Password EntryにWORDBOX(全部大文字)と打ち込むと、ほぼすべてのモードで出題ワードの長さが約2倍になる。Drill modeでも、樽、オノ・オノ・オノ、カエルの群れ以外の10種目でとんでもない長さのワードと格闘することになる。通常モードでセガワープロ検定1級をはるかに上回るスコアを出している上級プレイヤーでも、WORDBOX状態ではかなりの苦戦を強いられるだろう。
筆者が特に面白いと思うのが百人斬りとザ・パーフェクトだ。百人斬りではセガワープロ検定1級ボーダーの4分40秒を切るのが難しい。ザ・パーフェクトも、100体以上撃破するのが難しい。何しろ百人斬りでは居合斬りクラスのワードがバシバシ出てくるし、ザ・パーフェクトでもマジシャン前半を遥かに上回る長さのワードとの闘いになる。制限時間は通常時と変わらないので、ワードが真っ赤に点滅することもしばしばである。だが、通常のドリルモードがぬるすぎるという人にとってはWORDBOXモードがこの上なく楽しいのもまた確かだ。
また、全力疾走、ミスミス・ショット、不純物除去、コインキーパーではセガワープロ検定1級が格好の標的になる。1級ボーダーはWORDBOX時を想定して設定したのではないかと思えるくらいだ。通常時は反射神経が重視されるこれらのドリルで、長めのワードを安定して正確に打ち切る能力が要求されるのも新鮮である。
一方、RANK-B縛りや居合斬りについてはもともと最長クラスのワードが出現する仕様になっているため、さほど難易度に差はない。だが、最初から最長クラスのワードが出現するため、効率良く長文を練習できる。
※樽、オノ・オノ・オノ、カエルの群れは、出現ワードが変わらないので省略。
種目名 | 総評 |
---|---|
全力疾走 | 反射神経よりも打鍵速度重視のドリル。 |
RANK-B縛り | 序盤から長いワードでプレイできるため、ストレスが無い。 カンストを目指す時の難易度は通常時と同様。 |
居合斬り | 速度と加速と最適化に加えて、ワード暗記。なお、事前に文字が読めるので反射神経は不要。 |
ミスミス・ショット | 長文における正確性と反射神経の両立が至難。 |
フルチャージ | 実質反射神経の種目。10体目だけですべてが決まる。 但し、1〜5体目を制限時間内に正確に打ち終えるのも実はなかなか難しい。 |
ザ・パーフェクト | 正確性偏向型のドリル。91ワード目以降の長さに驚かされる。カンストを狙うには速度も必要。 |
不純物除去 | 普通にプレイする分には速度不足でも運次第で30体くらい打てるが、そこまでがタルい。 4周目以降は反射神経に加えて正確性と速度も重要。7周目以降は破格の難易度を誇る。 |
コインキーパー | 2分以上を目指すには、反射神経に加えて速度と加速も重要。 ミスによるロスを防ぐという意味で、正確性も重要。 |
背水の陣 | 62体到達までは特殊キーに慣れるのが先決。 カンストを狙う段階では、長文を正確かつ高速に打ち切る能力に加え、斧を打つタイミングが重要。 |
百人斬り | 速度・加速・正確性・反射神経いずれも重要。1級達成が最も難しい。 |
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
---|---|---|---|
タイムアタック | 30体のゾンビを撃破する | 6章 | 2章冒頭の車を助けたルート |
カウンタ | ローマ字 | かな |
---|---|---|
1〜12 | 5文字 | 6文字 |
13〜20 | 7文字 | 8文字 |
21〜26 | 9文字 | 11〜12文字 |
27〜30 | 11〜12文字 | 13〜14文字 |
ゾンビが1体ずつ出現する。ゾンビに攻撃されるとペナルティとして5秒追加される。
非WORDBOX状態でセガワープロ検定1級レベル(60秒以内)ギリギリの実力では、ダメージを受ける可能性すらある。まずはノーダメージでのクリアを目指したい。次の目標は1分切りである。初速も重要だが、長文を一気に打ち抜く打鍵速度と正確性も鍛えておきたい。
また、上記の通り、12体→8体→6体→4体と出現し、その間に小休憩があることは覚えておいた方が良い。さもないと、小休憩だと思ったタイミングでゾンビが出る事態を招き、体勢を崩される。
55秒以内を狙うには出現ワード運も必要になる。打ちづらいワードが多かったり、ミスや初速の遅れが目立ったり、体勢を崩されたりした場合には、リセット(F12)をお勧めする。参考までに、54秒台を狙う際のチェックポイントと目標タイムは次の通りである。WORDBOX時は一般的にかな入力の方が打鍵数が少ないため、記録を狙いやすい。
チェックポイント | ローマ字 | かな |
---|---|---|
12体撃破時 | 16秒台 | 16秒台 |
