Zタイパーへの道:番外編(2016.9.23)


●本稿執筆の動機

第8回タイピングサミットの企画段階で、イベントの一つとして講演会を実施するのも面白いのではという意見が出ていた。当初は、たにごん、テルといった第一人者に講師を依頼し、イベントブースを設けて実施するという案だった。サミット参加者、配信視聴者からの需要が特に多そうな「Zタイパーへの道」は初期段階からメインテーマに挙がっていた。筆者も内容に関して自己ブレストを行い、最初のイベント会議の前にその結果を持っていった。この段階では、「講演会でも良いが、講師の都合がつかない場合は座談会」という案だった。

その後イベント会議で、melanieさんから「パネルディスカッション」という提案がなされた。ほぼ同時に、パネリストとしての参加を打診された。だが、筆者は国語R・憲法R以外で総合ZJ以上に到達済みとはいえ、最もプレイ人口が多くニーズも多い国語Rでは未達成だ。しかも現実には基本常用語でXSを出すのにも四苦八苦する体たらくだった。このような雑魚の分際でZタイパーへの道を語るなど、ちゃんちゃらおかしい。結局、国語Rで総合ZJを達成しているパネリストたちが予定通りに集まったこともあり、筆者はパネリストとしての参加を辞退した。

但し、パネリストとして参加することとなった場合に備えて、念のため想定回答集を作成していた。以下、その内容に加筆修正した文章を記す。「国語R以外で」Zタイパーになりたい人の一助となれば幸いである。


●自己紹介

HNdqmaniac
使用キーボード東プレRealforce89U
1995年美佳にハマり、タッチタイピングの基礎を習得
2000年AC版TODにハマり、旧ROMを1コインクリア
2003年TW国語KTWオリジナルで総合ZJ
2004年第4回毎パソの英文Bで内閣総理大臣賞
2007年TW憲法ETW憲法KTW英単語で総合ZJ
2011年毎パソ2月大会の和文Bで2000点を突破
2014年AC版TOD NORMAL台でカンスト
2016年Intersteno2016の多言語部門で世界第2位
一言実用・総合力重視。趣味は登山ランニングDQ1〜7


【Part1:Zタイパーはこうして生まれた!】


●タッチタイピングを覚えたきっかけ/初めての運指は標準or我流?

美佳タイプと美佳かなで習得した。詳細は
こちらこちら。端的に言えば、競えば伸びる!

運指は基本的に教科書通り。だが、一部に最適化あり。[kokuhuku]の[huku]を人中薬中、[diskcopy]の[op]を中薬で打つように変更した。ちなみに、美佳タイプにC打ちの概念は無かったため、[cocufucu]という発想はそもそも生まれなかった。また、美佳タイプに出現しない文字のうち[.,!?]は、AC版TODで初めて覚えた。[`|]等はTWオリジナルのすべてのキーで初めて覚えた。


●Zタイパーを目指したきっかけ

【国語K】

2002年12月、
TOD2003でローマ字入力のみならずかな入力でもSEGA認定エキスパート(達人)として参加することとなった。他にはかり〜さんとMADRIGALがかな入力部門で達人に内定していた。「筆者を対戦でボコった人」という基準で選定されたため、当時の実力はもちろん筆者よりも上で、既にZタイパーに到達していた。対して筆者はまだ総合XS中盤で伸びが止まっていた。この程度の実力で達人を名乗るのはまずかろうという危機感を抱き、その後約3カ月かけて総合ZJまで上げた。余談だが、1年後に発売されたTOD2004内の筆者のかな入力のパラメータは、TOD2003と比較しても格段に強化されている。

【オリジナル】

打鍵速度的には最も達成しやすい。というよりも、国語Rや英単語で達成するのは2003年当時の実力では極めて困難と考えていた。そこで、総合XX達成後に練習を中止していたオリジナルの比重を高めた。その結果、約3カ月でのみ・混在・すべキーのレベルアップ更新に成功し、総合ZJにもあっさり届いた

