例えば、1コインクリアを目指してプレイしている場合、5章マジシャンの後半戦では5文字相当のワードが3個同時に出現するが、この「5文字相当」というのは「ローマ字入力で9〜11文字」と定義されている(と考えられる)。そのため、「ハム無線」(=HAMUMUSEN)と「油ギッシュ」(=ABURAGISSYU)が同時に出てくる。一方、この二つのワードをかな入力で打つとどうなるか。「はむむせん」は実質5文字打てば良く、ローマ字よりも明らかに速い。だが、「あぶらぎっしゅ」は、濁音やShiftを1文字と数えると実に11文字も打たなくてはならない。「あ」「ふ」「ゅ」で最上段を打つこと、濁音やShiftで小指を使うことを考えると、ローマ字よりも明らかに打ちづらい。マジシャン高速3連でこういう打ちづらいワードが重なった時の難易度はローマ字入力の比ではない。
さらに、エンペラー戦など数箇所ではかな入力のほうがローマ字入力よりもワードが長いことが確認されている。例えば、エンペラー第1形態の高速3連、高速4連では、ローマ字入力ではそれぞれ6文字相当×3、4文字相当×4が標準だが、かな入力ではそれぞれ7文字相当×3、5文字相当×4が標準となる。特に、打ちづらいワードが重なった時の難易度は想像を絶する。このため、1コインクリアには美佳かな単語練習450〜500レベルの速度が必須となる(ローマ字では、美佳タイプローマ字単語練習350程度で1コインクリア可能)。
このように、かな入力でのTOD1コインクリアは、ローマ字入力のそれを上回る難関である。しかし、それだけに達成した時の喜びは格別である。筆者が24歳になってからかな入力を鍛え始め、その後1年余をかけて着実に実力を上げていけたのは、「ローマ字・かな両方で1コインクリアしたい」という思いが相当強かったためだと言える。
かな入力はそれに先立つ2000.2.1に、「Typing Attackかな」開設とほぼ同時に美佳かなを使って練習を開始した。2000.2.18には単語練習110まで伸びていた。この時点ではまだまだTODに通用するとは思えず、タイピング日記には「もう少し上がってきたらTODをかな入力でもプレイしてみようかな〜(←無謀だって ^^;)」と記述している。実際、2000.2.25のかな入力TOD初挑戦では予想通り惨敗で、1コインでは1章クァールに3連発食らって死亡した。この時点では1コインクリアなど夢のまた夢だった。だが、トレーニングモードを残り1秒ながらクリアできたことがささやかな自信になった。
2000.3.8、美佳かなが150に到達したのを機に再びTODに挑戦したが、今度は1章クァール戦にすら到達できなかった。この挑戦では、4文字以上の単語を高速に打てないという弱点が浮き彫りになった。最後のライフを削られた単語「いのちごい」は、当時の筆者にとっては「ランダムの6文字」であった。今後単語練習を伸ばすには、かな入力で打てる単語を増やす必要があると感じた。
3月中旬から下旬にかけて160程度で止まっていたスコアが徐々に伸び始め、2000.4.11には180を超えた。また、この頃から単語練習200を一つの目標と定め、納得の行かない時には単語練習のみ2〜3回ずつ練習するようにした。そして2000.4.20、ついに200を突破した。
その後1ヶ月近く、美佳かなは200前後で伸び悩んでいた。しかし、2000.5.20に久々にDC版TODをプレイしたところ、セガワープロ検定4級にアップ。2章ハイエロファントに手も足も出なかったが、全体的に少しずつ打てるようになっていると実感できた。なお、「難易度Very Easy、ライフ5個、Free Play」というぬるすぎる設定で全章プレイしたところ、1クレジットで3章途中まで進み、12クレジット消費して全章クリア。全章プレイしたのはこの時が初めてだった。そして1コインクリアなどまだまだ先の話としか考えていなかった。
2000.5.27、東京大学五月祭にて、ゲーム研究会の後輩であるPLせつなさんの高速かな入力を拝見した。これは、筆者のかな入力練習のモティベーションに少なからず寄与した。なお、この時のプレイは3回コンティニューして6章途中までだったが、とにかく速くて正確。美佳かなで言えば300クラスだろう。濁音・半濁音やShiftキーを使う文字については、別々の文字と考えずひとまとまりで打っているようだ。ちょうどローマ字入力で「か」と打つ時に「K+A」などといちいち考えないのと同じように。また、右手のホームポジションが1〜2文字分右にずれているように見えたのが印象に残った。「ほへけむろ」や濁音・半濁音をスムーズに打つコツなのかもしれない。