20体撃破時 | 30秒台 | 30秒台 |
26体撃破時 | 43秒台 | 43秒台 |
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
---|---|---|---|
カウンターストップ(255) | ゾンビに攻撃される Rank C以下で打ち切る | 1〜4章ボス | 2章ハイエロB |
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※ローマ字入力では4〜、14〜、24〜、34〜で、かな入力では10〜、19〜で、ディスクの読み込みがある。だが、読み込みの前後で出現ワードは変わらない。
クァールが出現し、長文が1ワードずつ表示される。クァールに攻撃されるまでにRank B以上でワードを打ち切ると、撃破数がカウントされる。256ワード目を打ち切るとカウンターが000に戻るため、事実上255がカウンターストップである。
難易度設定により、クァールのスピードが明らかに違う。難易度Very Hardでは72ワード目以降で凶悪なほど速くなるが、Very Easyでは最高速(92ワード目以降)でも全く怖さを感じない。そして19〜20文字相当に含まれるワードは、実は16個しかない。このため、打っているうちに各ワードの打ち方を覚えてしまい、ますますやられる要素がなくなっていく。このため、カウンターストップもさほど難しくない。よって、Very Easyでカウンターストップを達成できたらNormalに、そして最終的にはVery Hardに移行したい。
難易度Normal以上では、クァールが最高速に達する92ワード目以降をいかに耐えるかがスコアアップの鍵である。打鍵速度が重要なのはもちろん、それに加えて初速や正確性も必要である。カンストを目指す段階では、難易度上昇が19〜20文字相当で打ち止めになるため、打鍵数の少ないかな入力が有利である。そしてカンストへ向けた攻略は、19〜2文字相当の攻略に帰結する。この意味で、居合斬りとの複合鍛錬が極めて有効である。
「いちぶに〜」「このしゃりょう〜」をはじめとして、Shift文字や右手小指の範囲が頻繁に出現する難関ワードに耐えながらカンストを目指すのは想像を絶する難事である。参考までに、筆者のかな入力時における攻略法をこちらに記述した。
ローマ字入力でのカンストは、かな入力と比較しても一段と難しい。単純に打鍵数が多いためだ。参考までに、筆者のローマ字入力時における攻略法をこちらに記述した。
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
---|---|---|---|
多数撃破 | 180秒経過する ゾンビに攻撃される | 2章 | 6章MISSION2 |
カウンタ | ローマ字 | かな |
---|---|---|
1〜 | 19〜20文字 | 19〜20文字 |
※ローマ字入力では24体目、かな入力では26体目まで確認。
ゾンビが1体ずつ出現する。各ワードは、3秒のカウントダウンの後に入力可能となる。この3秒の間に、ハイエロファント前半やストレングスと同様、入力文字を読むことが可能である。ゾンビに攻撃されるまでにRank Aでワードを打ち切ると、撃破数がカウントされる。Rank B以下で打ち切った場合は撃破数にカウントされないが、続行可能である。
実際には、ゾンビ撃破後、カウントダウン開始前に、約1.5秒の待ち時間が存在する。これは、非WORDBOX時に27体ペースで打つと1体目撃破時の残り時間が175〜176秒台、2体目撃破時の残り時間が168〜170秒台、6体目撃破時の残り時間が142〜145秒台となることから推定できる。
以上まとめると、1ワードごとに3秒のカウントダウンと1.5秒の待ち時間がある。このため、記録を1体伸ばすには4.5秒少ない時間で1体多く打ち切らなくてはならない。しかもワードは全ドリル中で最も長い。この仕様が、20体を超えてからの爆発的なスコアアップを不可能にしている。
カウント0になった直後に打ち始められるよう心と指の準備をしておきたい。気持ちとしてはカウント0になる直前に打ち始めるくらいでちょうど良い。打ち始めるタイミングは、VS CPU modeでハリー(CPUキャラ5人の中では反射神経が最強)とハイエロファントやストレングスを打ち比べて掴むと良い。
WORDBOX状態では、最初から最後までワードの長さが変わらないため、打鍵時間も変わらない。最後まで一定のペースを保てば良いため、残り時間の計算も楽だ。20体が目標なら1体あたり9秒ペース(実際には入力不能時間4.5秒があるので4.5秒)で打つ。24体が目標なら1体あたり7.5秒ペース(実際には3秒)で良い。筆者がローマ字入力で24体打つのに成功した時は次のようになった。実際には7.5秒ペースでもきついので、12体倒した時点で保険として2秒のリードを奪っている。
