●「タイプウェル憲法」とは

●筆者のハイスコア

種目	Best/Worst	通し練習			条項別練習
ローマ字	Best	第9章	701.785	XA	第65条	937.028	ZH
	Worst	第4章	646.143	XB	第2段落	653.073	XB
	★総合ポイント : 1102001 / 674.162 ★総合レベル : XA ◆達成日 : 07.05.17
かな	Best	第2章	915.138	ZI	第29条第1項	1321.586	ZE
	Worst	第3章	810.170	ZJ	第21条第1項	775.614	XX
	★総合ポイント : 1142635 / 873.583 ★総合レベル : ZI ◆達成日 : 07.08.01
英語	Best	Chapter 9	762.584	ZI	Article 7-(2)	921.305	ZG
	Worst	Chapter 5	706.529	ZJ	Article 79-4	676.465	XX
	★総合ポイント : 1135391 / 729.000 ★総合レベル : ZJ ◆達成日 : 07.04.14

※複数の環境で出した記録が混在しているため、BTH/WTH/BJO/WJOはネットランキングに登録している記録と異なる場合がある。

●通し練習の自己ベスト一覧

●筆者のタイプウェル憲法遍歴

●タイプウェル憲法：全文を1時間以内で打ち切れ！（2002.12.28）

タイプウェル憲法の醍醐味は、何と言っても長文攻略である。条項別練習でZレベルを出しまくるのも良いが、本来は長文攻略を念頭に置いたソフトである。憲法リリースの際には、GANGASさんご自身から「初心者には向きません」「一番長い練習を打ち切るにはたにごんさんでも10分程度かかります」というメッセージが発せられ、それまでのタイプウェルシリーズとは一線を画す長文専門ソフトという鳴り物入りで登場したのである。だが、憲法シリーズを含めたAll Machineを達成するために通し練習や条項別練習を打ちまくるうちに、だんだん疑問が芽生えてきた。

たかが10分打ったくらいで長文攻略と呼べるのか？

世の中には、パンチャーという入力のプロが存在する。凄まじい変換技術を誇る方もいれば、親指シフト、果ては漢直を駆使する方もいる。さらに、入力方法にかかわらず、丸一日同じペースでほとんどミスすることなく打ち続けるという。ここには筆者が求める究極のタイピングがある。それに比べて、憲法通し練習の何と短いことか。第3章が厳しいなどと泣き言を言っている自分の何と情けないことか。

……それならば、憲法を全部打ってしまえ！

これこそが「長文」と呼ぶべきものだろう。プロの方々の仕事量には及ぶべくもないが、日本国憲法全文というのは今までに経験してきたタイピングとは一線を画す量であることは間違いない。比較的長いと言われる美佳テキストや毎パソでさえも、高々5分で終わる。TODは全章プレイすれば30分はかかるが、その間全力で打ち続けているわけではない。

加えて、昨今の「タイピング界」への提言を行いたかったという理由もある。確かにタイプウェル国語R等の短期決戦型の種目で反射神経や動体視力を競うことを否定はしないし、秀逸なランキングシステムによりタイピング人口を一気に増やしたGANGASさんには感謝している。だが、果たしてタイピングは何のためにやるのだろうと考えた時に、疑問を感じざるを得ない。実際、国語R・国語K・英単語のいずれかでMachine前後、もしくはそれ以上の実力を持ちながら、「タイプウェル憲法は時間がないor疲れるからやらない」と言って敬遠している人は結構多いようだ。タイピングをゲームと見るか実用と見るかの違いなのかもしれないが、それにしても本末転倒ではなかろうか。

そこで、「時間がない」「疲れる」という意見に対して、そんなことはないよ、ということを実践をもって示そうと考えた。Machineクラスになれば、憲法を全部打っても高々1時間である。国語R等がなかなかかみ合わなくてついつい1時間経過してしまったり、打ちまくっているうちに腕が張ってきて動かなくなったり、ということはよくあることだろう。その1時間で憲法全文が打ち切れるのである。また、1時間ずっとトップスピードで打ち続けるわけではないため、疲労度も比較的少ない。そして、憲法ランキングの参加者を増やし、レベルを底上げするのが究極の目的である。憲法Eはともかく、憲法RとKは2002年12月28日時点で筆者が1位になっているが、その時点でレベルが低いと思うので。

【タイプウェル憲法の打鍵数】

打鍵数を見る限り、難易度は明らかに「英語＞ローマ字＞＞かな」である。確かにかな入力では最上段を打たなくてはならないし、Shift文字も頻繁に出現する。「衆議院」「地方公共団体」あたりにはかなり手を焼くはずだ。しかし、連打地獄のローマ字、打鍵数がかなの倍近くに達する上に文頭が必ず大文字になる英語に比べれば、難易度はかなり低いと言って良い。

また、章ごとの打鍵数を見ると、ヤマは第3〜4章である。特に第4章では、第3章を打ち切った直後の疲れが抜けていない状態で、「衆議院議員」の連打をしのがなくてはならない。第4章を抜けた後も、第5章と第6章を合わせた打鍵数は第4章に匹敵するため、持久戦が続く。よって、第6章までは一定のペースを保って正確に打ち抜けるのが得策だろう。

一方、第7章以降ではペース配分を変える必要がある。最後まで打ち切った時に余力を残さないように、腕や指の疲労と相談しながらスパートをかけるのである。特に第2章や第8〜10章は打鍵数が少ないのでスパートのチャンスであると考えていた。だが、本番ではこういう短い章でミスを連発し、大きくロスしてWorstTHを叩いた。

【ルール】

1と2については、新規にフォルダを作成し、そこにタイプウェル憲法の最新版を配置するのが一番分かりやすい。3については、実は休憩を入れても「総練習時間」に変化がない。だが、これに気付いたのは全部打ち終わった後だった。まぁこんなところで誤魔化す気はないし、下手に休憩を入れるとリズムが狂うと思う。4はタイムアタックをやる以上当然。1時間以内というのはあくまで目安でしかない。1時間を切ったら50分を、50分を切ったら40分を、40分を切ったら30分を目指していくべきだろう。5については、章の間の画面切替の時間がわずかに存在するため、実時間とは1分弱のズレが生じる。このズレはプレイヤーにより変わってくると考えられるため、条件を同じにするためにタイプウェル憲法内の計測を採用する。

証拠については、通し練習を全部打ち切った時に「練習実績」画面をキャプチャする。画面左側の「通し練習」の欄がすべて埋まり、右側の「総練習時間」が1時間以内、「総中断回数」が0回、「総消失時間」が00:00:00ならばOKである。

【結果】

【結果詳細】

【実況と感想】

●タイプウェル憲法全文打ち切り：その後（2006.3.21）

【結果】

【結果詳細】

【実況と感想】

●タイプウェル憲法トライアスロン（2006.3.12）

トライアスロン（triathlon）の語源は、tri（3）＋athlon（競技）。athlonの語源はathleteのそれと同じであり、本来は3種目の運動競技の組み合わせを意味する。しかしTW憲法3種目の全文打ち切りはもはや運動競技のようなものであり、過酷さを強調する意味もあってあえてこういう名称にしている。

なお、この挑戦は興味本位で簡単に実行できることでは決してない。リタイアや腱鞘炎等の事故を防ぐために十分な準備が必要であるということを予め警告しておく。筆者は事前に各種目を1週間ずつ打ち込むという準備を行ったが、それでも決行時の疲労は想像を絶するものがあった。

【結果】

【結果詳細】

【実況と感想】