これで調子に乗り、久しぶりにかな入力でTODをプレイ。すると……1章の雑魚がかなり易しく感じる。おお、打てるぞ打てるぞ〜っ! という感じで打ち進み、勢いに乗って難敵:クァール&ズィールもダメージを2発食らっただけで撃破! 初の1章1コインクリア! ……結局2章冒頭の車を打ち損ね、最初の建物を抜けた後、右側の建物から出てきた奴に撲殺されて終わったが、上達が実感できてなかなか楽しかった。そして総合評価ではセガワープロ検定3級にアップ。年俸は170万円だった。総合評価では入力速度と特殊キー入力がC評価になった。今後の課題は、入力速度のさらなる向上に加えて、D評価にとどまっている正確さの向上だろうと感じた。
そんな中で第2の転機となったのがドリームキャスト購入(2000.7.22)である。DC版TOD発売・購入から4ヶ月近く過ぎてようやくハードを購入する強力なきっかけになったのは、ローマ字入力でのさらなる極限追求、そしてかな入力の強化であった。
2000.7.19に単語練習270を達成していた筆者であったが、久しぶりのTODでは1クレジットで2章途中まで進むのがやっとであり、これにはかなりショックを受けた。スピードでは辛うじてついていけるが、初速の遅さやホームポジション外の文字が決定的な弱点となり、ローマ字入力では絶対に食らうことのない雑魚にいとも簡単に殺され続けた。デフォルト設定にしていたため3回コンティニューしていたが、今度は2章ハイエロファントが立ちはだかった。このボスには平均して3〜4発は食らい、初速の遅さやミス、躊躇が命取りであることを改めて思い知らされた。こんな調子だから3章以降の雑魚敵には全く歯が立たず、MISSIONもろくにクリアできなかった。最終評価でもセガワープロ検定3級にとどまった。TODはかな入力者にとって不利という話を聞いたことがあるが、その通りかもしれないと感じた。
しかし、筆者のかな入力はまだ成長途中であり、弱点は克服すれば良い。その日からドリルモードを使った猛特訓が始まった。なお、チュートリアルモードは卒業試験を一発でクリアしたので以後プレイしていない。また、猛特訓と言っても結構楽しいので、夢中で打っているうちに1時間、2時間と経過することがたびたびであった。
ドリルモードのうち、初期段階で特に力を入れたのが「全力疾走」「ミスミス・ショット」「コインキーパー」「オノ・オノ・オノ」「百人斬り」であった。要するにスピード・正確さ・反射神経・特殊キーをバランス良く鍛えるという意図であったが、実際には「RANK-B縛り」「ザ・パーフェクト」「背水の陣」など上級のドリルに歯が立たないという事情もあった。特に「ザ・パーフェクト」では最初の数匹であっさり死亡してばかりだった。それに比べ、上記5種目のうち「百人斬り」以外は初期段階でもかなり楽に打てたし、練習を続けるうちに目に見えてスコアが改善されていったので張り合いが出てきた。「オノ・オノ・オノ」では記録が234個に達し、ローマ字入力での記録(262個)に迫る勢いを見せた。
8月に入り、ある程度慣れてきたところで、他のドリルにも少しずつ手を出し始めた。スピード・正確さ・反射神経がバランス良く改善されてきたという手応えを感じ始めたところであり、実際「RANK-B縛り」「フルチャージ」「背水の陣」のスコアが飛躍的に伸びた。また、「全力疾走」「ミスミス・ショット」「コインキーパー」のスコアはセガワープロ検定2級のボーダーラインを軽く上回り、1級に近づいていった。同時に、特殊キー入力に関してはすべてのドリルで1級評価を獲得。ちなみに、特殊キー入力の練習では筆者が最も苦手としている「ホームポジション外の文字」はあまり特訓してくれない。今後は「ほへけむろ」、濁音・半濁音、「ー」を集中的に鍛えたいのだが……。