撃破数 | 残り時間 |
---|---|
4体 | 152秒 |
8体 | 123秒 |
12体 | 92秒 |
16体 | 60秒 |
20体 | 32秒 |
24体 | 0秒 |
また、筆者はかな入力では26体倒している。その際には「1体倒した時点で残り175秒」を目標とし、その後は1体につき7秒(あわよくば6.5秒)というペースを保つようにした。実際には7秒ペースでもきついので、6体倒した時点で保険として1秒のリードを奪っている。
撃破数 | 残り時間 |
---|---|
6体 | 141秒 |
11体 | 105秒 |
16体 | 71秒 |
21体 | 36秒 |
26体 | 1秒 |
攻略は、19〜20文字相当の攻略に帰結する。この意味で、RANK-B縛りとの複合鍛錬が極めて有効である。最終的にはワード運を待つことになる。「155きろの〜」「け50%〜」「じんみんの〜」がたくさん出るのを祈るしかない。逆に、ローマ字入力では「傷つける〜」「陳腐で〜」「政治は〜」「机が〜」、かな入力では「このしゃりょう〜」「いちぶに〜」「にっちゅう〜」「ちんぷで〜」が多ければF12確定だ。
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
---|---|---|---|
多数撃破 | 120秒経過する | Ranking画面 | 1章最初の建物内 |
カウンタ | ローマ字 | かな |
---|---|---|
1〜9 | 5文字×9 | 6文字×9 |
10〜14 | 3文字×1+7文字×4 | 3文字×1+8文字×4 |
15〜19 | 3文字×1+7文字×4 | 3文字×1+8文字×4 |
20〜24 | 3文字×1+7文字×4 | 3文字×1+8文字×4 |
25〜30 | 3文字×2+9文字×4 | 3文字×2+11〜12文字×4 |
31〜36 | 3文字×2+7文字×4 | 3文字×2+8文字×4 |
37〜43 | 3文字×3+7文字×4 | 3文字×3+8文字×4 |
44〜50 | 3文字×3+9文字×4 | 3文字×3+11〜12文字×4 |
51〜56 | 3文字×2+9文字×4 | 3文字×2+11〜12文字×4 |
57〜62 | 3文字×2+7文字×4 | 3文字×2+8文字×4 |
※25〜50体目が1セットで、51〜76体目はその繰り返し。
※63体目以降は未確認。
上記の順にゾンビが出現する。3文字のゾンビは1体ずつ出現するのに対し、5〜6文字のゾンビは画面上に最大6体、7文字以上のゾンビは画面上に最大4体出現する。制限時間内に正確にワードを打ち切ると、撃破数がカウントされる。ミスした場合はカウントされないだけでなく、そのゾンビがゆっくりと画面を横切るため、大幅タイムロスとなる。
全体的にワードが長いため、シビアな正確性を要求される。セガワープロ検定1級レベルそこそこの実力では、9文字×4や11〜12文字×4を制限時間内に打ち切るのが難しいだろう。特にかな入力で、Shift文字や母音が頻出した場合の難易度は想像を絶する。まずは出現したゾンビを正確に打ち切ることを目標としたい。但し、正確性に慣れた後は打鍵速度を追求することになる。出現した敵をすべて瞬間的に倒せば、55体には乗る。そこから先は初速と打鍵速度の勝負となる。
実は、この種目にもフルチャージと同様のことが当てはまる。ゾンビが出てくるタイミングはある程度決まっており、まとめて出てくる時は最後の1体だけ素早く打てば問題ない。例えば5〜6文字×9なら最後の1体を素早く打つ。9文字×4や11〜12文字×4も最後の1体が最優先だが、そのためには3体目までで遅れないようにする。逆に、1体目や2体目でミスしてもさほど大きなロスにはならないため、その後スピード重視で打つと意外と伸びることもある。
厄介なのは時々出てくる「高速の3文字」だ。筆者はこれが非常に苦手であり、あきうめさんやMADRIGALさんとは大差がついていると思われる。
ちなみに、筆者がローマ字入力とかな入力で62体倒した時の途中経過は次のようになった。63体撃破するには、56体撃破時点で13秒以上残す必要がある。
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目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
---|---|---|---|
タイムアタック | PERFECTゲージを満タンにする | 5章 | 5章終盤 |
カウンタ | ローマ字 | かな |
---|---|---|
1〜5 | 9文字(低確率で11〜12文字) | 11〜12文字(低確率で13〜14文字) |
