくないが、他のワードと組になると大化け。
7きうそうだい25左手が上下に激しく揺さぶられる。
7わらべうた25右手小指イジメ。滑らせた方が速いかも。
9ふっしょく24「ふっ」が危険。ここを抜けても「ょ」が待っている。
9うしぶか24「ふ」で詰まる可能性が極めて大。
次点ひにょうき23打ち慣れていないだけ?
次点うさ23左手の上下揺さぶり。
次点じゅうじゅん23「じょうじゅん」にしか見えない。
次点にっしんげっぽ23Shift+右手小指イジメ。

※得票=日記登場回数×10+α(独断と偏見:0〜5)

■「ゅぅ」「ょぅ」ミス

そもそも「ちゅうしゅう」「ちゅうしょう」「ちょうしゅう」「ちょうしょう」の見分けがつきにくい。

「はいきゅう」2「きたきゅうしゅう」2
「ちゅうしょう」「しょうたい」「きょうこく」「きゅうりょう きょしゅう」
「ぎょうし」「しょうちくばい」「しょうこうじょうたい」「さきゅう」
■上下揺さぶり、左右揺さぶり

「ぜんごさく うしく ねやがわ」「きりさめ たえる おおの」「さぬき」
「ほんみょう」「からくさもよう」「むさしむらやま」「ふんこつさいしん」
「えこう」「こうち」「あさひかわ」「うらそえ」「ちょうえつ」「こうわん」
■最上段

……特に、改行の直後に来ると地獄。

「うらそえ こおう」「ふなうた」「いくどうおん」「かおる てんり」
「ほうわ」「ふせいしゅつ」「ぬう ゆうじゅうふだん」「せきどう」
「やまとこおりやま」「ゆうじゅうふだん」「いおう」「ねやがわ」
「ふてぎわ」「わようせっちゅう」「そうおん ゆうばり」「きよせ」
「いさはや」「がいとう」「どろぬま」「おかん」「あいち」「ぬまた」
「かわのえ」
■その他超絶難語

……Shift文字+上下揺さぶり、右手小指集中攻撃など、いくつかの難所が組み合わさったもの。

「きっか けせんぬま」「じょうえつ」
「じょうみゃく」「さっぽろ」「ちんしもっこう」
■右手小指集中攻撃

「いわみざわ ほんぽう みがく へんれき」「むろらん」「むろと」
「じぼうじき ひらど」「なやむ」「うぞうむぞう」
「のぼりべつ」「むろと」「とむらう」「じぼうじき」「わずらう」
■左手集中攻撃

「そうごふじょ」「さくさん」「あかし あいち」「はつかいち」
「いしずえ」「つちかう」「きおうしょう」「ぬすむ ふじみ はいすいこう」
■下段、ホーム+下一段、「っ」

……「っ」「さ」をはじめとした下段連打は厳しい。

「ちっそく」「てっとうてつび」「さっかく」「さっぷうけい」「さっしん」
「きっぽう ぜったい びじゅつ さっそく さくしゅ」「しゅびいっかん」
「しきさい」「さいばい」「さとす」「ねんど」「ぜんだいみもん」「あきるの」
■癖

「かちく」を「きちく」
「ながさき けんしょう」を「なぎさか けんしょぅ」
「はびきの」を「ひばきの」
「ぜんてい」を「ぜんたい」
「すざか」を「さずか」
「じぼうじき」を「しぼう」
「ひるね」を「ひねる」
「ながはま」を「なばかま」
「はぐき」を「はきぐ」
「かまくら」で「なま」ミス
「どんてん」を「でんとん」
「ばくが」を「ばかぐ」
「みかづき」を「みきづか」
「あかつき」を「あきつか」
「りんかく」を「りくかん」
「ひれつ」を「はめつ」
■事故

「はすだ」を「すはだ」
「くろいそ」「くろいし」の区別は無理。
「くろ」を見たら「くろ『いしそ』」と指をスライドさせた方が良いかもしれない。
■凡ミス

スピード源であるはずの「だんぼう」で詰まる
「きよせ」でキー位置をど忘れ
「げばひょう」で「はひ」ミス→Shift押し損ね
「れんらく」……硬直
「ほく『としち』せい」……硬直

余談だが、「よこはま まえばる とよはし 『かみぶくろ』」……で、
「あれ、そんな地名あったっけ?」と考えて止まったこともあった。
そういえばこの種目は「地名」じゃなかったのね(笑)
■改行

「しょうばい(改行)がたき」
「むらか(改行)み」を「むらがる」と誤推測
■コンボ

「そ(改行)うま とうは ひかえ かてい ひさん よしかわ もふく おそう」
「くおん さえぎる とみさと よこすか」
「ぶあいそう とよかわ」「ふゆう くるう にょうそ」
「ふじえだ ねどこ なよろ」「ほっさ ひゃっかてん」
「やちまた かまくら」「けらい かんい かんのう」
「うきよえ みやぎ とうし えいり ちぶさ」
「しょうじ しん(改行)ちょう にそう りゅうとうだび」
「てっかい さいふ」「ぶあい ざっし」
「まさつ なえぎ まめつぶ さかいめ」左手を上下に振られまくった。
「うかがう えさし」
「うぞうむぞう ふへんふとう」「つらぬく おのだ」「ひやく きおうしょう」
「じょうげん どんてん けんびきょう げんかく」
「けいたい しれん じんだい じょうかまち」
「けいこう むつ らくえん すむ くうそう」
「かえりみる ゆえに おす」「ふんがい おのだ」
「まかなう ひかく あさひ きょうこく たいかく とちお」
「ちょうだ せっしょう ふしょう た(改行)けお ごしょうだいじ」……Shift連打
「たけふ ふや(改行)す うりあげだか」
「かんぜんむけつ なまける」「けせんぬま よつゆ」