この過程で百人斬りの成功率及び記録が、そして美佳かなの記録が、ぐんぐん伸びていった。そして8月中旬以降、百人斬り5分10秒台突入、美佳かな300突破という成果となって現れた。2000.8.19には最も苦手としていたザ・パーフェクト(今まではセガワープロ検定5級だった)を18まで伸ばしてようやく3級を取得し、これで全種目で3級以上になった。つまり、この日初めて百人斬りをプレイする資格を正式に得られた。それまで何くわぬ顔で百人斬りをプレイしていたのは、ローマ字入力のおかげである。
日付 | スコア |
---|---|
2000.7.29 | 6.05.30 |
2000.7.31 | 5.52.95 |
2000.8.9 | 5.39.01 |
2000.8.10 | 5.32.80 |
2000.8.15 | 5.30.41 |
2000.8.19 | 5.24.90 |
2000.8.24 | 5.10.08 |
アーケードモードは、2000.8.8に初めて1クレジットで3章に到達した。2章ハイエロファントが相変わらず強敵で、その後しばらくはボコボコにされる日々が続いていた。だが、2000.8.17にはセガワープロ検定2級に上がり、成長が実感できた。
ドリルモードでは、2000.8.24時点で「セガワープロ検定1級」を達成していたのは13種目中6種目に過ぎなかった。だが、10月に入るとスピード不足による失敗が格段に減少し、次々と1級評価を達成していった。最後まで残ったのはザ・パーフェクトと百人斬りだったが、補完計画で鍛えた正確さでザ・パーフェクト1級を達成すると、翌日には百人斬りでも1級を達成した。
1級達成日 | ドリル名 |
---|---|
2000.7.28 | 樽、オノ・オノ・オノ、カエルの群れ |
2000.8.8 | 背水の陣 |
2000.8.10 | RANK-B縛り |
2000.8.24 | 全力疾走 |
2000.10.1 | ミスミス・ショット、不純物除去、コインキーパー |
2000.10.3 | フルチャージ |
2000.10.5 | 居合斬り |
2000.10.28 | ザ・パーフェクト |
2000.10.29 | 百人斬り |
百人斬りは10月に約30秒詰めて1級ボーダーを突破し、11月にさらに20秒詰めた。長文を打ち切れずにやられることがまずなくなり、建物から出た直後の雑魚×3+斧には「雑魚→雑魚→雑魚→斧」、内臓飛ばしゾンビ×2には「ゾンビ→ゾンビ→内臓→内臓」で対処できるようになった。だが、まだ1文字の武器や内臓にやられることが多いため、今後はこういうミスをなくしていくことが課題と感じていた。
日付 | スコア |
---|---|
2000.10.2 | 5.09.38 |
2000.10.5 | 5.06.50 |
2000.10.6 | 5.02.88 |
2000.10.10 | 4.51.15 |
2000.10.15 | 4.48.91 |
2000.10.28 | 4.43.68 |
2000.10.29 | 4.39.18 |
2000.11.04 | 4.33.30 |
2000.11.05 | 4.28.85 |
2000.11.12 | 4.18.55 |
まずは2000.11.4に、難易度Normalでクリアを目指したところ、9クレジットを要した。翌5日には少し軌道修正して7クレジットでクリア。この時点ではマジシャンで3回、エンペラーでほぼ2回コンティニューしていた。これを何とかしなければ5クレジットクリアは不可能だ。そこで、ボスモードを使ったマジシャン・エンペラー特訓が始まった。マジシャン前半戦では正確さ、マジシャン後半戦とエンペラー戦ではスピードが要求されるが、筆者にはそのどちらも不足していたため、★3で既に苦戦し、★4以降にはほとんど歯が立たなかった(11月中はマジシャン★4と計100戦して前半に40勝、後半に全敗)。だが、やはり練習の成果はそれなりに現れ、マジシャンについてはコンティニュー1〜2回で抜けられるようになった。また、5章中ボスや6章雑魚に食らうダメージも目に見えて減り、2000.11.19には6クレジット、2000.11.25には5クレジットでのクリアを達成した。
なお、トレーニングモードでは2000.11.19にセガワープロ検定1級を達成した。とはいえ、これは実力と言うよりもむしろ作戦の勝利である。すべてのワードを、初速を落として心の準備をしてから一気に打つことで半ば無理矢理に達成したものである。今後は自然に打っても常に1級を取れるようにしたい。そしてその頃にはアーケードモードやボスモードでも1級を達成していることだろう。