【英単語】

2007年8月、国語Rで長期にわたり壁になっていたトップスピード1000に到達した。これをきっかけとして、9月には国語Rで総合XXに届き、英単語の総合レベルに並んだ。だが、国語Rと英単語の総合レベルが同じというのは自分の中ではあり得ない。基本英単語でZJを達成するには34秒を切れば良く、国語R基本常用語よりも4秒も甘いのだ。この意識改革をきっかけに2週間ほど英単語を打ち込んだらあっさり総合ZJに

【国語R】

最後にこの種目が残ったのは、打鍵速度を考えれば当然だ。平均800打/分が要求されるのは国語Rだけだ。しかし最後に残したのは失敗で、その後9年間ものブランクを生むこととなった。TWではかな入力の方が速いのにローマ字入力を伸ばす気にはなかなかなれなかったし、殿堂ポイントの伸びも鈍い。それでも2016年に入って少しだけやる気になった、というか伸びると勘違いした理由は主に三つある。

(1) All Zを達成したいというやや強い思い。国語Rを伸ばさなければAll Zに到達できないし、オールラウンダーランキングでも上位に進出できない。老眼で本格的に見えなくなる前に達成したい。いや、達成しておかねばならない。

(2) 実用日本語入力を伸ばすには、ローマ字入力を伸ばすしかないという感触。実用日本語入力ではまだローマ字の方が速い。初見のかな入力では、東プレRealforce89Uをいまだに使いこなせず、かすりミスが頻発する。これを劇的に減らせる何らかのブレイクスルーがあれば話は別だが。

(3) 第8回タイピングサミットでたのんさんから頂いたTOD対戦での速度はZタイパー級という感想。かつてW/Hさんやcocoaさんからも似た感想を頂いたことがある。また、総合ZJの目安と言われている「e-typing腕試しで600」は達成済みだ。「TOD2004の光速の指」もほぼ安定する。これに加えて、「WTのQWEでLevel8」「打鍵トレーナーで700」を達成する過程で、総合ZJも少しずつ見えてくるのではなかろうか。


●Z到達までに要した期間/一日の練習時間

国語Kは2年。但しTW開始前に美佳かなやDC版TOD等を1年。

オリジナルは2年半。

英単語は7年。但し2003年から4年間サヴォリ。その間は毎パソ英文や美佳テキストを狂ったように打ちまくったため、TWを打たなくても英文打鍵力は次第に向上していたと思われる。

国語Rは16年費やして未達成。但し計10年以上のサヴォリ期間あり。

一日の練習時間は昔は平日2時間、休日5時間。今は平日1時間、休日2時間。いろいろな練習を並行していたため、例えば5時間すべてかな入力の練習をしていたわけではない。


●練習継続(モチベーション維持)の秘訣

(1) 記録をつける。例えば
タイピング日記は、2007年11月の更新停止以降もローカルで記述し続けている。後で振り返りの材料とし、成長につなげるのに非常に効果的だ。また、TWで総合レベルが上がった時点で各種指標の伸びや練習方法等を振り返り、筆者のタイプウェル遍歴のようにまとめるのも良い。

(2) Excelシートで各モードのTOP99を管理する。元々は複数の環境(自宅PC壱号機、弐号機、会社PC壱号機、弐号機、…)に分散していたTOP99を集計するのが目的だった。だが、そのうちExcelシートで記録を集計・管理すること自体が楽しくなった。総合ポイントや殿堂ポイント(通常/ミス1%以内/ノーミス/Dvorak)、安定度等の指標も別のExcelシートで計算している。他にも、TW憲法、各種TOD(スコア/年俸/光速の指/完全人間)、美佳テキスト、毎パソ、Intersteno等のExcelシートが存在する。筆者は数字を見るとヨダレが出る性格なので、練習の結果が各種数字で表現されるのを見ているだけでモチベーションが上がる。人によってはグラフ化すると良いと思う。このExcelシートのデータの一部はタイピング日記や各種レポートの元ネタとしても使える。

