日付 | 総合P | のみ | 混在 | すべ | 数字 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015.6.30 | 1144184 | 26.504秒 | 33.397秒 | 42.721秒 | 16.782秒 | |
2015.7.5 | 1145036 | 32.971秒 | 混在XX | |||
2015.7.6 | 1146128 | 32.425秒 | ||||
2015.7.11 | 1147334 | 31.822秒 | 混在ZJ | |||
2015.7.14 | 1147706 | 31.636秒 | ||||
2016.5.11 | 1147894 | 42.627秒 | ||||
2016.5.15 | 1151568 | 40.790秒 | すべZI、総合ZH | |||
2016.5.18 | 1153820 | 39.664秒 | すべZH | |||
2016.5.21 | 1154684 | 39.232秒 | ||||
2016.5.29 | 1156228 | 38.460秒 | すべZG | |||
2016.6.1 | 1156728 | 26.379秒 | ||||
2016.6.4 | 1156904 | 26.335秒 | ||||
2016.6.5 | 1157954 | 37.935秒 | すべZF | |||
2016.6.7 | 1159426 | 37.199秒 | ||||
2016.6.20 | 1160114 | 26.335秒 | 31.292秒 | 37.199秒 | 16.782秒 | 総合ZG |
※日付はタイピング日記のもの。以下同様。
2015年7月のInterstenoオフライン大会@Budapestの直前までは小文字のみと混在を伸ばした。その後は約10カ月ものサヴォリ期間を経て、2016年5月にリハビリを再開した。今回の方針は、すべてのキーを解禁し、数字以外の3種目を並行して伸ばすことだ。理由は3つある。
(1) Interstenoの難関言語への対策とする。特にチェコ語やスロバキア語では特殊文字が多いため、普段打つことの少ない右手小指の範囲や最上段を打鍵する。従って、未知単語を初見で打鍵する際には、これらの文字も対策しておく必要がある。この意味で、かな入力やすべてのキーを解禁するのが効果的と思われた。
(2) 総合ポイントを、そして殿堂ポイントを効率的に伸ばす。これは通常記録で総合ZGを目指した時と同様である。当時と違うのは、すべてのキーを解禁することにより、記録を伸ばすポテンシャルをさらに高めるということだ。TWオリジナルの最終目標は総合ZFよりも遥かに上であり、殿堂ランキングでの最終目標はGroup ωである。このため、より多くの種目を可能な限り伸ばすことが必須となる。
(3) 頻出ワードを調査し、攻略に活かす。通常記録で総合ZGを目指す過程で、数字や小文字には頻出ワードが存在することが明らかになった。混在やすべてのキーについても頻出ワードが存在するならば、集中的に対策することで攻略に直結すると考えた。
ミスを制限するのは、指の動きを確実に染み込ませるためだ。確かに、正確性を維持した時の速度が伸び悩んだ場合にはミス制限を解除して記録を狙うこともある。だが、最初からミスバカ記録を連発する練習は、無意味だと思っているしモチベーションも上がらない。あくまでもInterstenoの多言語対策の一環と捉え、ミスの少ないタイピストを目指すべきと考えた。
結果的に、2ミス以内(つまりミス1%以内)、そしてノーミスの記録も、少しずつ確実にTOP99に蓄積されていった。その結果、まずミス1%以内で総合レベルZGに到達した。
日付 | 総合P | のみ | 混在 | すべ | 数字 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015.6.26 | 1140032 | 27.130秒 | 34.097秒 | 42.721秒 | 16.906秒 | 総合ZI |
2015.6.28 | 1140404 | 33.911秒 | 混在XS | |||
2015.6.30 | 1141432 | 33.397秒 | ||||
2015.7.5 | 1142284 | 32.971秒 | 混在XX | |||
2015.7.11 | 1144582 | 31.822秒 | 混在ZJ | |||
2015.7.14 | 1144954 | 31.636秒 | ||||
2016.5.24 | 1149210 | 40.593秒 | すべZI | |||