【慣用句】

■凶悪度TOP10

No.超絶難語得票コメント
1もとのもくあみ75ホーム+下一段の揺さぶりが凶悪すぎる。
2やすかろうわるかろう44右手薬指・小指が上下に激しく揺さぶられる。
3まかぬたねははえぬ35「ぬ」→「えぬ」の最上段連打が凶悪。
4ごほんのゆびにはいる31「こぼんの」と打つことが多い
5しるひとぞしる25左手中指の小刻みな動きが難しい。
5めをむける25右手小指イジメの極致。
5ぬれぎぬをきる25最上段+「゛+を」。
5そっぽをむく25左手イジメ+右手小指イジメ。
9よってたかって24Shift文字+「た」「て」のコンボが極悪。「た」を小指で打っても薬指で打っても難しい。
9ぬれねずみ24「ぬ」と「れね→゛み」の2箇所で崩される。
次点みもふたもない23最初の「みも」で詰まることが多い。
次点よをわたる23「よをわ」のコンボが極悪。おまけに最後で下段に振られる。

※得票=日記登場回数×10+α(独断と偏見:0〜5)

■超絶難語/複合型

「へのかっぱ」……「へ」「っ」の2箇所で崩される。
「けんもほろろ」「わをひろげる」
「おぼれるものはわらをもつかむ」
「こうぼうふでをえらばず」「こうぼうもふでのあやまり」
■左手集中攻撃

「てつはあついうちにうて」「たていたにみず」
「かえるの『こはかえ』る」「おやはなくとも『こはそだつ』」
■最上段

「ひとはみかけ『によらぬ』もの」
「くんし『あやう』きにちかよらず」「くもゆきがあやしい」
「ななころびやおき」「せにはらはかえられぬ」「うりふたつ」
「こしがぬける」「こしをぬかす」「かえらぬひと」「ちはあらそえない」
「パイプがふとい」「あいたくちが『ふさ』がらない」「あくうんがつよい」
「やおもてにたつ」「わんりょくにうったえる」「あしばをうしなう」
「はやおきはさんもんのとく」「みにおぼえがある」「あすはわがみ」
「いきがあう」「おいてはこにしたがえ」「あいま『をぬ』う」「いちよくをになう」
「にてもやいてもくえぬ」「あめふってじかたまる」「めにもとまらぬ」
■Shift文字

……「゛を」「をわ」「つっ」が特に凶悪。筆者は「わ」を右手小指、「を」を薬指で打つが、「わを」は両方とも小指を使うようにしたら少し安定した。だが、「をわ」にはまだ対応できない。「くちうらをあわせる」「われをわすれる」等。また、漢字に比べて頻度は低いものの、「ゅぅ」「ょぅ」ミスも侮れない。

「はらをよむ」「くちう『らをあ』わせる」「ほぞをかむ」「いきをひそめる」
「わをかける てをうつ」「くびをつっこむ」「まとをいる」「けじめをつける」
「かんはつをいれず」「しょうめんをきる」「きをつける」「いたちごっこ」
「あたま『をつっ』こむ」「わをもってとうとしとなす」「はきけをもよおす」
「いてもたっても」
■コンボ

「ないそではふれぬ うだつがあがらない うらおもてがない」
「ほんねをはく ひとかわむける てをひろげる」
「わきがあまい さんびょうしそろう」
■下段

……「さ」「ね」「も」が凶悪。また、ホーム+下の揺さぶりはさらに凶悪。

「しるひとぞしる」2「ひのくるま」「ねもはもない」「きのみきのまま」
「もともこもなくなる」「くものこをちらす」「めにしみる」「ひのくるま」
■その他右手小指酷使系

「ほとぼりがさめる」
「やみにほうむる」「ベールをはぐ」「なみだにくれる」「むねにひめる」
「ちゃらんぽらん」「かざむきがわるい」「てがつけられない」
「けむにまく」「みせをひろげる」「いろめがねでみる」「ろめいをつなぐ」
「おこぼれにあずかる」「めんぼくがつぶれる」
「しんけいをとがらせる」「いたくないはらをさぐられる」
■上下揺さぶり

「しゅんみんあかつきをおぼえず」
「ことばをかえす せいさいをはなつ」
「ほねみにしみる」「こえがつぶれる」
「てんにものぼるここち」「たびはみちづれよはなさけ」
「せんどうおおくしてふ『ねやまにのぼる』」「にてひなるもの」
「ぼうずまるもうけ」「かねはてんかのまわりもの」「おおめにみる」
「あつものにこりてなますをふく」(両手揺さぶり)
■改行

「ふうふ(改行)げんかはいぬもくわぬ」を「ふうぜんのともしび」と誤推測
「くいっぱ(改行)ぐれ」
「あたり(改行)かまわず」
「なかを(改行)とりもつ」
■癖

「はくしにもどす」を「はくしにもどる」
「すじをとおす」を「しずをとおし」
「てにいれる」を「てにすれる」
「ひをみるよりあきらか」を「〜あからき」
「みみをつんざく」の「ん」でミス
「あぶないはしをわたる」を「あぶなしはし」
「みがきがかかる」を「みぎかぎ」
「ときのひと」を「とひのきと」
「まわらない」を「な」
「まくらを〜」を「な」
「てがとどく」を「てぎ」
■事故

「る」を打った瞬間に窓キーに触れて即死
■凡ミス

「む」と「ろ」を平気でミスするし。
「たんき『は』そんき」

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