TWの場合は、自力でそこまで管理しなくても、豊富な指標が用意されている。ラップやトップスピード、ワーストスピード、到達可能タイム、安定度等の指標は是非とも活用したい。例えば、ワーストスピードとワーストラップは更新に直結するため、これらの数値が伸びてくると励みになる。

(3) いろいろなソフトを試し、いろいろな練習を採用する。一つのソフト(例えばTW国語R)ばかりを継続すると、壁にぶつかってなかなか打破できない時にモチベーションが低下する。そういう時に、新しいソフト、長い間離れていたソフトを打つと、以前よりも打てるようになっている自分に気付き、モチベーションが回復する。

(4) ライバル/目標を見つける。競えば伸びる! というのは事実だ。TWのランキングで近くにいる人でもいいし、タイピングサミットのTOD対戦で惜敗した人でもいい。実力が同等か、少し上の人が良い。また、現在の練習量がほぼ同じ人がより良い。止まっている人を抜けるのは当たり前だからだ。例えば筆者の場合はかな入力のかり〜さん、Intersteno多言語部門のparaphrohnさん。但し、あまりにも上の人を目標にすると、短期的にはあまりの大差に絶望することもあるので要注意(例:毎パソ英文のたにごん!)。


●記録が伸び悩んだことがあったか。伸び悩んだ時にどのような練習を行ったか。

ありまくり。特にTWでは、実力よりも遥かに上の記録をワード運待ちや風呂パワーまで使って強引に狙うため、上に行くにつれて記録が伸び悩むのは当然のことだ。

対策として、かつてDAYDREAMさんが提唱していたように、記録を狙う時期とポテンシャルを溜める時期を明確に分けるのが効果的だと思う。伸び悩んでいる時は無理に記録を狙わず、今はポテンシャルを溜める時期だと割り切る。例えばTWでは、TOP15を0.5秒以内、TOP99を1.0秒以内に詰めるのが更新の一つの目安になる。たとえ更新に届かなくても、0.5〜1.0秒緩い記録なら出せる確率は高い。このようにしてTOP99を精製していけば、いずれ噛み合って更新できる時が来る。筆者の例では、TOP15を0.5秒以内に詰めて更新できなかったことは無い。また、TOP99を1.0秒以内に詰めたことは無い。そこまで詰める前に更新するか、更新を諦めていた。この辺がまだまだ甘い。

但し、あまりにも退化しすぎると、昔のTOP99にすらなかなか入らなくなる。この場合は潔く諦めて他の種目や他のソフトに移行した方が、精神衛生上良い。それどころか、タイピング自体から離れたことも何度もある。


●腕や手の痛みを感じたことがあるか。痛みを感じたとき、腱鞘炎になったときどのような対応を行ったか。

古くは
2006.3.12タイプウェル憲法トライアスロンを実施した時に、肩が張り、やがて痛みに変わった。

2009年以降、国語R、英単語、国語K、オリジナル数字、WTかなで概ね700文字/分を超える打鍵を無理矢理継続した時に、腱鞘炎の前兆と思われる痛みが発生するようになった。具体的には、右手中指や薬指の指先に少し触れただけで痛みが走る状態となった。こうなると全力タイピングは数日にわたりできなくなる。

対策としては、まず当該種目から離れる。痛みが継続している間は打たない。悪化させたら回復させるのが大変らしいので。次に、打鍵速度を必要としない、負担の少ない種目にシフトする。筆者が毎パソやIntersteno等の実用入力や、TWオリジナルの数字以外の種目を重点的に打っているのはこのためでもある。最後に、打鍵速度が必要な種目に戻る時は、無駄な力を入れず滑らかに打つようにする。この意味でも、ミス制限練習は極めて効果的と考えている。