2016.5.28 | 1150114 | 40.141秒 | 総合ZH | |||
2016.5.29 | 1153476 | 38.460秒 | すべZG | |||
2016.6.22 | 1154764 | 37.816秒 | すべZF | |||
2016.6.25 | 1157004 | 30.516秒 | 混在ZI | |||
2016.7.3 | 1159880 | 26.411秒 | のみZJ | |||
2016.7.5 | 1160826 | 26.411秒 | 30.516秒 | 37.343秒 | 16.906秒 | 総合ZG |
混在とすべてのキーは、通常の記録とほぼ並行して更新した。リハビリを兼ねたミス制限練習が、結果的に通常の記録の更新にも大きな役割を果たした。小文字のみは通常記録の更新狙いがメインだったため、ノーミスZJすらなかなか出なかった。2016年7月に入り、ノーミス狙いの比重を増したところ、ようやくノーミスZJを出すことに成功した。なお、正確性に関する練習方針は種目ごとに使い分けた。
種目 | 正確性に関する練習方針 |
---|---|
のみ | 敢えてミス2以内を狙わず、ミス3も許容する |
混在 | 最初からノーミスを狙う |
すべ | 最初からノーミスを狙う。但しかすりミスは許容する |
小文字のみでは、無理にミス制限記録を狙わず、ミスの少ない状態を普段から意識するに留めた。その結果、必要以上に萎縮することなく、正確性を保ったまま速度が伸びていった。一方、混在ではShiftが絡むため、1ミスが原因となって3ミス以上連鎖する確率が非常に高い。それならば、最初から1ミスもできないという緊張感とともに打った方が好結果につながると判断した。
すべてのキーは、ある時期から方針を転換した。混在と違ってかすりミスが激増するためだ。最初からノーミスを狙うと萎縮し、速度が著しく制限される。これでは通常記録の更新につながる練習ができない。そこで、かすりミスに限り許容することとした。
現時点で、この方針は機能している。今後より高いレベルを目指す際には壁にブチ当たるかもしれない。だが、今はまだ壁を意識する段階ではない。
種目 | ZI到達時 | ZH到達時 | ZG到達時 | ZF到達時 |
---|---|---|---|---|
達成日 | 2003.9.15 | 2015.1.4 | 2015.6.27 | 2016.7.7 |
のみ | 28.420秒 | 28.179秒 | 26.128秒 | 24.954秒 |
混在 | 32.363秒 | 31.916秒 | 31.916秒 | 30.455秒 |
すべ | 37.858秒 | 36.579秒 | 36.579秒 | 35.774秒 |
数字 | 20.587秒 | 18.111秒 | 16.782秒 | 16.782秒 |
総合ポイント | 1140704 | 1150072 | 1160934 | 1170162 |
旧総合 | 3511882 | 3552665 | 3563527 | 3572755 |
殿堂1 | 4511433 | 4562239 | 4573101 | 4582329 |
殿堂2 | 2926779 | 4682208 | 5047049 | 5482346 |
※日付はタイピング日記のもの。以下同様。
種目 | ZI到達時 | ZH到達時 | ZG到達時 | ZF到達時 |
---|---|---|---|---|
のみ | 324 | 457 | 892 | 1160 |
混在 | 191 | 242 | 262 | 406 |
すべ | 385 | 449 | 455 | 560 |
数字 | 314 | 732 | 1042 | 1042 |
合計 | 1214 | 1880 | 2651 | 3168 |
練習環境は会社と自宅に分散し、しかもマシン毎に分かれている。一つ一つの環境では大した回数ではないが、合計してみると3000回を超えていた。
2015年6月に総合ZGに到達後、総合ZFに到達するまでに、合計517回の練習が必要だった。この数字は、総合ZI→総合ZH、総合ZH→総合ZGの時に要した回数よりも少ない。10カ月サヴォった後のリハビリ分を考慮すると、短期間で効率的に到達できたと言えるだろう。また、この期間に数字を1回も打たなかったのも今回の特徴だ。
日付 | 総合P | のみ | 混在 | すべ | 数字 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015.6.27 | 1160934 | 26.128秒 | 31.916秒 | 36.579秒 | 16.782秒 | 総合ZG |