6〜15 | 7文字(低確率で9文字) | 8文字(低確率で11〜12文字) |
16〜30 | 5文字(低確率で7文字) | 6文字(低確率で8文字) |
31〜50 | 4文字(低確率で6文字) | 5文字(低確率で7文字) |
51〜 | 4文字(低確率で2文字) | 5文字(低確率で2文字) |
※かな入力では、51体目到達以降、20分放置しても難易度は変わらなかった。
※低確率とは、約1/16。
左右から交互に、車に乗ったゾンビが1体ずつ出現する。制限時間内に正確にワードを打ち切ると、PERFECTゲージがチャージされる。Arcade modeと同様、コンボをつなげばチャージされる量は増えていく。しかしミスをするとチャージがされないばかりか、次のワードでチャージされる量も元に戻ってしまう。具体的なチャージ量は次の通りである。
・1コンボ目のチャージ量を、1単位と定義する。 ・Nコンボ目のチャージ量は、N単位である。(N=1〜9) ・10コンボ目のチャージ量は、6単位以上である。 ・PERFECTゲージを満タンにするには、51単位が必要である。 |
一旦蓄積されたゲージが減ることはないため、そして出題ワードは次第に短くなるため、初心者でも時間をかければクリアできる。中〜上級者にとってはノーミスでコンボをつなぎ、10体目で終了させることが前提となる。この場合は9体目までに1+2+……+9=45単位がチャージされた後、10体目で6単位が追加されて計51単位となり、PERFECTゲージが満タンになる。一方、10体目でミスした場合は最初からコンボをつなぎ直しになる。この場合は11体目から3コンボつなぎ、1+2+3=6単位を追加することで計51単位に到達し、ゲームが終了する。
正確性に加えて反射神経とスピードが要求される。但し全力疾走とは違って、ミスをしても良いからひたすら早く打つのではなく、いかにノーミスかつ高速に打てるかが重要だ。筆者は39秒53がやっとだが、ワード運次第でもう少し詰められると思う。なお、ワードの長さに慣れないうちは、最初の5体をスピード不足で打ち損なう危険がある。
なお、VJきゃ4さんによれば、「車が走る時間は縮まないと思われるので、9ワード目までは早く打とうが遅く打とうが変わらず(失敗さえしなければ)、10ワード目をいかに早く打つかだけが時間に関係する」とのこと。
これを踏まえて、WORDBOX状態で38秒台を狙うには、ローマ字入力では「203高地」(8打鍵、出現確率は約1400分の1)、かな入力では「400戦無敗」(8打鍵、出現確率は約1000分の1)あたりをひたすら待ち続けることになる。もはやタイピングではなくなってしまうが。
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
---|---|---|---|
カウンターストップ(250) | ミスをする ゾンビに攻撃される | 2章 | 1章MISSION後 |
カウンタ | ローマ字 | かな |
---|---|---|
1〜30 | 7文字 | 8文字 |
31〜60 | 9文字 | 11〜12文字 |
61〜90 | 11〜12文字 | 13〜14文字 |
91〜 | 13〜14文字 | 15〜16文字 |
12ワード目までは、1ワードずつ表示される。13ワード目以降は、2ワード同時に表示される。画面上のカウンタはArcade modeと同様に99で止まるが、それ以降も打ち続けることができる。その場合は、終了時に99以上の記録が残される。30、60、90、120打った直後に小休憩があるが、150以降の小休憩は存在しない。
難易度設定により、ゾンビの攻撃速度に差がある。難易度Very Hardでは、特に121ワード目の攻撃が異様に速く、大抵間に合わない。Normalならかろうじて打ち切れる。
120ワード目までは、出現する猿ゾンビの動きは見かけほど速くない。一定のリズムでゆっくり正確に打つことと、ミスしそうになったら一旦手を止めることで、順調に記録を伸ばしていけるだろう。この段階で厄介なのは、画面の解像度の粗さだ。特に濁点と半濁点の区別は困難であり、例えばローマ字入力では「パチパチパッチン」を「バチバチバッチン」と認識したりする。ローマ字を見ながら打つのも一つの方法である。かな入力では「こころのくれぱす」等が危険である。いざという時にローマ字読みに頼ることのできるローマ字入力と違って、かな入力ではワードを覚えるしかない。
121ワード目以降ではイカサマアタックという難関が立ちはだかる。ワードを打っている間に次のゾンビが肉薄してきて、次のワードが表示された瞬間にバッサリ斬られるのだ。基本的な対処法は、ゾンビを近寄らせないように素早く打つことだが、完璧に防ぐことは難しい。