【Part2:TW攻略の秘訣とは? 練習方法はこれだ!】


●運指の最適化について/運指定着のための練習

主にAC版TODのマジシャン対策として、正確性重視の最適化を重点的に実施してきた。何しろ、マジシャン前半で3回ミスしたら100円玉が1枚飛ぶのだ。まさに、筆者は正確性をマジシャンに痛めつけられながら体で覚えたと言って良い。今でもローマ字入力のハイフンを右手中指で打つのは、当時の名残だ。薬指ではどうしても正確性が上がらなかった。中指で打つと速度は犠牲になる一方で、正確性は明らかに向上した。但し元祖・正確性の鬼であるKeNoさんは薬指を採用しているとのことだった。どの指が最適かは人によると思う。

速度重視の最適化は、一時的に採用しようとしたこともあるが、本格的な導入には至っていない。TWの記録を伸ばすことよりも、実用入力の記録を伸ばすことが主目的であるためだ。結果的に、正確性を落とさず、かつ短期間に速度を向上させることが可能な最適化のみを導入した。例えば[unnnun]や[gyuunyuu]は右手中指も使用して打つ。また、憲法Rに限り、C打ちを一部に導入した。特に第一章の[cocumin]等。2016年に入り、ようやくこれを国語Rにも適用し、「心」を[cocoro]、「志す」を[cocorozasu]と打つようになった。

運指定着のための練習は特にしていない。少し意識して打ちまくっているうちに勝手に身についていた。裏を返せば、特殊な練習が必要な最適化は実施していない。例えば、[wazawaza]の最適化はしていない。TW国語Rに関しては、この辺に伸ばす余地があるかもしれない。


●ミス制限練習について

実用入力やTODスコアアタックで結果を出すことが主目的なら、TWでもミス制限練習を積極的に採用すべき。TWで乱打を覚えると変な癖がつき、実用入力やTODに悪影響を及ぼすと考えている。また、国語Rで総合ZJを目指すなら、ミス1%以内総合XX後半、ノーミス総合XXが一つのフラグと考えている。筆者の実体験として、国語Kやオリジナルで総合ZJよりも遥か上の記録を目指す際に、この目標は機能した。

筆者の場合、ノーミスを最初から狙うと萎縮して速度が出ない。普段からミスの少ない打鍵を心掛けて、結果としてミス1%以内が出れば良い。最近はさらに正確性を意識して、ミス1%以内を常に狙っている。正確性重視の鍛錬を継続してきたため、この程度のミス制限なら萎縮することはほとんどない。結果としてノーミス記録が出ることもある。

但しノーミス記録を出すのが目的の時は、最初からノーミスを狙う。特に混在やすべキーというShiftを含むモードでは、1ミスが原因となって大規模なミス連鎖が発生し、ミス1%以内にすら届かなくなるためだ。国語Rや英単語でも基本的にこの方針である。なお、通常記録の更新が懸かっているのでもない限り、無理な加速は最後までしない。正確性を保ったまま、徐々に速度を上げるのが理想と考えている。

最後に、苦手語句練習についてここで触れておく。TWで記録を目指すようになると、苦手語句は「存在を許さない」方向に変わる。即ち、「むずむず」「ムンムン」が出現したら即Esc!(注:親指や左人を用いた最適化は正確性が低下するため不採用) 但し、ミス制限練習で苦手語句が出現した場合は、速度を落として正確性最重視で突破するしかない。基本的に、実戦の中で練習を積み重ね、打鍵方法を指に染み込ませる。

……

国語Rで総合ZJを目指すことを主目的とするなら、この辺の固定観念を変化させていく必要がある。例えばTWはミスペナルティの無いゲームと割り切り、殻を破るために乱打してみる。実際、2007年に国語Rで総合XXに到達した時には、この方針を採用した。また、速度を上げればミス制限記録は後からついてくるという考え方もある。これに関しては経験が無いのでにわかに同意はできない。速度と正確性は同時に伸びると思っているし、同時に伸ばすべきと考えている。