また、10月以降はVS CPUモードも練習に採り入れた。2000.10.2の初挑戦ではエイミーまで倒したがデービッドに敗北。約1ヶ月後の2000.11.4にリベンジを果たしたが、その後はハリーの壁に苦しむことになる。反射神経A、入力速度Bのハリーとは5章で戦うのが最も有利だと思ったのだが、その5章でさえもスピード・正確さ・反射神経の総合力で全く及ばず、2000〜3000点の大差で惨敗することが続いた。だが、ハリーと互角に戦えるだけの実力を身につけないと、例えばマジシャンを倒すのは難しいと感じた。
日付 | プレイ内容 | スコア | 年俸 |
---|---|---|---|
2000.12.23 | 3クレジットクリア | 7290 | 3億9483万円 |
2001.1.14 | 1クレジットでエンペラー戦に到達 | 6972 | 3億8781万円 |
2001.1.27 | 2クレジットクリア 6章MISSION1を初めてクリア 6章ノーコンティニュークリア | 7475 | 5億9929万円 |
2001.2.2 | 初の正確さA評価獲得 | 7522 | 8億0890万円 |
2001.2.4 | マジシャンを初のノーダメージノーミスKO | 7322 | 5億3759万円 |
2001.2.17 | 6章ノーコンティニュークリア(二度目) | 7782 | 4億0837万円 |
2001.2.18 | 1クレジットクリア | 7578 | 4億0674万円 |
2月に入り正確さA評価を初めて獲得した頃から、ゲージ回復を狙ってできるようになってきた。また、高速入力時の正確さも上がり、6章MISSION1も次第に安定してきた。なお、この段階では5章→6章とプレイすることが多かった。5章からプレイすると、確かに開始時ライフ数は少ないが、5章冒頭の雑魚に無駄なダメージを食らわずにすみ、かつゲージ回復がしやすいためである。
また、1クレジットでエンペラー戦に到達できるようになった頃から、「TODはかな入力の方が難しいのではないか?」という疑問が芽生えた。1クレジットクリアを狙うようなプレイをしていると難易度は最高レベルまで上がっているため、高速3連では7文字相当、高速4連では5文字相当が標準となる(ローマ字入力よりそれぞれ1文字ずつ多い)。2月上旬時点の実力ではこれらに対応できず、何発か食らって難易度を落としてから狙い打ちしていた。従って、1コインクリアを狙うにあたり、例えばエンペラー前に「残りライフ5個+鎮静剤」という状況を作ることが必須の条件になった。
また、第1形態の高速4連については3つ打てばかなりの確率で4つ目の鉄球がスカる(この場合、ダメージを受けないが次回以降の難易度が下がる)ことに気付いた。3つ叩き落して4個目を途中まで打った場合は、さらに高い確率で発生する。以来、第1形態戦では積極的にこの現象を狙うようになった。
2001.2.14にAC版TODに惨敗してからは練習に一層執念が芽生え、2001.2.18にはついにDC版TOD1クレジットクリアを達成した。
そこで、DC版の難易度をHard、Very Hardに順次上げて修行を積む一方、折を見てAC版をプレイし、感覚を落とさないようにした。また、かな入力に限りDC版TODプレイ時にリセットを封印した。AC版では1回1回が真剣勝負であり、多少食らっても持ち直すだけのタフさが必要だ。
日付 | 難易度 | プレイ内容 | スコア | 年俸 |
---|---|---|---|---|
2001.2.18 | Hard | 3クレジットクリア 6章はノーコンティニュー | 7889 | 4億1878万円 |
2001.2.18 | Very Hard | 3クレジットクリア | 8210 | 4億3520万円 |
2001.2.24 | Hard | 難易度Hardで初の正確さA | 7686 | 8億1630万円 |
2001.2.25 | Hard | 2クレジットクリア | 7694 | 5億6396万円 |
2001.2.27 | Hard | 1クレジットクリア | 8195 | 5億8466万円 |
2001.2.28 | Very Hard | 3クレジットクリア | 8426 | 9億0563万円 |