カンストを狙う段階になると、終わりが見えないことが難関となる。121ワード目以降は自分で数えるしかない。非WORDBOX状態で665ワード打ったSTRIDERさんや662ワード打ったかり〜さん、610ワード打ったむなしいさんのような超人たちは別格だが、大抵の人は集中力を削がれることだろう。参考までに、ローマ字入力・非WORDBOX状態でカンストを達成した時に筆者が採用した方法は、時計を見ながら打つことである。91から120までの30ワードを打つのにかかる時間を事前に測定しておき、そこからカンストまでの時間を割り出すのだ。例えば筆者の場合、30ワード打つのに約1分15秒かかる。従って、121から250までの所要時間は約5分25秒となる。また、同様に計算すると、打ち始めてから250までの所要時間は約10分25秒となる。従って、PCのスクリーンセーバーを11分にセットしておき、発動するまで集中して無心で打ち続けるという方法も有効である。実際、筆者がかな入力・非WORDBOX状態でカンストを達成した時にはこの方法を採用した。
ローマ字入力では打鍵数が多く、ミスを誘発される。かな入力では右手小指の範囲を中心に、シビアな正確性が要求される。どちらが難しいかは、プレイヤーにより大きく違ってくる。
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
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カウンターストップ(250) | 市民を打つ 制限時間内にゾンビを打ち切らない | マジシャン | マジシャン前広場 |
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市民とゾンビが同時に出現する。市民の中に紛れ込んだゾンビだけを打つ。但し、上記の通り、ゾンビがいなかったり、2体いたりするので要注意。なお、難易度設定による違いはない。入力時間の制限は難易度により変わらないためである。
8ステージを1周として、3文字相当以下が3周、5文字相当(かなでは6文字相当)が3周続く。7周目以降、ローマ字では7文字相当、かなでは8文字相当に移行する。出現ゾンビ数は1周につき8〜11体(平均9.5体)であるから、7〜8文字相当への移行は48〜66体(平均57体)倒した直後になる。参考までに、筆者が確認した範囲は51〜63体である。
1周あたりの時間はだんだん短くなる。具体的には、1周目が約38秒、2〜3周目が約28秒、4〜6周目が約24秒、7周目以降が約20秒だ。つまり、7周目突入時に明確な壁がある。文字数が増えるだけでなく、1周あたりの時間も短くなるからだ。一方、7周目以降は、文字数も制限時間も変わらない。
ローマ字入力では、5文字相当×2の最多打鍵数は24である。かな入力の6文字相当×2は、さらに凶悪である。平均打鍵数はローマ字よりも少ないが、分散が大きい点が問題である。例えば「ストーカー」+「てゆーかー」は計10打鍵で済むが、「しょくぎょうびょう」+「きょうぎゅうびょう」では実に計28打鍵である(Shift含む)。後者を打ち切るのは不可能に近い。
7周目以降は7〜8文字相当×2が出現するため、破格の難易度を誇る。ローマ字入力では、7文字相当×2の平均打鍵数は約26である。これは5文字相当×2の最多打鍵数を超えている。最少打鍵数は16であるが、このような例ばかりが続くわけではない。かな入力では、8文字相当×2の平均打鍵数は約22である。これは5文字相当×2の最多打鍵数に迫る値である。最少打鍵数は16であるが、やはりこのような例ばかりが続くわけではない。
ローマ字入力でもかな入力でも、OptionsでWord SizeをNormalに設定するのが必須である。Largeでは、4周目以降でワードが重なって見えなくなる。7周目以降は、Normalでも見えなくなることがある。上段と下段の両方を見て、一部は推測して打つしかない。
ある程度の実力があれば、3文字相当までは問題なく倒せるだろう。だが、4周目のステージ27で必ず5〜6文字相当が2体出現する。これに対応できなければ、どんなに運が良くても36体で打ち止めとなる。このレベルでは、3周目までにゾンビ2体が多数出現することを祈るしかない。
だが、反射神経と打鍵速度が上がると5〜6文字相当×2を抜けられるようになる。ここ以降の安定感をいかに増すかが、スコアアップの鍵となる。この種目では反射神経も必要だが、そればかりではない。正確性を増して詰まらず打ち抜けることと、詰まった時の即時リカバーが必要となる。
ちなみに、上記仕様の通り、ゾンビが2体出現するタイミングは決まっている。ステージ8n+3では必ず2体出現する。ステージ8n+5と8n+7では1体の時と2体の時がある。すなわち、2ステージ連続して2体出現することはない。このことを把握しておけば、多少は心に余裕が出てくる。