2015.7.11 | 1161122 | 31.822秒 | ||||
2015.7.14 | 1161494 | 31.636秒 | ||||
2015.7.15 | 1161638 | 26.092秒 | ||||
2015.7.17 | 1163746 | 25.565秒 | のみZI | |||
2016.6.20 | 1164012 | 31.503秒 | ||||
2016.6.20 | 1164434 | 31.292秒 | ||||
2016.6.22 | 1164610 | 31.204秒 | ||||
2016.6.22 | 1166108 | 30.455秒 | 混在ZI | |||
2016.6.25 | 1167718 | 35.774秒 | すべZD | |||
2016.7.7 | 1170162 | 24.954秒 | 30.455秒 | 35.774秒 | 16.782秒 | のみZH、総合ZF |
最も更新回数が多いのは混在だ。小文字のみとすべてのキーは更新回数が少ない。その代わり、0.5秒以上一気に更新することが多かった。
・PCの時計を13〜15時台に設定する。 ・頻出ワード、凶悪ワード、ミスの癖を収集し、分析する。 |
PCの時計を操作するのは、出現ワードを絞り込むためだ。これが、ランダム練習から単語練習へ移行するための第一歩となる。数字では昇順文字列が出現するし、小文字のみやすべてのキーでも頻出ワードをある程度特定できる。頻出ワードを(苦手ワードやミスの癖を含め)抽出し、高速化を阻む要因を分析して一つ一つ潰していくことで、TW英単語に似た攻略が可能となる。
一方、混在については、頻出ワードを調査しても攻略に活用できないことが判明した。確かにワードは存在するものの、それに加えてShiftがランダムに挿入される仕組みになっていたためだ。例えば[gpsq]というワードが、次は[gpsP]になることもある。また、大文字の出現率は2割弱であり、実感よりも遥かに少ないことが判明した。だが、これだけでは有効な対策に結びつかない。
これに対し、すべてのキーではShiftがランダムに挿入されることはない。例えば[Pay%]が[Qay%]になることはあっても、[pAy%]や[paY%]になることはない。これは2003年時点で経験的に知っていた通りであり、攻略の方針が立った。特に[h*PL89PVn Vl%^Vvt@bX+], [fv/ f53 lh], [U2^a58 Fu8Ngr], [Uus@bW*+agyJhx: g64 ni@]は打ちやすい。一方、[-_~M"^], [BbZ5A], [>Pp=*P]には毎回苦戦している。もっとも、まだ収集済みワードのサンプル数が少ないため(2016.7.15時点で200文字×103セット)、本格的な攻略は今後の課題である。さらにワードの収集と解析を進め、かつ脳と指に染み込ませることで、記録はまだまだ伸びると予測している。
……
以上の方針は、少なくとも総合ZF到達までは機能した。実際、以下のように、各種パラメータを軒並み更新した。
パラメータ | 過去記録 | 更新履歴 |
---|---|---|
トップスピード | 768.2(2015.3.30) | →783.3(2016.6.25) |
ワーストスピード | 346.0(2015.5.4) | →349.2(2015.7.15) |
ベストラップ | 4.407秒(2015.5.30) | →4.313秒(2015.7.17) |
ワーストラップ | 5.469秒(2015.6.27) | - |
1行目ラップ | 4.969秒(2015.6.10) | - |
パラメータ | 過去記録 | 更新履歴 |
---|---|---|
トップスピード | 589.4(2003.7.26) | →591.1(2015.7.2) →600.0(2016.5.10) →639.7(2016.6.8) |
ワーストスピード | 302.4(2003.10.12) | →320.0(2015.7.14) |
ベストラップ | 5.671秒(2003.10.5) | →5.532秒(2015.7.11) →5.485秒(2016.5.21) →5.422秒(2016.6.25) |
ワーストラップ | 6.723秒(2003.9.20) | →6.595秒(2015.7.14)
→6.564秒(2016.6.20)
→6.455秒(2016.6.22) →6.359秒(2016.6.22) |
1行目ラップ | 5.913秒(2003.8.2) | →5.765秒(2016.6.9) →5.549秒(2016.6.25) |
パラメータ | 過去記録 | 更新履歴 |