●R漢字、Kカタカナ語、Oすべキー等、難モードへの対応

総合ZJを目指すには、セオリーとしては苦手モードを作ってはいけない。苦手意識のあるモードで最低でもXXには到達しておかないと、得意なモードに過大な負担がかかる。但し、得意なモードで大きく稼げる場合はその限りではない。参考までに、筆者の総合ZJ到達時の各モードのレベルを以下に記す。

種目各モードのレベルコメント
国語K通常ZI XS ZJ XX基本がZIに届いたため、
カタカナ語と慣用句の
負担が大幅に軽減された。
ミス約1%以内ZI XS ZJ XS
ノーミスZI XA ZI XS
オリジナル通常XA XX ZH ZG特に数字を大きく伸ばし、
苦手なのみと混在の負担を
減らした。
ミス1%以内XX XD XX ZC
ノーミスXX XD XX ZC
英単語通常ZJ XX ZJ XX基本がZIに届かなかったため、
拡張に負担がかかった。
ミス1%以内ZJ XX ZJ XX
ノーミスZJ XX ZJ ZJ

※国語Rの総合ZJは未達成。

R漢字に関して、漢字の読みを覚えるよりもローマ字を読んだ方がまだ楽と考えている。筆者は、基本常用語でさえも「一日」「身体」を「いちにち」「からだ」と誤読して即死するレベルである。まして漢字を全部覚えるなど、想像するだけでもおぞましい。単に漢字の読みを暗記するだけではダメで、概ね0.1秒以内に素早く判断して指を動かさなければならないのだ。但しこれは漢字XX、総合XXまでの考え方であり、総合ZJ以上を目指すには漢字の読みを覚えた方が効率的なのかもしれない。なお、国語Kでは下段のひらがなのみを読む。漢字を読むメリットが全く無いためだ。改行時のロスや誤読が多少は減るかもしれないという程度か。

Kカタカナ語に関して、筆者は「ぽ」(薬小)と「゛わ」(小薬)を除いて最適化もせず、右手小指を駆使して打ち続けている。これでも通常ZI、ノーミスXXまでは伸びた。効果的だったのは王道であるミス制限練習だ。また、2000年9月から2001年4月にかけて、美佳かなではほとんど訓練できない右手小指の範囲を「タイピング補完計画」で鍛え抜き、以後のTW国語KやTODに好影響を及ぼした。

なお、カタカナ語は国語Kのみならず国語Rでも難関と考えている。原因の一つは、前記の通りハイフンを中指で最適化していることだ。TODの正確性が低下するのを覚悟で、薬指で打つ練習をすべきかもしれない。

Oすべキーは慣れるしかない。XA到達までは苦しいが、その後はむしろ得点源となる。ここでも、ミス制限練習が王道かつ効果的だ。但し、最初は発狂しそうになる。そもそもノーミスで1行打つことすら困難だった。初めて200文字打ち切った時には最終行でキーボードを見たくらいだ。しかし、このミス制限練習により指先の感覚を強化し続けた結果、今では歴代TOP99のミス平均が2.6まで減少している。また、運指範囲の広さを考慮すると、国語Kとの並行練習もある程度効果が期待できる。筆者がすべキーや多言語配列(特にデッドキーや最上段を含む配列)に比較的すんなりと適応できた一因は、JISかなの経験値があったことだと考えている。


●他のソフトとの併用について

何を目的とするか、どのソフトを楽しみたいかにより、目指すところは違う。筆者は実用入力とTOD対戦を主目的としていたため、TWとは適度に距離を置いて付き合ってきた。裏を返せば、国語Rの速度重視の攻略から逃げてきたとも言える。