次に立ちはだかる壁が、7周目のステージ51で必ず出現する7〜8文字相当×2である。通常の打鍵では対応が困難であり、打鍵数の少ないワードのみを指に染み込ませて一気に打ち切るという攻略が不可欠である。
なお、ゾンビと市民の見分けがつきにくいという人は、ワードの高さから判別する手もある(あきうめさん、父・信仁さん発見)。ステージ8n+6以外はゾンビのワードが市民よりも一段高い位置にある。ステージ8n+6のみ同じ高さにあるが、ここはゾンビ1体、市民2人と決まっているため、焦る必要は全くない。
ローマ字入力では、4周目以降の安定感を上げるため、3周目までにやっておくべきことがある。それは、普段打たないローマ字(NN、ZI、ZYA、ZYU、ZYE、ZYO、WHI)が出てきたら、なるべく消しておくということだ。ゾンビの場合は打ち切れば良いし、町人の場合は途中まで打てば良い。例えば町人「ZYAANE」が出た時に、先頭のJAだけでも打っておけば、次からはJAANEと表示される。細かいことだが、4周目以降で文字数が減って画面が見やすくなるし、普段打たないローマ字を見て崩される事態も減少する。
最後に、6周目終了(平均57体撃破)までの所要時間は約2分48秒、27周目終了(平均256.5体撃破)までの所要時間は約9分48秒と概算できる。ザ・パーフェクトと同様、終わりが見えた状況で臨めば、カンストを達成しやすくなる。
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
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逆タイムアタック | コインが地面に落ちる | Ranking画面 | 2章後半 |
カウンタ | ローマ字 | かな |
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1〜11 | 3文字 | 3文字 |
12〜41 | 5文字 | 6文字 |
42〜 | 7文字 | 8文字 |
※ローマ字入力、かな入力とも47ワード目まで確認。
※WORDBOX状態では、82ワード目以降の文字数を確認するのが困難である。
画面にコインが表示され、短文が1ワードずつ表示される。素早くワードを打ち切ればコインが上昇するが、タイムロスが多いとコインが下降する。1分を経過すると、ミスタイプや初速の遅れ、入力速度の遅れにより明らかにコインが落ちるのが分かる。一方、初心者でも30秒くらいはキープできる作りになっている(例:筆者のかな入力修得過程)。中〜上級者にとっても、初速・入力速度・正確性の3要素が同時に要求される、バランスの取れた練習である。筆者の評価では百人斬りと並び最高のドリルの一つである。
冒頭の1〜2ワード目に限り、コインが落下するギリギリのタイミングで打ち切ることで、最終タイムが改善される場合がある。また、冒頭の数ワードに限り、コインが最高点に到達した少し後(感覚として約0.5〜1秒後)に打ち切ることで、やはり最終タイムが改善される場合がある。筆者は、前者を1ワード待ち(2ワード待ち)、後者を最高点待ちと呼んでいる。この攻略法の主旨は、序盤の滞空時間を引き延ばすことで、終盤の長いワードに対応する時間を減らし、コインの落下を防ぐことにある。理論面の裏付けは取れていないが、感覚的に5秒程度のタイム改善につながる可能性がある。もっとも、実際には中盤以降のワード運への依存度がより強いため、この攻略法を用いたからといって必ずタイムが伸びるわけではない。
WORDBOX状態では、コインが見えなくなるくらいの高さにまで上昇させるのが困難である。5〜6文字相当に移行後は常に落ち続けると思って良い。従って、セガワープロ検定1級レベルである2分を超えるのがなかなか難しい。
WORDBOX状態では、打鍵速度がより重要である。初速で遅れても諦めず、ロスを抑えて高速に打ち切り続けることで、活路が開ける。ローマ字入力では5文字相当と7文字相当を、かな入力では6文字相当と8文字相当を、他の種目(不純物除去、ミスミス・ショット等)も交えて訓練しておきたい。
※実際には、ミスタイプ自体はコインキーパーに悪影響を及ぼさない。
ミスタイプにより発生するタイムロスが、コインキーパーに悪影響を及ぼしている。(下記参照)
WORDBOX状態でも同じ状況を再現できた。
ミスタイプ、文字入力数がコイン上昇に与える影響の調査(実験&情報提供:Jinさん) |