---|---|---|
トップスピード | 537.6(2003.11.3) | →541.0(2016.7.4) |
ワーストスピード | 256.8(2003.10.12) | →261.1(2016.6.25) |
ベストラップ | 5.616秒(2003.11.3) | - |
ワーストラップ | 7.615秒(2003.11.3) | →7.610秒(2016.6.25) |
1行目ラップ | 6.312秒(2003.9.28) | - |
唯一すべてのキーに関しては、過去の記録(2003年の記録)を上回るのは容易ではなかった。特に2003.11.3に最終行の大爆発で初めてZEを出した時の各種パラメータは、その後12年半の長きにわたって大きな壁となってきたためだ。
日付 | 総合P | 順位 | 殿堂P | 殿堂順位 |
---|---|---|---|---|
2015.7.4 | 1160934 | 20 | 5047049 | 24 |
2015.7.18 | 1163746 | 18 | 5165561 | 24 |
2016.6.18 | 1163746 | 19 | 5165561 | 26 |
2016.6.25 | 1164434 | 19 | 5196322 | 25 |
2016.7.9 | 1170162 | 16 | 5482346 | 22 |
基本的に、誰かを抜くか、GANGAS更新停止カウントダウンが開始(新規+更新人数<10)された時にのみ送信することに決めていた。その結果、結局送信したのは3回のみ。例えば、2016.7.2には総合ポイント1167718、殿堂ポイント5353473まで伸びていたにもかかわらず、ランキングでは誰も抜けないため送信しなかった。
2016年に入ってから、約1カ月で3人抜いた。上位1%以内(つまり14位以内)、そして2007年11月当時の12位への復帰もようやく見えてきた。だが、そこに至るまでにはまだまだ壁があるだろう。
一方、殿堂でも約1カ月で4人抜いた。その結果、2007年11月当時の22位に追いついた。とはいえ、この順位には納得も満足もしていない。最低限、Group ωに到達するまでは、断続的に挑戦を繰り返すことになるだろう。
2016年5月に練習を再開した時には、そのような焦りは無かった。むしろ、実力以上のスコアを無理に求めることなく、ミス制限練習をじっくりと行ってリハビリに心掛けるべきと考えた。但し、昨年と同じ練習を繰り返しても向上は望めない。すべてのキーを解禁したのも、頻出ワードの分析を進めたのも、新たな突破口を見出すためだ。
また、更新や総合ZF到達に向けていくつかのフラグを設定した。代表的なのは、TOP15圏内を0.5秒以内に詰めることだ。実際にはどの種目でもなかなかこの値には届かなかった。だが、更新できそうにない時の格好の目標となった。さらにやり込めば、TOP99圏内を1.0秒以内に詰めることもフラグになり得ると思う。さらに、到達可能位置を総合ZCに乗せることも一つのフラグと考えていた。総合ポイントが伸びない時も到達可能位置がじりじりと伸び続けたのは救いだった。そして2016.6.25に1200642まで伸び、総合ZCに乗せた。
日付 | 総合P | のみ | 混在 | すべ | 数字 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2016.6.20 | 1160114 | 26.335秒 | 31.292秒 | 37.199秒 | 16.782秒 | 総合ZG |
2016.6.25 | 1161666 | 30.516秒 | 混在ZI | |||
2016.6.27 | 1162580 | 36.742秒 | すべZE | |||
2016.7.2 | 1162618 | 36.723秒 | ||||
2016.7.3 | 1164254 | 25.926秒 | のみZI | |||
2016.7.7 | 1168142 | 24.954秒 | のみZH | |||
2016.7.9 | 1170956 | 24.954秒 | 30.516秒 | 35.316秒 | 16.782秒 | すべZE、総合ZF |
オリジナル以外では英単語総合ZIが目標だ。またTW憲法の積み残しも片付けたい。もちろんモチベーション維持が大前提となる。何らかの理由でモチベーションが低下したら、更新はそこで止まるだろう。
なお、2016年内にTWオリジナルを打鍵するのは7月末までである。8〜9月はサミット対策、10月以降はInterstenoオンライン大会への対策に充てる。TWオリジナルの再開は、早くて2017年5月になる。