2001.3.4 | Very Hard | 2クレジットクリア | 7923 | 5億7960万円 |
2001.3.9 | Very Hard | 2クレジットクリア 1クレジットクリアまであと3発 | 7848 | 8億8080万円 |
2001.3.14 | Very Hard | 2クレジットクリア 難易度Very Hardで初の正確さA | 8408 | 7億9725万円 |
2001.3.18 | Very Hard | 1クレジットクリア | 8367 | 6億0405万円 |
日付 | 難易度 | プレイ内容 | スコア | 年俸 |
---|---|---|---|---|
2001.2.14 | Normal | 4コインクリア | 6694 | 7億3191万円 |
2001.2.28 | Normal | 2コインクリア | 6933 | 10億4112万円 |
2001.3.16 | Normal | 1コインクリアまであと1発 | 6884 | 10億4947万円 |
2001.3.21 | Normal | 1コインクリア | 6596 | 1億2733万円 |
2001.2.27には難易度Hardで1クレジットクリアを達成したが、「Normalと大して変わらない」というのが当時の感想であった。そこで、以後は難易度Very Hardで腕を磨いた。とはいえ、3月上旬はまだマジシャン戦が安定しなかった。特に後半の高速3連が厳しく、打ちづらいワードが重なって体勢を崩されることが1回や2回は必ずあった。2001.3.5には自分のふがいなさと6章タワーの凶悪さにぶち切れ、机を殴ってついに完全破壊した。
AC版では2001.2.28に2コインクリアを達成したが、その後1コインクリアまでの道は遠かった。2001.3.8には3回挑戦していずれもマジシャンに痛めつけられ、6章研究室到達が最高だった。2001.3.16には「1コインクリアまであと1発」というところまで到達したが、エンペラー第2形態ハイエロモードの「りゃくだつこん」を打てず、無念のコンティニュー。この無念さはとても表現できるものではない。このワードは当分忘れることはないだろう。
なお、AC版では4章が安定しないので2001.3.16以降は1→5→6で挑戦している。また、AC版TOD用に、ダメージ直後にゲージ回復すべくゲージを操作することにより、ライフを5個に保つという戦略を用いた。但し、マジシャン戦などで余分なダメージを受けないのが大前提である。2001.3.18にはDC版にもこの戦略を用い、「4→5→6」のルートで難易度Very Hard1クレジットクリアを達成。だが、入力速度も正確さもB評価だった。
そして2001.3.21、ついにAC版TODかなの1コインクリアを達成! ゲージをより意図的に操作する一方、エンペラー戦で高速4連スカシを成功させ、かつ第2形態をノーダメージで撃破した。最後は最強のストレングスモードだったが、「きみもおんけつどうぶつ」(13文字相当)を撃破して勝利! AC版専用にいろいろと戦略・戦術を編み出して実行したのと、ワード(特にマジシャン前半)にある程度慣れたのがポイントだろう。だが、プレイ内容は決して誉められたものではなかった。速度と正確さがB評価で、セガワープロ検定2級。6章のMISSIONを2つとも失敗したのが響き、スコア6596、年俸1億2733万円と散々だった。
かな入力を本格的に始めてから1年余り、ようやくここまでたどり着くことができたのは感慨深いと思う一方、全章1コインクリアや全A評価を狙うには、ベース速度をさらに上げる必要があると感じていた。そこで、引き続き美佳かなやタイプウェル等で速度を鍛えた。
百人斬りは2000.11.12に4分20秒を切ってから伸び悩んでいた。だが、2000.12.23にその壁を破ってからはじりじりとタイムを詰め、2001.2.17にはついに4分を切った。そして3月に入ると3分50秒台後半で安定した。
日付 | スコア |
---|---|
2000.11.12 | 4.18.55 |
2000.12.23 | 4.09.51 |
2001.1.14 | 4.09.11 |
2001.1.27 | 4.05.73 |
2001.2.4 | 4.01.68 |