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1. ワードを全く打たずにドリル終了。 2. ワードの頭一文字を打ち、残りはひたすらミスタイプを連打し、ドリル終了。(Resultにおける正確性は4%) 3. ワードの最後の一文字以外を打ち、そのままミスタイプなしでドリル終了。 1〜3 何れの試行においても、タイムは「5:30」と等しい結果となった。これより ・ワードを最後まで打ち切らない限りコインは上昇しない。 ・タイプミスによりコインの降下速度は上昇することはない。 即ち、本ドリルはワード表示からワードを打ち終える時間を競う種目であると結論できる。 出題文字数が最大8文字(相当)であるため、「反射神経」のドリルに相応しい内容と言える。 |
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
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カウンターストップ(250) | ゾンビまたは斧に攻撃される | Ranking画面 | 3章 |
カウンタ | ローマ字 | かな |
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1〜8 | 5文字+斧×2 | 6文字+斧×2 |
9〜18 | 5文字+斧×3 | 6文字+斧×3 |
19〜26 | 7文字+斧×3 | 8文字+斧×3 |
27〜42 | 9文字+斧×3 | 11〜12文字+斧×3 |
43〜52 | 11〜12文字+斧×3 | 13〜14文字+斧×3 |
53〜62 | 13〜14文字+斧×3 | 15〜16文字+斧×3 |
63〜 | 15〜16文字+斧×3 | 17〜18文字+斧×3 |
水中から、ゾンビが2体ずつ出現する。このゾンビを倒すと撃破数がカウントされる。さらに後方に、斧を投げるゾンビがいる。この斧を打っても撃破数はカウントされない。難易度設定により、ゾンビの攻撃スピードに差がある。
63体目以降で出現する長文ワードが厳しい。ゾンビ1体目を打ち切る前に斧が届くことがある。この難関を突破した後、「斧1〜5→ゾンビ2→斧6」とするのがセオリーだが、ゾンビ2体目で詰まると斧6にやられる。一方、斧6を先に撃破した後にゾンビ2体目に対処するのもリスクが高い。以上により、非WORDBOX時と比較して、カンストは非常に難しい。
カンストを狙わず、70体程度の記録を狙うだけならば、斧残し技が有効だ。画面上の最後の斧だけを故意に打たずに残し、しばらく待つと、次のゾンビが出現する。このゾンビのワードの長さは、前のゾンビと同様である。これを繰り返せば、本来なら最難関である63体目以降でも、初期状態と同じ長さの短文ゾンビが出現し続ける。但し、斧の速度は次第に速くなる(63体目以降で一段と速くなる)ため、いずれは次のゾンビが出現する前に斧に攻撃される。
目的 | 終了条件 | BGM | 背景 |
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タイムアタック | 100体のゾンビを撃破する ゾンビ等に攻撃される | 2章 | 2章冒頭の車を打ち損なったルート |
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上記の通り、ゾンビ等が出現する。ゾンビを1体撃破するごとに、カウンタが増えていく。
WORDBOX時は長文が中心であり、詰まらずに打ち切るための正確性がより重要である。打つべきキーの周辺のキーをまとめて叩くのもほどほどにしたい。
初速と打鍵速度は全力疾走やRANK-B縛りで鍛える。特に終盤では17文字以上相当との連戦になるため、指に染み込ませておきたい。さらに、百人斬りにはプラスアルファの要素が必要になる。それは……複数のゾンビが出現した時に、各ゾンビのワードを別個のものと考えず、まとめて1つのワードと考えるということだ。マジシャン後半戦の高速3連のように、1つのワードを打ちながら次のワードを読み、間断なく打ち続ける必要がある。この手法は特に、冒頭の猿の群れや部屋に入る前の12体連打の際に重要で、この2箇所だけで5秒くらい差がつくこともある。
これらを踏まえた上で、ゾンビを倒す順番を考える。考えるというよりは、何度も挑戦するうちに自然に身についていくだろう。代表的な例は、上方から武器投げゾンビ2体が襲ってくる場所(56〜57体目)だ。ここでは、ゾンビを「右→左」の順に倒す。「左→右」と倒すと右のゾンビも武器を投げてくるため、タイムロスである。もっとも、初速が上がると「左→右」と打っても右のゾンビが武器を投げる前に倒せるし、全国トップクラスの初速があれば「左→右」と打っても一切武器を投げさせずに倒せる。