TWのZJ到達に直接役立つソフトはあまり思い浮かばない。eighさんが制作した対戦型ゲーム「タイピョエル」が一つの解か。むしろ、壁に当たった時の気分転換として毎パソやTODが役立った。

また、国語Rの総合ZJの目安として、「e-typing腕試しで600」「WT2 QWERTYでLevel8」「TOD2004の光速の指を安定して出せる」「打鍵トレーナーで700」等、さまざまな説がある。もちろんゲーム慣れ、ソフト慣れの要素があるのであくまでも目安に過ぎない。国語Rの練習で行き詰まったら、これらのソフトを打ってみることで気付きが得られるかもしれない。


【最後に】


●Zタイパーになれる人となれない人の違い

国語Rに関する自戒の意味を込めて記す。

なぜZに到達できないのか、自分の練習を謙虚に振り返って再検討してみてはどうか。その上で、必要な練習を考える。筆者に関しては、大きく分けて二つの原因が考えられる。

(1) 練習していない。量が不足。

一部の天才を除き、相応の練習期間と回数をこなしている(と思いたい)。一方、筆者は2009年11月を最後に国語Rを約7年間も打っていなかった。もはや論外だ。MADRIGALの名言「人に才能云々言う前に7時間続けてオリジナルを練習してみろ」の「オリジナル」を「国語R」に置き換えればそのまま筆者に当てはまる。

例えば基本常用語でZJを出したいのなら、TOP99はXXで埋まっているか? それでも出ないなら、30秒台で埋める努力を継続しているか? 今改めて歴代TOP99を確認したところ、33秒台なんてのもあった。カタカナ語や漢字に至っては36秒台まで残っている。はい論外ですね。とっとと練習しろ!

(2) 打鍵速度の限界を突破していない。質が不足。

国語RのZ到達には平均800打/分が必要だ。他のソフトでこの数字を出しているか? 平均800打/分に届かない場合、ボトルネックは何か? 認識か? 打鍵か? 遅れ(硬直)か? ミスか? 明らかな苦手モードはあるか? 一つ一つ対策を考え、実行しているか? 練習は闇雲にやるのではなく、短いサイクルでPDCAを回して軌道修正しているか?

……

上記の他に、実用入力やTODに注力した結果、TWに特有の「短い単語→スペース」の繰り返しに慣れていないという要因も考えた。だが、この考え方には説得力が無い。長い単語やフレーズに慣れているなら、慣用句で先にZJを出せるはずだし、WTではLevel8に到達できるはずだ。しかし実際には両方とも未達成である。他にボトルネックがあると考えた方が自然である。

正攻法で(?)総合ZJがどうしても遠い場合は、別の視点から攻略してみるのも一つの手段である。TWは所詮ゲームである。ゲームのルールを理解し、それに応じた対策を講じることで、総合ポイントが飛躍的に伸びる場合がある。例えばオリジナルののみ、すべキー、数字に関しては、PCの時計を一定の時間帯に合わせることで、頻出ワードを絞り込むことができる。するとこれらのモードがランダムから単語に変わっていく。国語Rに関しても、各ワードがランダムに出題されるのではなく、ある程度法則があると聞いたことがある。練習量を増やすことでこの法則を発見すれば、多少は攻略しやすくなるかもしれない。


●今後の目標

殿堂Group ω。その過程で、国語R総合ZJ、英単語総合ZI、オリジナル総合ZDに到達する。実際にはオリジナルが主力になると思う。だが、いつ伸びが止まるか分からないため、国語Rや英単語、国語Kでも少しずつ殿堂ポイントを積み重ねたい。

ωに到達したら、次は超ω(殿堂ポイント1024万点以上)を目指したくなると思う。だが、現時点では全く見えない領域なので、まずはおぼろげながら見えてきつつあるωを目指す。総合ZJを目指す時と同様、一気に目指すのではなく、中間目標を設定して少しずつクリアしていく。成功体験は重要だと思う。


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