2001.2.15 | 4.01.43 |
2001.2.17 | 3.58.36 |
2001.2.27 | 3.56.56 |
2001.3.3 | 3.55.71 |
ボスモードの訓練も、ストーリーモード対策として続けていた。2000.12.14には、約1ヶ月間壁となっていたマジシャン★4を通算149回目の挑戦にして撃破。2000.12.23にはマジシャン★5にも勝利した。だが、その後勝率はなかなか上がらなかった。前半のスピードには徐々に慣れたが、反射神経の鈍い筆者にとって後半の高速3連は鬼門だった。エンペラー★5については、2000年中はスピード不足で、第1形態を抜けることすら難しかった。だが、2001.1.13にはマジシャン★5と20戦して4勝し、エンペラー★5にも初勝利。2月に入るとエンペラー第2形態のタワーモード、ストレングスモードとも少しずつ戦えるようになり、1日に1回はエンペラーに勝てるようになった。そして2001.2.8にはエンペラー★5戦で初めて「1級レベル」を獲得。こうしてマジシャン戦とエンペラー戦を安定させ、2001.2.18のDC版TOD1クレジットクリアにつなげた。
VS CPUモードでは、2001年に入ってからもハリーが壁だった。5章で対戦していたが、勝てそうで勝てない日々が続いた。だが、2001.3.3についに初勝利。クァール&ズィール戦でリードを奪い、マジシャン戦で相手のミスを待ち、564点差で勝利。同じ日にローガンにも1章と2章で初勝利を挙げた。雑魚戦でリードを奪い、ボス戦でも短めのワードを狙い撃って持ちこたえた。
百人斬り以外のドリルモードも、プレイ頻度はさほど高くなかったが少しずつ打っていた。特に全力疾走では、美佳かな400突破時点では50秒台が精一杯だったが、その後打つたびに記録が伸び、2001.1.14には45秒台に突入。2001.2.27には43秒台に突入した。コインキーパーでは5文字相当が登場する1分40秒地点以降で苦戦を強いられたが、2000.12.23に2分20秒の壁を破ってからはじりじりとスコアを伸ばした。2001.1.30には2分30秒を、2001.3.3には2分40秒を、それぞれ突破した。
2001.1.29にはザ・パーフェクトを109まで伸ばした。60を超えると7文字相当が、90を超えると8文字相当が出現することを確認。これらもローマ字より1文字ずつ多い。この種目のカウンターストップ(250らしい)はローマ字入力でもまだ見たことがないが、是非ともこの目で見たい。
今後はセガワープロ検定1級(ストーリーモード)、百人斬り3分40秒台突入、TOD全A評価、TOD全章1クレジットクリアといった中間目標をまず達成したい。そして百人斬り3分30秒台突入、旧ROM1コインクリアも少しずつ見えてくるだろう。
そのためには、美佳かな・タイプウェル・補完計画・DC版TODを駆使した複合的な鍛錬をさらに継続する必要がある。進めば進むほど道が険しくなり、苦しさを感じることが増えてきたのも事実であるが、「美佳かなのスコアを2ヵ月に50ずつ伸ばす」ことが不可能になるまでは限界でないと考え、少しずつでも記録を伸ばしたい。
TODに限れば、速度と正確さの両方がA評価に達し、「ホームポジション外の文字」への苦手意識も少しずつが払拭されてきた。今後は各ワードをより抵抗なく打てるようにしたい。ダメージの原因の大半がミスもしくは指硬直なので、ミスの癖を潰し、硬直単語を克服することで、滑らかなタイピングに近づけるだろう。
なお、5月までに「セガワープロ検定1級」(ストーリーモード)と「百人斬り3分40秒台突入」は達成することができた。だが、「全A評価」「全章1コインクリア」「ドリルモードでローマ字の自己ベスト更新」などはまだ達成していない。そして百人斬り3分30秒台突入、旧ROM1コインクリアへの道も見えないままである。
そして現在、父・信仁さんのDC版TODランキング開催を機にローマ字入力でのプレイが中心になっている。だが、かな入力についても現状のレベルで終わりたくはない。2001.7.7〜2001.7.8の名古屋オフでかり〜さんと対戦し、圧倒的な実力差でボコボコにされたことは大いに刺激になっている。これを発奮材料に、ローマ字入力の伸びが止まった段階で、かな入力のトレーニングを再開する予定である。