また、複数のゾンビが襲ってくる場面では自分に近い場所にいるゾンビを先に倒すのがセオリーだが、5分を切る実力があれば必ずしもそうする必要はない。基本的に、目に入った順に瞬間的に倒す。さらに、武器や内臓を飛ばしてくる敵については武器を後回しにする(初心者の皆さんは真似をしないように)。WORDBOX状態では、建物を出た直後のゾンビ3体(44〜46体目)と広場の内臓ゾンビ2体(75〜76体目)が危険だが、タイム短縮のためにはこれらの難所でも武器を後回しにする。
また、内臓やウジ虫などの1文字に関しては、ローマ字入力ではFとJの出現率が非常に高い。従って、出現前にFJFJ……と連打しておいて出現と同時に消し去ると良い。但し、他の文字が出現した時に焦らないよう、心の準備を忘れずに。同時押しが効かないため、出現してからもFJ連打を続けると打鍵が間に合わないことがある。なお、かな入力では特に出やすい文字がないが、当たれば儲け物と考えてガチャ打ちする手もある。
また、4分40秒以内を狙うには出現ワード運も必要になる。打ちづらいワードが多かったり、ミスや初速の遅れが目立ったり、体勢を崩されたりした場合には、リセット(F12)をお勧めする。参考までに、4分40秒を狙う際のチェックポイントと目標タイムは次の通りである。
チェックポイント | 目標タイム | リセット確定タイム |
---|---|---|
冒頭の廊下。計12体倒した時点 | 37秒台 | 40秒以上 |
部屋に入る前に12体連続で倒した時点 | 1分19秒台 | 1分23秒以上 |
部屋を出る前の3体を倒した時点 | 1分50秒台 | 1分55秒以上 |
広場に到達する直前、4連続ゾンビを倒した時点 | 2分45秒台 | − |
最後の扉から出現した最初の長文ゾンビの内臓を倒した時点 | 3分22秒台 | − |
内臓を飛ばすゾンビ3体のうち最初の1体のワードを打ち終えた時点 | 4分01秒台 | − |
タイムを詰める方法はいろいろあるが、有効な手段の一つは録画して自分のプレイを見ることだと思う。躊躇している箇所やミスなど、ロスの要因となる部分を分析して一つ一つ潰していけば、次第にタイムが改善されていく。筆者のベストタイムは、2012.7.29現在「4分28秒60」であるが、将来は4分20秒を切りたい。
※2013年以降に更新した種目は背景色を変更。
※「1級ボーダー」とは、「セガワープロ検定1級ボーダー」のこと。(参考として掲載)
種目 | 種目名 | 1級ボーダー | スコア | 達成日 | 目標 |
---|---|---|---|---|---|
SPEED | 全力疾走 | 60秒以内 | 54秒11 | 2013.1.2 | 54秒 |
RANK-B縛り | 40以上 | 95 | 2011.11.27 | 100 | |
居合斬り | 18体以上 | 24体 | 2011.12.4 | 25体 | |
ACCURACY | ミスミス・ショット | 50体以上 | 62体 | 2011.12.7 | 63体 |
フルチャージ | 45秒以内 | 39秒65 | 2013.1.7 | 39秒60 | |
ザ・パーフェクト | 45以上 | 149 | 2012.7.29 | 150 | |
REFLEX | 不純物除去 | 45体以上 | 62体 | 2012.12.17 | 63体 |
コインキーパー | 2分以上 | 2分10秒68 | 2013.1.1 | 2分15秒 | |
SPECIAL KEY | 背水の陣 | 36体以上 | 63体 | 2011.12.3 | 70体 |
FINAL EXAM | 百人斬り | 4分40秒以内 | 4分38秒10 | 2012.7.15 | 4分35秒 |
種目 | 種目名 | 1級ボーダー | スコア | 達成日 | 目標 |
---|---|---|---|---|---|
SPEED | 全力疾走 | 60秒以内 | 53秒80 | 2013.1.5 | 53秒 |
RANK-B縛り | 40以上 | 255 | 2012.9.1 | 難易度Very Hardで255 | |
居合斬り | 18体以上 | 26体 | 2011.11.27 | 27体 | |
ACCURACY | ミスミス・ショット | 50体以上 | 62体 | 2012.7.21 | 63体 |
フルチャージ | 45秒以内 | 39秒53 | 2011.11.27 | 39秒50 | |
ザ・パーフェクト | 45以上 | 137 | 2012.7.26 | 150 | |
REFLEX | 不純物除去 | 45体以上 | 61体 | 2011.12.5 | 62体 |
コインキーパー | 2分以上 | 2分07秒86 | 2012.12.22 | 2分10秒 | |
SPECIAL KEY | 背水の陣 | 36体以上 | 73体 | 2012.9.1 | 80体 |
FINAL EXAM | 百人斬り | 4分40秒以内 | 4分28秒60 | 2012.7.29 | 4分25秒 |